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商業・流通

2617チバQ:2015/03/11(水) 07:54:39
http://www.sankei.com/west/news/150310/wst1503100077-n1.html
2015.3.10 22:44

セブン&アイ 関西で攻勢 大阪府下トップの万代と提携、店舗数拡大へ





 セブン&アイ・ホールディングスが関西で拡大戦略を加速している。10日発表した大阪の食品スーパー、万代との提携も、手薄な関西地域の強化に他ならない。資本提携の枠組みなど課題も残すが、流通2強のライバル、イオンに後れを取る関西で攻勢をかける。

 セブン&アイは店舗数が少ない関西や北海道、東北をテコ入れすべき重点地域に位置づけ、地元スーパーとの提携を目指してきた。

 とりわけ関東に次ぐ巨大市場の関西の強化は待ったなし。セブン&アイが目を付けたのが、食品スーパーとしては大阪府下でトップのシェアを誇る万代で、「1店舗当たりの売上高が首都圏スーパーに匹敵する」(セブン&アイ広報)と高く評価する。

 コンビニの駅ナカ事業では昨年、JR西日本と業務提携。関西で優位に立つローソンに挑むため、客数が比較的安定している駅ナカ中心に出店を加速する。セブン&アイ独自でも、地元企業と共同開発した食品の販売を拡充するなど関西強化の戦略を進めている。

 ただ、セブン&アイは平成23年にも近畿日本鉄道系の食品スーパー、近商ストアと資本・業務提携したが、条件が折り合わず約2年で解消。万代の不破栄副社長は「(セブンの)傘下企業が独自性を持っている」とするが、両者のニーズが合致しなければ、パートナー探しは振り出しに戻る可能性もある。

 消費が低迷する中、流通大手が地方のスーパーをも巻き込む再編は加速しそうで、その成否に注目が集まる。(中山玲子)


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