したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

文部スレ

1とはずがたり:2005/05/22(日) 12:54:46
教育一般。

文部科学省
http://www.mext.go.jp/

3026とはずがたり:2016/09/20(火) 18:53:55
>>3025-3026
――日本の大学がアメリカの名門大学と肩を並べることができるのでしょうか。

瀧本:簡単じゃないでしょうね。一つ大きな違いがあって、日本の大学は国の予算で運営しているけれど、海外の大学は、膨大な寄付金で成り立っている。スタンフォード大学は、一人息子を亡くした鉄道王が、息子の名前を残したいと、競走馬を育てるために所有していた牧場を寄付してできた大学です。欧米の名門大学は、世界中から、優秀な人には十分な奨学金を与えて、人材を集めます。そのなかから億万長者が誕生し、彼らが母校にまた寄付をするんですね。

 そういうレベル感の世界と比較すると、日本は貧しい国なんです。

――東大・京大以外の大学の頑張りも必要になってくるのでしょうか。

瀧本:それも実は簡単じゃないんですね。人口が増え、進学率が上がったここ数十年間は、大学は最も成長を遂げた産業でした。ですが、新興ベンチャーでいい大学というのはなかなか生まれない。いい大学がいい先生と生徒を集めるという脈々と続く強固な歴史があるので、突然変異的に、いい大学を作るのは難しいのです。

 ただ、いくつか例外があって、その一つが上智大学です。ここ数十年で上智大学のレベルは格段にアップしました。上智はカトリック系ですから、そのネットワークを使って、世界中からよい先生と生徒を集めることができたんです。この例からも、グローバルを相手にしないと勝負できない時代だということがわかります。

――先生は著書『僕は君たちに武器を配りたい』で、大学の教養(リベラル・アーツ)の重要性を説いておられますが、いま時代、必要な教養とは何でしょうか。

瀧本:著名な投資家ジョージ・ソロスは、科学哲学者カール・ポパーの弟子で、学生時代は研究者を志していました。が、挫折して、やむを得ず、証券会社に就職する。その後、投資家になった彼は、「理性の限界」について考えたことが投資戦略に役立っていると語っています。

 これは一例ですが、グローバル展開している企業の幹部は、口をそろえて「哲学」が重要だと言います。専門性を持っているよりも、たくさんの“引き出し”を持っているほうが有利だと。専門知識は、企業が所有しているんです。企業に入ってから学べばいい。学生に求められるのは、知識ではなく、様々な考え方。すでにルールの決まった世界で一生懸命努力しても、付加価値は生まれません。企業は、非連続の変化を生み出せる人材を欲している。そのために武器となるものこそが、教養なのです。

【たきもと・てつふみ】
東京大学法学部卒。同大学院法学政治学研究科助手、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て独立。現在は、エンジェル投資家、京都大学客員准教授。NPO法人全日本ディベート連盟代表理事、星海社新書軍事顧問などもつとめる。著書に『僕は君たちに武器を配りたい』『武器としての決断思考』『武器としての交渉思考』
武器としての決断思考 (星海社新書)

3027とはずがたり:2016/09/20(火) 18:54:13

瀧本哲史氏「マッキンゼー、凄い人気だけどクールではない」
http://news.livedoor.com/article/detail/7558870/
2013年4月3日 7時0分 NEWSポストセブン

 京都大学が発表した教養課程の「英語化」に見られるように、英語の重要性が高まっている。これらを「自然な流れ」と語るのは、京大で教鞭をとる瀧本哲史氏だ。『僕は君たちに武器を配りたい』をはじめとする“武器シリーズ”がベストセラーとなり、京大の講義も人気を博す瀧本氏は、マッキンゼー出身のエンジェル投資家という顔も持つ。京大で「起業論」も教える瀧本氏に、起業の現状と、今後の日本経済を聞いた。

 * * *
――先生の「起業論」の授業は、大変な人気だとお聞きします。実際、京大を出て起業する人は、どれくらいいるんでしょうか。

瀧本:そんなに多くはないですね。僕はそもそも、大学を出てすぐの起業に、あまり賛成ではないんです。本にも書きましたが、どこか大企業にしばらくいて、そこで会社や業界の弱点を探して、それを元に起業するのが一番成功するパターンです。就職できないから起業するというのも間違っています。起業というのは、実力のある人がするのであって、追い詰められた人がするものではない。

 たとえばネットメディアで、資本力はそれほどないのに成功しているのは「J-CAST」です。J-CASTは『AERA』の元編集長が立ち上げたメディアですよね。よくわかっている人が起業したほうが成功する確率は高いのです。

――世界的にそうなのですか?

瀧本:それが世界の王道です。インテルだってフェイスブックだって、グーグルだって、同業他社を辞めた人が創業にかかわっています。アップルが成功したのも、インテルでマーケティング部長を勤めたマイク・マークラの功績が大きい。学生が会社を大きくしたというストーリーは喧伝されがちですが、それだけで会社は大きくならないのです。

――起業するのに必要なことってなんでしょうか。

瀧本:能力は言うまでもありませんが、まとまったお金も必要になります。が、日本でサラリーマンをしていると、住宅と教育にお金がかかりすぎて、相応の額のお金が手に入らない。そういう意味で、リクルートには期待しています。今年株式公開(IPO)したら、億単位を手にする人が出るでしょう。彼らがどう動くのか。グリーもストックオプションの行使タイミングが近いので、新たな事業が生まれるきっかけになるかもしれません。

 夫婦でリスクヘッジするのもありだと思います。旦那さんが堅い仕事についていて、奥さんが起業する。その逆もしかりです。私の投資先にもこういうパターンは結構います。

――最近は、マッキンゼー出身の起業家の活躍が目立ちます。先生もマッキンゼーご出身ですが、強さの秘訣は何でしょうか。

瀧本:マッキンゼーは、日本では特殊な人気企業として語られがちですが、海外においてはエスタブリッシュメント的な会社です。日本で言う、大手商社みたいな存在ですね。人気があってみんなが入りたがるけど、必ずしもクールではないよねと。

 いま日本では、卒業生がメディアで目につくようになっていますが、それはピークアウトの兆候です。産業として、あるいは会社として、成熟期に入っているということですね。コンサル業界も競争が激しいですからね。ただ、出身者を「アラムナイ=卒業生」と呼ぶ言葉のとおり、教育機関、ネットワーキングの場として優れていたのは確かですね。

――最後に、アベノミクスへの期待が高まっていますが、景気は上がっていくのでしょうか。

瀧本:景気について言えば、正しい金融政策をすれば景気が良くなるのは当たり前です。それ以上でもそれ以下でもない。ただ、正しい金融政策が行われるというのが、日本においては、難しかった。今後も全く予断を許さない。

 日本のメディアはとかく「こうなる」と断言しますが、物事は単純ではありません。わかりやすい答えを求める人が多いから、メディアはそういう人たち向けに書いているのであって、本当のことを書いていない。売れると思っていることを書いているだけです。たとえば「The Economist」などは、日本とは全然違う報道をします。海外の違う視点の報道と読み比べできるのも、英語ができる大きな利点の一つですね(笑)。

【たきもと・てつふみ】
東京大学法学部卒。同大学院法学政治学研究科助手、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て独立。現在は、エンジェル投資家、京都大学客員准教授。NPO法人全日本ディベート連盟代表理事、星海社新書軍事顧問などもつとめる。著書に『僕は君たちに武器を配りたい』『武器としての決断思考』『武器としての交渉思考』

3028名無しさん:2016/09/20(火) 23:03:31



歴代邦画興行収入ランキング
1 304.0 千と千尋の神隠し 2001
2 196.0 ハウルの動く城 2004
3 192.1 もののけ姫 1997
4 173.5 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 2003
5 155.0 崖の上のポニョ 2008
6 100.3 南極物語 1983
7 92.5 借りぐらしのアリエッティ 2010
8 91.8 子猫物語 1986
9 85.8 天と地と 1990

3029名無しさん:2016/09/20(火) 23:07:50


 劇場版アニメ「秒速5センチメートル」(2007年)などを手がけた新海誠監督の約3年ぶりの新作「君の名は。」が、4週連続で観客動員数ランキングの首位を獲得したことが20日、興行通信社の調べで明らかになった。累計興行収入は、19日時点(公開から25日間)で91億円を突破しており、シルバーウイークを迎え、日本のアニメとしては宮崎駿監督の「風立ちぬ」以来、ジブリ作品以外では初めてとなる100億円の大台も視野に入っている。また、累計動員数も約698万人に達した。

 「君の名は。」は、1000年ぶりとなる彗星(すいせい)の来訪を1カ月後に控えた日本を舞台に、山深い田舎町に暮らす女子高生・三葉と東京で暮らす男子高生の瀧が、入れ替わってしまう……というストーリー。主人公の瀧を俳優の神木隆之介さん、ヒロイン・三葉の声を女優の上白石萌音さんが演じており、ほかに長澤まさみさん、谷花音さん、市原悦子さんらも声優として出演している。

 2位は、大今良時さんのマンガが原作の劇場版アニメ「聲の形(こえのかたち)」(山田尚子監督)、3位には渡辺謙さんや宮崎あおいさん、妻夫木聡さんら日本映画界屈指の俳優たちが競演する「怒り」(李相日監督)がランクインしている。

まんたんウェブ 9月20日(火)15時15分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160920-00000010-mantan-ent

3030名無しさん:2016/09/22(木) 15:34:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160920-00000098-mai-sctch
<東大>論文不正疑惑、本格調査 調査委設置へ
毎日新聞 9月20日(火)21時22分配信

 東京大の医学系と生命科学系6研究室が発表した論文計22本に捏造(ねつぞう)や改ざんなど不正の疑いが指摘された問題で、東大は20日、予備調査の結果、疑いを否定できないとして全ての論文を本格的に調査することを決めた。過半数の学外有識者を交えた調査委員会を30日以内に設ける。東大の研究室を主宰する教授6人が関係する研究の不正疑惑が一度に本格調査に入るのは極めて異例だ。

 匿名の告発文が8月中に2回届き、東大が学内委員会で予備調査をしていた。対象論文は、生活習慣病などに関係する基礎研究の成果。医学系の教授5人と生命科学系の教授1人がそれぞれ責任著者となり、2003年から今年までに英科学誌ネイチャーなどの有力誌に掲載された。告発文は、これらの論文のグラフなどの図版を検証した結果、不自然な点が多く見つかり、基になったデータが存在するか疑わしいものもあるなどと指摘している。

 東大の学内規則によると、本調査は関係者からの聞き取りや実験試料の分析などを実施し、調査委の設置から原則150日以内に不正行為の有無などの結論を出すとしている。

 東大広報室は「本調査の開始が不正行為を認定するものではない」と説明している。【千葉紀和】

3031名無しさん:2016/09/23(金) 22:15:56
若い男女の切ない恋を描いた映画「君の名は。」が、公開から1か月足らずで興行収入100億円を突破しました。日本のアニメーション映画でスタジオジブリ以外の作品が100億円を超えたのは初めてです。

「君の名は」は新海誠監督が手がけたアニメーション映画で、地方の町に住み都会に憧れる女子高校生が、東京の男子高校生と体が入れ代わる物語です。
2人が会えそうで会えない切ないストーリーや緻密に描かれた風景が人気を呼び、観客の数は先月26日に公開されてから4週連続で1位を記録しています。

映画を配給する東宝によりますと、公開から22日までの28日間で観客の数が770万人を超え、興行収入は100億円を突破したということです。
映画の記録をまとめている興行通信社によりますと、日本のアニメーション映画では、これまで宮崎駿監督が手がけた「千と千尋の神隠し」や、「ハウルの動く城」などが100億円を突破していますが、スタジオジブリ以外の作品では今回が初めてだということです。

東宝は「絵の美しさや音楽、ストーリーの意外性が話題を呼んで、若い人を中心に2回、3回と映画を見るリピーターが多いことが100億円突破につながった。今後も多くの世代に見てもらいたい」と話しています。

NHK 9月23日 18時26分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160923/k10010704501000.html

3032とはずがたり:2016/09/28(水) 16:14:40
経済学部は小樽商科大と統合とかどうよ?

北大が教授205人相当カットの大規模リストラ発表〜ノーベル賞とか世界大学ランキングどころでない件
http://bylines.news.yahoo.co.jp/ishiwatarireiji/20160923-00062472/
石渡嶺司 | 大学ジャーナリスト
2016年9月23日 1時27分配信

2010年ノーベル賞受賞の鈴木章・名誉教授を輩出した北大なのに

どうも、石渡です。過去にリストラを1回食らっています。
という個人談はさておき、大学教員、特に国立大教員はそう簡単にクビにならないだろう、と思い込んでいました。

まして、わが郷里、北海道が誇る旧帝大の一角である北海道大学は、2010年に鈴木章・名誉教授がノーベル化学賞を受賞したほどの大学。

研究予算も含めて、さぞ予算が潤沢なのだろうと思いきや、2016年9月、大規模リストラ案を大学当局が発表しました。

ノーベル賞再び、とか、世界大学ランキングどころでなく、現在、学内は大紛糾している模様です。

教授205人分相当の大リストラ

リストラ案は、
北海道大学教職員組合執行委員会ブログ2016年9月7日記事「北大で教授205名分の人件費削減を提案」に、大学当局提案のリンクが張ってあります。
ざっくりまとめると要点は次の5点。

・国立大の運営交付金ルールで年1.6%削減が課された
・平成29年度から平成33年度までの5年間で55億円が不足する見込み
・そのために、医学部、歯学部、小部局以外では一律14.4%の人件費を削減(教授だと205人分相当)
・平成29年度から退職者の不補充、任期付き教員の雇い止めなどで対応
・目標を達成できない部局は新規採用・昇任の停止、経費カットなど

学内は反発も

当然ながら、教職員組合は
執行委員会声明「正当性なき教員数削減方針の撤回を求める」を発表。
地元紙・北海道新聞2016年9月17日朝刊記事によれば、法学・教育学など文系部局長が再考を求める意見書を提出したとのこと。
そりゃあ、そうでしょう。

リストラ案が進めば、研究どころではない

3033とはずがたり:2016/09/28(水) 16:15:14
>>3032-3033
このリストラ案が通っても、一見すると、すぐ大リストラ、というわけではなさそうです。
あくまでも、「退職者の不補充、任期付き教員の雇い止め」なので。

ただ、一方で、目標を達成できないなら部局予算を減らす、新規採用・昇進を停止する、と言われてですね。
新規採用や内部の昇進人事などができるでしょうか、いやできるわけがない(反語)。

