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商業・流通

3354とはずがたり:2017/03/25(土) 08:47:18
>>3353-3354
 セブンは店を集中させた。これが「ドミナント方式」だ。ドミナントは「支配的な」「優位な」という意味だが、ドミナント方式によって、まさに地域に深く浸透できるメリットがある。

 たとえば地域で「おにぎり100円セール」のようなキャンペーンを行えば、近隣の住民に広く知れ渡り、地域内のすべてのセブンにお客さんが集まる。そして、利用者もセブンに親近感を持ってくれる。

 これが、広域に点在していたら、たとえセールやキャンペーンが行われていても、そのメリットを享受できるのは一部の人に限られる。

 「ドミナント方式」の効果はこれだけにとどまらない。

 セブンは新たな市場も開拓してきた。
 コンビニができたおかげで選択肢が増えたのだ。

 セブンは早い時期から、おにぎり、サンドイッチ、弁当、さらに、最近ではサラダや総菜を充実させ、こうした消費者のニーズに応えている。

 自宅での食事と外食のどちらにも該当しない食の形態は、「中食」と呼ばれている。

 図の「国内外食産業市場規模推移」(日本フードサービス協会)を見ると、「広義の外食産業」は1990年頃からあまり成長していない。しかし、この中で飲食店を除いた市場が1990年頃から急速に成長していることがわかる。

 これが「中食」だ。2015年度で、6.6兆円もの市場規模になっている。 

 セブンは鮮度を維持して食材を配達できるドミナント方式をいかすことで、この中食市場でいち早く成長したのだ。

 ところで、ドミナント方式には疑問もある。店を隣り合うように出店する場合、客を食い合ってしまっていないのだろうか?

 実際にはドミナント方式では、近くの店と客の奪い合いは避けられない。しかし一方で、完全にお客を奪い合うわけでもない。現実はその中間だ。

 あなたが自宅と最寄り駅の間を、どのように通勤・通学で往復しているか思い出してほしい。

 多くの人が常に決まった道を通っているはずだ。たとえば国道を歩く際にも、常に同じ片側の歩道を歩いていないだろうか? 

 そして通勤・通学時に立ち寄るコンビニは、いつもの歩道に面している店に入ることが多いはずだ。

 道を隔てて向かい合っている近所の店同士であっても、店側にとっては商圏が異なるということだ。

 いつも客でにぎわっている店の横に、新たな店を出す場合、もし2店でお客さんを完全に奪い合っていたとしたら、売り上げは半減してしまうことになる。

 しかし、実際には3割減程度になることが多い、と言われている。

 つまり、新・旧の2店を合計すると、売り上げは従来の1.4倍になる計算だ。新店舗を出店することで、新らたな商圏を開拓している、ということになる。

 とはいえ、売り上げが好調だった旧店舗にとっては、半減とはいかなくても3割の売り上げが減るわけだから、店の経営をあずかるオーナーから見ると大変だ。

 コンビニのオーナーは、こんな状況の中で地域への浸透を図っているのである。

 コンビニはいまや地域の生活インフラとなりつつある。日夜、激しい競争の中、頑張っているコンビニのオーナーの皆さんの努力には、ただただ頭が下がるばかりである。


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