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商業・流通

3025荷主研究者:2016/03/20(日) 10:57:58

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/dohoku/1-0244410.html
2016年03/10 08:00、03/10 12:06 北海道新聞
<緊急リポート 西武旭川撤退へ>中 岐路 買物公園の好循環に水 札幌への「流出」加速も

西武旭川店(中央奥)の9月末閉店は平和通買物公園だけではなく、旭川のまちづくりにも影響を与えかねない=9日(小室泰規撮影)

 セブン&アイ・ホールディングス(東京)の村田紀敏社長が西武旭川店の9月閉店を正式に発表した8日夕。同じころ、西武がある平和通買物公園に面したビルの一室では、旭川平和通商店街振興組合の緊急理事会が開かれていた。 

■空きビル心配

 「残念だ」「跡地利用はどうなる」―。理事たちは落胆し、鳥居幸広理事長は「人がまちなかを訪れなくなるのは困る」と危機感を訴えた。JR旭川駅前の一等地に建つ巨大な西武のA館、B館が空きビル化すれば、市民らに買物公園の衰退を強く印象づけることになるからだ。

 買物公園は昨年3月、JR旭川駅直結のイオンモール旭川駅前の開業を契機に大きく変化した。開業前後、見切りをつけて撤退する店が相次いだ一方で、モールと西武などとの競争による駅前の新たなにぎわいを「商機だ」と見る新たな動きも現れた。

 西武の向かいの空きビルのエクス(旧丸井マルサ)1階に昨年7月、ドラッグストアのツルハが、同9月に家電量販店のラオックスが出店。飲食店や弁当販売店も開店し、一時29店にまで膨らんだ空き店舗数は21店(3月末)にまで減少する見通しとなった。つい最近まで、出店が出店を生む好循環を期待していた旭川商工会議所は「西武の閉店は明るい動きに水を差しかねない」と危惧(きぐ)する。

 西武の2016年2月期の売上高はピーク時の約4割とはいえ、105億円。道北唯一の百貨店が消えることは、消費者の動向にも影響を及ぼしそうだ。

■顧客はどこへ

 8日に開幕した恒例の催事「北海道うまいもの大会」に友人2人と訪れた市内の主婦川浦サチ子さん(76)は「西武の催し物は買物公園に行く大きなきっかけになる。閉店すれば、買い物は近所で済ませます。まちなかに行く機会は減ると思います」と話した。市内の主婦高橋恵子さん(60)も「これからは札幌で買い物するしかないかしら」と困惑の表情を浮かべた。

 今後、100億円規模のパイをめぐる新たな競争が始まることになるが、イオングループ関係者はモール開業前から「複数の商業施設が競い合うことで、中心部ににぎわいが生まれる。それが自店の利益にもなる」と話していた。それだけに、西武の顧客をどこまで取り込めるかは未知数だ。

 流通関係者の間では「百貨店ファンを中心に、札幌のデパートや専門店に向かう人が増えるだろう」と消費流出の加速を予想する見方が根強い。既に飽和状態にあるという状況が劇的に改善する可能性は低いようだ。

 旭川の商業地図の変化は、道内第2の都市の将来も左右することになる。「市中心部の活性化は民間だけではもう、限界に来ている」(鳥居理事長)といわれており、市の対応にも注目が集まっている。


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