ということは、誰がどう考えても、「退職者の不補充、任期付き教員の雇い止め」だけではすみません。
期間中は、ポスドクからの採用も含めてやめよう、となってしまいます。

ポスドクの若手研究者からすれば、

「頑張っていれば、ポスドクから助教へ、そして准教授、教授と昇進していくに違いない」

という希望が消されたも同然です。
希望がない、ということは研究への情熱を持て、といっても無理でしょう。
情熱を持てない、ということは国内外の他大学に移るか、それとも、研究者としてのキャリアをあきらめるか、という話になってしまいます。
ノーベル賞だの世界大学ランキングどころではなくなってしまうに違いありません。

事務職員はすでにリストラ済み

北大はすでに事務職員については事務系・技術系職員を10%、減らしています。
その代替人員は非正規雇用職員となっています。
事務職員を減らすだけ減らして、今度は教員、と。

北大だけでなく、他の国立大にも広がる可能性大

このリストラ、北大に限った話ではありません。
お金がないのは、他の国立大でも事情は全く同じ。いや、北大以上にひどい大学の方がほとんどです。
国立大全体では平成16年度の法人化以降、この12年間で、約1470億円、削減されています。
これから先、北大だけでなく国立大でも五月雨式にリストラ案が出て、各校で紛糾しそうです。

日本の学術研究は大丈夫なのでしょうか。

石渡嶺司
大学ジャーナリスト
1975年札幌生まれ。北嶺高校、東洋大学社会学部卒業。 編集プロダクションなどを経て2003年から現職。 扱うテーマは大学を含む教育、ならびに就職・キャリアなど。 主な著書に『女子学生はなぜ就活に騙されるのか』(朝日新書)、『就活のコノヤロー』(光文社新書)、『就活のバカヤロー』『アホ大学のバカ学生』(光文社新書、共著)、『教員採用のカラクリ』(中公ラクレ、共著)など。 主な連載は、「シューカツ異種格闘技戦」(JCASTニュース)、「就職を意識した高校生のための進路相談」(東洋経済オンライン)、「石渡嶺司の反就活学」(毎日新聞大阪本社)、「キャリアの流儀」(北海道新聞社)など。

3034とはずがたり:2016/09/29(木) 14:59:52
酷いなぁ・・。

プール飛び込みで首骨折……繰り返される事故 原因に「現実離れした指導」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160929-00010000-bfj-soci
BuzzFeed Japan 9月29日(木)5時10分配信

生徒は首の骨を折り、胸から下が十分に動かない状態だという
7月14日、都立高校でプールの授業があった。3年生の男子生徒(18)は保健体育を担当する男性教諭(44)に、飛び込みの指導を受けていた。男性教諭は手にデッキブラシを持ち、その柄を越えて飛び込むよう指示した。【石戸諭 / BuzzFeed】

ブラシの柄は、プールサイドに立つ教諭の足元から1メートルほどの高さにあった。生徒は水深約1・1メートルと浅かったプールの底に頭を打ち、病院に搬送された。

幸い一命はとりとめた。しかし、首の骨を折り、胸から下は十分に動かない状態に。今も、リハビリを懸命に続けている。過去を振り返っても、飛び込み事故はこの1件だけにとどまらない。教育現場に危機感はあるのか?

繰り返される飛び込み事故
学校のスポーツ事故に詳しい名古屋大大学院准教授の内田良さんの記事によると、1983年度〜2014年度にかけて、学校管理下のプール飛び込み事故で、障害を負ったケースは172件あり、昨年も首骨折など重大な事故が少なくとも3件起きている。

今回も、障害が残る可能性がある重大な事故だ。過去にも、起きたことが繰り返されたと言える。

東京都教委「現実離れした指導」
この事故を東京都教委はどう受け止めているのか。
担当課長の佐藤浩さんは「なぜ、今年になってもブラシの柄を飛び越えさせるような指導があるのか……。これだけの大変な事故です。現実離れした指導であり、男性教諭の知識がなかったと言わざるをえない」と話す。

都教委によると、過去にも飛び込み事故があり、それを受けて2001年、水泳事故防止対策をまとめたリーフレットを作った。これが現在まで、水泳指導のベースになっている。リーフレットの中で、危険なスタートについてもまとめられている。

「空中高く飛び込む」は危険なスタートに当たる、という例示がその中にある。今回、男性教諭はプールサイドに立ち、1メートルほどの高さで、デッキブラシの柄を横にして持って、柄を越えて飛び込むよう指示した。

「これは、危険なスタート指導にあたると考えています。この指導で入水角度が大きくなった。私たちは適切な指導ではなかったと考えています」と佐藤さんは厳しい声で語る。7月20日付で飛び込みについて安全に配慮するよう、各校に文書を出したという。

3035とはずがたり:2016/09/29(木) 15:00:06
>>3034-3035
「今でもこんなことを……」現場からも驚く声があった
そもそも、都教委はリーフレット作成と時期を同じくして、プールのスタート台を取り払っていた。入水角度を大きくしないための措置だ。これ以降、高校のプールで飛び込みを指導すること自体、減っていたという。
「(飛び込み指導について)統計はありませんが、現場からは減っていたと聞きます。今回の指導の内容を聞き、体育教諭から『今でもこんなことをやっているのか』と驚く声もありました」(佐藤さん)

男性教諭は都教委の調査に対して「目標を設定したほうが、生徒たちも努力をする。それが(水泳の)スタートができることにつながっていく」と指導の意図を説明したという。

佐藤さんは「安全面での知識や能力があれば、こんな指導は考えられない。水泳については、高校の代表者を集めて毎年、説明会をしていたが、現場にどう伝わっていたのか……」と話す。

都教委が検証すべき課題は多く、残っている。

スポーツ庁担当者→「事故が繰り返されるようなら、対策を考えていかないといけない」
学習指導要領などによると、中学までは安全の確保を理由に、飛び込みではなく、水中からのスタートを教えている。高校では「水泳のスタートについては、段階的な指導を求めています」(体育授業を管轄するスポーツ庁担当者)。つまり、飛び込みを禁じてはいない。

今回の事故を受けて、何か動きはあるのか。

スポーツ庁の見解はこうだ。「この事故を受けて、特別なにかをすることは考えていない。学習指導要領など現状であるものを周知徹底する」

「周知徹底」して事故が防げるなら、今回の一件は起きていないのではないか。そう質問すると、担当者はこう答えた。

「事故が繰り返されるようなら、対策を考えていかないといけない」
飛び込み事故はすでに繰り返され、低くないリスクが指摘されている。対策を検討する時期に入っているのではないか。

3036とはずがたり:2016/09/29(木) 18:11:42
>>2482>>2486
先生も軽いが判決も軽いな。

教え子殺害で嘱託殺人罪を適用 元准教授に懲役3年6月判決
http://news.goo.ne.jp/article/fukui/nation/fukui-20160929161959280.html
16:15福井新聞

 福井県勝山市で昨年3月、赤トンボ研究の教え子で東邦大(千葉県)の大学院生菅原みわさん=当時(25)=を絞殺したとして、殺人の罪に問われた元福井大大学院特命准教授の無職前園泰徳被告(44)=勝山市=の裁判員裁判の判決公判が29日、福井地裁であった。入子光臣裁判長は嘱託殺人罪を適用した上で懲役3年6月(求刑懲役13年)を言い渡した。

 公判では、菅原さんによる殺害嘱託(依頼)の有無が争点になっていた。

 検察側は「家族に危害を加えられると危機を感じたほか、不倫関係が公になるのを回避するためだった」と動機を説明。「男女間のもつれから対処に困り殺害した」と指摘した。

 弁護側は菅原さんの精神状態は非常に不安定だったとし、「自ら殺すよう求めた」と嘱託殺人罪の適用を主張。前園被告は「心理的に追い込まれ嘱託に応じた」などとして執行猶予付き判決を求めていた。

 起訴状によると、前園被告は昨年3月12日、勝山市内に止めた車内で菅原さんの首を腕で絞めて窒息死させたとされる。

 ■嘱託殺人罪 被害者の依頼を受け、その人を殺害する行為。法定刑が死刑または無期か5年以上の懲役となっている殺人罪よりも軽く、6月以上7年以下の懲役または禁錮となっている。

3037とはずがたり:2016/09/29(木) 20:18:39
九九は暗記した方が良いと思う。三角函数の公式とかは暗記はバカバカしいと個人的には思う。
けど九九の暗記も三角函数の公式の暗記も本質的には同じなのかも…。

学力世界一のフィンランドでは「九九」を暗記せず、「電卓」を使う
ムダな努力をやめることが成功への近道
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49596
シェーン・スノウ

ムダな努力をやめたほうが、成功への道は近づく――“ポスト・マルコム・グラッドウェル”と評される気鋭の若手ジャーナリストが、膨大な事例を取材し、このことを証明した『時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人 SMARTCUTS』が全米で話題になっている。

今回は本書の中から、学力世界トップのフィンランド人学生が、九九を覚えない理由について解説された章を特別公開する――。

テストも宿題も少ないのに…

2010年春、ハーバード大学の研究者トニー・ワグナーが学校現場の視察にフィンランドを訪れた。人口も規模も米国ミネソタ州と大差ないが、数学、理科、読解力の国際的な調査でフィンランド人学生は常に世界のトップかそれに近いレベルを維持している。
 
首位であること自体はさして重要ではない(レベルが低い競争でも、誰かが必ず1位になるのだから)。見逃せないのは、フィンランドが最小限の努力で首位を獲得している点だ。

視察で驚くべき事実が判明した。フィンランドでは、就学年齢が他国と比べて1年遅い。1日の授業コマ数も授業時間も少ない。テストも宿題も少ない。そして子どもたちは学校が楽しいと感じていたのだ。
 
さらに、フィンランドの教師が授業に費やす時間は年間600時間。1100時間の米国と比べるとおよそ半分だ。
 
フィンランドが教育に成功している根拠は、何もテストの点数に限った話ではない。

教育の成功が経済にも波及している。国民1人当たりの研究者数も他国より多いし、各種調査でも技術革新は世界トップに挙げられている。

失業率は平均より低く、成人の82%が高卒または同等の学歴を持っており、先進国の平均を12%上回っている。

「九九」はいらない、電卓を使え!

とはいえ、数十年前までフィンランドの教育制度は明らかに並みのレベルだった。学生の成績は読解力こそ長けていたが、他の科目は軒並み平均かそれ以下にとどまっていた。
 
つまり、フィンランドの教育は、たった1世代で世界中がうらやむレベルに変貌を遂げたのである。ワグナーの視察の目的もそこにあった。
 
著名な物理学者でプリンストン高等研究所名誉教授のフリーマン・ダイソンにインタビューしたことがある。教育のあり方についてたずねると、ダイソンは「小さな子どもたちに数学を無理やり教えるのは大きな誤りです」と指摘した。

「では、学校教育でレベルの高い数学はどのように教えればいいのでしょうか?」
「不要ですね」

3038とはずがたり:2016/09/29(木) 20:18:59
 
量子電磁力学や固体物理学の発展に貢献後、ゲーム理論の研究に携わってきた天才がこう言い切るのだ。

ダイソンは、教育不要論ではないと断ったうえで、「一般人として知っておくべきことは当然ありますが、教え方が完全に誤っているんです」と指摘する。

ダイソンによれば、米国の学校教育は、でこぼこの野原での運転術ばかり指導し、ハイウェイの走り方を教えないようなものだという。最大の原因は暗記重視の教育にある。本当に必要なのは、数学という道具の使い方を教えることだ。
 
彼の主張を端的に言えば、九九など不要。学校では電卓を持たせればいい。草ぼうぼうの道を平らにして、子どもたちが走りやすい環境を作るのが、親や教師の役目と言っているのだ。

ローマ時代から続く「電卓論争」

電卓の価格が手ごろになってからは、学校で子どもたちに電卓の使用を認めるべきかどうか、ずっと論争が続いている。

「子どもに電卓」と聞いて怒り出す人は多い。「子どものうちは機械に頼らず、基本的な算数を身に付けるべきだ」と。確かに電卓反対派の言い分も一理ある。

だが、電卓は計算を助けてくれるというよりも、代わりに計算してくれる道具だ。面倒な計算を教えずに、こういう文明の利器に頼ってしまって、本当に子どもたちは国際的な競争に勝てるのだろうか。世界屈指の偉大な数学者であるダイソンは、なぜこんなことを言い出したのだろうか?

各種調査によれば、電卓を使用する学生は、そうでない学生と比べて数学に対する意識が高い。さらに、科学、技術、エンジニアリング、数学(それぞれの英語の頭文字を取って「STEM」と呼ばれる)の分野で高度な計算処理能力が求められる職業を志望する可能性も高いという。
 
ダイソンは、子どもたちを勉強好きにさせたいなら遊びの要素が不可欠と指摘する。例えばレゴで何かを組み立てるとか、博物館を訪れるとか、いろいろな道具を使って実験をするといった具合だ。

「数学はおもしろくなければならない」というのが、ダイソンの持論だ。

「九九よりエクセル」というリアリティ

核心は「物事を的確に考えること。そのスキルはほぼ無料で手に入る」という点だ。
 
実は、計算機に関する学術研究の圧倒的多数は、電卓のような計算ツールを活用することで概念的な理解力が高まると結論づけているのだ。つまり、道具を最初に学んだほうが、その科目を早くマスターできるのである。
 
これは前出のダイソンも指摘していた。ダイソンによれば、参加体験型学習とツールの活用によって、学びたい気持ちが芽生え、迅速なフィードバックが得られる。しかも、何でもかんでも暗記漬けにするよりも数学をしっかり把握できる。

そして、仕事の中でイノベーターとしての役割を担ううえで、深い専門知識が必要になったときに初めて高いレベルの思考法やプラットフォームの応用力が求められるのだ。

ハイテクが普及する前は、抽象的な知識を持つ人間が大切にされた。ところが、スマートフォンやらウィキペディアやらが普通に使える時代に、どこかの国の2番目に大きな都市の名前をそらで言えることにどれほどの価値があるだろうか。むしろ、プラットフォームを上手に生かして必要な情報を探し出す能力のほうが重要ではないか。

3039とはずがたり:2016/09/29(木) 20:19:22
>>3037-3039
今はプラットフォーム時代だ。計算能力よりも、独創性豊かな問題解決策を編み出すことのほうがずっと意味がある。つまり、プラットフォームを活用すれば、1から基礎を身に付けるよりも速く基礎をマスターできるのだ。

教室での電卓使用を長年研究してきた研究者らは「こうした道具の利用を低年齢のうちに教えないと、青年期になって必要な作業能力が身に付かない」と警告する。
 
世の中が進化すれば、教育のあり方も常に見直す必要がある。そのときどきのプラットフォーム、つまり与えられた環境を踏まえて、最低限やらなければならないことを見極めるべきだ。今の子どもたちなら九九ではなく、エクセルが使えるようになったほうがいい。

