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商業・流通

1728チバQ:2012/03/14(水) 23:01:12
http://www.asahi.com/business/topics/economy/TKY201203140174.html
百貨店、独自商品に回帰 アパレル業界任せを見直し松屋銀座のデニム商品を集めた企画で販売される予定の「撫松庵」の和風雑貨

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 百貨店が、素材にこだわった独自商品の販売に力を入れている。今春には、婦人服や紳士服、雑貨など大半の分野で独自商品をそろえる店も出てきた。「この店でしか買えない」という個性的な商品を増やして顧客を呼び戻し、売り上げを上向かせようとしている。

 東京・銀座の松屋銀座は21日から、約180種類ものデニム商品を一斉に売り出す。すべて独自商品で、ジーパンやワンピースにとどまらず、和服やバッグまである。

 開発は昨夏に始まっていた。「これを持ってアパレルメーカーに行け。彼らと一緒に何が売れるか考えるんだ」。松屋の太田伸之・MD戦略室長は仕入れ担当者たちを集め、ジーパンなどに使われるデニム生地を渡した。広島県福山市産だった。

 「メード・イン・ジャパン(日本製)」が消費者から再評価されている。その流れに乗って、世界の高級ブランドも使っている福山市産などのデニムで様々な独自商品をつくることができれば、「銀座に客を呼ぶことができる」(太田氏)とにらんだ。

 ふだんはメーカーから仕入れる百貨店にとって、独自商品の開発は、自ら「何が売れるのか」を考える創造力が試される。デニムを渡された仕入れ担当者たちは、戸惑いながらも広島県などの紡績メーカーに足を運び、知恵を絞った。半年かけてつくりあげた新商品が今春、一斉投入される。

 松屋銀座と隣り合わせの銀座三越も、衣類やリビング雑貨などあらゆる分野で約280種類のデニム商品を投入する。銀座を盛り上げるイベントの一環で、2店が出来栄えを張り合う。三越伊勢丹ホールディングスの大西洋社長は、「百貨店は自ら品ぞろえができる機能を持たないと、生き残れない」と話している。

 一方、高島屋はアパレル約100社と協力し、通常は下着などに使われる繊細な「リバーレース」を使った婦人服などを14日から販売する。兵庫県宝塚市のメーカー製。1年前から花柄プリントなど、素材や技術にこだわる独自企画を始め、好評を得ての第3弾だ。

 そごう・西武も今年度、山形県のニット会社などと組み、日本の繊維技術にこだわった商品を開発した。

 もともと百貨店は独自商品が多かった。ところがバブル期以降はブランド商品のほうが売れたため、手間やコストがかかる独自商品は次第に下火となった。仕入れが業者任せになり、ある百貨店の担当者は「アパレルが売れ筋に集中する結果、同じような商品が店頭にあふれた」と話す。

 だが、消費不況が長引き、横並びの品ぞろえでは売り上げ増が見込めなくなった。このため、独自企画を増やす動きは今後も強まりそうだ。

 伊勢丹新宿本店は、独自商品の比率を、いまの約1割から数年後には2割に上げたいという。そごう・西武は、2009年に立ち上げた独自ブランドの強化を狙う。今月からは、百貨店離れが激しい若者に向け、スーツや婦人服の独自企画を始めた。(高重治香)


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