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商業・流通

2189チバQ:2013/05/06(月) 17:17:17
http://www.yomiuri.co.jp/job/wlb/topics/20130426-OYT8T00614.htm
[ヒルズ10年]働く人みな 街の一員

笑顔のもてなしで一体感


開業10周年を迎えた六本木ヒルズ(25日、港区で)=守谷遼平撮影 六本木ヒルズが25日で開業10周年を迎えた。流行を生み出し、にぎわいを創出してきた街の新たなランドマークがもたらした変化をたどる。


 「30年ぐらい前は、この辺りも住宅街で、バスを借り切って町会で箱根へ旅行に出かけたものだよ」。六本木ヒルズ近くで喫茶店を営む原田喜八郎さん(78)は懐かしそうに話し、こう続けた。「でも、今は子供も減って、祭りでみこしも担げなくなった。再開発の街はみなそうだと思うけど」


 港区六本木6丁目の古い住宅街に再開発で築かれた六本木ヒルズは、初出店や新業態の店舗などオンリーワンのラインアップをそろえて開業した。オフィスフロアには、急成長するIT企業などが入居し、その経営者らを指す「ヒルズ族」という言葉も生まれた。


 特別感のある街は魅力的に映る反面、「敷居の高さ」という反応も生んだ。


 ヒルズを運営する森ビルの向後康弘タウンマネジメント事業部長(45)は語る。「いい意味で捉えれば時代の先端を走っていた人たちに評価されたということ。一方で、自分とは別世界と線を引かれてしまった面もあったが、間口は広くしている」



 「オープンマインド」――。森ビルがヒルズに出店する店員らスタッフに求めるのは、訪れる全ての人を笑顔で迎え入れるこの姿勢だ。ヒルズで接客にあたるスタッフは、高級ブランドの店員から警備員まで全員が「スタッフカレッジ」と呼ばれる研修に参加する。


 ほとんど顔を合わせる機会のないスタッフ同士が同じもてなしができるよう接客を学び、客に快適に過ごしてもらうため、何が必要か意見を交わす。


 「ディズニーランドのスタッフはゴミを見つけたら皆、当たり前のように拾う。なぜならランド全体が自分の働く場だから。それはヒルズにも通じると思う」。今月19日、ヒルズの会議室で行ったスタッフカレッジで、ディズニーランドで勤務経験がある森ビルの今井卓さん(39)が約30人のスタッフに語りかけた。


 「ヒルズという大きな街の一員だと意識してもらうのが狙い」と今井さんは語る。


 「お客様、何かお困りでしょうか」。買い物客を案内する想定で客と店員の役に分かれて演じるロールプレイングで、この日学んだ内容を復習して研修は終わった。


 今月からヒルズ内の店舗で働き始めた銀行員の原博信さん(39)は研修後、「ヒルズは良くも悪くも突っ張っているイメージだったが百八十度考えが変わった。ヒルズのひとりとしてのマインドを植え付けられた」と話した。


 ヒルズが1日の売り上げで過去最高を記録したのは、3年前のクリスマスだった。今井さんは語る。


 「『トレンドからブランドへ』という言葉があるが、開業から時間を経て、この数字が残せたのは、ヒルズがブランドになった証しだと思う」

(2013年4月26日 読売新聞)


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