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商業・流通

241荷主研究者:2008/05/11(日) 23:21:38

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20080324/CK2008032402097724.html
2008年3月24日 中日新聞
福井のピア閉店から5年 跡地の活用は進むが…

閉店から5年近くが経過し、敷地内の一部で建設工事が進められている旧ピア=福井市二の宮2丁目で

 地域住民らに惜しまれながら2003年5月に閉店した福井市のショッピングセンター(SC)旧「ピア」の敷地内で、分譲マンションが建設され、カーショップなども出店するなど、遅ればせながら開発が進んでいる。しかし、跡地の活用は限定的で、営業終了から5年が経過しようとしている今も、建物は取り壊されることもなく、巨大な空き店舗のまま残されている。旧ピアの現状を検証した。

 旧ピアは1977(昭和52)年、全国に先駆けて地元商業者による協同組合方式で同市二の宮2丁目にオープンした。大手量販店の「ジャスコ」を核テナントに迎えて運営していたが、競争の激化に伴う売り上げ減などから03年5月に閉店を余儀なくされた。

◆進む土地開発
 閉店後の一時期、旧ピア東側の駐車場が回送バスの駐車場として利用されたことも。昨年3月末には新たに、同じ駐車場の土地約2300平方メートルを自動車会社が購入、この4月に「ホンダカーズ福井南二の宮店」としてオープンする予定だ。また、破たん直前に売却された施設西側の土地でもマンションの建設が進んでおり、4月末には完成する予定という。

 ただ、跡地の一部で開発が進んでいるだけで、現状は“虫食い状態”の印象を否めない。肝心の鉄筋コンクリート4階建ての旧ピアの大きな建物については手付かずのまま放置され、周囲に次々と新築される建物の「引き立て役」となっている。

◆募る住民不安
 テナント撤退後、旧ピアを舞台に不法侵入事案などが何度も起こっており、薄汚れた建物は治安上からも付近住民の不安の種にもなっている。近くで飲食店を営む女性(58)は「ごみなどがあって(旧ピアの建物周辺は)ひどいことになっている。今の状態で放置するよりは、何かの店が来たほうがいい」と困り顔で話す。

 さらに、以前は毎日のように買い物に出掛けていたという主婦(56)も「あのままじゃ怖いねぇ。早く建物を壊すか、別の建物を造ってほしい」と行方に気をもむ。その一方で、「もう店をするわけではないんでしょ。関心がない」と冷めた見方をする男性もいる。

◆長期化する跡地問題
 旧ピアの建物撤去や跡地の取り扱いについては現在、地権者ら関連する4者が福井地裁で係争中だ。そのうち、近接するSC「エルパ」の一部業者でつくるフクイと、「エルパ」を運営する協同組合福井ショッピングの両モールの関係者(ともに原告側)は、跡地利用に関心を示すが、具体的な利用法となると「今は白紙状態」と多くを語ろうとしない。

 一方、被告側で大手量販店・イオンは、訴訟中とあって建物の行方については詳細なコメントを控えている。同社は旧ピアの運営母体・協同組合フクイショッピングプラザとともに建物などを持ち分登記している関係で、原告側の地権者らから建物の撤去などを求められている。

 廃虚となった建物を置き去りにしたまま、少しずつだが、土地開発が進んでいる旧ピアとその周辺…。しかし、旧ピアが華々しく営業していた当時とは、景観はおろか、活気の点でも比べものにならない。

 地域住民はもちろん、旧ピアに足しげく通った買い物客らにとっては跡地の行く末が最大の関心事。住民らの不安解消や周辺の活気を取り戻すためにも、跡地問題の早急な決着が必要だ。

 (清兼千鶴)


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