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商業・流通

2775とはずがたり:2015/08/06(木) 19:47:27
>>2774-2775
ユニクロの魅力が薄れている?
ユニクロは好調だった5月のゴールデンウイークに需要を先食いしたとの見方もある反面、「エアリズムなどの機能性下着は需要がすでに一巡している。類似商品はホームセンターやコンビニなどあらゆる店舗で発売されており、供給過剰なのは明らかだ」(業界関係者)との声も多い。

ドイツ証券の風早隆弘アナリストは「結果的に来店動機を促すような商品がなかったのではないか」と分析する。これまでは数年ごとにエアリズムやヒートテック、フリースなどの魅力あるヒット商品が出ていた。ところが、最近はTシャツやステテコなどを改良しているものの、小粒感は否めない。新鮮味がなくなれば、消費者は店舗から足が遠のいていく。

岡崎健・グループ上席執行役員CFOは「わざわざ店舗に足を向けるニュースを十分に発信できなかった。秋はいくつかニュースを用意しているので、店に足を運んでもらえる」と巻き返しを狙う。

ただし、秋以降にも懸念がある。円安による原価高をカバーするため、秋冬商品の約2割を値上げする方針だからだ。値上げは2年連続で、その幅も昨年の平均5%から今年は平均で約10%に拡大する。

昨年4月の消費税率引き上げの際にも価格表示を内税から外税に切り替えるなど実質値上げをしており、これ以降、客数は前年割れになる月が増えていた。

これまでは客単価増で客数減を補う構図が続いていたが、今回は本体値上げになるため、難しい舵取りが求められる。

柳井正・会長兼社長は、値上げの影響について「(客離れを)及ぼさないと思う。円安もあり、日本で売っている商品は世界で一番安い」とあくまでも強気な姿勢を示す。そのうえで「付加価値が認められない限り、売れない。われわれはよりよい品質を目指したい」と商品の質をさらに上げることで、消費者から支持を得たい考えだ。

「GAPのほうが安い」との声も
とはいえ、価格政策は一歩間違えば命取りになる。ユニクロではすでに3990円+消費税のジーンズを4990円+消費税にするなど、一部商品で値上げを始めている。総額だと1本約5400円になるデニムズボンに対しては、ネット上で「めちゃくちゃ高い。GAPのほうが安い」との声も出ている。

値上げをめぐっては、ユニクロと同じく業界の勝ち組だったユナイテッドアローズが、昨年の秋冬商品でシャツなどベーシック商品まで値上げに踏み切ったことで、一部顧客が離反。2014年度は最高益の更新を見込んでいたが、一転して6年ぶりに営業減益に落ち込んだ。同社の竹田光広社長は「商品価値と価格のバランスがうまくいっていなかった」と反省する。

移ろいやすい消費者の志向をつなぎ留め、再び成長路線に戻ることができるか。8月以降の戦い方がユニクロの今後を左右しそうだ。


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