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商業・流通
2983
:
とはずがたり
:2016/02/11(木) 17:27:05
>>2982-2983
人々がいつでも酒をスーパーで購入するようになったせいで、酒類小売店はイギリスからほとんど姿を消した。パン屋や精肉店や青果店などもほぼ絶滅状態。家電も雑誌もDVDもスーパーで何でも買えるようになった。テスコとセインズベリーズは、顧客向けにクレジットカードの発行を始めて銀行業務にまで進出しだした。
僕の学生時代の友人は大学卒業後にテスコに入社したが、すごく幸運な就職先に見えた。入社時には「平凡なスーパー」に過ぎなかったテスコはその後、大きく成長し、彼のキャリアも(彼が保有する従業員持ち株の価値も)大きく伸びた。
その上、スーパーマーケットは人々から愛されているように見えた。イギリス人はスーパーの便利さや価格をほめたたえた。あるアナリストがこの現象を「ストックホルム症候群(誘拐・監禁事件などの被害者が犯人と長い時間を一緒に過ごすことで犯人に好意を抱くこと)」のようだと新聞で指摘していたのをおぼえている。
ところが実際のところは、スーパーはかなりの利益率を手にしていた。人々が思うほど、価格競争は行われていなかったようだ。つまり、スーパーのせいで閉店に追い込まれた食料品店や鮮魚店よりも低品質な商品を、高価格で売っていたということだ。
外国系の格安店が市場を席巻
人々はようやくそれに気付いたらしい。金融危機で余裕がなくなり、人々はイギリスに進出したばかりのヨーロッパ系ディスカウントスーパーであるアルディやリドルに押し寄せるようになった。イギリスのスーパーは、これを一時の流行にすぎないとみているようだ。目新しい外国勢との「浮気」に飽きたら、すぐに客は戻って来ると考えているらしい。
ところが、外国系ライバル店は低価格はもちろん、利点がたくさんあるとの口コミが広がった。こうした「格安スーパー」を使う抵抗感は次第に薄れて行き、やがて消えた。
人々がよく口にする話に、セインズベリーズなどが行う「1つ買えばもう1つサービス」商法がある。客はつられてレタスを1つではなく2つ購入することになるが、結局「おまけ」の1つは冷蔵庫の中で腐るだけ。タダでもらえて1つ得したと思わせるのは「こずるい」やり方だ。アルディだったらおそらく、セインズベリーズの半分以下の価格できちんとレタス1個を売っているだろうから。
近年、大手スーパーの業績は目を覆うばかり。生き残れないものも出てくるだろうと予想する専門家もいる。彼らは拡張計画の中止を余儀なくされ(建設の途中で中断された店舗もある)、値引きに追い込まれている。
僕は近所のセインズベリーズで、20ポンドの購入ごとに次回3ポンドの値引きを受けられる「お得意様」サービスをずっと受けている。顧客の囲い込みを狙っているのは明らかだ。この戦略は、僕には効いている......が、それもこれもライバル店のアルディが歩いて10分もかかるところにあるから、というだけかもしれない。
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