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商業・流通

1598チバQ:2011/11/23(水) 09:58:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20111122-OYT8T01295.htm
大型店がやって来る 年800万人の客誘導を 駅南 北と共栄へ知恵絞る

若い女性を意識した商品を通路側に並べて目立たせる天満屋倉敷店(倉敷市阿知で) JR倉敷駅南口にある地元屈指の老舗百貨店「天満屋倉敷店」の北側壁面に、今秋、ちょっとした変化が起きた。セールなどを告知する懸垂幕のスペースが従来の3倍以上(幅4・4メートル、長さ15メートル)に拡大したのだ。

 懸垂幕は、大型ショッピングセンター(SC)「アリオ倉敷」と「三井アウトレットパーク(MOP)倉敷」の進出で活気づくJR倉敷駅北口から線路を挟んでよく見える位置にある。同店の佐々木啓之店長は「駅の南側にも行ってみたいと思わせたい」と狙いを語る。

 天満屋倉敷店は、2008年に現在の駅南口に移転オープンした。地上6階、地下1階に、服飾雑貨の高級ブランド「コーチ」や生活雑貨専門店「ロフト」などが入居。長年利用している客が多いのが特徴で、年間来店者約300万人の過半数を50〜60歳代で占める。

 中高年向けの婦人服やギフト関連の品ぞろえに力を入れてきたが、アリオやMOPの進出を意識し、昨年9月から若いファミリー層や20〜30歳代の女性を意識した商品も増やし始めた。今月は、北欧のアクセサリーやコスメの店が出店した。

 「売り場全体の1割程度を模様替えし、新規の客層を取り込む」という佐々木店長は、駅のデッキとつながる2階の通路や空きスペースに若い女性向けTシャツや帽子を並べた。「北口から来るお客様は、必ずここを通るでしょう」。クリスマスソングが流れる店内で、集客に自信をのぞかせた。

 駅北口に集まる年間800万人を、いかに南側に誘導するか――。駅南口の商店主の中には、大型店の出店をむしろ“チャンス”ととらえ、あの手この手の知恵を絞る動きもある。

 「景品代はどうする?」「赤字覚悟でやるべし」。8日夜、倉敷市・美観地区の倉敷物語館で激論が飛び交った。「倉敷駅前商店街を熱く語る会」と名付けられた会合。大型店進出に危機感を強めた商店主らを中心に、倉敷商工会議所や大原美術館の幹部、市職員、主婦らが昨年2月から毎月、様々な視点から活性化のアイデアを出し合ってきた。

 この日は約30人がアリオ開業の25日から3日間、駅北口から美観地区にかけて行うスタンプラリーの打ち合わせをした。アリオと連携した初のイベントで、元チボリジャパン社長の坂口正行・同会顧問は「北口と対抗するのではなく、800万人が訪れる機会に恵まれたと考え、南北でともに栄えたい」と説明する。

 駅前商店街は、厳しい状況が続く。市の調査によると、駅周辺の休日の通行者数は、倉敷チボリ公園が開園した97年の約17万人をピークに、09年は約7万人まで落ち込んだ。駅南側では02年にダイエー倉敷店、05年に三越倉敷店が撤退。跡地に、商店街で営業していた食料品スーパー「山陽マルナカ」と天満屋倉敷店が移転するなどし、商店街の客離れはさらに加速した。

 それだけに、市中心部の11商店街でつくる倉敷商店街振興連盟(約200店)の岡晃会長は「大型店と手を組んで人の流れを呼び込まないと、商店街が生き残る道はない」と必死だ。駅前商店街では、土産物店など6店舗がセブン&アイホールディングスの「ナナコ」やイオンの「ワオン」など電子マネーに対応する端末機の年内導入を決めた。創業120年以上の老舗書店を営む岡会長もその1人だ。

 初期投資など負担は大きいが、岡会長は「商店街が魅力ある店づくりをし、大型店側にも手を組むメリットを感じてもらうことが大切。長い目でみて必ずペイするはず」と北口との連携に活路を見いだす。

(2011年11月23日 読売新聞)


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