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国際政治・世界事情

1とはずがたり:2005/05/23(月) 02:47:11
世界情勢・世界史ネタなど
軍事問題は安全保障論http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l10を国際経済問題は国際経済学http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/l10を参照の事

615千葉9区:2009/06/04(木) 23:28:42
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090604/erp0906041711004-n1.htm
選挙結果にらみ「ブラウン降ろし」公然化 (1/2ページ)
2009.6.4 17:09

このニュースのトピックス:欧州
 【ロンドン=木村正人】下院議員の経費乱用問題に揺れる英国で地方選と欧州議会選の投票が4日、行われた。地方選の大勢は5日に判明する見通し。労働党のブラウン首相は選挙後に内閣改造を行い政権死守を図る構えだ。しかし、主要閣僚や閣外相が次々と辞任を表明、同党内で党首交代を求める電子メールが出回るなど「ブラウン降ろし」の動きが公然化している。

 選挙を控えた2日、夫のアダルト映画代などを経費請求していたスミス内相と閣外相2人が辞任を表明。3日には住宅の売却益にかかる税金を免れていたブリアーズ地域・地方政府担当相も辞任を表明した。2つ目の住宅にかかる経費乱用問題では、マーティン下院議長ら与野党議員20人が引責辞任を表明しているが、閣僚の辞任は初めて。

 ブリアーズ氏はブレア前首相派の中心人物で、ブラウン首相への批判を強めており、辞任は反乱ののろしともなった。「次の総選挙はブラウン首相では戦えない」と党首選実施を求める電子メールが一斉に労働党下院議員に送られ、一部英紙は党首選の実施に必要な72人以上の支持が得られる見通しだと伝えている。

 同党の基盤団体フェビアン協会の調査担当者は本紙に、「35地方議会選で得票率が20%(昨年の地方選は24%)を下回り、欧州議会選で野党・自由民主党か英国独立党の後塵(こうじん)を拝して3位以下になると、党首交代を求める声が強まる」と話した。直近の世論調査で労働党に投票すると答えた人は16%にとどまっており、ブラウン首相を取り巻く環境は極めて厳しくなっている。

 反首相派は今月中旬に党首選実施、月末に新党首誕生とのシナリオを描いており、党内で広く支持されるジョンソン保健相が最有力後継候補とみられている。

 これに対し、ブラウン首相は選挙後に内閣改造を強行し、反乱を封じ込める考えだ。しかし、去就が注目されるダーリング財務相の処遇をめぐり首相と財務相の確執が伝えられるなど閣内の不協和音も大きく、首相が改造に着手できない場合、逆に党首交代の流れを加速させる恐れもある。

616千葉9区:2009/06/05(金) 21:39:22
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-38417820090605
情報BOX:閣僚辞任相次ぐ英政府の今後の見通し
2009年 06月 5日 16:02 JST
 [ロンドン 5日 ロイター] 国会議員による経費乱用が問題になっている英国で4日、パーネル雇用・年金相が辞意を表明した。閣僚の辞意表明は今週に入って3人目。

 同相は1年以内に実施される次期総選挙で労働党が勝利するチャンスを増やすため、ブラウン首相に退陣するよう呼び掛けた。同相の辞意表明は欧州議会選および地方選と時を同じくしたが、選挙では与党労働党の大敗が予想されている。

 景気後退(リセッション)と経費乱用をめぐる不祥事に揺れる労働党政府とブラウン首相の今後の見通しを探ってみた。

 <パーネル雇用・年金相辞任が持つ意味>

 非常に重要。他の閣僚が追随しかねない。3日に辞意表明したスミス内相やブリアーズ地域・地方政府担当相が内閣改造で更迭される前に自ら飛び出すとみられていたのとは異なり、パーネル氏は内閣で上級ポストを堅持すると予想されていた。

 パーネル氏は39歳で人気急上昇中の党のホープ。ブラウン首相を公に批判して辞任した最初の閣僚となった。

 <ブラウン首相はどう対応するか>

 首相にとっては求心力回復が急務で、早ければ5日にも内閣改造に取り組む見込み。パーネル氏の辞任や5日に発表される地方選の結果、7日夜に発表される欧州議会選の結果を受けた不愉快な新聞の見出しから少しでも注意を遠ざける上で内閣改造が役立つ可能性もある。
 しかし、ブラウン首相は改造に取り組む以前に、まず空席となった3閣僚の穴を埋める必要がある。

