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商業・流通

3383チバQ:2017/04/18(火) 16:23:44
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2017041602000062.html?ref=rank
名駅、栄に迫る 百貨店売上高「歴史の転換点」
松坂屋名古屋店(手前左側)と名古屋三越栄店(同右端)が並ぶ栄地区と、JRゲートタワー完成で活気づく名古屋駅地区(後方)=名古屋市中区で、本社ヘリ「おおづる」から

 十七日に全面開業する名古屋・名駅の複合ビル「JRゲートタワー」に、ジェイアール名古屋高島屋の運営会社が手掛ける専門店街「高島屋ゲートタワーモール」が同時オープンする。名駅地区の百貨店の合計売上高は栄地区と肩を並べ、数年後には追い抜く可能性もある。栄は明治時代から続く商業中心地だったが、十年後のリニア中央新幹線開業をにらむ超高層ビルの相次ぐ建設で集客力を高める名駅が、名古屋の商業地図を塗り替えようとしている。

◆17日、ゲートタワーモール開業

 二〇一六年の名古屋市内の百貨店売上高は、名駅地区の高島屋と名鉄百貨店本店が計千七百三十六億円。栄地区は松坂屋名古屋店、名古屋三越栄店、丸栄で計二千百二十八億円。まだ栄が二割ほど(三百九十二億円)上回っているが、高島屋に合算されるタワーモールの売上高は年間三百三十七億円が見込まれている。順調なら名駅は二千億円の大台に乗り、栄に迫る見通しだ。

 栄の百貨店売上高は名駅に押される形で下降傾向が続いており、ある百貨店幹部は「逆転は時間の問題」と言う。経営不振の丸栄は百貨店からの撤退を検討すると明らかにした。

 名古屋学院大の江口忍教授(地域経済)は「ひと昔前まで、栄と名駅は比較対象ですらなかった」と振り返る。

 栄は明治時代から商業地として開発され、松坂屋の前身「いとう呉服店」が一九一〇(明治四十三)年に名古屋初の百貨店を開業。その後の発展で中部最大の商業地として君臨した。

 一方、名駅地区は〇〇年に高島屋が開業すると、岐阜、三重両県からも買い物客を引き寄せるように。〇八年には名古屋の最高地価で栄を抜いた。百貨店売上高でも肩を並べる勢いに、江口教授は「名古屋の歴史の大転換点。『中心地は栄』という名古屋人の意識を変えつつある」と指摘している。

◆他都市も「駅前集中」

 ターミナル駅の再開発で旧来の中心商業地が勢いを失う現象は、ほかの地方都市でも起きている。識者は「街の発展には複数の『核』が必要だ」と、一極集中に警鐘を鳴らす。

 札幌市では、さっぽろ雪まつりの主会場で知られ、百貨店が立ち並ぶ「大通地区」が商業の中心地だった。ところが、二〇〇三年に高層ビル「JRタワー」が札幌駅前に建つと人の流れが変わり、三年後の〇六年には地価の最高地点が駅前に移った。

 札幌駅周辺では、三〇年度の北海道新幹線開業を見据えた再開発計画が相次ぐ一方で、大通地区の百貨店は閉店や規模縮小を検討するなど、駅前集中が進みつつある。

 だが、九州最大の繁華街の天神地区(福岡市)や大阪市の難波地区のように、新幹線駅から離れていても、私鉄のターミナル駅を中心に商業地のにぎわいが維持されている例もある。

 名古屋の将来像について、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの加藤義人主席研究員は「名駅の独り勝ちではなく、栄と名駅が横綱相撲を繰り広げることで街全体の魅力が高まる」と指摘。「地下街の再整備などをきっかけに、栄にも新たな価値を生み出せるはずだ」と話している。

 (石原猛、久野賢太郎)


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