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商業・流通

1377チバQ:2011/05/04(水) 09:24:19
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110428/bsd1104280917003-n1.htm
【百貨繚乱 2011年問題の行方】(3)自主編集、呉服PBも…「らしさ」発信 (1/2ページ)2011.4.28 09:13
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 京都・河原町通。店のオーナーらが自ら選び、仕入れた服や雑貨の並ぶセレクトショップで買い物を楽しんでいた20代女性は、百貨店に行かない理由についてこうつぶやいた。

 「百貨店に行っても買うものがない」

 この辛辣(しんらつ)な言葉は、百貨店自身が招いたものだ。どの店にも、似たような海外有名ブランドが並ぶ「同質化」は百貨店の魅力を失わせてきた。その同質化からの脱却が百貨店の新設・増床をきっかけに、大阪で進もうとしている。

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 3月に増床オープンした高島屋大阪店は、百貨店自らが買い集めた複数のブランドをまとめて展開する自主編集売り場を従来の6カ所から16カ所に拡大。5月4日に開業するJR大阪三越伊勢丹も自主編集売り場を売り場全体の約3割で展開する。

 自主編集売り場は他店との差別化につながるが、一方でブランドの垣根を越えるため、ブランド側のスタッフではなく、百貨店の社員が販売を担うケースが多く人件費がかさむ。さらに多くの商品は売り場に並べた時点で買い取るため、在庫リスクも抱える。それでもJR大阪三越伊勢丹の伊藤達哉店長は「百貨店らしさや発信力の面で自主編集売り場は必要」と話す。

 リスクを取って魅力向上を図る動きは、プライベートブランド(自主企画、PB)にもみられる。高島屋では毎年春、メーカー8社がデザインする呉服のPB「上品會(じょうぼんかい)」を主要6店持ち回りで販売。大阪店ではその呉服を、増床を機に常設で売るようになった。「これまで上得意に限られていた品を、広く富裕層の取り込みに生かしたい」(原健一郎・MD本部次長)。

 近鉄百貨店は一昨年9月から、40歳前後のスーツ需要を取り戻すため、1万9千円と2万9千円に限ったPB「ザ・スーツプラス」を発売。国内有数の縫製メーカーとの直接取引などでコスト削減を図り、スーツの生地をイタリアに限定したことが人気を呼んだ。売れ行きは今も好調で、阿倍野本店の増床時には売り場を拡充する方向だ。

 そごう・西武は2月にPB商品を統括する百貨店初の専門部署を設け、既製服と同等の価格でスーツのパターンオーダーが利用できる婦人用のパターンオーダースーツ店を神戸店などに導入。既製服との違いを出すため、5〜15号の6サイズを展開している。

 「アパレル任せにしてきたため、百貨店は商品戦略を主導する力が乏しく、PBに成功例は少ない」(矢野経済研究所)。こうした厳しい指摘もあるが、各店とも生き残りをかけて独自路線を突き進み始めた。


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