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商業・流通

2259とはずがたり:2013/08/22(木) 19:41:06
>>2258-2259
「裸の王様」と化した山田会長

「なぜ私に直接言わないのでしょう。現場で何か問題があれば直接私に言ってください。調査をしてすぐに直します、とメーカーさんには申し上げました」――。マスメディアの出席を制限した証券アナリスト向けの決算説明会で、山田会長はいらだちながらこう述べた。

 メーカーは、ヤマダが数量を売っている間は頭を下げている。が、いったん転べば誰もヤマダを助けるようなことはしないのだ。すでにヤマダはメーカーから徹底的に嫌われる存在になっている。

 ヤマダの「転落」を前提に準備を進める競合も控えている。もっとも有力な存在が茨城県水戸市に本社を置くケーズホールディングス。同社の加藤修一社長は傘下企業、フランチャイジーに加え、独立系の家電量販店もふくむ幅広い経営者のネットワークを持っており、定期的な温泉旅行や勉強会などを通じて親睦を深めている。他の量販店と協調しようとはしない山田会長とは正反対の性格だ。経営手法もまったく異なっている。「メーカーあっての小売り」であることを徹底しており、勉強会でも口をすっぱくして、そのことを主張する。

 ケーズの戦略を象徴するのがヨドバシカメラとの提携だ。両社は「駅前はヨドバシ、郊外はケーズ」という形で不戦条約を結んでいる。資本提携の計画はないものの、企画商品の共同開発を行うなど関係を深めている。メーカー側は、一社独占を防ぎ複数企業が並立することが望ましいと考えている。つまりメーカーは加藤社長のような考え方を支持している。

 気に食わない報道には名誉毀損による巨額の損害賠償訴訟を仕掛けてくるヤマダに対し、大手マスコミは何も書けなくなってしまったが、冬の商戦で急失速した山田会長は焦っていることだろう。

 山田会長は今、鬼気迫る勢いで仕事をし続けているという。それはなぜか。「かつては次期社長候補の愛娘・直美さんが相談相手で、山田会長の行き過ぎを諫めることができる唯一の存在だった。が、〇二年十二月に交通事故で亡くして以来、諫める人がいなくなった。いわば裸の王様になってしまった」と関係者は口をそろえる。

 成長の急速な鈍化。加えてヤマダが苛め抜いてきた家電メーカーが軒並み赤字決算に陥り、叩いてもこれまでのようなリベートも何も出なくなってしまった今、果たしてその唯我独尊ぶりを維持できるか。〇九年は、大きな転換点になるのではないだろうか。


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