すべての科目を隅から隅まで教えるよりも、プラットフォームの使い方を最初に教え、あとは本人が興味を持った分野を深堀りさせるほうが効果的だ。

「ハーバード式メンター教育」を公立学校に導入

ハーバード大学のカリキュラムや人脈は教育界でも羨望の的だ。教員採用基準がとてつもなく高く、しかもメンターとして念入りに学生の面倒を見ている。だからハーバードに行った学生は、いきなり“成功の階段”の高いところから上り始める。

これと同じ方式がフィンランドの公立学校に導入されていたのである。
 
もちろん、教育熱心で優秀な教師は世界中にいる。だが、教育制度全体を底上げするには、教師全員の教育水準を徹底的に高めなければならない。フィンランドのように、平均よりも速く学生の才能を伸ばすには、熱血教師が1人だけで、あとは「可もなく不可もなく」というような環境ではどうにもならない。

フィンランドが教師という職業の魅力を高めた結果、採用の競争率も上がった。今や教員採用基準は世界最難関だ。

「まるで新しい職業が生まれたかのようだ。授業の準備、同僚教師とのコラボレーション、保護者・生徒との面談など、どれをとっても従来とは比較にならないほど充実した労働環境」とワグナーは評価する。
 
小中高を問わず、修士号が教員採用基準のため、フィランドの教師は非常に権威ある職業だ。教師になると、転職せずに定年まで勤め上げるのが一般的だ(米国では最初の5年間に別の職業に転じる教師が5割)。
 
しっかりと養成された教師は、子どもたちに「学び方」を教えるのがうまい。これが最大のメリットだろう。一方、中途半端な教師は往々にして「覚え方」を教える。

フィンランドの教育は、「何を考えるか」ではなく、「どのように考えるか」に重点を置く。ここが学校をおもしろく、有益な場にするポイントだとワグナーは指摘する。

世界ナンバーワンの秘密 

フィンランドの学校では、職業能力の訓練にも時間を確保できるように、カリキュラムのスリム化にも取り組んだ。抽象的な理論ではなく、実習が中心だ。あらゆる分野を表面的に見ておくのではなく、分野は少なくても深くじっくり掘り下げる。
 
電卓の使用も自由だ。

「ここの子どもたちは、自分の将来を設計するセンスもきわめて高い」とワグナーは評価する。自分の人生を自分で切り開く“起業家精神”を叩き込まれる。たとえて言えば、従来の教育は、工場のラインにぼんやりと立って、流れてくる知識を右から左に渡すだけだった。かたや今のフィンランドでは、レンガの山を子どもたちに見せて、さあ城を造ってみようと呼びかける。
 
修士以上の優秀な教師が、暗記ではなく、道具と問題解決術を手ほどきする。このようにしてフィンランドは、高度な教育のプラットフォームを築き上げた。だから子どもたちは、いきなり階段の高い位置から上り始められる。

これが世界ナンバーワンの秘密だった。

3040名無しさん:2016/10/02(日) 10:32:57
http://www.sankei.com/life/news/160929/lif1609290018-n1.html
2016.9.29 12:14
「アベはウソをついた」政権批判を授業で板書 北海道・道立高校を指導 道教委「中立性に疑い」

 北海道立高校の授業中、教員が安倍政権を批判する内容の板書をしたとして、道教育委員会が8月、この高校に対して授業内容の改善を求める指導をしていたことが29日、分かった。道教委は「政治的中立性を疑わせる点がいくつかあった」としている。

 道教委によると、教員は6月上旬、公民科の授業で、生徒が消費税増税の再延期について試験で自分の考えを答えたところ「アベはウソをついた」と黒板に書き、授業後も放置した。

 この教員は以前も、自分が参加した集団的自衛権に対する抗議デモのビデオを授業の教材として使ったという。

 道教委は板書内容などが「政治的に偏っているという印象を与える」と判断。同校の校長に対して、授業内容を改善し、保護者に説明するよう指導した。高校は8月、保護者に経緯を説明する文書を配布した。

3041とはずがたり:2016/10/06(木) 17:01:53
国立大を高くし過ぎたね。

「人生の3大費用」が何か分かりますか? 答えられる人は2人に1人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161001-00000014-zuuonline-bus_all
ZUU online 10月1日(土)16時40分配信

「人生の3大費用」が何か分かりますか? 答えられる人は2人に1人
「人生の3大費用」が何か分かりますか? 答えられる人は2人に1人(写真=PIXTA)
突然だが読者の皆さんへ質問だ。次の(1)〜(3)から一つ、「人生の3大費用」を指している組み合わせを一つ選んで欲しい。

(1)生涯の生活費、子の教育費、医療費
(2)子の教育費、住宅購入費、老後の生活費
(3)住宅購入費、医療費、親の介護費

これは金融広報中央委員会が、いまの日本の個人に対する「お金の知識・判断力」を大規模に調査した「金融リテラシー調査」での質問だ。10代からの金融教育を求める声が高まる中、実施状態やその有無によっての回答率の差など、実に興味深い内容でまとめられている。

■金融リテラシー調査による、日本人のお金に対する理解・行動

冒頭のような質問51項目から構成され、全国18歳〜79歳の2万5000人を対象にしたアンケート調査をまとめたものが、2016年6月に発表されたのだが、その質問の一部に、先ほどの「人生の3大費用」がでてくる。実際の正解率は47.6%で、わずか約2人に1人が正解という結果だった。

正解は(2)。子の教育費、住宅購入費、老後の生活費が3大費用である。だれが決めたのだなんて屁理屈を言わないで最後までお読みいただきたい。

別の質問項目で得た回答を当てはめてみると、「必要額を認識している人」の割合は、49.4%〜56.8%、「資金計画を策定している人」の割合は35.2%〜48.8%、「資金を確保している人」の割合は、15.5%〜32.8%となっている。

■我が国 負のサイクル要因「教育費」

2009年度文部科学白書によれば、大学卒業までにかかる平均額は、すべて国公立で1000万円、全て私立となると2300万円にもなる。仮に直近のデータを採取するのであれば、その数字は2009年度より増えているだろう。

よく世間では「子供一人に1000万円」と言われるが、筆者自身シングルで子育てをしていていつも思うのは、「教育費に1000万円」であって、その他生活費を含めると、2倍〜3倍にもなるのだ。
FP業界では、子供が人生の経済的重荷のような話になりがちだが、一方では次世代の貴重な担い手であって、その育成負担を個別の親にだけ強いるのは、もはや限界に達している。

実際に同白書中の、教育費負担に関する国民の意識調査結果では、「子育てのつらさの内容」の上位2つが、「子供の将来の教育にお金がかかること」で45.8%、「子供が小さい時の子育てにお金がかかること」で25.5%--となっており、合算すると経済面での不安が実に71.3%も占めている。

いかに子供の教育にお金がかかるか、またその負担が、少子化の負のサイクルの要因になっているかがお分かりいただけるだろう。

3042とはずがたり:2016/10/06(木) 17:02:17
>>3041-3042
■一生にかかる住宅費は、5700万円〜1億円?

「いつかはマイホーム」--。画一的なキャッチコピーが並ぶ高度経済成長期とは変わって、生涯の住まいは賃貸で、とする人も、最近では珍しくない。とはいえ、住まいにかかる経済的負担は、家計の中で最も大きいものと言えよう。

国土交通省の2015年度住宅経済関連データを調べてみると、持ち家世帯が住宅ローンなどの返済に割り当てる収入比率は、平均8.9%。賃貸世帯が13.9%。

一見、持ち家の方が負担は少なそうに思えるが、この費用以外に、毎年6月に支払う固定資産税・都市計画税、マンションであれば管理費・修繕積立金などがある。一戸建ての場合は、老朽化に備えて、自ら修繕費用をねん出する必要もでてくる。

持家か賃貸か、という議論はメリット・デメリットの違いで、個々の幸福感によって変わる事もあるので、その議論はまた別の機会にするとして、一生のうちに住宅にかかる費用を、大まかな計算ででも見てみよう。

25歳〜85歳までの60年間で、次の費用が生涯賃金の中から住宅費として、必要になる。毎月家賃の8万円だと5760万円、10万円で7200万円、12万円で8640万円、15万円の場合は1億800万円となる。やはり大きな支出だ。

■仕事をせず長生きすればするほど、必要なお金は甚大

老後の生活費となると、はやり「(老齢)年金」の話になる。先日政府が閣議決定した法案では、国民年金の受給資格を、最低25年から10年まで短縮するという。国民年金は、20歳〜60歳まで40年間満額を支払ったとして、受け取れる年金額は約78万円。受給額はひと月あたり6万5000円だ。10年への短縮が認められたとて、単純に40年を10年に換算したら、ひと月あたりの受給額は1万6250円、子供の小遣いぐらいだろうか。

厚生年金は、平均報酬月額36万円の場合、専業主婦世帯の年金受給額は約23万円。国民年金の夫婦で13万円(6万5000円×2人)よりは随分多いが、それでも満足に暮らせるには満たないだろう。緊急予備資金など貯えも必要だ。

ではその差額を自助努力で現役世代にこしらえて置くしか方法がないとすると、現在の銀行定期預金(長期金利)0.3%で計算すると、複利運用40年間の積立額は、3,000万円貯めるのに、毎月約5万9000円、5,000万円貯めるのに、毎月約9万8000円。7,000万円貯めるのに、毎月約13万7000円、1億円貯めるのに、毎月約19万6000円とこんな具合だ。預金だけ、しかも0.3%という年利数値の計算なので、少々現実味が欠けるかもしれないが、数字はウソをつかない。

単に「3大費用」というと耳慣れしてしまうものだが、掘り下げて数値化すると、落胆の声が聞こえてきそうだ。このような話は10代の頃に筆者は知りたかった。

金融教育が時代に合わせた形で、一刻も早く広く実行されることを願う。


佐々木 愛子 ファイナンシャルプランナー(AFP)、証券外務員Ⅱ種
国内外の保険会社で8年以上営業を経験。リーマンショック後の超低金利時代、リテール営業を中心に500世帯以上と契約を結ぶ。FPとして独立し、販売から相談業務へ移行。10代のうちから金融、経済について学ぶ大切さを訴え活動中。FP Cafe登録FP

3045名無しさん:2016/10/10(月) 23:13:08
やばいぞ内申書優等生、仕事がなくなるかも
またもやらかした文科省、改善のはずが改悪に
2016.10.4(火) 伊東 乾
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/48031

3046とはずがたり:2016/10/11(火) 13:20:06
ブリティッシュコロンビア大の永谷先生が仰ってたけど全く同じコースワークをやらせて見ると午前中の時間割の学生の出来が午後の時間割の学生よりも良いそうでこれは既に実験的に,しかも人間で,確かめられた事実である!

長期記憶のメカニズム解明、ヒトの場合は午前中にピーク 東京大学
http://univ-journal.jp/10006/
大学ジャーナルオンライン編集部

 東京大学大学院理学系研究科の深田吉孝教授、清水貴美子助教らの研究グループはマウスを使った実験で、1日のうち記憶のしやすい時間帯が活動期の前半であることを突き止めた。脳内の海馬に存在する体内時計が記憶しやすい時間帯を生み出しており、この研究を生かせば将来、ヒトの老化に伴う記憶障害改善に役立てる可能性があるという。

 東京大学によると、研究グループはマウスに2つの積み木を5分間見せ、いったんホームケージに戻したあと、長期記憶は24時間後、短期記憶は8分後に再び、積み木を見せる5分間のテストをした。この際、マウスに見せる積み木の1つを既知のものから別のものへ交換し、積み木の探索時間でマウスの記憶の強さを評価した。

 その結果、短期記憶については1日を通して認識度に変化がなかったものの、長期記憶は活動期の前半に高くなっていることが分かった。マウスは夜行性なので、夜の早い時間ほど記憶力が高かった。

 長期記憶の日内リズムはマウスの体内時計発振中枢を破壊すると失われた。さらに記憶をつかさどる海馬の遺伝子を欠損させたところ、活動や休息のリズムに変化がなかったが、どの時刻にも長期記憶が見られなくなり、海馬が長期記憶のリズムを生み出していることが明らかになった。

 ヒトでも長期記憶に日中変化があることが知られている。今回、発見された記憶のメカニズムはヒトにも当てはまると考えられ、昼行性の人の場合、長期記憶の学習効果がピークを迎えるのは午前中となる。

3047とはずがたり:2016/10/13(木) 15:28:16
飲酒で解散命令は行き過ぎな感じがしたし強姦事件の少なくとも疑いがあったとするならば慶応が隠蔽したことになる。
詳細は女性のプライバシーもあるので公表出来ない,ぐらいにしとけば良かったのでは無いか?

