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商業・流通
2284
:
とはずがたり
:2013/10/10(木) 13:29:38
なぜイケアではこたつを売らないのか?
http://president.jp/articles/-/10776
PRESIDENT 2013年10月14日号
ポラリス&パートナーズ代表 留岡一美=文
1000年前に活躍したバイキングを祖に持つ北欧の人々は、グローバル化のプロフェッショナルではないかと私は思っている。実際イケア、H&M、エリクソン、レゴ、ボルボなど特徴あるグローバル企業を輩出しており、国家としても国際競争力調査(2013年スイス・IMD)で軒並み上位にランクされている(スウェーデン4位、ノルウェー6位、デンマーク12位。日本は24位)。どの国も日本の県レベルの人口の小国であり、それに起因する危機感がバネとなっている。本稿ではそんな北欧流のグローバル化から日本人が学べる点をいくつかピックアップしてみたい。
(略)
スピードが求められる時代の「レゴ型」仕事術
北欧の企業・社会から学ぶに値する最大の特徴は、合理的な試行錯誤をねばり強くやり通す点であろう。例えば、イケア創業者であるカンプラード氏語録に次のような一節がある。「寝ている人は決して間違いをしない。何か間違いをするというのは行動力ある人の特権であり、間違いは後から修正し改善できるものだ」と。世界企業イケアの経営理念であり、官僚化を廃する強い意志がそこにある。また、あるスウェーデン企業勤務者も「日本企業より、明らかに『挑戦』が重要視されていると感じる」とコメントしている。商品品質基準に対する考え方は、日本のように初期から完璧を求めるのでなく、80〜90%くらいからスタートして迅速な修正に力を注いでいる。
政策分野でも、地球環境のために北欧諸国が炭素税導入にチャレンジしたのが20年前であり、日本が現在議論している雇用の流動化、企業の新陳代謝を進める施策の法制化などは60年前の1951年(スウェーデン)がスタートである。そして、「あれ、上手くいかないかな?」と不具合が見つかればどんどん合理的な修正を加えている。北欧における試行錯誤の習慣は社会風土になっているように映る。
ビジネスの現場(特に社会構造が安定していない新興国)において、トラブル発生や外部環境激変への感度・対応スピードが企業の生死を決するわけで、「まずやる」「どんどん修正する」ことが重要なのは言うまでもない。イメージするなら、北欧(デンマーク)生まれのレゴのようなものである。一旦完成させた後もレゴブロックを組み替えることで、違った造形にどんどん変化させていける。インターフェースが共通化されたブロック構造であることがそれを可能にする。
一方日本においては、学校教育が「正解主義」「詰め込み主義」に偏りすぎているためか、カッチリした正解を求める傾向が強い。結果として、行動を正当化する事前の理屈づけに力を掛けすぎて意思決定のタイミングを逸しがちである。正解幻想という点では本社のほうが強く、海外の現場が機敏に動こうとしても本社サイドとのやりとりにスピード感を奪い取られている事例も多く見られる。
しかしアウェーな環境で、異文化・異言語の人たちと対話を繰り返しながら納得解を見つけていくのだから、失敗するのは自然なことである。ここは、北欧の人たちに見られる「常に次のステージへの変化過程にいる」というメンタリティーを大胆に取り入れてみてはどうだろうか?
北欧の人々はプロセスを合理的・実利的に組み上げることを大切にする。
「火事が発生したら、日本人はどうやって消火するかに意識が向き、北欧の人々は将来発生しないためのプロセスづくりを考え始める」とも言われている。視点が、 “現在の延長上(フォーキャスト)”ではなく“描く未来像からの逆算(バックキャスト)”に立脚している点が特徴である。
北欧は実験国家とも呼ばれるが日本のような「せっかち」の趣はない。「急がば回れ」の時間感覚を有し、「対話−納得−合意」のプロセスを回していく。それが結果的にいい成果につながるのである。企業における個人業績目標設定においても、上司と部下は数時間の対話時間を持つ企業が多いようである。十分な対話を行うことで「相互理解」「目標共有」「アクションと結果へのコミットメント」が深まる。こういう合意形成プロセスを北欧企業は各国でキッチリ実行している。異文化・多国籍環境でビジネスを回している人にほど勧めたいお作法である。
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