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商業・流通

1234チバQ:2011/01/06(木) 00:26:26
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/101231/tnr1012311600004-n1.htm
【続スクリーンとともに】映画ファンの声がある限り 北海道北見市「シアターボイス」 (1/3ページ)
2010.12.31 16:00

映画ファンの声を吸い上げるスタッフ。右から代表の伊藤文一さん、吉田信司さん、映写技師の平井一寛さん=平成22年11月13日、北海道北見市のシアターボイス(藤井克郎撮影) JR北見駅前の「まちきた大通ビル」6階にある、と聞いていたが、建物の周りには案内板らしきものが見当たらない。「ろくな宣伝もしていないのに、たくさんのお客さんが来てくださる。ありがたいな、という感じです」。「シアターボイス」代表の伊藤文一さん(57)は、そう言って恐縮する。

 映画ファンの声に耳を傾けながら運営する、という意味で「シアターボイス」と名付けられたこの映画館は、かなり数奇な運命をたどってきた。入居するビルも、以前は「きたみ東急百貨店」というデパートで、シアターボイスの前身は東急が経営する「ホール109」という劇場だった。地元にシネコンができてからは映画上映をやめ、貸しホールとして落語会や講演会などを開く程度だったが、東急に勤めていた伊藤さんが異動でホール担当になったことで、再び息を吹き返した。

 「せっかく設備があるのにもったいない。何とか上映できないかと、『懐かしの名画を観る会』という市民団体と組んでNPO法人(特定非営利活動法人)を設立し、映画館を始めたんです」と伊藤さん。こうして平成18年3月、シアターボイスがオープンした。

 ☆ ☆ ☆

 それまでは年に2回ほど市の施設などを借りて上映会を開いていた「懐かしの名画を観る会」の吉田信司さん(51)は、待望のミニシアターの誕生に小躍りして喜んだ。

 「伊藤さんから話があったときはうれしくってね。メジャー系の大作だけでなく、たくさんの映画が見られるという夢がかなうわけですから」と振り返る。

 きたみ東急百貨店がNPO法人「コミュニティシネマきたみ」に運営を委託するという形で始めたが、2年後の20年10月末、今度は百貨店そのものが閉店しまう。建物は何とか市が買い取って複合ビルとして再開したものの、伊藤さんは札幌の本社に戻ることになった。

 「その時点でシアターボイスを閉めることもできたが、何とか広告をもらって乗り切れないかと考えた。2年ほどたって百貨店の仕事が一区切りついたので、次のステップに行こうかなと思って…」。今年3月、伊藤さんは会社を退職し、北見に帰ってきた。

 ☆ ☆ ☆

 現在はアート系の新作を中心に、約2週間ごとに作品を入れ替えて公開しているが、10月末には「ローマの休日」など「懐かしの名画を観る会」が選んだ旧作を初めて上映。1週間で400人ほどの市民が詰めかけた。

 「普段、シアターボイスに来る客層とは違い、古い映画のよさを知っていて、また劇場で見たいという年配の人も多かった。幅が広がってよかったかなと思いますね。機会があれば、またやってみたいです」と、ボランティアで劇場運営を手伝っている「名画を観る会」の吉田さんは言う。

 実は、まちきた大通ビルには4、5階を中心に市役所が移転してくるという計画がある。先行きは依然として不透明なのだが、観客の声が後押ししてくれる限り、伊藤さんはがんばるつもりだ。

 「600人いる会員の中には、遠く網走や釧路から足を運んでくる人もいる。収支のことを考えるとつらくなるが、次に何をかけるか作品を選んでいるときは楽しくてわくわくする。やっぱり映画が好きなんでしょうね」とほほ笑んだ。(藤井克郎)

 《メモ》平成18年3月開館。座席数は85席で、普段は一般1500円で鑑賞できる。火曜休映。入居するまちきた大通ビルは、地下1〜3階と6階が「コミュニティプラザパラボ」という商業施設になっており、シアターボイスと同じ6階には飲食店やギャラリーなどが入る。北海道北見市大通西2の1。(電)0157・31・3600(代表)。


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