ミスコン団体所属慶大生集団乱暴問題 「事件性確認できなかった」大学側が見解発表 隠蔽は否定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161013-00000527-san-soci
産経新聞 10月13日(木)12時57分配信

 神奈川県葉山町にある合宿施設で、慶応大学の男子学生数人から乱暴されたとして、同大学の10代女性が県警に相談している問題について、大学側が「可能な限りの調査を行ったが、事件性を確認するには至らなかった」などとする見解を発表した。

 見解は12日付。同大学ホームページ(HP)に「『広告学研究会』の解散命令に関わる一部報道について」として掲載された。大学側は今月4日、同団体が合宿施設で未成年者に飲酒を強要していたことなどが発覚したとして、団体に解散命令を出したことを伝える告示文を発表していたが、乱暴については触れてなかった。

 同団体は「ミス慶応コンテスト」の企画・運営などを行っており、解散命令を受けて、今年のコンテストは中止となった。

 コメントでは飲酒以外の問題があったとする報道について「複数回にわたり、関係者に事情聴取を行うなど、可能な限りの調査を行ったが、事件性を確認できなかった」としている。

 また、「捜査権限を有しない大学の調査には限界があり、違法行為に関しては警察などで解明されるべきだ」などとした。

 一方、大学側による事件の隠蔽の意図については「事件性を確認できない事案を公表することはできず、隠蔽の意図も事実もない」と記載。今後、事件性が確認された場合、「捜査などの推移を見守りつつ、厳正な対処を行う」としている。

 慶応大学広報室は「女性から乱暴されたとする相談があったが、調査の結果、事件性について確認できなかった。調査の詳細は答えられない」としている。

3048とはずがたり:2016/10/13(木) 20:10:21
「大隅氏にノーベル賞」で話題の「栄誉教授」って何? 「名誉教授」との違いはこれだ
http://www.j-cast.com/2016/10/04279798.html?p=all
2016/10/ 4 17:55

3049とはずがたり:2016/10/14(金) 09:02:35
南京大虐殺があったかなかったか断言出来る立場にはない,なんらかの虐殺が有ったかも知れないけど人数に関しては大いに疑問がある気もする,けど,日本の中国侵掠や残虐性・非道性は南京大虐殺がなくてもなんら低減しない様に思われる。

<ユネスコ分担金>日本拠出を留保 制度改善促す
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161013-00000085-mai-pol
毎日新聞 10月13日(木)20時42分配信

 外務省は13日の自民党の会合で、日本が国連教育科学文化機関(ユネスコ)に対する今年の分担金など約44億円を拠出していないことを明らかにした。昨年までは春ごろに一括で支払ってきた。日本が反対する慰安婦問題関連資料の「世界の記憶」(世界記憶遺産)への登録審査を控え、日本が要求する制度改善を促す狙いがあるとみられる。

 今年は分担金約38億5000万円、任意拠出金5億5000万円を支払う予定だった。日本の分担は米国に次ぐ2番目で、2年間支払わないとユネスコ総会での投票権を失う。

 昨年10月、中国が申請した「南京大虐殺」の資料が日本の反対にもかかわらず登録されたことを受け、菅義偉官房長官は「政治利用されないよう制度の透明性を強く求めたい」と述べ、ユネスコへの分担金や任意の拠出金の停止・削減を検討すると表明していた。慰安婦問題の資料は今年5月末に日中韓などの民間団体が申請しており、来年審査される。【小田中大】

3050とはずがたり:2016/10/14(金) 12:34:40
電通大なんて名前だけでもー女子あんま入ってきてくれそうに無いし女子優遇はあって然るべしやろ。文句を云う方がどうかしてないか?

「女子は点数加算」大学入試で「女子優遇」おかしい?
http://www.news-postseven.com/archives/20161013_456749.html
2016.10.13 11:01

私立大阪電気通信大学の2017年度公募推薦入学試験で、「女子に対する優遇制度」があることが、ネット上で波紋を呼んでいる。

大学の公式サイトによれば、優遇制度は3つ。「専門学科・総合学科の高等学校の在籍・卒業生に対する優遇制度」「各種資格(検定)保有者に対しての優遇制度」とともに、「女子に対する優遇制度」が用意されている。

「女子に対し、全学部において、一定の点数を加算して判定します」

と明記されており、これがネット上で大騒ぎに発展。「女子」というだけで点数が加算されるという制度に、Twitterでは

「えぇ……(困惑)」
「大阪電通大の女子優遇制度、さすがに引く」
「確かに大学としての一つの戦略ではあるんだろうけど、少なくともこれは男女平等とは呼べないし、共学の教育機関として、これはいかがなものか。。」
「難易度云々以前に、流石に、これはアカンやろ!これが男女逆なら、もう大騒ぎでしょ!」
「女子枠を増やせば良いだけなのになんでこんな遠回しなことをした?」
「全く持って女をバカにしているとしか思えない大阪電通大」

など、困惑や呆れる声が多数投稿されているが、一方で

「大阪電通大のこれ、数日前からちらほら見かけるけど、工業系の私立大でこれやってるところ結構あるよね?いわゆる女子枠ってやつ。中には女子推薦(女子だけ受けられる)ってのもあるところもあったよ。私の時代だけど」

という声も。

これまで、理系学部で「女性枠」を設ける大学はあった。また、過去には九州大学が、理学部数学科後期入試で2012年度から“女性枠”の導入を検討していたものの、批判を受けて取りやめた経緯がある。

大学入試における「女子優遇」は時代に合わないものになったのか? 違和感をおぼえる人は多いようだ。
(花賀 太)

(R25編集部)

3051とはずがたり:2016/10/14(金) 12:48:40
広告研究会の女子学生暴行騒動 慶大「性行為」把握していた…
http://news.goo.ne.jp/article/sponichi/nation/sponichi-spngoo-20161014-0032
07:01スポニチアネックス

 「ミス慶応コンテスト」を運営する慶大「広告学研究会」の男子学生が女子学生に集団暴行した疑いがある問題で、慶大側が女子学生から相談を受けていたことが13日、分かった。

 慶大広報室はスポニチ本紙の取材に「女子学生から性的暴行を受けたとの訴えがあり、その場にいた学生らを聴取した」と答え、暴行疑惑があったことを把握していたと認めた。さらに「その場で性行為が行われたことまでは確認できた」とも認めた。一方で「女子学生と男子学生の話に異なる部分があり、刑事事件につながる事実までは確認できなかった」と説明した。

 研究会の解散を命じた今月4日の告示文では、未成年の飲酒があったことなどを理由とし、暴行には触れていなかった。

 慶大は12日、公式ホームページに「“広告学研究会”の解散命令に関わる一部報道について」と題した文章を掲載。「捜査権限を有しない大学の調査には一定の限界があります」「大学としては自ら事件性を確認できない事案を公表することはできず」「“隠蔽(いんぺい)”の意図も事実もありません」としていた。

 女子学生は9月2日、神奈川県葉山町の建物で行われた研究会の飲み会で、大量の酒を飲まされ暴行されたと慶大に相談。葉山署にも相談していた。飲み会には女子学生のほかに、複数の男子学生が参加していた。

 捜査関係者によると、女子学生の母親は被害届を取り下げる方向で考えていると伝えていたもようだが、被害届が出されていたこともあり警察が捜査に動き始めた。

 ただ、なぜ取り下げを考えたのか。その背景には「ミス慶応が中止になったが、どうしてくれるんだ」「男がたくさんいるところに、なぜ1人で参加したのか」などと関係者らから責め立てるような声が上がっているとの情報もあり、女子学生の周囲は「本当にかわいそう」と話している。名門大学に湧き起こった大スキャンダル。学校や警察は慎重に経緯などを調べている。

3052名無しさん:2016/10/16(日) 00:41:40
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161011-00513491-shincho-soci
「ミス慶応」中止の真相…慶応大学が握りつぶした性的暴行事件 被害女子大生が告白
デイリー新潮 10月11日(火)17時0分配信

 慶応大学の「ミス慶応コンテスト」の中止が発表されたのは、10月4日のことだった。大学側はその理由を「複数の未成年者の飲酒」と説明し、主催サークル「慶応大学広告学研究会」の解散を命じたが、その裏にはサークルメンバーたちによる性的暴行事件があった。

 ***

 被害に遭ったのは、広告学研究会に所属していた18歳の女性。9月初旬、神奈川県の合宿所にて泥酔した彼女に、複数の男性メンバーが性行為を強要したという。

「抵抗する私を1人が組み伏せ、倒れてる私の上に別の2人がかぶさってきて…」(被害女性)

 男たちは、凌辱される様子をスマートフォンで撮影したほか、それ以上の絶句する他ない行いも。女性の母が大学に被害を訴えるも、慶応大学の学生部は“警察に行け”の一点張りの対応で、性的暴行事件は“なかったこと”にされていたという。

 慶応大学は取材に対し「今回の処分は適正なものと認識しております」とコメント。10月13日発売の「週刊新潮」では、女性のより詳しい証言の掲載と併せ、大学が握りつぶした事件の全容を明らかにする。

「週刊新潮」2016年10月20日号 掲載

新潮社

3053とはずがたり:2016/10/16(日) 08:34:48
慶大「海の家」乱行で消滅へ 問題行動続発に地元激怒「締め出す」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161015-00000073-spnannex-soci&pos=4
スポニチアネックス 10月15日(土)7時2分配信

神奈川県葉山町で慶大「広告学研究会」が、夏に海の家を運営する際に寝泊まりしていた施設。普段は地元の人が集会などに使っている
 「ミス慶応コンテスト」を運営する慶大「広告学研究会(広研)」の男子学生が女子学生に集団暴行した疑いがある問題で、広研が神奈川県葉山町の大浜海岸で運営してきた海の家が、今年限りでなくなる方向であることが14日、分かった。

【写真】相模湾と富士山が一望できる神奈川県葉山町の大浜海岸。柵の向こう側に「広告学研究会」の海の家があった

 広研が所属する「県立葉山公園下海岸営業組合」の関係者がスポニチ本紙の取材に「一連の報道について、学生から説明を求める予定。来年は締め出す方向」と答えた。

 葉山町によると、海の家の営業の可否は県が判断するが、申請は各海岸ごとにある組合がまとめて行う。そのため各店舗の営業許可は、組合が下しているのが実情という。

 暴行疑惑は9月2日、海の家を運営する広研が拠点とする同町の合宿所での飲み会で起きたとされている。慶大広報室は、スポニチ本紙の取材に「女子学生から、複数の男子学生から性的暴行を受けたと訴えがあり、関係者を聴取した。性行為があったのは確認できたが、刑事事件につながる事実までは確認できなかった」と答えている。神奈川県警は慎重に経緯などを調べている。

 組合関係者は「これまでも飲酒に絡んだ問題行動があり、再三注意をしてきた」としている。

 一昨年7月には、同町にある葉山御用邸に、当時慶大4年の男子学生が酔って侵入する事件があった。広研所属ではないが、御用邸は合宿所の目の前。住民からは「以前の慶大生は元気にあいさつしてくれたけど、最近は感じが悪い人もいる」と“ブランド”の下落を指摘する声もある。

 慶大は今月4日、広研の解散を命じている。学内に後継団体が発足する可能性もあるが、海の家の運営は難しい状況だ。

 情報サイト「慶応ジャーナル」によると、海の家は1950年代から営業。自主独立の建学精神の象徴の一つでもあったが、消滅の危機にさらされている。

3054とはずがたり:2016/10/16(日) 19:12:00

こう云ふ繰り替えず奴は首にしないとあかんのちゃうか。

女子学生に求婚メール70通 佐賀大准教授 停職6カ月に [佐賀県]
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/saga/article/279386
2016年10月04日 00時26分

 佐賀大(宮崎耕治学長)は3日、20代の女子学生に求婚するメールを送り続けた上、両親を侮辱する発言をしたとして、教育学部の50代男性准教授を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は9月23日付。

 同大によると、男性准教授は2011年10月〜12年3月、ゼミを受講していた女子学生に対して「結婚してくれ」などと恋愛感情を表すメール約70通を送信。12年2月には女子学生に宗教団体からの脱会を迫り「君の両親の結婚は犬や猫と同じ」と発言したという。

 男性准教授は06年にも卒業生の家族に対する傷害事件を起こし、停職6カ月の懲戒処分を受けていた。門出政則副学長は「教員によるハラスメントの防止策に努めていたにもかかわらず、このようなことが起き深く反省している。復帰後も授業を担当させるかは今後検討する」と話した。

=2016/10/04付 西日本新聞朝刊=

3055とはずがたり:2016/10/17(月) 22:36:03
「ミス慶応」主催サークル、学内でも悪評「チャラい」 セックス目的も
http://news.goo.ne.jp/article/fuji/nation/fuji-dms1610160003
17:05夕刊フジ

 「ミス慶応コンテスト」を主催する慶応大の「広告学研究会」(広研)で、男子学生が集団で女子学生を強姦した疑いがあるとして警察が捜査に入る事態となった。実はこの広研、以前から学内で芳しくない評判もあり、入学時に関わらないよう注意されたという学生もいた。多くの女子アナウンサーを輩出する学生団体の裏の顔?。

 暴行を受けた女子学生側は9月上旬、神奈川県警葉山署に相談。問題が発生したのは葉山町にある施設だった。大学関係者によれば広研は毎年夏、この町で海の家を出していた。

 加害者の1年生男子が籍を置いているという日吉キャンパス(横浜市港北区)。講義を終えて出てきた2年の男子学生(20)は「広研には、ミスコンを担当するグループと、海の家を運営するグループがある。問題を起こしたのは海の家の人間たちです。真面目にミスコンの準備をしていた広研の友人は、彼らのせいで中止に追い込まれてムチャクチャ怒ってますよ」と話す。

 その海の家を担当する一部の人間のために、広研そのもののイメージも良くなかった。別の2年の男子学生(20)は「とにかく、酒を飲んでいるだけでは終わらないという感じ。セックス目的で近づく男子? いたと思います。新歓(新入生歓迎)のとき、関わらない方がいいと上級生から言われました」と振り返る。

 広研についての学生の評価の多くは「チャラい」というもの。一方、理工学部2年の男子学生(20)は「広研は就職の面倒もみてくれたらしい。メンバー募集も盛んで、全体で200人以上はいたのではないでしょうか」と話す。

 広研に友人を持つ前述の男子学生は「ミスコンは楽しみにしていたし、歴史ある団体がなくなるのは残念です。問題を起こした学生は、当然自ら大学から去るべきですよ」と憤った。

 一部学生の暴走で慶大ブランドも大きく傷ついた。マジメな学生はたまったものではない。

3056とはずがたり:2016/10/20(木) 12:34:50
こんな奴ら高校へ入れるなよなぁ。。
家庭の事情でこんななっちゃったなら小中の間に対応せんとあかんやろ。

モンキー高校と侮蔑される教育困難校の実態
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161020-00140774-toyo-bus_all
東洋経済オンライン 10月20日(木)6時0分配信

「教育困難校」という言葉をご存知だろうか。さまざまな背景や問題を抱えた子どもが集まり、教育活動が成立しない高校のことだ。
大学受験は社会の関心を集めるものの、高校受験は、人生にとっての意味の大きさに反して、あまり注目されていない。しかし、この高校受験こそ、実は人生前半の最大の分岐点という意味を持つものである。
高校という学校段階は、子どものもつ学力、家庭環境等の「格差」が改善される場ではなく、加速される場になってしまっているというのが現実だ。本連載では、「教育困難校」の実態について、現場での経験を踏まえ、お伝えしていく。

■授業開始のチャイムが鳴っても…

 「こら〜! 教室に入れ!」

 「教育困難校」の授業は、教師のこの声から始まる。チャイムが鳴っても、廊下にたむろしている生徒に向けられる言葉だ。座り込んでまったく動こうとしない生徒を、腕を取って床から引きはがそうとする教師に、「あっ、教師の暴力!」という言葉が浴びせられる。

 教室内の生徒たちの間にも休み時間と同じ光景が広がっている。一人の生徒の席の前に数名が集まって、にぎやかにスマホでゲームに興じているグループがいくつもある。教室の後方では数名の男子が、「うけるんだけど〜」と言いながら相手の肩をばしばし叩いて、大声で笑っている。その足元では、まぐろのように伸びて一人の男子が爆睡している。

