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商業・流通
3145
:
とはずがたり
:2016/09/25(日) 17:50:54
>>3144-3145
アマゾンは配送だけでなく、注文の面でも消費者に近づいている。たとえば音声とバーコードリーダーで注文する「アマゾン・ダッシュ」や、決まった商品を自販機のボタンのように注文する「アマゾン・ダッシュボタン」、さらには人工知能の音声認識機能が内蔵された「アマゾン・エコー」。これらはアマゾンの利便性を象徴する「ワン・クリック」による注文手法をさらに進化させたものだ。特にエコーは評価が高く、米グーグルも追随し、「グーグル・ホーム」というエコーの競合商品を年内に発売する予定だ。
つまり、「まるで消費者の目の前に商品が置かれている」という世界をアマゾンは追求している。日本の「オフィスグリコ」がイメージしやすいが、いつでも好きな商品を家にいながら注文、購入できる日が来るのは近い。実際に最短1時間配送の「アマゾン・プライム・ナウ」は既に日本で開始され、配送エリアも急速に拡大している。
創業当時はガレージオフィスだった
絶えず買い物の体験向上に革新を起こすアマゾンだが、1995年の創業当時はシアトル郊外のガレージがオフィスだった。そこから今日に至る歴史の中で同社を成功に導いたのは創業者兼CEOのジェフ・ベゾスにほかならないが、もう一人特筆すべき人物がいた。世界最大の小売り企業・ウォルマートのディストリビューション担当バイスプレジデントだったジミー・ライトだ。
ライトは1997年にアマゾンに入社し、CLO(Chief Logistics Officer)兼ロジスティクス担当バイスプレジデントまで昇格した。しかし、彼は約一年でアマゾンを去っている。ウォルマートが、取引機密や流通などの情報を意図的に盗んだとしてアマゾンを提訴したことがきっかけとされている。ただ、彼の実績は大きかった。ライトが入社した当時のアマゾンは、何しろ物流センターを創業の地のシアトルに1つだけしか持っていなかった。しかし、彼がいたことでアマゾンは5つ目となるジョージア州マクドノーで当時最大の物流センター(7万4000㎡)を開設することができた、
初期の頃、アマゾンは2000アイテムのみを保管していた。ほぼすべての商品は卸(日本で言う取次業者)または出版社に受注後、即発注し、物流センターに届いたら、消費者に送るという商流だった。ライトはこの仕組みを変えた。
アマゾンが上場した1997年、同年にデラウェア州ニューキャッスルで物流センター(1万9000㎡)を設立すると同時に、シアトルにある物流センターを1.7倍(元々4600㎡)に拡張させることに成功。目的は注文の95%を当日出荷にすることにあった。新拠点は東海岸の出版社が近いため、在庫を20万アイテムに増やす必要があったからだ。
その過程では、アマゾンとバーンズ・アンド・ノーブルの物流戦争があったことも忘れてはならない。アマゾンの物流がレベルアップしたことにより、書店最大手のバーンズ・アンド・ノーブルが1998年、アマゾンの仕入れにおける約60%(1997年、1998年は40%)を占めていた書籍卸最大手のイングラムを6億ドルで買収すると発表したのだ。そこの買収はFTC(米連邦取引委員会)に独占禁止法で却下されたが、既存の書店をはじめ小売店関係者がアマゾンを意識し始めた、象徴的な出来事だったと言えるだろう。
物流センター内の仕組みも進化
物流センターの拠点数は、その後、増え続け、冒頭のとおり、消費立地型へのシフトが進んでいる。物流センター内の仕組みも進化している。2012年にキバ・システムズを760億円で買収した。
現在、アマゾンの物流センターでは、ルンバのようなロボットが保管棚を持ち上げ、ピッキングする人のところに運んでいる。広大なエリアを人が歩くこと無く、商品の梱包を可能にしているのだ。
最近では、米国でトレーラーを数千台購入したり貨物飛行機(ボーイング767F)を約20台リースしたりするという報道もされている。拠点間の輸送をトレーラーや貨物飛行機で行い、アマゾン自身の配達車両が購入者宅に配達するなどして、アマゾンは配送ネットワークを完全に自社でコントロールしようとしている。
その考えの根底には顧客中心主義(カスタマー・セントリック)がある。アマゾンはどこまで進化していくのか。それは物流関係者のみならず、あらゆるビジネスにかかわる人たちが、関心を抱くテーマになりつつある。
(敬称略)
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