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商業・流通

26荷主研究者:2006/06/26(月) 00:40:58

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2006/05/20060516t42017.htm
2006年05月15日月曜日 河北新報
新顔続々焦る既存ホテル 秋田市中心部で競争激化

 秋田市中心部に、全国展開のホテルチェーンの進出が相次いでいる。今年夏には3施設が開業する予定で、市内のホテル客室数は5年前より約1500室も増加する。「飽和状態」「過当競争」と既存施設の大半が危機感を抱くのに対し、新規参入組は「まだまだニーズはある」と、市場拡大を狙う。近年にないホテル進出ラッシュは、旧来の商慣行を崩しつつある。(秋田総局・相原研也)

<「飽和」と危機感>
 「サービスに工夫がなく、どこもあぐらをかいて商売をしている」。ある進出ホテルの30代の担当者はここ数カ月、市内の主要なホテルに宿泊して状況を調べ、こんな結論に至った、という。

 裸になって浴室のシャワーのお湯を出したら水が十分間延々と流れてきた。愛想のない接客態度と縦割りの業務。宴会会場の対応優先で、宿泊客の接客がないがしろになっている…。「これで過当競争だ、と言っているようではまだまだ甘い」と言い切る。

 県の調べでは、市内には現在、20数店舗のシティーホテル、ビジネスホテルがある。客室総数は四千数百室に上り、新規3店舗が開業すると約5000室に膨らむ。
 地元で約40年ビジネスホテルを経営する社長によると、人口を100で割った数字が適性客室数のラインだという。「つまり、経営が十分安定する数字」。この計算でいくと、秋田市内では約3300室が適正規模。社長は「既に飽和状態なのに」と危機感を募らせる。

<ビジネス客狙う>
 2001年以降、市建築指導課に出された宿泊施設の建築確認申請は7件。これまでにないハイペースという。特に03年、「ホテルアルファーワン秋田」と「東横イン秋田駅東口」が、それぞれJR秋田駅そばに開業した後、申請が増え、昨年度は4件出された。

 「客室の数は確かに多いかもしれないが、掘り起こせば需要はある」。既に営業を始め、「非常に好調」と語る中央のホテルチェーン幹部は、その理由として安定したビジネス需要を挙げる。高速交通網が整備された影響で、秋田市に営業所を置いていた企業が、拠点を仙台市や盛岡市などに移すケースが相次ぎ、出張のビジネス客が増えている、という。

 温泉や広い間取り、キッチン付きの個室…。新規ホテルには、既存施設には見られないこれら個性的なハード面の工夫が目立ち、ソフト面でも、チェーンならではの広いネットワークときめ細かな接客対応がうかがえる。

<1000円前後値下げ>
 既存のホテルは、増改築などで装いを新たにする努力が見られるものの、一様に老朽化が目立ち、価格競争に活路を見いだそうとしている。実際、この1年で、宿泊価格を一泊1000円前後引き下げたケースがある。
 「もはや価格のみでは多くの集客は期待できない」。新規参入ホテルの幹部たちの意見はこの点でほぼ一致している。

 一方、地元で価格競争を引っ張ってきたホテルの幹部はこうつぶやく。「われわれは確かに長い間、地元で安穏としてきたのかもしれない…」と。
 時に「殿様商売」ともやゆされてきた地元の商慣行がどう変わっていくのか。


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