 内閣の入れ替えに関しては、ブラウン首相と親しいボールズ児童・学校・家族担当相がダーリング財務相の後任に起用されるとの観測が流れたほか、ダーリング財務相に今より目立たないポストが提示された場合、同相が閣僚を辞任するとの観測も浮上している。

 ミリバンド外相の後任にマンデルソン民間企業担当相を充て、党内の規律回復の一助に閣僚経験の長いブランケット元内相を呼び戻す可能性もささやかれている。

 ミリバンド外相もマンデルソン民間企業担当相も、現在の職務を喜んで継続すると述べている。

617千葉9区:2009/06/05(金) 21:39:41
 <ブラウン首相は生き残れるか>

 生き残れない可能性がますます強まっているようだ。閣僚の相次ぐ辞任に加え、下院で後方席に座る若手議員がブラウン降ろしを図る計画もうわさされている。

 首相を救うことができるかもしれない要因もある。

 首相交代という事態になれば、労働党が12年間守り続けてきた政権の座を明け渡すことがほぼ確実とみられる総選挙の早期実施を求める野党保守党の声がさらに大きくなるだろう。ブラウン首相は2007年に任期半ばで辞任したブレア首相の後任となり、総選挙の洗礼を経ていない。アナリストは労働党が総選挙を実施せずに首相を交代させることはできないとみている。

 一部の労働党議員は、経済が回復し、選挙の見通しが改善することを期待して、来年までブラウン首相を擁護し続けることが彼らの利益につながると考える可能性がある。

 <ブラウン首相でなければ誰か>

 ジョンソン保健相が最有力候補とみられている。ジョンソン氏にはブラウン首相に欠けているメディア対応力があるが、政策についてあいまいとの批判もある。

 労働党が世代交代を望めば、ミリバンド外相が対抗馬となる可能性もある。

618千葉9区:2009/06/05(金) 21:40:15
http://mainichi.jp/select/world/news/20090606k0000m030045000c.html
英首相:内閣改造に着手 閣僚辞任相次ぎ求心力の回復狙う
 【ロンドン笠原敏彦】ブラウン英首相は5日、内閣改造に着手した。下院議員の不当な経費請求問題が政権基盤を揺るがす中、4日にはパーネル雇用・年金相が閣僚として3人目の辞任を表明するとともに、首相辞任を求める事態に発展。求心力の低下が著しい首相にとって、内閣改造は政権浮揚をかけた最後のチャンスになるとの見方が強い。

 パーネル氏は首相にあてた書簡で閣僚辞任の意向を伝え、「私たちは共に労働党を愛している」「あなたが指導者であり続けることは(次期総選挙での)保守党の勝利を一層現実的にする」と訴え、首相辞任を求めた。

 ブラウン政権では、スミス内相とブリアーズ地域・地方政府担当相が自らの不当な経費請求の責任を取る形ですでに辞任を表明。ブレア前首相派のパーネル氏の「捨て身」の辞任表明はブラウン首相の指導力への明確な挑戦となった。

 下院では「第2住宅手当」を乱用し、支払い済みの住宅ローン利子や自宅改装代など不当な経費請求が常態化。保守系デーリー・テレグラフ紙の過去3週間の暴露キャンペーンで、下院議員のほぼ3人に1人に当たる200人近い議員が俎上(そじょう)に載り、すでに20人前後の議員が次期総選挙への出馬辞退に追い込まれている。

 ブラウン首相は内閣改造で危機乗り切りを狙うが、4日投票の欧州議会選と英統一地方選では労働党の劣勢が伝えられており、今後、首相辞任や解散・総選挙への圧力が一層高まる可能性もある。次期総選挙は来年6月までに行われる。

619千葉9区:2009/06/06(土) 21:11:06
>>551>>585-556

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090605-00000867-yom-int
3人の妻に「ファーストレディー」を交代で…南ア新大統領
6月5日21時58分配信 読売新聞

 【ヨハネスブルク=中西賢司】一夫多妻制の習慣が残る南アフリカで、3人の妻を持つズマ大統領(67)が、3人に平等に「ファーストレディー」としての待遇を与え、公式行事の参加も3人が交代で行うことを決めた。同国紙スターが報じた。

