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商業・流通

2021チバQ:2012/11/11(日) 18:35:17
 また「心斎橋ZERO GATE」の出店場所は大丸をはじめ、飲食店やブティックが立ち並ぶ繁華街。だが、かつて若者文化の発信地となった心斎橋パルコの閉店後は、この一角だけが寂しい空気に包まれていた。それだけに「ZERO GATE」の進出でにぎわいの復活を−と願う地元関係者は多い。ただ、先行きは決して楽観視できない。

 大阪では、キタの大丸梅田店の増床、三越伊勢丹の開業、阪急百貨店のリニューアル、ミナミの高島屋大阪店の増床、大丸心斎橋店のリニューアル、アベノの近鉄百貨店阿倍野本店の新館完成と、百貨店の新設・増床が出そろい、商業施設の供給過剰が懸念されている、そんな中で、果たしてパルコが入り込む余地がどれだけあるか。

 特にグリコやカニの大看板、くいだおれ人形が名物で、大衆的な飲食店が並ぶ道頓堀への出店は、どこか“場違い”な印象もある。また東京資本の企業の場合、地元のニーズをどうくみ取るかも課題だ。

 セガサミーホールディングスのフードテーマパークが撤退に追い込まれた理由として、「中学生以上315円」の入場料をとっていたことが客足を遠ざけたという指摘もあるが、店舗運営をめぐり、本社側と現地の関係者の思いがかみ合わなかった点も大きい。現地側の意見を取り入れず、本社側の考えを一方的に押しつけるなどしたためテナントの撤退が相次いだともいわれた。地元では「大阪に愛着がないので撤退も早い。しょせん道頓堀というブランドにひかれて出店しただけ」との声も聞かれた。

 大阪人とどう向き合えばいいのか。以前、テレビで「イケメンシェフの店」として紹介され、今もミナミで人気の創作料理店を取材したとき、30歳代前半の経営者がこう言った。「大阪の客は原価計算をする」。

 料理を出すと、客はまず食材や食器の仕入れ値を計算する。さらに店の家賃や人件費、光熱費なども加え、その料理の値段を自分なりに弾く。その値段よりも安くておいしければまた来店するという。

 「高くておいしいのは当たり前。割安感があると判断してもらえるように努力するのが大阪で商売する基本です」

 東京の企業だろうと海外の企業だろうと、いいものはいいと素直に認めるのが大阪人。地元の声を取り入れながら割安感をどう演出するか。そんな“大阪流”を身につけることが成功への秘訣かもしれない。


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