 少し離れたロッカーの前には、自分のカバンの開け口を全開にして、しゃがみこんでなにかを探している女子がいる。一応席にはついているものの、机の上に大きな鏡を立てて、椅子の上に体育館座りになり、太ももがむき出しなのも気にせず、つけまつげをつける作業に集中している女子もいる。

 そんな中に、ひっそりとうつむきがちに自分の席に身を縮めるように座っている生徒も数名いる。彼らも教科書やノートを机の上に準備しているでもなく、また、決して教師と目を合わせようとはしない。さらによく見ると、静かに自分の席に座っているように見える生徒の中には、主題歌を口ずさみながら、「ドラえもん」のキャラクターたちをノートに熱心に描いている男子生徒がいることもわかる。彼は、教室内の喧噪や、教卓に立つ教師の存在を一切気にせず、自分の好きな世界に浸りきっているのだ。

根気強く席に着かせても…
 このカオスの世界を、何とか授業ができるまで持って行くために、教師は非常にエネルギーを使う。生徒を名指しで注意しながら、根気強く席に着かせる努力をする。一度席についた生徒が、またふらっと立ち歩くので、教師の頭には、あたかも「もぐらたたきゲーム」を行っているようなイメージが浮かんだりする。

 ようやく席に着かせると、次に出席の確認がある。「教育困難校」では、クラスの全生徒が朝から出席する日は、まず無い。出席は単位認定の重要なポイントとなるので、慎重に取らなければならない。一人ひとり点呼し、返事をした生徒の顔を確認する。自分以外の点呼の際にも、懲りずに何度も元気よく返事をする生徒、本来の席に座らず、他人の席に座っている生徒たちをその都度しかりながら、出席確認は少しずつ進められていく。

■生徒が集中できる時間はあまりに短く

 授業を開始するまでには、重要な1ステップがまだある。それは、生徒が持っているスマホや携帯電話を集めて、授業時間中保管することだ。生徒に電源を切らせて、カバンに入れさせればよいと思われるだろうが、それができるのは「教育困難校」以外の高校だ。

 各教室に専用の袋や入れ物を用意し、毎時間教科担当の教師が開始時に集め、終了時まで保管する。毎時間の決まりごとなのに、抵抗する生徒が少なくない。

 「今日は、バイトの大事な連絡が来ることになっているから、せんせー、お願いだから勘弁して」とか「母親から大事な連絡がラインで来るから」、「絶対に見ないから、机の中に入れさせて」など哀願する声が上がるが、「規則だから駄目」の一点張りで教師は認めない。もし、一人でも認めたら他の生徒も黙っていないことがわかっているからだ。集めるときには、電源オフを指示するのだが、毎時間、さまざまな着メロが入れ物の中から度々聞こえてくる。

3057とはずがたり:2016/10/20(木) 12:35:35

 教師がおとなしい性格で、怒声を発することができない場合には、ここまでのプロセスで、生徒はコントロール不可能の状態になる。したがって、「教育困難校」での教師の第一条件は大きな声が出せることだ。自らは進学校育ちの優等生だった教師が、「教育困難校」に赴任し、それまで、丁寧な言葉づかい、態度で他人に接していたのに、しばらく経つと横柄な態度で怒声を発するようになっている姿を見ることがある。それは、「教育困難校」で教師として生き抜くためには仕方のないことなのだが、正直、見ていて切なくもある。

 さて、次はようやく授業開始だ。ここに至るまで、手慣れた教師がずっと大声で注意をしながらでも10分から20分はかかる。一般的に、高校の1時限は50分だが、最近は、学校行事などがあると、授業確保のため、授業カットではなく、45分、40分の短縮授業を行う場合が多い。また、まだまだ数は少ないが、一部の「教育困難校」では、30分授業の時間帯を設けているところもある。いずれにせよ、残された授業時間はあまり多くないことになるが、さほど長くない授業でも、生徒が集中できる時間は短い。

 「教育困難校」で、生徒を授業にしっかりと参加させたいと考えている教師は、非常に教材研究に熱心だ。生徒の学力の問題で、一番簡単な教科書でも理解できない生徒が多くいる。教科書が使えないのだから、市販の問題集や参考書もそのままでは使えない。

 その現実が見えてくると、良心的な教師は生徒の実態に合わせた手作りの教材を用意するようになる。小・中学校で学んだはずだが身についていない基礎知識を学ばせるため、しかも、少しでも飽きずに集中できるように、なおかつ、高校生であるというプライドも傷つけないように気を遣いながら、プリントやスライドづくりにいそしむ。

生徒と教師の我慢比べ
 しかし、どれほど工夫した教材でも生徒たちを長い時間引き付けておくことはできない。授業の最中でも突然立ち歩く生徒はいるし、授業終了10分前頃になると、多くの生徒は明らかにそわそわしだし、ノートや筆記用具を片付け始める。教員の説明のわずかな間をキャッチして、「せんせー、もう終わりにしようよ〜」とむずかりだす。

 教師も終わりにしたい気持ちは同じなのだが、終わらせれば生徒が教室から出て騒ぎ出し、他の教室にも構わず入ってしまうので、チャイムが鳴る前に授業を終わらせることはできない。実は、他の教室でも同様の状況なのだが、結局、終了チャイムまで生徒と教師の我慢比べが行われる。

■選択肢がなかった生徒たち

 「教育困難校」という言葉を、あまり聞き慣れない方が多いのではないかと思う。このタイプの高校は「進路多様校」と言われることもあるが、最も知られている呼称は「底辺校」だろう。もちろん、これは、各地の予備校や塾が出した受験偏差値を基に作られる偏差値一覧の底辺部に位置する高校という意味でつけられたものだ。

 しかし、この呼称が侮蔑的で、そこに通う生徒たちを大いに傷つける点、偏差値一覧の偏差値は必ずしもそれぞれの学校の実相を表すものではない点などから、筆者を含め多くの人は、最近は「底辺校」という呼称を意図的に使わないようにしている。

 では、「教育困難校」とは、どのくらいの受験偏差値の学校を指すのだろうか。実は、この偏差値以下の高校が「教育困難校」という明確な基準はない。インターネット上では「底辺校」という呼称が使われて、偏差値39以下、38以下の高校がこれに該当するといった、ほとんど根拠のない記載が数多く存在する。

 これに対し、筆者は偏差値40台前半以下の普通科の高校が「教育困難校」に該当すると考える。商業高校や工業高校等の専門高校は、受験偏差値は高くないところが多いが、そこでは専門的技術や資格の取得というわかりやすい目標があり、授業1つとっても、「教育困難校」とはまったく違う風景が広がる学校がほとんどである。

3058とはずがたり:2016/10/20(木) 12:35:39
>>3056-3058

 これらの「教育困難校」に通う生徒はどのくらい存在するのだろうか。細かい統計的分析を経たわけでないことをお断りしておくが、筆者は体験から、「教育困難校」に通う生徒は、同学年全生徒の約15〜20%ではないかと推測している。

 「教育困難校」の生徒たちは、周囲から「クズ高校」「モンキー高校」と軽蔑され、ただでさえ低い自己肯定観を高校3年間で、完膚なきまでに傷つけられてしまう。将来の夢も狭められ、ほとんどの生徒は貧困層予備軍として社会に出ることになる。在校中の中退率も高く、消息がわからない卒業生も少なくない。せっかく正社員で就職できても、社会人として必要なさまざまな能力が身についていないので、短期間に辞めてしまう例も多い。

 だが、忘れてならないことは、彼らは家庭環境や、学校の教育環境、さらには周囲に気付かれなかった病気や障害などの理由で「教育困難校」に入るしかなかったという点だ。そんな彼らをこのまま打ち捨てておいてよいのか。それは、そこに通う生徒にとっても、日本社会にとっても大きなマイナスにならないか。そこを考える出発点として、「教育困難校」の実態について、今後、多方面から述べていきたいと思う。

朝比奈 なを

3059とはずがたり:2016/10/20(木) 13:11:55
難しいなぁ。。>>3056-3058の続きにFラン大の問題がある。
全ての人に教育をと云ふ理想の上に高等教育はあるべきやと思うけど。。
やはり家庭のしつけとか云ふレベルから再教育が必要な子どもが多数供給されて,社会的にも非正規雇用が横行してその受け皿になったりしてなんか低位な均衡が成立している様だ。。

「Fランク大学」の存在意義はどこにあるのか
「社会の物差しからの自由は、日本の希望だ」
http://toyokeizai.net/articles/-/115203
関田 真也 :東洋経済オンライン編集部 2016年04月28日

社会に出る前の学生に、多額の借金を負わせる日本の奨学金制度は、それ自体に対する批判も多い。しかし、学生に貸与された奨学金を学費として受け取るのは、教育機関である大学である。日本学生支援機構の遠藤勝裕理事長は、「奨学金制度のステークホルダーは、学生以上に大学だ」と指摘し、奨学金の貸与にふさわしい教育サービスを提供しているかを、今後は機構としてもチェックする必要があると話す(奨学金「貧困問題」、最大の責任者は誰なのか)。まずは今年夏頃に、奨学金延滞者の割合を、学校別に公表するという。
実社会で求められることと、大学が教える内容がマッチしていないという声は以前から根強い。また、偏差値が低い大学に対しては、「本当に必要なのか」という風当たりが、特に強いようだ。このような状況の中、現場に身を置く大学教員は、どのようなことを感じ、世間の批判にどのように答えるのか。奨学金が支える「Fランク大学」の葛藤と不安でも取材に協力してもらった、聖学院大学(埼玉県上尾市)の柴田武男教授に話を聞いた。

教育に熱心な教員ばかりではない現実

――奨学金問題の記事に対する読者からの反応を見ても、大学に対する目が厳しさを増している印象があります。

現状では、大学の教育が社会の期待に応えられていないと言われても、直ちに否定することはできない。奨学金の問題など、学生の教育のことについて熱心に考えているのは、自分の周りでも片手で数えられるくらいかな、と思いますし。

日本学生支援機構の遠藤理事長が言う、「奨学金の貸与にふさわしい教育サービスを提供すること」の必要性をもっとも実感しているのが、われわれFランクの大学です。「少人数で、面倒見がいい」ことを大学としても掲げているけど、こんなことは経営の大前提なんですよね。

僕たちの世代は、3分の1しか大学に行かなかったんですよ。ある程度頭がよくて、勉強が好きで、という人だけが、勝手に勉強して大学にいっていた。でも今はそうじゃない。手取り足取り、どうして、今、これを勉強しなくちゃいけないのか。それをしっかり教えられる大学じゃないと生き残れない。そういう頭の切り替えが大切です。


柴田武男(しばた たけお)/1952年東京生まれ。東京大学大学院経済学研究科第2種博士課程満期退学。財団法人日本証券経済研究所主任研究員を経て、現在聖学院大学政治経済学部教授。専門は金融市場論。埼玉奨学金問題ネットワーク代表
――学生に対して、具体的にどのような教育が重要と考えている?

若者は、学ぶ意義に気づくと、伸びます。それを引き出すために、どのようにして刺激を与えるかが重要。ただ、それぞれの学生のスイッチが、どこにあるのかを見極めることは難しい。どこを突っつくべきなのかは一見して分からないから、とにかく突っつくシステムを、我々は用意したい。

――職業に直結するというわけではなく、方法として少し抽象的な印象を受けますが。

文科省からも全く同じことを言われていますよ。教育プロジェクトに予算つけて欲しいなら、数字で可視化できる形にしてくれと。つまり、効果を計れる物差しをきちんと用意してから、提案して欲しいということですね。税金を投入する側からすれば、カネを出す価値を説明してみろって、大学に言いたくなる気持ちも、十分理解できる。ただ、教育に対して目に見える効果と言われても、なかなか難しい。

資格を取れば、社会を渡れるわけではない

――教育が職業に直結していないというのは、どこの大学も似たような状況でしょうか。

いや、その点については、開き直っている大学もありますよ。「大学には就職のために来てるんだ」と、完全に割り切っていて、それが学生に対するアピールになっている。例えば、千葉商科大学とかそうですよね。正直言って、これは説得力あるんですよ。その証拠に、うちよりはるかに学生を集めている。これも教育に対する1つの考え方だと思います。でも、資格さえあれば、本当に世の中を渡っていけるかという疑問もありますけどね。

3060とはずがたり:2016/10/20(木) 13:12:19
>>3059-3060
――その疑問とは?

企業の人事の方とよく話すので、会社が就職活動をする学生に対して何を求めているかを聞く機会があります。それは何かというと、社会人基礎力。つまりはコミュニケーション能力ですよ。では、その具体的中身は何かというと、人の話を聞いて理解する力です。これは当たり前のスキルのように思えて、結構ハードルが高い。何を会社が要求していて、自分がどうしたらいいのか。自発的に自分で何をしたらいいのかを考えて、率先して行動するということでしょう。それを資格対策で教えられるんでしょうか。

――日本で仕事をすると、入社して配属が決まらないとどういう仕事をするかも分からないこともある。まずは人間性が重視される傾向はありますね。

そうです。日本の雇用が特殊なのはご存知かもしれませんが、職務を限定することなく雇用契約を結びますから、配置転換と転勤が自由にできます。日本の企業でうまくいく人材とは、会社の求めた様々な職種に、自由円滑に対応できる人ということになるでしょう。これが日本の組織の中では、一番大切なわけですよ。

――そのスキルを身につける方法は?

専門的な勉強のツールを通して、社会の仕組みを考える力を養うことが重要だと思います。対象は何でもいい。政治経済でも、人間福祉でも、シェークスピアでも。僕だったら専門は金融市場論だけど、今だったら例えばマイナス金利の意味を考えてみるとか。人の言ったことを聞いて理解するということが本質で、個別の学問はあくまで通り道に過ぎない。

――学問を通してコミュニケーション能力を高める、という方法は迂遠な印象もあります。学生に効果は出ているのでしょうか?

