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商業・流通

1325チバQ:2011/03/20(日) 00:50:10
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「イオンモール大牟田」開業 顧客獲得競争が激化
2011年3月19日 00:52 カテゴリー:九州 > 福岡

グランドオープンし、東日本大震災の被災者への募金活動を呼び掛けるイオンモール大牟田 大牟田市岬町の大型複合商業施設「イオンモール大牟田」が18日、グランドオープンした。複合映画館「大牟田セントラルシネマ」と「イオン大牟田店」を核店舗に約140の専門店が入り、年間来客数1千万人を見込む。消費者が九州最大規模の大型商業施設の誕生を歓迎する一方で、中心商店街にある大型店「ゆめタウン大牟田」や地元商店主たちは顧客流出を懸念して互いの連携を模索、新たな流通競争が始まった。

■2日間で7万人

 18日午前9時、待ちわびた客約600人がイオンモール大牟田の店内に流れ込んだ。

 オープン特価の商品が並び、食品、雑貨、衣料品など筑後地区初の専門店76店が入居する地上2階建て、延べ床面積8万平方メートル。筑後市の主婦(25)は「一日中楽しめそう」と笑顔を見せ、熊本県荒尾市の会社員男性(34)は「やっと映画が見ることができる」と満足げ。プレオープンの16、17日の2日間の来客数は約7万人に上った。

 予定より2年遅れの開業となったが、同社は熊本県北部と佐賀市までの20キロ圏を商圏(約48万人)に設定し、「かつてのにぎわいを取り戻す」と自信を見せる。大牟田市の古賀道雄市長も「雇用の創出と経済活性化のきっかけになる」と期待する。

■商店街と共闘も

 同日午前10時、イオンモール大牟田から数キロ離れた同市旭町のゆめタウン大牟田。客待ちをしていたタクシー運転手(62)は「さすがにこの3日間は客が少ない。駐車場も空いていて、寂しいね」とつぶやいた。

 同店は2001年11月にオープンし、今年が開業10周年を迎える。開業記念セールやポイント数倍デーを設けて、イオンに対抗する。運営するイズミ(広島市)の広報担当者は「最初は客足は減るだろうが、10年間地域に根付いて、ニーズをつかんで営業してきた強みがある」と強調するが、地元の商業関係者は「イオン開業の影響で2割程度は売り上げが落ちるのでは」と見ている。

 危機感を募らせた同社は昨秋から、中心商店街と集客イベントの共同実施などで“共闘”する姿勢を見せる。19日から初めて中心商店街で開く「二十日えびす」では、無料駐車場約250台を提供し、関係者は「イオンへの客足を止め、中心商店街へ向かせるのが狙い」と明かす。

■新たな取り組み

 商業施設の間にある中心商店街の空洞化はより深刻だ。

 市によると、8商店街の客足は、ゆめタウンが開業した01年の2万3355人から、09年には1万1105人に半減。08年の空き店舗率は30・6%に上る。60代の男性商店主は「大型店同士の生き残りを掛けた闘いに巻き込まれ、地元の商店街は食いつぶされてしまうだけ」とあきらめ顔だ。

 新たな模索も始まった。商店主たちでつくる「よかもん会」は昨年8月から計7回、買い物に出かけにくい高齢者を対象に、福祉施設などに出向く出張商店街を開催。3月から、中心商店街に不足している生鮮食品やお菓子などの店舗を募集し、大型店に行けない客を取り込むことに力を入れる。

 中心地区商店街連絡協議会の西山誠人会長(58)は「イオンに立ち向かうのではなく、お客さんとのコミュニケーションを大事にして、各店舗の魅力を高めて、自分たちしかできないことをやるだけ」と語気を強めた。

=2011/03/19付 西日本新聞朝刊=


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