したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

商業・流通

2400チバQ:2014/03/05(水) 22:19:49
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140304/wec14030417140013-n1.htm
ネット通販時代あえて日本一の百貨店…「ハルカス」軸に“都市格”戦略を 経済部長・安東義隆
2014.3.5 07:00 (1/3ページ)

「ハルカス300」からの眺望。地上300メートルのパノラマが楽しめる=大阪市阿倍野区(志儀駒貴撮影)

西の「東京スカイツリー」+「東京ソラマチ」


 「あべのハルカス」が7日、全面開業する。一足先に内覧会に参加した。高さ300メートル、地上60階建て。高層ビルでは日本一高い。あいにく小雨模様で最上階の展望台からはキタの高層ビル群もかすんで見えた。晴れていれば関西国際空港や明石海峡大橋まで見えるという。大阪市内を見下ろしつつ、新名所の誕生が大阪、関西の経済成長の起爆剤になってほしいと願わずにはいられなかった。

 ハルカスの中核施設は近鉄百貨店。売り場面積10万平方メートルは日本最大だ。この数年間に大阪市内では、キタで大丸が増床、JR大阪三越伊勢丹、ファッションビル「ルクア」が開業、阪急の建て替え増床があり、昨年、260以上の店舗を擁する複合施設「グランフロント大阪」が誕生した。ミナミも高島屋が全面改装し増床。これにハルカスが参戦してオーバーストア(店舗過剰)が懸念されている。

 そもそもネット通販全盛の時代に店舗数や面積を競うことに疑問を感じる。百貨店も自覚しているのだろう。大丸は「東急ハンズ」「ユニクロ」を入居させた。近鉄も今回、店舗の一部は専門店街「ソラハ」として開業し「脱百貨店」に挑戦している。百貨店は消費の牽引(けんいん)役として力不足なのだ。周辺の商店街や個人店、文化施設などと一緒に街全体で集客する戦略を考えるべきではないだろうか。キタ、ミナミ、アベノの3地区がそれぞれの魅力を競い合うことで大阪全体の成長を牽引する形をつくりたい。

 幸い今、追い風が吹いている。アベノミクスによる経済効果だ。円安とビザの免除で訪日外国人が急増、その数が昨年1000万人を突破した。外国人観光客の消費がオーバーストア解消に貢献してくれるに違いない。

「面」で勝負


 ハルカスの中層階はオフィスだ。アベノに「オフィス街」という新たな顔が加わる。ホテル、美術館も入居。事業主体の近畿日本鉄道は「空に伸びる街」と表現する。その新しい街が旧市街とともに発展するのが近鉄の願いであると小林哲也社長も話している。近鉄が地元限定でハルカスの商標使用を無料にしたり、全面開業を祝い通天閣が自らの展望台の入場料を割り引いたり、共存共栄が始まった。

 通天閣以外にも集客力が期待できる場所がある。天王寺動物園や大阪市立美術館、天王寺公園。1400年の歴史を誇る四天王寺も忘れてはならない。阪堺電気軌道の路面電車は住吉大社前を通り仁徳天皇陵のある堺市へ続く。歴史遺産をからめた観光キャンペーンは展開できないだろうか。

 一方、キタはどうか。グランフロント大阪はショッピングモールばかりが話題に上るが「ナレッジキャピタル」に注目したい。技術者やビジネスマン、学生、アーティストらが集まり、次世代につながるモノを生み出す創造の拠点だ。会員、利用者を着実に増やしていると聞く。

 東京に比べ大阪は都心に大学が少ない。工場等制限法の規制が大学の新設にもおよび、大学の郊外移転を促したからだ。ところが今、キタには約40大学がオフィスを設置している。学生の就職活動支援、受験生獲得のためのセールスが活動のメーンだが、社会人向けの大学院やシニア向けの公開講座を開いているところも多い。さらに充実させてシニアを含め学生を都心に呼び込んでほしい。民間から提案を募る「うめきた」の2期区域開発では大学そのものを誘致してはどうだろう。「知識」「創造」という新たなコンセプトが街づくりに加われば面白い。

 そもそも京都、神戸を結ぶ巨大ターミナルだ。それだけにJR大阪三越伊勢丹の惨敗は残念だった。東京では売り方が洗練されていて都会向きの店舗だ。キタの客層をうまく取り込むのではと期待していたのだが、店舗を大幅に縮小し「伊勢丹」の看板も下ろすと聞く。三越やJRと組んで本来の伊勢丹らしさが出せなかったのではないか。へんに大阪にこびず、伊勢丹らしさを前面に出してはどうか。リベンジを期待している。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板