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文部スレ

3451荷主研究者:2017/09/16(土) 20:14:57

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00441670?isReadConfirmed=true
2017/9/4 05:00 日刊工業新聞
東北大学サイエンス・エンジェル、科学の魅力を次代に伝える “リケジョ”かっこいい

 東北大学が自然科学系学生や教員の女性比率を高めようと模索している。多様な視点を集めることで、研究力の向上や国際競争力を強化させるのが狙いだ。こうした流れの一環で始まった大学院の女子学生たちが参加する「東北大学サイエンス・エンジェル」(SA)の活動は、女性研究者の増加に一役買っている。今年誕生11年目を迎え、SA出身者は累計で600人を超えた。(仙台・田畑元)

女性研究者の講演に聞き入る高校生ら

 7月下旬、東北大の青葉山北キャンパス(仙台市青葉区)で開かれたオープンキャンパス。蒸し暑い教室で女子高生らが真剣なまなざしを教壇に向ける。目線の先にいるのは、SAの福與(ふくよ)悠里さん(理学研究科博士課程前期2年)。講演を通じて女子中高生に科学の魅力を伝えるメッセンジャー役だ。専門とする薬学の面白さを熱く語った。

 女性研究者の道を志す上でSAの存在は大きい。オープンキャンパスに訪れる女子学生からは、「SAの人たちがいるから東北大に入りたいとの声もある」(田中真美男女共同参画推進センター副センター長)とか。

 07年に18・78%だった東北大の理系女子学生(学部生)の比率は16年には22・11%に上昇した。女性教員の数も07年の7・30%から16年に12・64%になった。より一層増やすため、女性に限定した研究者採用枠や昇進枠も設ける。

 SAの活動は、06年に文部科学省の「女性研究者支援モデル育成」事業として採択された、女性研究者支援プログラムがきっかけで始まった。3年間助成後、大学独自の資金でこれまで活動を継続している。

 年度ごとに学内公募し、40―50人程度を採用する。採用された学生は総長から任命され、職員扱いとなって大学から給与(時間給)を支給される。更新も可能で修士・博士課程をまたいで活動する学生も多い。主な活動はオープンキャンパスでのトークイベントの主催やそれぞれの母校でのセミナー開催など。東北各県や東京に出張することも多い。

【進路選択にも役立つ】
 平田萌々子さん(理学研究科博士課程後期3年)は地学を専攻し、防災・減災を研究する現役SAの1人。修士1年から5年間の活動を通じ、「研究室外の学生たちと横のつながりができた。トークイベントを通じて女子高生らと話し、初心を思い出した」と話す。

現役SA生の平田さん

 SAは、OG組織もあることから、「企業や省庁訪問など就職活動に役立った」。平田さんは来春、大手自動車部品メーカーに研究職として入社する予定だ。SAの活動は、女性研究者間の交流を深くし、進路選択にも役立ったとか。

 SAの1―2期を務めたOGの瀬戸文美さん(東北大助教)は、「研究内容を伝えることに興味があった。最初は手探りで大変だった」と設立当時を振り返る。今では男女共同参画推進センターの職員として、SAを運営する立場になった。

 「“リケジョ”ってかっこいい」―。オープンキャンパスの現場には、現役学生の目線でいきいきと科学の魅力を語り、次代にバトンを伝えようとするSAたち。その奮闘する姿は、女子高生たちの進路選択にきっと影響を与えたはずだ。

(2017/9/4 05:00)


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