 ズマ氏については総選挙の最中、「6人の妻がいる」との報道もあったが、大統領府のホームページでは、ズマ氏より一つ年上で1973年から連れ添う第1夫人シザケレさん、30歳代の第2夫人ノンプメレロさん、やはり30歳代の第3夫人トベカさんの3人が正妻として明記された。複数の前妻のうち1人は離婚、1人は自殺したと見られる。

 シザケレさんは、ズマ氏がアパルトヘイト(人種隔離政策)に抵抗して10年間投獄され、その後14年半、亡命生活を続けたのを一貫して支え続けた糟糠の妻。子供はないが、他の妻の子供たちを自宅で養育し、大家族を守ってきた。ノンプメレロさんは、ズマ氏が率いる与党アフリカ民族会議(ANC)の活動家で、昨年結婚した。トベカさんは国内の名門大学を卒業し、元銀行員のキャリアウーマン。挙式は来年の予定だ。

 ズマ氏は先月9日の大統領就任式で、「だれがファーストレディーに選ばれるのか」に注目が集まる中、シザケレさんを伴って宣誓に臨んだ。ほかの2夫人も列席し、正式な妻たちの「お披露目」の場となった。

 南アでは、ズマ氏の属するズールー族を含めた9部族が一夫多妻の習慣を維持する。アパルトヘイト時代には法制化されていなかったが、白人支配の終わりと共に部族の伝統を見直す動きが出始め、98年、妻たちの相続権が法律で定められた。多妻は黒人男性だけに認められている。

 一夫多妻制については、国内の女性団体やキリスト教系野党から「倫理にそぐわない」などの批判も強いが、ズマ氏は英紙とのインタビューで、「妻は1人だと言いながら、愛人や隠し子を持つ人がいる(のは偽善)。私は、妻たちを誇りに思っている」と反論し、制度を擁護した。

 ただ、同国の「民主主義研究所」研究員ユセイビアス・マッカイザー氏は「欧米文化が浸透し、都市部では一夫多妻制はほとんど見られなくなった」と指摘。今年2月に行われた世論調査では、国民の74%が一夫多妻制に反対した。経済的負担もあって、地方でも複数の妻をめとるのは部族指導者らに限られており、多妻制は確実に衰退に向かっているようだ。 最終更新:6月5日21時58分

620千葉9区:2009/06/06(土) 21:18:08
http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200906060020a.nwc
英閣僚ら首相に「三下り半」 相次ぐ辞任・退陣要求…政権窮地
2009/6/6

 金融危機で金融機関に公的資金をいち早く投入したことなどが評価され、一時は絶大な支持を集めていたブラウン英首相(58)の政権基盤が、相次ぐ閣僚の辞任で揺らいでいる。4日には主要閣僚の一人、パーネル雇用・年金相が閣僚としては初めて首相の退陣を要求。首相が労働党党首でいる限り選挙で敗北すると伝え、政権を去った。

 ブラウン政権はこの1週間で、国会議員による不正経費請求スキャンダルをきっかけに、すでにスミス内相やブリアーズ地域・地方政府担当相らが辞任の意向を表明している。世論調査で野党保守党が与党労働党をリードするなかで、総選挙まで1年を切っており、パーネル氏に続いて労働党の有力議員もブラウン氏が首相の資質を欠くと批判した。

 パーネル氏はブラウン首相にあてた書簡で、「あなたが首相を続ける限り野党・保守党が勝利する可能性は小さくなるどころか、むしろ大きくなるだけだ。したがって、わが労働党が勝利するチャンスを得るため、退陣を要求する」と訴えた。

 ブラウン首相はパーネル氏の閣僚辞任に失望していると述べる一方、自らの責務に専念する考えを示した。辞任発表は、英統一地方選挙と欧州議会選の投票開始後に行われたが、選挙結果はブラウン党首を引き続き支持すべきかどうか、労働党内の議論を左右しそうだ。

 ブリストル大学のマーク・ウィッカムジョーンズ教授(政治学)は「ブラウン首相は終わりだ。週末を持ちこたえることができるかもしれないが、それより先はだめだ」と断言した。

