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商業・流通

1985チバQ:2012/10/21(日) 17:39:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121020-00000547-san-bus_all
阪急梅田本店は消費の救世主? 競争激化で「共倒れ」指摘する声も
産経新聞 10月20日(土)18時0分配信


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旧コンコースのシャンデリアや装飾が復元されたレストラン=17日午後、大阪市北区(恵守乾撮影)(写真:産経新聞)

 阪急百貨店梅田本店(大阪市北区)が約7年におよぶ建て替え工事を終え、10月25日に先行オープンする。4層吹き抜けの巨大な広場、レストランなど非物販エリアを増やし、滞在時間を長くすることで売り上げの拡大を狙う。ただ、消費不況で百貨店売上高が15年連続で前年実績を下回る中、巨大百貨店の登場で関西の各店が共倒れとなるといった危険性もはらんでいる。

 阪急百貨店梅田本店は25日に売り場全体の約8割が先行オープンし、11月21日に全面開業する。売り場面積は西日本最大の8万平方メートル。このうち非物販エリアは約2割。「かつてのようにモノで来店客を呼ぶ時代ではない」というエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングの椙岡俊一会長兼CEO(最高経営責任者)の考えからだ。生まれ変わった梅田本店の象徴となるのが、9〜12階まで4層吹き抜けの「祝祭広場」。広場から10階に続く階段には約300人がゆったりを腰を下ろ、広場で定期的に開催されるイベントなどを楽しむことができるという。

 祝祭広場とともに、同店の目玉が10階フロアすべてを使った雑貨売り場「SOUQ(スーク)」。雑貨や文具、手芸、服飾の4分野について、「街」に見立てた売り場を展開する。売り場の通路を斜めに配置したり、商品実演のためのスペースを設け、街歩きのような楽しさを演出した。滞在型百貨店を掲げる同店が最も注力したレストラン街(12〜13階)には26店が出店し、計2500席を用意。大型レストラン「シャンデリアテーブル」には建て替え前の本店前コンコースに飾られていたガラスモザイクの壁画、シャンデリアが“復活”した。

 同店の来店客数は、建て替え工事前(平成16年)で1日平均14万人。週末や休日には18万人が来店し、関西の百貨店業界では“一番店”として人気を集めていた。その店が約600億円を投じて再オープンするだけに、ライバル店は顧客流出への警戒感から急遽(きゅうきょ)セールを企画。すでに関西の百貨店業界は、体力勝負による顧客争奪戦の様相を呈し始めている。大丸梅田店は心斎橋、京都、神戸の各店と合同で31日から2週間にわたり、初冬向けのコートやセーターなどを集めたセールを実施する。同じく梅田にあるJR大阪三越伊勢丹も24日から1週間の予定で全館規模のセールを行う。

 「新たな阪急梅田本店は潜在的な顧客の掘り起こしにつながり、決して脅威ではない」。各店の担当者とも異口同音にこう語り、表面上は平静を装うが、「内心は危機感でいっぱいでしょう。競争が激しさを増しても市場が活性化するならいいが、デフレ不況で百貨店の売り上げが毎年減るなか、阪急梅田本店の登場は共倒れにつながる恐れもある」とある業界関係者は指摘する。

 スーパー各社の平成24年3〜8月期連結営業利益は軒並み前年同期比で減益とマイナス成長。ドラッグストアやコンビニエンスストアなどとの競争激化で値引き合戦が常態化したのが原因とされている。百貨店にとってはショッピングセンターやアウトレットモールだけでなく、デフレ時代においてはスーパーやコンビニなども強力なライバル。その中で勝ち残るためには、これまでとは異なる新たな経営戦略が必要となる。

 「百貨店に行く楽しさを取り戻す」。内山啓治・阪急百貨店梅田本店長は強い口調でこう話す。長引くデフレ不況の中で消費者の関心をどれだけ引き寄せられるか。西日本最大の売り場面積となった同店のオープンは、関西の百貨店業界にどのような地殻変動をもたらすのかが注目されている。(松村信仁)


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