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商業・流通

3079とはずがたり:2016/06/01(水) 12:39:29

三菱商事のリソースをもっと活用する
――具体的に三菱商事のどのようなボタンを押していこうと考えているのでしょうか。

サプライチェーンはもっとやれる。三菱商事は川上に強く、原料商売では全世界に拠点を持っている。ローソンとしてはそれをもっと利用できるはずだ。物流面でも協力しているほか、海外進出でも三菱商事のリソースを活用することができる。

また、三菱商事はヘルスケアに非常に力を入れている。われわれもヘルスケアローソンという、医薬品や化粧品の品ぞろえを強化したコンビニを展開している。店舗開発の面でも一緒にやっていけることがある。

――竹増社長は国内、海外のコンビニ事業にどのように携わっていくのでしょうか。

玉塚はCEOなので基本的には全体のトップを担う。ただ、一番大事なところは2人で一緒になって一枚岩でやっていく。国内コンビニ事業には私も入って、玉塚も入って全国各地をそれぞれが回る。

海外は現地パートナーと交渉することもあるが、実際、(副社長ということで)会えない人というのはやっぱりあった。玉塚に出てもらわないと進まない海外事案もあったが、これからは自分で担当できる部分は広くなるし、より深い付き合いもできる。

――三菱商事にいた頃は秘書や広報業務に従事していたそうですが、ご自身として流通サービス業に携わった経験はありますか。

入社して最初の10年は畜産部で食肉を扱っていた。全国のスーパーに肉を担いで売りに行っていた。実は2000年ごろにローソンへ、とんかつ弁当を売ったこともある。親しみはあるし、自分のルーツなのでとくに違和感はない。

――現在、竹増社長はM&Aを担当しています。2014年度に成城石井、ユナイテッド・シネマと相次いで買収してきましたが、今後の買収戦略はどのように考えていますか。

買収先については自ら属する業界の中で競争力があることが大事となる。ユナイテッド・シネマであれば映画館業界でどのくらい競争力持っているのか。

成城石井は高級スーパーマーケットの世界でどれくらいのポジションに位置しているのかを理解しなくてはいけない。ローソンにすがり付いてお客さんを呼ぶというのはダメ。強い者同士でシナジーを出していかなければならない。

今はそんなにM&Aをしようとは思っていないが、まずは今までの買収先をしっかり成長させていくことに力を入れて行きたい。

今のローソンに足りないこと

――M&Aは一旦終わりということですか。

あればもちろん考える。競争力が高いことと、われわれの経営理念を共有できるか次第だ。

――今のローソンに足りない部分については、業務提携やM&Aによって補完していく考えもあると思います。

やはり、ヘルスケアや介護といった部分は可能性がある。直接の介護ではなくても、相談したいという人も多い。そういうニーズに応えていきたい。ただ、提携やM&Aについては、繰り返しになるが、理念を共有できるかが絶対条件となる。

われわれはやみくもに店舗数を追いかける発想はない。店舗開発に消極的ではないけれども、店舗開発の優先順位が第1位ではない。店舗の質をいかに上げていけるか。1店舗ずつがいかに競争力を出していけるかにかかっている。


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