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商業・流通

1841チバQ:2012/06/02(土) 00:11:43
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20120531-OYT8T01285.htm
アリオ、MOP「手応え」/商店街「買ってくれない」


●倉敷駅北口の大型商業施設 半年



開業から半年となった「三井アウトレットパーク倉敷」(倉敷市寿町で) 大型ショッピングセンター(SC)「アリオ倉敷」と中四国最大級のアウトレット施設「三井アウトレットパーク(MOP)倉敷」がJR倉敷駅北口にグランドオープンしてから、1日で半年を迎える。両施設は年間来場者数の目標を合わせて約800万人と掲げたが、4月末までに約660万人(アリオ発表)が訪れ、いずれも「想定を上回る数字」と手応えを強調する。一方、波及効果を期待する地元の商店街や観光地からは、「人通りは増えても、お金が落ちていない」との声がもれる。(田村勇雄)

 アリオ倉敷の奥村晶博支配人は「休日の来客が、とにかく多い」と、この半年を振り返る。アリオだけで開業から4月末までに450万人が来場し、売上高も当初見込みを15%上回った。

 5月の大型連休中には、両施設で一日平均約6万6000人が訪れた。「MOPの広域からの集客力が大きい。アリオは地元の日常客がメーンで、両施設のすみ分けがうまくいった」と分析する。

 商圏を車で90分以内の兵庫県西部や広島県東部、香川県を想定するMOP倉敷では、買い物と観光をセットにした観光バスツアーが好調だ。四国や山陰などからも毎月300台が訪れる。MOP倉敷オペレーションセンターの吉田博俊所長は「美観地区の観光とセットで訪れており、駅の南北で相乗効果が出ている」とみる。


                 ◇

 3月24、25両日、MOP倉敷内の広場で市や観光団体などが行ったアンケートでは、来店客593人のうち県外が401人(68%)に達した。「MOP以外に立ち寄る観光地はあるか」(複数回答)との問いに、287人が「美観地区に立ち寄る」と答え、「立ち寄らない」の222人を上回った。日程は「日帰り」が496人(84%)、「宿泊」が81人(14%)だった。

 「今までにない人通りだった。アウトレットの買い物袋を持った若者の姿が北口から流れてきた」。市中心部の11商店街でつくる倉敷商店街振興連盟の岡晃会長は、大型連休の状況をこう話す。一方で、「商店主の中には『人が増えても、売り上げが伸びていない』という声もある」といい、衣料販売の商店主男性(63)は「売上高を見ると、東日本大震災があった昨年よりは上がったが、通常に戻った程度。駅北口で買い物を済ませた客が来るので、なかなか買ってくれない」とこぼす。

 商店街の入り口にあたる天満屋倉敷店でも同じだ。来店客数は前年同期比で増えたものの、売り上げは減ったという。大西弘昭店長は「売り上げ減は全国どの百貨店でも同じで、むしろこれから。MOPなど北口の開業後、明らかに天満屋に初めて来るような客層が流れてきた」と話す。

 美観地区内の大原美術館では、来館者は前年同期比で「横ばい」とみる。「アウトレットの客は買い物が中心。美術館巡りを楽しむ時間がないのでは」と担当者。一方、倉敷国際ホテルでは、山陰や四国からの宿泊客が2、3倍に増えたという。

 「二巡目からが狙い目」と話すのは倉敷商工会議所の岡荘一郎会頭。「今はまだアウトレットでの買い物がメーンで、観光は二の次。アウトレットは2回目というリピーターなら、駅南口や美観地区に足を延ばす余裕があるはず。その時、増えた来場者をいかに取り込むか、中心市街地挙げて工夫を凝らしたい」と戦略を練る。

<メモ>「アリオ倉敷」は昨年11月25日開業。店舗面積1万6500平方メートル。食品スーパー「イトーヨーカドー食品館倉敷店」を核に飲食、衣料など122店舗が入る。「三井アウトレットパーク倉敷」は昨年12月1日オープン。店舗面積2万平方メートルで、ファッションや雑貨、スポーツ用品など120店舗。

(2012年6月1日 読売新聞)


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