正直なところ、そう簡単ではないでしょうね……。私だって大学や学生の現状がどうなっているのかは、嫌というほど分かっている。でも、理念は現実とずれているからこそ、理念なわけです。本当は「大学で学ぶことに価値がある、考えること自体に価値がある」と言いたい。でもそれが通じるかは現実としては厳しいかもしれません。企業だって採用の時は大学の成績を見ているわけだし、「しっかり大学で勉強をして、いい会社に正社員で入って、給料をきちんともらいなさい」って……。どうしてもそういう言い方で、4年間の学業の意味づけって説明せざるを得ない。

競争による「不安社会」から自由になれ

――そこでしか結びつかないとすると、やはり「大学教育の貧困」を批判されてしまいそうですが。

それは否定できません。ただ、教育はもちろん大切なのですが、学校教育がすべての問題を解決できる万能のツールではない、という面もあると思います。お金は大切ですが、お金だけで人は幸せにならないのと同じ。家庭も然り、友人も然り、いろいろとよってたかって人生ではないですか。人生とは複雑でいい加減なものです。そのいい加減さをどう認めるのか。それが現代社会の課題だと思うんですよね。

――そうした、社会の余白、膨らみが大切だと。

そう。教育、さらに学校制度は何のためにあるのかと問われれば、それは、急速に変化する世の中から切り離して、子ども達を立ち止まらせるためだと思います。偏差値社会は、序列社会です。人を押しのけて、這い上がろうという意識に満ちています。それがいきすぎて、「自分は本当に勝ち残れるのか」という気持ちが蔓延する、不安社会となっている。

色々と言われていることは分かっているけれど、私はBF(ボーダーフリー)の大学こそ、日本の希望だと思っているんですよ。決して絶望して居直っているのではありません。私たちだからこそ、教えられることがあると思うのです。それは、「人の物差しで生きるな」ということ。いわゆる高偏差値の大学の学生では、社会の物差しから自由になれないし、なろうともしません。私たちは、Fランクですから、社会の尺度からは比較的自由。それは、この生きにくい社会での優位性だと、我々は考えてます。

人の尺度で生きるのはやめて、自分の価値観を信じる。大学の教員として、それを支える側に立ちたい。私たちの大学の学生は、のんびりしすぎて心配な面もありますが、優しさに満ちています。その優しさこそ、今の日本社会にとって何よりも大切だと、私は信じているのです。

3061とはずがたり:2016/10/20(木) 16:38:45

給付型奨学金 来年度から毎月3万円給付の方針固める
http://news.goo.ne.jp/topstories/politics/66/c76e438f8827096f14a2e91e3598878f.html
(NHKニュース&スポーツ) 12:20

大学生を対象にした返済の必要がない給付型の奨学金について、文部科学省などは生活保護世帯など経済的に厳しい家庭の子どもに対し、来年度から一定の成績の基準を満たすことなどを条件に毎月3万円を給付する方針を固めました。

3062とはずがたり:2016/10/20(木) 22:32:48

<懲戒免職>中学教諭、女子バレー部生徒に体罰や暴言 横浜
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/28/1904e5fc280ce5d60e2edb6cce8f7a2f.html
(毎日新聞) 13:26

 横浜市教育委員会は20日、顧問を務める女子バレーボール部の延べ26人の生徒に体罰や暴言、セクハラを行ったとして市立中学の田井哲彦教諭(49)を懲戒免職処分とした。田井教諭は2012年度にも別の中学で同様の行為により口頭注意を受けていた。

 市教委によると、田井教諭は14年8月?16年2月、生徒11人に後頭部をつかんで引き倒したり、ボールを顔にぶつけたりする体罰を行った。また6人に胸を触るなどのセクハラ行為をしたほか、9人に対して「部活をやめろ」などの暴言があったとしている。

 昨年11月に保護者から匿名の相談メールがあり、発覚した。市教委の調査にも生徒への謝罪はなかったという。【水戸健一】

3063とはずがたり:2016/10/21(金) 09:07:35

高校成績「4」以上→月3万円 給付型奨学金の自民案
http://news.goo.ne.jp/topstories/politics/82/f82419e7719a0f0ef354581cd3485867.html
(朝日新聞) 06:26

 自民党は、返済する必要がない給付型奨学金について、原則として高校時の成績が5段階評定で平均4以上であることを条件に、月3万円を給付する方向で文部科学省と調整を始めた。対象者は7万5千人程度になると見込んでおり、年300億円近くが必要になるとみている。具体的な制度案について、来週にも取りまとめる。

 給付型奨学金については、文科省が住民税の非課税世帯などの大学生らを対象に、一定の成績基準を設けることを検討。2018年度の入学生から導入する考えだが、自民党は前倒しして17年度からを主張している。

3064とはずがたり:2016/10/21(金) 12:17:52
窃盗は実名公開で猥褻は伏せるのか。

女子生徒にキス 免職 下着窃盗未遂は減給 千葉県教委、またわいせつ懲戒
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/358668
2016年10月20日 10:34

 勤務する学校の女子生徒にキスをするなどのわいせつな行為をしたとして、千葉県教委は19日、県北西部の公立中学校の男性教諭(27)を懲戒免職処分にしたと発表した。また、千葉市内のアパートに侵入し洗濯物を盗もうとしたとして、県警に住居侵入容疑などで逮捕された市川市立大柏小学校教諭、××容疑者(31)=千葉市=を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。××教諭は19日付で依願退職した。処分はいずれも19日付。

 県教委によると、男性教諭は8月上旬から10月上旬にかけて計4回、校内の準備室などで同じ女子生徒に抱きつきキスをするなどした。今月10日、生徒間のうわさを聞いた他の生徒の保護者から事実確認の電話を受けた男性教諭が翌日校長に報告し、発覚した。

 男性教諭はわいせつ行為を認め、「相談を受けているうちに好意を抱いてしまった」と話しているという。男性教諭の管理監督が不十分だったとして、同校の男性校長(59)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。

 ××容疑者は今月8日午前0時40分ごろ、学校から帰宅途中に千葉市中央区のアパート1階ベランダの外壁に登り、干してあった洗濯物を物色しようとしていたところを通行人男性に声を掛けられ、何も取らずに逃走。県警機動捜査隊に取り押さえられ、千葉中央署に住居侵入と窃盗未遂の容疑で現行犯逮捕された。

 ××容疑者は「アパートの一室から男女の楽しそうな声が聞こえたので、のぞきたかった。下着があったら盗んでいた」と容疑を認めているという。

 県教委は先月14日にも、男子児童の下腹部を触るわいせつ行為をしたとして、県北西部の小学校の男性教諭を懲戒免職処分にしている。会見で神子和夫教育次長は「先月に続き教員の懲戒免職があり、極めて遺憾。県民の信頼を裏切り、深くおわび申し上げる」と陳謝したうえで、「県内の全公立学校でモラールアップ委員会を開催するなどして不祥事の根絶に取り組む」と話した。

3066とはずがたり:2016/10/22(土) 22:25:49
ぼったくりやなぁ。。

高すぎる休学費用に日本女子大の卒業生が一石を投じた! 大学側は「重要な課題として検討したい」と前向きな返答
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161022-00000035-it_nlab-life
ねとらぼ 10月22日(土)19時46分配信

 ある女性が世界一周旅行のために大学を1年間休学しようとしたところ、高額の休学費用が必要だと判明。大学側に値下げの直談判を行ったものの認められなかったという経緯をつづったブログが10月上旬に話題となり、その後大学側が「重要な課題として(休学費用の今後を)検討している」ことが取材で明らかとなりました。

【まなかさんが大学に提出した嘆願書】

 ブログmanazo.comで大学時代を振り返ったのは、まなか(@mnc4mnc )さん。2回生の1月ごろからバックパッカーとして世界を巡ることに興味を持ったという彼女は、アルバイトで160万円の資金をためました。しかし、彼女が通学していた日本女子大学を休学するためには施設設備費(29万円)、図書費(1200円)、在籍料(在籍する学部の授業料の半額)を合計した休学費用が必要だということが分かります。

 まなかさんは、ブログの中で「籍を残すだけなのに、たったそれだけなのに、1年間受けない講義と使わない施設と読まない図書のために66万円」と、納得できない思いを胸に大学の経理課に値下げ交渉を行ったり、学生総会に参加した経緯を説明し賛同を得ることができたのですが、結局、当時学則の変更はかなわなかったといいます。

 編集部では、日本女子大学の休学費用に一石を投じたまなかさんご本人に取材し、詳しい経緯をお伺いしました。

――休学の理由となった世界一周旅行について思い立った経緯について詳しく教えてください

まなか:海外へ飛び出してみることに興味を持ってから、実際に「休学しよう!」と思ったのは大学3年生の4月ごろでした。バックパッカーとして世界一周をしたいと思ったのは、ボランティアをしたい、日本の子どもとは異なる生活をしている発展途上国の子どもたちの姿を見てみたい、自分を変えるような大きな挑戦がしたいという思いからです。

――休学に際して、休学には費用がかかるということは知っていましたか

まなか:まったく知りませんでした。そもそも、まさか自分が休学するとは思ってもいなかったので……。

――休学費用の中で最も納得のいかなかったことは何ですか

まなか:全部です(笑)。退学するわけではないので、1年後には全額学費を支払うのに、1年間の猶予も許されないのか、とやりきれない気持ちでした。

3067とはずがたり:2016/10/22(土) 22:26:09
>>3066-3067
――まなかさんは世界一周後に復学し、旅をする女性のライフコースに関する卒業論文で各学科2人に贈られる賞を受賞したとのことですが

まなか:自分の論文や世界一周が評価されたのは素直にうれしかったかったです! しかし、受賞は休学費66万円という代償(?)を払って実現できたものなので、少し複雑でした。

――具体的にはどのような点が複雑でしたか

まなか:賞をいただけたということは、大学が私の行動を少なからず評価し、認めてくれたということだと思うので、なんだか、大学の対応に少しだけ矛盾を感じてしまいました。

 しかし、大学の休学費用に疑問を感じことがあるのはまなかさんだけではありません。国立大学の多くでは休学費用が「免除」となっている一方、明治大学では半期で8万円、学習院大は年間6万円など私大ではなんらかの休学費用が発生する大学が大多数。ネットでは「なぜ大学を休むのに高額の休学費用が必要なのか」という意見があがっています。

 特に休学費用が高額と感じられたのは女子大学で、大妻女子大学では80万円超という休学費用に学生が減額を求める嘆願書を提出。学生本人の休学時には間に合いませんでしたが、翌年から大幅な減額が実現したといいます。

 本件について大妻学院・広報戦略室に問い合わせたところ「平成23年度までは休学中の学費は、授業料を半額、教育充実費を全額、徴収していたので、1年間休学した場合には約80万円の学費負担がありました」と回答。「平成24年度以降は学則を改正し、授業料を全額免除、教育充実費を半額免除としたので、1年間休学した場合には約20万円の学費負担となりました」と学則改正の経緯を明かしましたが、学生からの嘆願による改正なのかについては「学則変更の理由は公表しておりません」と明言を避けました。

 また、まなかさんが卒業した日本女子大学は取材に対して、まなかさんから休学費用減額の申し出を受けた前後には同様の問い合わせが来ていないと休学費用に関する申し出が異例であったことを明かしました。一方、休学費用については「卒業生から在校時に申し出を受けた際にも十分に検討したが、今後は重要な課題として再検討していきたい」と前向きな回答を寄せました。

 学生が通学しやすい大学の仕組みづくりはもちろんですが、学生のスキルアップなどのためにも休学しやすいシステム構築も望まれます。

(Kikka)

3068とはずがたり:2016/10/24(月) 17:09:24
大阪人の逃げ得出来りゃラッキーの気質は叩き直さんとあかんな┐('〜`;)┌

滞納給食費、悪質保護者は弁護士が回収!…大阪市、未納1億円超「逃げ得許さぬ」 政令市で初
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst1610240037.html
14:04産経新聞

 学校給食費の滞納が増加している大阪市で、市教育委員会が11月から回収業務の一部を弁護士に委託することが24日、分かった。支払い能力があるのに再三の催告に応じない悪質な保護者が回収の対象。大阪市の滞納総額は昨年度末時点で小中学校合わせ1億円超に上り、滞納額は全国の中で多いとみられる。教育現場の負担軽減とともに、法律の専門家に託すことで「逃げ得」を許さない強い姿勢を示す。給食費の滞納整理業務に弁護士を起用するのは政令指定都市で初めて。

 市教委によると、債権回収で実績のある弁護士と契約し、高額滞納者への督促や簡易裁判所への支払い督促申し立てなどを任せる。今年度は計約2千万円分の委託を見込み、弁護士への報酬は回収額に応じた出来高制とする。

 大阪市の給食費は小中学校とも1カ月約4千円。平成27年度の1年間に発生した新規滞納額は給食費全体の1・3%にあたる約8600万円(4165件)で、約5700万円だった26年度の1・5倍に達した。

 文部科学省の調査(24年度)によると、全国の公立小中での未納額の割合は給食費全体の0・5%。年度が異なるため単純な比較はできないが、現在の大阪市の未納割合は高いとみられる。

 年度をまたいで未納が続く“焦げ付き”を含めた市の27年度末時点の滞納残高も約1億1300万円(5606件)に上る。

 滞納額が膨らんだのは、小学校に加え、24年度から中学校で段階的に給食を導入し、26年度の新入生から全員給食制になったことが理由とみられる。

 滞納者については、生活保護受給世帯には給食費全額が支給され、経済的に困窮している家庭に対しては2分の1(小学生は全額)を支給する制度があるため、市教委は「支払う能力があるにもかかわらず、意図的に滞納している家庭が多い」とみている。

 滞納給食費の回収についてはこれまで、学校側からの報告を受け、市教委職員が催告状の送付や簡裁への申し立てなどを実施。昨年度は11件(約110万円)について強制執行で資産を差し押さえるなど法的措置も辞さない姿勢で臨んだが、まったく応じない未納者もいたという。

 市教委は、弁護士からの働きかけで早期の滞納解消につなげるとともに、督促業務に追われ、本来の教育事務に手が回らなくなりがちな現場の負担軽減も図りたい考えだ。担当者は「たかが給食費ではなく、れっきとした債権だ。子供たちのためにも保護者は支払いに向き合ってほしい」と話している。

3069とはずがたり:2016/10/25(火) 20:03:45
>>3068

「義務教育 何で払わなあかん」 給食費滞納の保護者、低いモラル
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161024-00000073-san-soci
産経新聞 10月24日(月)14時51分配信

 給食費滞納への対応として、大阪市教委が弁護士への一部委託を始めるが、この問題については全国の学校関係者が頭を悩ませている。文部科学省の調査では全国の公立小中の未納額推計は約22億円(平成24年度)にのぼる。背景には保護者のモラルの低さとともに制度上の問題も浮かび上がる。

 「義務教育やろ。何で俺らが払わなあかんねん」。大阪市立小学校で教諭をしていた50代の男性が、こうした発言を、給食費未納の保護者から浴びせられたのは1回にとどまらないという。公立小中学校では、調理設備や調理員の人件費などは自治体など学校の設置者が負担している。保護者に給食費として負担を求めているのは食材購入費などだけだ。しかし、それすら払おうとしない保護者への対応に、教育現場は労力を割かざるを得ないのが現状だという。

