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商業・流通

1380チバQ:2011/05/04(水) 09:26:40
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110503/bsc1105030128000-n1.htm
【百貨繚乱】(6)枠を超えて (1/2ページ)2011.5.3 01:26
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売り場面積が1.7倍に広がった高島屋大阪店の「タカシマヤメンズ」=大阪市中央区(渡守麻衣撮影)【拡大】

. 大阪市内の百貨店は3年後、総売り場面積が約55万平方メートルに膨らみ、日本最大の激戦区となる。

 この状況について、有識者は「オーバーストア(店舗過剰)」との認識で一致している。では5年後、10年後、大阪の百貨店業界にはどのような未来が待ち受けているのか?

 「キタ(梅田地区)への一極集中が進むかもしれない」。りそな総合研究所の荒木秀之主任研究員はこう推測する。

 4日開業するJR大阪三越伊勢丹(同北区)とともに、平成24年には阪急百貨店梅田本店(同北区)が売り場面積10万平方メートル(現在は6万1千平方メートル)の国内最大級の百貨店に生まれ変わる。この2大インパクトで「キタの利便性が飛躍的に高まり、相対的になんばや心斎橋、天王寺の集客は厳しくなる」ためだ。

 大丸梅田店(同北区)が人気キャラクター「ポケモン」の公式ショップやユニクロを誘致するなど既存の百貨店の枠にとどまらない店作りを実践したが、「こうした動きは百貨店同士だけでなく、百貨店の枠組みを超えた流通業界の再編につながるかも」と荒木氏は予想する。

 関西大学大学院の宮本勝浩教授は、その大丸梅田店の成否に関心を示す。

 「百貨店ブランドを投げ捨ててでもお客さまに来てもらおうという、今までにはない戦略。成功するかどうか…」と興味津々だ。

 宮本教授は阪神タイガース優勝効果の試算などで知られるが、大阪百貨店戦争の経済効果については「開業3カ月〜半年は物珍しさもあり、来店客は多いだろう。ただ、リピーターを取り込めなければ人口減少時代を迎えて生き残るのは厳しい」と警鐘を鳴らす。

 各店が生き残りをかけて模索するなか、百貨店にとって脅威の存在となりつつある巨大ショッピングセンター(SC)と連携する動きも出てきた

 百貨店「西宮阪急」は売り場面積10万平方メートルを誇る西日本最大のSC「阪急西宮ガーデンズ」(兵庫県西宮市)に入ったことで、若年層の開拓に成功した。来店する富裕層が、そのままガーデンズの他店で買い物を楽しむなど相乗効果を生んでいる。

 「これほどの巨大SCなので集客力は抜群」と西宮阪急の佐藤行近店長。東日本大震災で自粛ムードもあり、阪急・阪神両本店の3月の売上高が前年同月比3〜4%減と落ち込んだのに対し、西宮阪急は2ケタ増を記録するなど失速の兆しはない。

 独自色のある店づくりに知恵を絞る大阪の百貨店各社。成否が明らかになるのはそう遠くない。

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 この連載は飯塚隆志、藤原章裕、伊豆丸亮、田村慶子が担当しました。


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