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商業・流通

3244チバQ:2016/12/26(月) 18:42:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161226-00000007-mai-bus_all
<セブン&アイ>「創業家vsカリスマ」師走の最終章

毎日新聞 12/26(月) 9:30配信

 流通大手のセブン&アイ・ホールディングスで、長年カリスマとして君臨していた鈴木敏文前会長(現名誉顧問)が今春、人事抗争の末に経営から退いたことはまだ記憶に新しい。師走に入り、この「流通の巨人」の先行きを占ううえで大きなポイントとなる役員人事が明らかになった。【毎日新聞経済プレミア編集部】

 鈴木前会長の次男、鈴木康弘氏(51)が12月30日付でセブン&アイ・ホールディングスの取締役から退くというのだ。一方、創業者の伊藤雅俊名誉会長の次男、伊藤順朗(じゅんろう)取締役(58)は19日付で常務執行役員に昇格した。セブン&アイの「創業家回帰」を強く印象づけた人事だったのである。

 今春、鈴木前会長が、セブン&アイ傘下のセブンーイレブン・ジャパンの井阪隆一社長(59)に対して退任を言い渡し、井阪氏が強く反発したことで人事抗争が勃発した。社外取締役が鈴木前会長に反発し、伊藤順朗氏も井阪氏側についた。結局、鈴木前会長が自ら引退を宣言し、代わって井阪氏がセブン&アイの社長に昇格したのである。

 表面的には「鈴木氏vs井阪氏」の争いだったが、その裏側には、セブン・イレブンを創業して稼ぎ頭に育て上げた鈴木前会長と、セブン&アイの祖業であるイトーヨーカ堂を創業した伊藤家との対立があった。その対立の芽の一つが鈴木康弘取締役だった。

 ◇自ら退任を申し出た鈴木康弘氏

 鈴木康弘氏は富士通やソフトバンクを経て、2006年にセブン&アイグループの一員になった。鈴木前会長の肝いりで始まった店舗とインターネットを融合させる「オムニチャネル戦略」を担当し、ネット販売を成長させようと取り組んでいた。鈴木前会長は康弘氏をセブン&アイの後継にすることは「まったく考えていなかった」と否定したものの、伊藤家をはじめ、周囲はそうは思っていなかったのである。

 鈴木康弘取締役は、部下に厳しく指導することで知られ、そのやり方は社内では極めて評判が悪かった。父親の前会長も部下には厳しかったが、「父の七光り」で異例の出世をし、実績もない康弘氏が、父親と同じようにふるまうことが、社内では「勘違いしている」と受け止められていた。しかし、父親がいる間は社内で公然とそのおかしさを取り上げる人はいなかったのである。

 人事抗争に負けて鈴木前会長が去った後、康弘氏は取締役として残ったものの、オムニチャネルの担当を事実上外されていた。さらに、井阪社長が主導し10月に発表した中期経営計画で、オムニチャネル戦略の方向転換が決定。康弘氏は12月に入り、自ら取締役退任を申し出たという。

 ◇経営手腕は未知数の伊藤順朗氏

 一方、伊藤順朗氏は今年4月の取締役会で、鈴木前会長が提案した人事案に反対し、鈴木前会長退任の流れを作ったことで知られる。カリスマ鈴木前会長が君臨している間、順朗氏は社会貢献事業担当を長く務め、営業や企画といった経営の中枢を担当することはなかった。創業家のシンボル的存在であり、将来トップに立つ人物とは見られていなかった。

 その順朗氏は、今回、常務執行役員に昇格するとともに、グループの構造改革を進めるために新設された経営推進室の室長に就いた。「セブン&アイの次期トップ候補」の誕生である。

 セブン&アイは、傘下のイトーヨーカ堂や百貨店のそごう西武の業績悪化で収益力が落ち込んでいる。中期経営計画も、抜本的な改革にはほど遠いと受け止められている。

 本格的な業績回復には、祖業であるイトーヨーカ堂の抜本的改革に取り組む必要がある。リストラの痛みを伴う改革を順朗氏が陣頭に立って進めることができるのか。社内では「人がいいが、正論にこだわり過ぎる」と言われているが、経営手腕はまったくの未知数と言っていい。


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