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商業・流通

1298チバQ:2011/03/05(土) 13:56:11
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1841274.article.html
連載・九州新幹線3/12始動 (1)巨大駅ビル誕生
◆佐賀の消費 一段と吸引

 

 JR佐賀駅から特急で35分あまり。福岡の玄関口・博多駅が3日、巨大ショッピングビル「JR博多シティ」に生まれ変わる。在来線ホームを包み込む地上10階、地下3階のビルの売り場面積は10万平方メートル。佐賀県内最大の「ゆめタウン佐賀」の2個分。駅ビルでは日本最大規模だ。

 

 改札口を出ると、ショッピングだけでなく、グルメも映画もすべて、駅ビル内で完結できる仕掛けになっている。28日、報道陣約430人が集まった内覧会で、担当者は「規模感を体感してほしい」と胸を張った。

 

■危機感

 

 JR九州にとって駅ビルは新幹線と並ぶ2大事業。だが「新幹線の利益はほとんどが整備した国への利用料として消える」と関係者。600億円の巨費を投じた駅ビルでどれだけ稼ぐかが、同社念願の株式上場の行方を左右する。ビル全体の初年度売り上げ目標は700億円。1日35万人の駅利用者をいかにのみ込み、回遊させるかが大きなかぎとなる。

 

 かつてないライバルの出現に危機感を抱くのは博多駅からわずか2キロの天神地区の商業界。岩田屋と博多大丸を合わせた規模の巨大商業施設を迎え撃つため、百貨店やファッションビルなど14施設が共同販促キャンペーンなどを企画する。昨年10月に経営統合した岩田屋三越の太田垣立郎社長は「人の流れが大きく変わるのは間違いないが、予測は難しい。十分に検証して秋以降に本格的な店舗の見直しをしたい」と構える。

 

 恐怖とも言い換えられる危機感には、JRの主要駅ビルが全国で“一人勝ち”を続けている現実がある。札幌、名古屋は地域一番店となり、京都は既存百貨店に激しく迫る。日本政策投資銀行九州支店の初年度売上高の試算は927億円。このうち、180億円を天神から奪うとみる。

 

■広い商圏

 

 同行の久間敬介企画調査課長は「駅ビルは買い物客を外に出さないし、新幹線の新路線と直結した駅なので商圏は相当広い」とその強さを分析。さらに「影響は隣県にも及ぶ。既に天神への買い物客が多い佐賀は、今以上に消費を吸い取られるかもしれない」と指摘する。実際、JR名古屋駅ビルに2000年に高島屋が開業して以降、岐阜や三重などの隣県を含め、八つの百貨店が閉店した。

 

 九州新幹線開通に伴う12日のダイヤ改正で、佐賀駅から博多に向かう特急は1日36本から45本に増える。期間限定ながら博多駅行きバスも再開される。巨大商業ビルの吸引力に加え、交通の利便性も増す。消費流出をどう食い止めるか。佐賀の大型商業施設も臨戦態勢を整えている。

 

        ◇   ◇

 

 九州で百年に一度の大プロジェクトと呼ばれていた九州新幹線がいよいよ開業する。大阪から鹿児島までの直通運転、そして、九州最大の商業施設「JR博多シティ」の開業は、佐賀県内の観光やビジネス、暮らしにどのような変化を起こすのかを探った。


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