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商業・流通

2110とはずがたり:2013/03/12(火) 18:10:52

デパート業界が右肩下がりの中、なぜ大丸札幌店は売上高43%増なのか?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130312-00032992-zai-bus_all
ダイヤモンド・ザイ 3月12日(火)13時36分配信

● 10年で売上高43パーセント増

 百貨店業界は全体としては売上高の右肩下がりが続いている。2012年こそ16年ぶりに業界全体の売上高が対前年比プラスに転じたが、それまでは減少が続いていた。この10年間で見ると約8兆円あった業界全体の売上高は、約6兆円にまで低下している。

 そんな環境で10年前に開業した大丸札幌店は開業以来の増収増益を続け、売上高に至っては10年間で43%も増加させている。ご存知のとおり、北海道経済は厳しい状況が続いているが、百貨店業界、北海道という外的環境はともに厳しいことを考えると、大丸札幌店の成功はまさに偉業といえよう。

 なぜ大丸札幌店は成功したのか。担当している番組での取材などを通じて何点か見えてきたので、ここで報告させていただき、今後の小売り銘柄の分析の参考にしていただきたい。

● やはり業務の効率化が重要

 まず、大丸札幌店は業務を効率化したため、従来の店舗よりも従業員の数が少ない。モノを販売する人はそれに集中することができ、作業効率が上がるようにバックヤードも従業員が使いやすいように作られている。

 業務フローの改善は製造業でよく行われるものの、小売業では接客や品揃えが重視され、小売業の業務フロー改善と聞くと在庫管理ぐらいは思いつくが、荷捌きスペースの問題など、製造業と同じく改善の余地がたくさんあったというのは一つの発見である。

 売り上げの増加があまり期待できないのであれば、業務の効率化・改善を図るのは当然のことではあるが、こと小売業に関しては、つい売上だけに目が行きがちゆえに、業務フローで差別化できるとそれはそのまま収益上の強みとなるわけだ。

写真を拡大

広々とした通路と吹き抜けが特徴の店内
● 通路が広いので買い物ストレスが低い

 デパートや百貨店、と聞いてまず思い浮かぶのは混雑した売り場ではないだろうか。アニメサザエさんでもサザエさんが買い物に行くデパートは、セール時ということもあるが、いつも混雑している。

 しかし、大丸札幌店は通路が広い。そして天井が高い。

 通路が広いため、買い物客は移動が楽である。他の買い物客とぶつかりながら移動することがない。通路を広く取るとその分売り場面積が狭くなってしまうため、通常店舗側は通路を無駄に広くしたくないが、客の買い物ストレスを軽減することで、むしろリピーターとなってもらい回転率を上げようという戦略である。

 また、最近では珍しくはないかもしれないが、売り場のど真ん中に4本のエスカレーターが設置されている。

 通常エスカレーターは上り下りが交差する形で2本が設置され、上りと下りの乗り場は反対にある。また、一つ上のフロアに行くと、もうひとつ上のフロアへ行くエスカレーターは売り場の反対側にあるという配置も多い。これは、客に少しでも店の商品を見てもらうにはよいが、とにかく上のフロアに早く行きたい買い物客にしてみると無駄に歩かされるため、ストレスが溜まる。

 売り場のど真ん中に4本の上り下りのエスカレーターがあるとエスカレーターでの移動にストレスがなく、また、エスカレーターを降りてからどの売り場にも行きやすい。買い物ストレスが低いこと、これは品揃えなどが重視される百貨店において、実は盲点だったと思われる。


● 顧客の期待を裏切る、期待を上回る

 大丸は梅田店ではピカチュウのポケモンセーターやユニクロが出店しているが、それらは従来の百貨店のイメージではありえない店舗である。

 また、紳士服のはるやまが比較的値ごろ感のあるスーツの店舗を別ブランドで大丸の中で展開している(大丸札幌店にも入っている)。ブランドが違うので、はるやまの店舗だとは気付かないものの、はるやまの持つブランドイメージは従来の百貨店とは相いれない。

 これらのように、従来の百貨店ではありえないショップを誘致するメリットは、これまでよりも広い客層をつかむことができるという点である。


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