 「督促に反応してくれるだけでもましなのかもしれない。完全に無視され連絡もつかないこともある」。男性は、そうため息をついた。文科省の調査で未納の原因を尋ねたところ、「保護者の責任感や規範意識」と回答した学校は61・3%に上り、「経済的な問題」の33・9%を大きく上回った。一方で、管理制度の問題も一因にあるとみられる。

 全国の小中学校の7割近くが採用している学校ごとの独立会計(私会計)では、滞納の保護者との折衝は担任や教頭、校長ら学校現場が主体。通常業務に加えて家庭訪問で督促を行うなどの負担が大きい上、法的措置など強い対応に乗り出しにくい。このため自治体として給食費を一括管理する「公会計」に切り替える動きも出ている。

 大阪市教委は26年度に公会計に変更し、事務局職員が滞納への対応に主体的にあたるようになった。「学校現場の負担を減らすことができ、滞納者への対応も明確に行えるようになった」(担当者)。しかし教職員の負担は皆無ではなく、職員からの働きかけでも徴収に限界はある。

 大阪市に先行して、昨年度から弁護士への委託を本格導入している東京都練馬区によると、導入前の25年度1年間で約260万円に上った給食費未納額は、27年度では半分以下の約120万円に減少した。弁護士からの督促で分割納付に応じたり、短期の未納にとどまったりするケースが増えているという。

3070とはずがたり:2016/10/25(火) 20:06:34
>給食費無料化を含めた事業の効果はてきめんに表れた。18年度から7年連続で市外への転出者が転入者を上回っていたが、25年度にプラスに転じたのだ。
効果あるんだな。。

>北海道三笠市では、18年度から小学生全員の給食を無料化。山口県和木町でも幼稚園から中学生までの給食費は無料。和歌山県新宮市では月額1千円の軽減措置を取っている。
都市近郊の相生では行けても三笠や新宮はどうかな?和木は岩国と大竹に挟まれてて工業都市だから効果ありそうだが。

若年層流出を食い止めた「給食費タダ」施策…年間1億円超かかっても
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/140721/lif14072113000015-n1.html
2014.7.21 13:00
【学校給食の挑戦】(3)

 「カレーライス」「おかひじきのしらすあえ」「フルーツポンチ」「牛乳」

 6月中旬の兵庫県相生市の市立小学校の給食は、人気の高い「カレー」と「フルーツポンチ」の組み合わせ。教室には子供たちの笑い声が響いていた。

 子供たちが大好きな給食。同市では幼稚園から小中学校まで提供されているが、給食費は全て無料だ。

 給食にかかる費用は「学校給食法」によって、食材費は保護者負担、整備や運営費は自治体負担と定められている。相生市の場合、本来なら保護者負担は1カ月1人当たり、幼稚園児2千円、小学生4千円、中学生4500円。年間約1億1千万円かかるが、子育て支援策として、全て市が負担している。

 2人の小学生と未就学児2人の4人の子供を育てている母親(34)は「子供たちが中学校を卒業するまで4人分を途切れることなく払い続けることを考えたら本当に助かります」。「1カ月分の給食費はちょうどプールなどの習い事代と同じぐらい。無料化分をおけいこ代に充てています」と話す母親もいる。

子育て応援宣言

 かつて造船業で栄えた相生市。市の人口は昭和49年に4万2188人とピークを迎えたが、その後、減少を続け、平成22年には3万1171人に落ち込んだ。しかも、15歳未満が占める割合は低く、同年には人口の11・6%と県内市町の中で最低レベル。人口減少を食い止め、若年層の定住化を図らなくてはならなかった。

 そこで市は23年、「子育て応援都市」を宣言。新婚世帯への家賃補助や市立幼稚園の保育料無料など11の施策を打ち出した。その目玉が「給食費無料化事業」だった。谷口芳紀市長は「お母さん方から『給食費無料はいつまで続くのか』と聞かれますが、これは固定経費だと考えています」と話す。さらに、「栄養価の高い昼食を経済状況にかかわらず食べられる。このことが子供たちに情緒的な安定をもたらすはずです」。

 給食費無料化を含めた事業の効果はてきめんに表れた。18年度から7年連続で市外への転出者が転入者を上回っていたが、25年度にプラスに転じたのだ。

都市部でも必要

 相生市のように人口減対策や少子化対策のため、給食費を無料にしたり、補助したりする自治体は広がっている。北海道三笠市では、18年度から小学生全員の給食を無料化。山口県和木町でも幼稚園から中学生までの給食費は無料。和歌山県新宮市では月額1千円の軽減措置を取っている。

 学校現場に詳しい小野田正利・大阪大学大学院人間科学研究科教授(教育学)は「少子化対策として地方自治体が取り組み始めているが、児童福祉の観点からも一歩進んでいる印象」と話す。

 そのうえで、「核家族化が進み、共働きが増え、両親とも深夜まで働くなど家族の姿が変化する中、3食のうち最も安定的に食事が取れるのは給食、という子供もいる。地方だけでなく、都市部でも今後、求められる施策ではないか」と指摘している。

 文部科学省によると、平成24年度の公立小学校(高学年)の給食費の保護者負担は全国平均で月額4165円。公立中学校は4771円となっている。

 だが、全国公立小中学校の抽出調査によると、同年度に学校給食費を納めていない「未納」の割合は0・9%、総額は推計で約22億円に上った。

 何が未納の原因と考えられるか学校側に聞いたところ、「保護者の責任感や規範意識の問題」と答えた学校が約61%で、「保護者の経済的な問題」も約33%に上った。

3071チバQ:2016/10/25(火) 20:24:12
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161025X286.html
クリントン氏、議会選に戦線拡大=米大統領選まで2週間
14:26時事通信

 【ワシントン時事】米大統領選が2週間後に迫り、民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官(68)が同時に行われる上下両院選の応援に力を入れ始めた。大統領選での優位が鮮明になってきたことから、大統領に就任した場合に政権をより安定的に運営できるよう戦線を広げた形だ。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の24日時点の情勢分析によると、大統領選では支持率で5.5ポイント先行するクリントン氏が選挙人262人の獲得にめどを付け、過半数の270人目前。共和党候補ドナルド・トランプ氏(70)は126人にとどまっている。

 下院選(定数435)では民主党が190議席、共和党が224議席を確保。上院選(同100)は民主党47議席、共和党46議席で伯仲している。民主党は両院の過半数奪還も視野に入ってきたとされるものの、失敗すれば「クリントン政権」の運営が難しくなるのは確実だ。

 クリントン氏がまず標的に据えたのが上院選だ。24日は激戦7州の一つであるニューハンプシャー州で演説し、トランプ氏を「気性からして不適格だ」と批判。同時に上院選の民主党候補について「相手候補と違ってトランプに立ち向かうことを決して恐れない」とアピールした。

3072とはずがたり:2016/10/26(水) 12:56:32
2020年度から小学校でプログラミング教育必修 でも教える人がいない!
https://dot.asahi.com/aera/2016102500219.html
by 山本大輔 (更新 2016/10/26 11:30)

「プログラミング教育」は、2020年度から日本の小学校計約2万校で必修化される。同時に、これまで単なる「外国語活動」だった小学5、6年生の英語が「教科」に格上げされ、年間の授業時数も倍増。3、4年生も外国語活動として英語に触れることになっている。

「グローバル化と情報化への対応です。グローバル化には英語教育の拡充、情報化にはプログラミング教育の導入で備えるということです」

 と文部科学省の担当者。今年度中に改訂される学習指導要領に盛り込まれる予定だ。

 情報技術の進歩が加速しているとの認識が世界で強く意識されたのは今年3月。コンピューターがプロに勝つにはあと10年はかかるとされた囲碁で、人工知能が世界最強棋士に圧勝したことで衝撃が広がり、
「これはもっと考えなきゃいけない、となりました」(文科省)

●教材開発や研修に課題

 IT人材不足も背景にある。経済産業省が今年6月に発表した推計では、IT産業が成長を続ける中、人材はすでに17万人も不足。20年には約37万人、30年には80万人近くも足りなくなるという。そこで「小学校からのプログラミング教育導入」なのだが、問題は、その教育の内容がいま一つはっきりしないことだ。目的はあくまで「プログラミング的な思考の育成」で、プログラミング言語を学ばせることは想定外。総合的な学習の時間や算数、理科など既存の科目の中で思考を養うという。

 具体的にどう実現するのかは検討中で、どの科目の中で何時間やるかは学校の判断に委ねられる。教材開発や教諭の研修のあり方も、これから議論する。

 英語でも、教諭の指導力が今まで以上に求められるが、

「小学校は学級担任制なので、一人で全教科を教えないといけない。英語もプログラミングも得手不得手があり、先生たちは大変だと思う」(同)

 一方、民間ではすでに、将来の社会に対応する能力を備えた子どもを育てるためのさまざまな取り組みが始まっている。特にプログラミング教室はここ2、3年で急増。松山市などで「IT×ものづくり教室」を開くテックプログレス社の独自の全国調査によると、13年まで10社未満だったプログラミング教室の運営会社は、14年に20社を超え、15年には約50社、16年10月現在では約150社に上った。英語とプログラミングを同時に教える教室も出てきて、約150社のうち2割弱を占めるという。

 都内で2教室を展開する「SUNNY BUNNYバイリンガル育成スクール」では、小学生までの子どもが理科の実験、日本の歴史などを英語で学ぶ言語教育を専門にしている。

●目指すは“世界的人材”

「英語を学ぶのではなく英語で学ぶ」ことを重視し、15年4月からはプログラミングも英語で本格的に教え始めた。

「パソコンを使わない世の中はもう考えられない。楽しく慣れていくことが必要」

 と羽織愛代表。他県など遠くから通う子どももいるという。

3073とはずがたり:2016/10/26(水) 12:56:53
>>3072-3073
 こうした教室は「都市部に集中しがちだ」として、小中学生がネットで英語とプログラミングを学べる「D-SCHOOLオンライン」を試験的にスタートしたのは、エデュケーショナル・デザイン社(静岡市)の脇田真太郎代表だ。100人以上が利用しており、近く正式稼働する。毎月届くプログラミングの課題をクリアしていくとロールプレイングゲームが完成するようになっていて、キャラクターが英語で話しかけてくることに英語で答えないと作業が進まないなど語学力が試される。

「英語をただ学ぶのではなく、英語を使っていかにアウトプットできるかが重要。そのアウトプットとしてプログラミングを使うのです」(脇田さん)

 極めて高度な教室もある。同時通訳の育成などが専門のインターグループ社と、ロボットを動かすプログラミング能力を競う世界ジュニア大会の優勝者を出している「子どもの理科離れをなくす会」が連携し、東京、大阪、名古屋で10年に開設した「英語・ロボット塾」だ。

 8〜15歳が、ロボットを操るプログラミング技術とそれに伴うグループワーク、プレゼンテーションに必要な英語を学んでいる。インターグループ東京本社の山畑征四郎シニアマネジャーによれば、目指すのは「世界でやっていける人材」の育成だ。

「単なる英会話ではなく、相手の国籍にかかわらず、異文化を超えて論理的に分かり合えるレベルの英語力が必要。ITで問題解決する力、論理的思考、やりきる力も必須です。英語とプログラミングには、そうした力を身につけるうえで相乗効果が期待できる。一緒に学ぶことに意義があります」

(編集部・山本大輔)

■英語とプログラミングを一緒に学べる子ども向けスクール

<YESインターナショナルスクール>

2017年4月から横浜市保土ケ谷区の英語スクールと連携してMirai Institute of Science and Technology(MIST)を開校。現在のYESインターナショナルはMISTの平沼校舎となる。東京校も開校予定
・保土ケ谷本校舎/横浜市保土ケ谷区帷子町2-79
・平沼校舎/横浜市西区平沼1-33-1 日新横浜ビル3F
【公式サイト】http://www.yesinternational.yokohama


<SUNNY BUNNYバイリンガル育成スクール>
・赤羽教室/東京都北区志茂1-18-1
・神楽坂教室/東京都新宿区西五軒町4-10 伊藤ビル1F
【公式サイト】http://sunnybunnyinfo.com/

<D-SCHOOLオンライン>
・静岡市清水区銀座14-28
【公式サイト】https://online.d-school.co/


<英語・ロボット塾>
・インタースクール東京校/東京都港区虎ノ門2-2-5 共同通信会館4F
・インタースクール大阪校/大阪市北区豊崎3-20-1 インターグループビル
・インタースクール名古屋校/名古屋市中村区名駅2-38-2 オーキッドビル8F
【公式サイト】http://www.interschool.jp/robot/

※AERA 2016年10月31日号

3074とはずがたり:2016/10/27(木) 23:52:39
牛乳飲む練習と偽り発注、持ち帰り 女性教諭処分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161025-00000011-kobenext-l28
神戸新聞NEXT 10/25(火) 18:11配信

 兵庫県教育委員会は25日、給食の牛乳(200ミリリットル入り)112パック、パン4個を自宅に持ち帰ったとして、県立西はりま特別支援学校(たつの市)の女性教諭(42)を停職1カ月とする懲戒処分を発表した。

 県教委によると、女性教諭は今年4〜7月の56日間にわたり、「苦手な生徒に飲ませる練習をさせたい」と偽って追加発注させた牛乳や生徒が残した牛乳を持ち帰った。パンも「生徒が食べるから」とうそを言って余分に受け取り、持ち帰っていた。

 牛乳をエプロンのポケットに入れるのを見た別の教員が学校に報告。女性教諭は牛乳とパンの代金6214円を返金し、「給食は安全なので病弱な自分の子どもに飲ませたかった」などと話しているという。

 県教委はこのほか、野球部の練習試合でエラーをした2年生の男子部員に今年6月、20回程度、グラウンドで3年生に土下座させたとして、顧問をしていた宝塚市立中学校の50代男性教諭を戒告処分。今年8月、神戸市内の路上で自校の女性臨時職員にキスをし、胸を触るなどした県立高校の40代男性教諭を減給10分の1(3カ月)とした。(上田勇紀)

3075名無しさん:2016/10/30(日) 08:16:26
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161028/k10010748301000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_011
部活の在り方や教師の長時間労働改善など検討へ
10月28日 20時35分
政府の教育再生実行会議が開かれ、安倍総理大臣は「社会総がかりで、子どもを育むことが必要だ」と指摘するとともに、学校の部活動の在り方を含め、教師の長時間労働を改善させる方策などを検討していく考えを示しました。
政府の教育再生実行会議は28日夕方、5か月ぶりに会合を開き、家庭や地域の教育力を向上させるとともに教師の長時間労働を是正することや、諸外国に比べて低いとされる子どもたちの自己肯定感を高める方策という、2つのテーマを設定し、検討を始めました。