 ブラウン首相が就任後約2年で辞任することになれば、在任期間が1963年10月からわずか362日だったアレック・ダグラスホーム首相以来の短命政権となる。

 保守党のキャメロン党首は、ブラウン政権が「われわれの目の前で崩壊している」として、総選挙の即時実施を求めるとの声明を発表した。

 首相が辞任した場合の後任は定かではないが、ブラウン首相への圧力は高まっている。労働党のシェアマン文教委員長は英公共放送BBCに対し、パーネル氏の主張に同意するとともに今後さらに閣僚の辞任が続くとの見方を示した。

 シェアマン氏は「首相のやり方への不安が広がっている。党首選を行うべきだ。党首選が行われた暁には、新たなリーダーが誕生するだろう」と語った。(Robert Hutton、Kitty Donaldson)

621千葉9区:2009/06/06(土) 21:18:44
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009060601000183.html
英地方選で労働党が歴史的惨敗 内閣改造の効果は不透明
 【ロンドン6日共同】4日投票の英イングランドの地方議会選挙は5日開票され、ブラウン首相が率いる労働党が歴史的惨敗を喫した。7日に結果が判明する欧州議会選でも大敗が予想されており、5日に発表した内閣改造が求心力回復につながるかは不透明だ。

 英BBC放送は、今回の選挙結果を基に全国レベルでの各党の得票率を推計。保守党が得票率38%でトップで、同28%の自由民主党が労働党を抑えて2位、労働党は過去最低の23%だった。

 ブラウン首相は記者会見で「つらい敗北だ」と述べ、「(今は)国民の経済への先行き不安に対して敏感であるべきだ」として、保守党などが求めている総選挙の早期実施の要求には応じない考えを示唆した。

 キャメロン党首が率いる保守党は6日未明時点で、選挙のあった34の議会のうち新たに7議会で勝利し、計29の議会で過半数を獲得した。労働党は選挙前に過半数を握っていた4議会すべてで保守党に敗れた。

 ブラウン首相は5日、下院議員の不正経費請求問題を機に高まった退陣要求の拡大阻止を狙って内閣改造を断行。しかし、留任しなかった元閣僚が首相批判を始めるなど、政権の不安定さはぬぐい去られていない。

2009/06/06 10:07 【共同通信】

622とはずがたり:2009/06/06(土) 23:20:29
>>621
ここんとこしょっちゅう労働党は歴史的敗北してるような気がしますね。。
総選挙ずっと引き延ばしているのは自民党と同じやな。。

623千葉9区:2009/06/07(日) 11:54:56
http://www.asahi.com/international/update/0606/TKY200906050441.html
「ブラウン離れ」加速 英首相が内閣改造、入閣拒否も(1/2ページ)
2009年6月6日2時0分

 【ロンドン=土佐茂生、大野博人】議員の経費乱用問題に揺さぶられている英国のブラウン首相は5日、内閣改造に着手した。経費問題ですでに閣僚2人が辞任し、4日には若手閣僚が首相に辞任を勧告して自身も辞任。与党・労働党内にブラウン離れや造反の動きが強まるなか、何とか求心力を回復するのが狙いだ。だが、入閣要請を断る議員も出ており、難航が予想される。ブラウン政権は自壊の様相さえ呈し始めた。

 英国では4日、欧州議会選挙と地方選の投票があった。

 「年金暮らしに経済危機で、家賃の支払いさえ苦しいのに」と70代の女性。40代の男性は「政治はイラク戦争や経済危機など、いろんな問題をつくってきた。またか、という感じだ」とあきれ顔だ。

 ロンドンの北約50キロのルートン。4日、公民館に設けられた欧州議会選挙にやってくる市民は口々に政治不信を語った。

 下院議員のずさんな経費の詳細を入手した有力紙デーリー・テレグラフの特ダネ報道はすでに1カ月続いている。毎日、議員数人ずつのデータが暴露され、ほかの新聞やテレビが毎晩、同紙の早刷りを待って一斉に追いかけ取材に入る。

 次はだれか。サバイバルゲームで出演者が一人一人排除されるリアリティー番組のような具合で、国民は怒りを日々、新たにし続けた。

 英BBCの世論調査では、48%が「国会議員の半数以上が腐敗している」と答えた。

 批判を浴びているのは下院議員の住宅手当の目的外流用。サウサンプトン大学のアレクサンドル・ケルソ講師によると、英国では1911年まで議員は無給だった。富裕層が私財を費やして取り組む仕事と見られていたためだ。給与制導入後も、政治家は世論の反発をおそれて昇給を嫌い、不透明な「手当」で埋め合わせてきた。暴かれたのはそんな「闇給与」の実態だ。

