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国際政治・世界事情

817千葉9区:2009/07/03(金) 23:11:07
>>571>>725
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200907010003o.nwc
インド 西ベンガル州 揺らぐ左派与党 混乱拍車
2009/7/1


 インド連邦政府は、6月26日、極左武装組織「インド共産党毛沢東主義派(毛派)」の反乱を鎮めるため、東部の西ベンガル州ラルガーに民兵を投入した。4〜5月の総選挙で合法共産主義政党は大きく議席を減らす一方、非合法極左組織が勢力を拡大し、インド東部の安定と経済発展が脅かされている。

 西ベンガル州政府の与党連合「左派戦線」の中核をなす「インド共産党マルクス主義派(CPI−M)」は、総選挙で43議席から16議席に激減し、失速した。左派戦線政府がすぐにも崩壊するとみて、ラルガーの毛派は勢いづき、CPI−M幹部を暗殺するとともに、地元の警察を追い払い、村を占拠して「解放区」としていた。

 西ベンガル州では、1977年、CPI−Mを中心に左派戦線が州議会の多数を占めて、土地改革によって地位を固め、地元の強力な労働組合と連携して、州政権を担ってきた。しかし、その代償として、民間企業が流出し、公共投資にも偏りがみられ、西ベンガル州は低開発に苦しんできた。

 現在、CPI−Mは極左の毛派からテロ攻撃を受けるだけでなく、保守の「草の根会議派(TCP)」からの攻勢にもさらされている。TCPは、伝統的な生活様式の維持を訴えて農民を引き付け、総選挙で2議席から19議席へと躍進した。

 CPI−Mは左右両派からの挟み撃ちに遭う格好だが、同党が衰退すれば革命共産主義と資本主義との間に緩衝剤がなくなり、いっそう暴力的な衝突が起きるだろう。インド各州の政府の中で、西ベンガル州の左派戦線は単なる極左弾圧ではなく、貧困農民層の要求に応えようとしてきたからだ。

 政治経済状況の変化により、西ベンガル州の左派戦線の長期支配が揺らいでいる。だが、左派戦線が崩壊すれば、毛派の反乱を封じ込めていた重要な勢力を失うことになる。


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