 政府は金融危機以来、巨額の税金を金融機関に投入し、増税にも着手。痛みを強いる者たちの舞台裏での「お手盛り」の構図が国民の怒りに拍車をかけた。この意味で、経済危機が誘発した政治危機でもある。

 しかし、労働党は内紛を深めるばかり。首相に辞任を勧告した閣僚も経費問題を抱える1人だ。不人気の首相から距離を置こうと入閣要請を断る議員もいる。首相からの離反や造反は、問題を「首相の指導力」にすり替えようとする試みだと国民には映り、政治不信を一段と強めている。

 「彼らにとって首相や政権の体面はどうでもよくなっている。自分たちのことだけ考えて動いている」(ロンドン大学トニー・トラバーズ教授)といった見方は強い。

 経費問題は野党議員にも広がっている。政治不信は政界全体に及び、二大政党制や小選挙区制といった政治制度そのものへの疑問につながり始めている。政権や主要野党が根本的な政治改革を言い始めているほか、メディアでも制度自体についての議論が高まっている。

 ルートンで投票した女性は英国議会には議席を持たない小政党「緑の党」に1票投じた。「二大政党制は崩れても、多くの政党が話し合えば、市民の望むことがより分かるようになるはずだ」。比例代表制の導入を期待しているという。

624千葉9区:2009/06/08(月) 21:21:52
英独仏伊と中道左派の負けです。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009060802000211.html
欧州議会選 英労働党は歴史的惨敗 中道右派、第一党守る
2009年6月8日 夕刊

 【ロンドン=星浩】四日から七日まで実施された欧州連合(EU、加盟二十七カ国)の欧州議会選挙で、中道右派の欧州人民民主党が最大会派党の座を維持することになった。英国で労働党が歴史的惨敗を喫するなど、欧州の社会民主主義勢力は各国で退潮傾向を見せた。

 ロイター通信などによると、九月に連邦議会の総選挙を控えるドイツでは、与党キリスト教民主同盟(CDU)が前回に比べ得票率こそ落としたものの勝利し、メルケル首相の続投に道を開いた。「大連立」政権を構成する社会民主党(SPD)の得票率は過去最低に落ち込んだ。

 フランスではサルコジ大統領の与党の国民運動連合(UMP)が勝利。社会党(PS)は、前回(二〇〇四年)に比べて得票率が10ポイント以上落ちる記録的な大敗となった。緑の党系は得票率を倍増する躍進で、PSと並んだ。

 イタリアでは、ベルルスコーニ首相率いる右派の「自由国民」が圧勝した。

 英国では、四日に欧州議会選と同日実施された地方選で大敗し、内閣改造に踏み切ったブラウン首相率いる労働党が、10ポイント近く差をつけられる大敗。得票率が20%を大きく下回りそうで、退陣を求める声がさらに強まりそうだ。

 欧州議会選で中道右派が勝利したことで、EUを五年間率いた同派のバローゾ欧州委員長は再任への道が開けた。

625千葉9区:2009/06/08(月) 21:24:47
http://mainichi.jp/select/world/news/20090609k0000m030107000c.html
英国:労働党惨敗 経費問題の反発が小政党支持へ
 【ロンドン笠原敏彦】英国では欧州議会選でブラウン首相の与党・労働党が、下院の経費不当請求問題に対する世論の強い怒りを受ける形で「戦後最悪の選挙結果」(英BBC)となる惨敗を喫した。首相への辞任圧力が強まるのは必至で、党内亀裂が一層深まるとみられる。

 北アイルランドを除く開票(69議席)の結果、労働党の得票率は前回04年から7ポイント減って15.7%まで低下し、第3党に転落。保守党(27.7%)、欧州連合(EU)離脱を掲げる英国独立党(UKIP、16.5%)、自由民主党(13.7%)はほぼ横ばいで、極右政党・英国国民党(BNP、6.2%)が国政レベルで初めて議席(2議席)を獲得した。

 経費スキャンダルへの有権者の反発が、小政党支持へ回った。BNPに議席を許したことに、主要政党は英国政治にとって「悲しい日」と落胆している。労働党内では、一部議員がブラウン首相への辞任圧力を強める一方、有力閣僚らは首相支持を鮮明にし、党内は分裂傾向にある。


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