この中で安倍総理大臣は「教育は学校だけで全うできるものではない。学校・家庭・地域がそれぞれの役割を果たすことが大切であり、社会総がかりで子どもを育むことが必要だ」と指摘しました。
そのうえで安倍総理大臣は「現在、地域社会の希薄化などを背景として、家庭や地域の教育力の低下が指摘され、学校教育においても教師の長時間労働が顕在化している。教師のみが部活動を担うのは限界があり、今の部活の在り方については、見直しの必要がある」と述べました。

このあと、出席した有識者からは「個々の家庭教育の在り方に踏み込むことは慎重であるべきだ」という意見が出る一方、「経済状況を理由に、教育に困難を抱える家庭には、早期の支援を進める必要がある」という声も出されました。

会合のあと、松野文部科学大臣は記者団に対し、「決して家庭教育に介入をしようという論点はもっていない。国民に意見を聞きながら、次の学校の制度を設計していきたい」と述べました。

政府の教育再生実行会議は今後、会合を重ねたうえで、提言をまとめることにしています。

3076とはずがたり:2016/10/30(日) 18:44:39
もっとちゃんと今の政府のクソな研究費配分を明確に批判しろよなぁ。。

「役に立つ」が社会をダメに ノーベル賞大隅発言にネット沸く
J-CAST会社ウォッチ 2016年10月28日 13時10分 (2016年10月29日 18時04分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20161028/Jcast_kaisha_281668.html

「オートファジー」の研究で、2016年ノーベル医学・生理学賞を受賞した大隅良典・東京工業大学栄誉教授(71)が2016年10月3日の受賞会見で述べた「『役に立つ』が社会をダメにする」という発言が反響を呼んでいる。ネットでは、基礎研究に携わる研究者はもとより、学生や市井の人々からも共感が寄せられている。
本当にわかるのは100年後かも
オートファジーは「自食作用」ともいわれ、細胞が不要になったタンパク質を分解し、リサイクルする働きのことだ。大隅氏はこの研究を、すぐに商業的な利益につながるかはわからない「基礎研究」として始めた。会見では、

"「この研究を始めた時にオートファジーが必ずがんにつながる、人間の寿命の問題につながると確信していたわけではありません。基礎的な研究はそういう風に展開していくものだと理解していただければ。基礎科学の重要性を強調しておきたいと思います」"

などと、基礎研究の重要性をたびたび語った。
近年、政府の研究費が応用寄りに配分されている現状に質問が及ぶと、

"「大変憂えている。サイエンスはどこに向かっているのかわからないのが楽しい。『これをやったら必ずいい成果につながります』というのはとても難しい。もちろん全ての人が成功できるわけではないが、チャレンジするのが科学的な精神だと思っているので、少しでも社会がゆとりを持って、基礎科学を見守ってくれるようになってほしいと常々思っています」"

と回答。

改めて基礎研究について、

"「『役に立つ』という言葉が社会をダメにしていると思っています。科学で役に立つということが、数年後に企業化できることと同義語みたいに使われているのは問題。本当に役に立つとわかるのは10年後かもしれないし、100年後かもしれない。将来を見据えて、科学を一つの文化として認めてくれるような社会にならないかなと強く願っています」"

と、熱く訴えた。

3077とはずがたり:2016/11/02(水) 21:23:11
公立小中の教職員4.9万人削減可能、財務省試算
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20161102-00000043-jnn-bus_all
TBS系(JNN) 11/2(水) 15:17配信

 財務省は、公立の小中学校の教職員の数について、「少子化に伴い、今後10年間でおよそ4万9000人の削減が可能」とする試算をまとめ、文部科学省に教職員の定員削減を求める方針を固めました。

 財務省は、少子化に伴い、今年度は全国におよそ960万人いる児童・生徒数が10年後には840万人となり、およそ120万人減る見込みになっていることを踏まえて、「今後10年間で教職員の数をおよそ4万9000人削減できる」との試算をまとめました。

 これに対し、文部科学省は、いじめなどへの対応のためにはむしろ教職員の数を増やす必要があるとしていますが、財務省は、まず、スクールカウンセラーなど外部の専門家を活用してその効果を確かめた上で、教職員の数を考えるべきとしていて、両者の攻防は来年度予算案の編成の焦点となりそうです。(02日10:20)

3078とはずがたり:2016/11/02(水) 21:59:57
日本よりしっかりしてるね>上海と英国の初等教育

英国の小学校が中国式算数を導入するわけ
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20160729-OYT8T50009.html?from=yartcl_awst
ジャーナリスト 加藤雅之
2016年08月02日 05時20分

 例えば934円のものを買う時に1000円札に34円の端数を加えて渡し、100円のおつりをもらう。日本、あるいは中国では当たり前の慣習だが、欧州で試した経験がある人なら、これが通用しないことを知っているだろう。店員は困惑して端数をそのまま戻した上で、細かいお釣りをジャラジャラ出してくる。計算能力がそもそも低いのだ。そんな西欧の一角、英国で今、中国式の算数教育法「上海メソッド」を取り入れて国民の計算能力を高めようという動きが進んでいる。英国に詳しいジャーナリスト、加藤雅之さんが解説する。

上海メソッドとは?

 英国教育省はこのほど、全国の約半数に当たる8000の小学校で中国式の算数教育法「上海メソッド」を導入する方針を打ち出した。4100万ポンド(約57億円)の予算を投入して、専門の教育センターを35か所に設立。700人の教師を訓練し、新しいテキストも取り入れる。導入を希望した各校2人の教師が訓練を受けるが、すでに140人が参加しており、今後4年間で順次、拡大していく予定だ。ニック・ギブ教育相は「算数ができないという言葉を過去のものにしたい」と意気込んでいる。

 「上海メソッド」とは何か? 上海での算数の授業は5歳から始まり、8歳までに日本でいう「九九」を覚える。計算のやり方や、図形理解の基礎などをクラス全体で繰り返し練習させる。その後、一人一人に質問し口頭で回答させたり、黒板に書かせたりして、間違いがあったらその場で訂正、全体から遅れないようにする。

 全員ができなければ次のレベルには進まない。既に学習内容を習得している子は他の子に教えたり、理解内容を深めたりすることが求められる。我々、日本人にとっては、なんだか当たり前で、それほど目新しい教育法には見えない。

 上海の全ての小学校で使われているテキスト「一課一練」は、「ザ・シャンハイ・マス・プロジェクト」という英語名で翻訳された。基本的な内容を網羅したシンプルなものだが、視覚を通じた理解を重視してイラストや図などを多用。例えば片手の指が5本、両手で10本などと、日常的に目にする数を利用しながら、理解を深めさせるような工夫が盛り込まれている。

英国の危機感

 英国が中国の教育法を導入するのは、優秀な人材が確保できなければ、国際的な競争から取り残されるという危機感からだ。

 子供の学力を知る国際的な調査として、経済協力開発機構(OECD)が実施している国際学習到達度調査(PISA)がある。15歳を対象にして、読解力、数学的能力、科学的能力の3分野で学力を測る。

 直近の2012年の調査でみると、数学的能力のトップは上海(613点)で、シンガポール(573)、香港(561)、台湾(560)、韓国(554)、マカオ(538)、日本(536)と上位7地域はすべて東アジア勢だ。英国は65地域中28位。OECDの平均点と同じ494点だったが、トップの上海に比べると「3年は遅れている」ことになるという。

 英国で算数など基礎学力の不足が社会的問題として認識されたきっかけは11年8月、ロンドンを中心に発生した暴動だ。5人の死者と3000人近い逮捕者を出した事件は当初、移民政策への抗議、という側面が強調されたが、次第に教育水準が低く十分な職に就けない若者の不満が背景にあると分析されるようになった。

 その翌12年にロンドン五輪が開催されるが、五輪誘致の目的の一つに、荒廃が進んでいたロンドン東部の再開発があった。メイン会場となったストラットフォードには欧州最大規模のショッピングセンターが建設され、開幕を控えて地元から約5000人の労働者が雇用された。しかし、二ケタの足し算ができなかったり、1人では手続き書類の記入ができなかったりといった従業員が多数いることが発覚。ショッピングモールを開発・運営する会社の総責任者のオーストラリア人は驚き、300〜400人に算数や基本的な読み書きの講習を受けさせた。

71人の教師が上海の教育現場を視察

 マスコミがこうした実態を大々的に取り上げ、国レベルでも学力底上げに向けた本格的な検討が始まった。そして14年9月、71人のイギリス人教師が2週間、上海の教育現場を見学し、数学の教え方の差を実感することになったのだ。

3079とはずがたり:2016/11/02(水) 22:00:13
>>3078-3079
 上海の小学校では35分の集中的な授業の後に15分の自由活動が続く計50分が1コマだが、イギリスの小学校では能力別のグループ学習で1時間10分というのが一般的。また、中国の数学の教師は大学で5年間学んだ専門家で数学しか教えない。授業は1日に2回、その他の時間は自らの授業の検証と、次の準備に当てる。一方、イギリスでは数学だけでなく全ての教科を満遍なく教えなくてはならない。

 翌15年には上海から数学の教師を招き、小中学校で中国式授業を実践してもらうことになった。第1弾として3月に30人、続いて11月には69人が教壇に立った。

 このうちロンドン近郊、ハンプシャー州の中学校で15歳の生徒を教えた様子を扱った番組が英国国営放送BBCで製作され、「われわれの子供はこれに耐えられるか? 中国式学校」とのタイトルで同年9月、3回にわたり放映された。東洋の伝統である師弟の上下関係に厳しく、集団的な面が強調された番組であったが、中国人教師が担当したクラスの数学の学力は明らかに向上し、大きな反響を呼んだ。

英国内では異論、反論も

 一方、英国式教育では結果よりも、思考の過程を重視する。数学でも答えが誤っていても、途中の考え方が優れていれば、一定の得点が得られる。また、授業でも先生の話を一方的に聞くのではなく、自分の意見を積極的に表明することが評価される。時間中に生徒が一言も発言をせず、時には居眠りをしているような日本の授業は英国では成立しない。

 このため、数学のチャリティー団体、ナショナル・ニュメラシーのマイク・エリコック理事長はタイムズ紙に対し、「単純な反復練習を行っても子供が数学の根本的な考え方を理解する手助けにはならない。数学的なセンスを育て、それを現実世界の問題に適用できるようにするのが大切だ」と語っている。

 さらに、個の自立を重視するとともに、移民の増加で多様な文化的背景を持つ生徒が混在する英国の教室で、東洋式の集団的な教授法が受け入れられるかどうかを疑問視する声も強い。セント・マークス・アンド・セント・ジョン大学のルース・マーテンス教授はガーディアン紙で「一方的に教えられる授業をただ黙って受けるだけなんて、21世紀の英国ではありえない。われわれの文化は中国とは全く違うのだ」と反対の声を上げた。

 筆者は娘を英国の学校に通わせた経験があるが、確かに英国の教育は自由な発想を伸ばすという意味では素晴らしいと思う。英国で教えた上海の教師からも「計算のスピードは中国の生徒より遅いが、創造性があって感銘を受けた」との声も上がっている。

 ただ、英国の教育にはこれまで、全ての子供に一定の基礎学力を付けようという考えはあまりなかった。ロンドンを訪れた元ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏が、「将来のIT産業の育成のためには、エリート育成だけに焦点を当てている教育制度の見直しが必要だ」と訴えたこともある。公立の義務教育課程での教師の待遇も日本に比べていいとは言えないようだ。

上海メソッドは、階級社会を超えられるか

 英国には全国的なカリキュラムはあるが、具体的な教え方となると各校の裁量が大きい。学校によっては教科書も使わない。もちろん、中学の卒業試験にあたる「GCSE」、事実上の大学入試である「Aレベル」といった全国共通試験で優秀な成績を収めるという具体的な目標はあるが、上の学校を目指そうとしない子は取り残されていくことになる。

 これには、英国に根付いた階級制度が影響しているとの見方もあるようだ。労働者階級の人々は肉体労働に従事していることが多い。一方で、それに誇りをもっており、学校の勉強などを軽視する傾向が強いとされる。しかし、産業構造が変化した現在、肉体労働の場が減り、一定の学力がなければ収入のいい職に就くことが難しくなっている。生活が苦しい現状に不満を訴える低所得層が増えることは、欧州連合(EU)離脱の国民投票でもみられたように、大衆迎合主義(ポピュリズム)政治の伸長を許し、大きな社会不安の要因にもなりかねない。

 今後、本格的に導入される「上海メソッド」が、こうした英国の諸事情を乗り越えて定着していくのかどうか。同じような問題を抱えている西欧社会にとって一つの試金石となりそうだ。

加藤雅之( かとう・まさゆき )
 ジャーナリスト。1987年、早稲田大学大学院文学研究科修士課程フランス文学修了後、時事通信社入社。経済、国際関係を中心に取材。2002年〜06年にジュネーブ特派員。11年4月からフリーとなり、同年6月から16年5月まで英国に在住し、読売新聞欧州版、Japan Update Weeklyなどに寄稿した。著書に「イタリアは素晴らしい、ただし仕事さえしなければ」(平凡社新書)。

3080とはずがたり:2016/11/04(金) 13:29:21

私立下宿生に奨学金給付上乗せ…政府・自民検討
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20161103-567-OYT1T50131
07:35読売新聞

 政府・自民党は、返済不要の給付型奨学金について、親元を離れて私立の大学や短大などに通う下宿生に対して給付を上乗せする方向で検討に入った。

 負担が大きい世帯への給付を手厚くすることで、世帯間の不公平感をなくすことが狙いだ。

 政府と自民党は2017年度から、経済的に苦しい世帯の新入生に対し、高校の成績が一定の基準を満たすことなどを条件に、毎月3万円を軸に給付型奨学金を支給する方向で調整している。

 独立行政法人・日本学生支援機構の14年度調査によると、大学生(昼間部)の学費と生活費は、自宅から通う場合は国立で年間109万円、私立で同176万円。これに対し、アパートなどに住む下宿生は、国立で同171万円、私立では同239万円となっている。

3081とはずがたり:2016/11/04(金) 22:47:23
完全雇用の日本には財政出動による景気の下支えなんか不要であり,課題は成長であり,寧ろそれしかない。
土建屋や稲作農民,限界集落住人を養うカネがあるならそんな予算引っぺがして大学に渡せ。成長の源泉はイノベーションであり,日本全体を豊かにしてくれるのはイノベーションなのである。
ノーベル賞取れたと喜んでるけどこの20年30年の功績で採れたのであってこのままだと20年後30年後の日本は凋落してノーベル賞所ではなくなるぞ。

ただ大学増やしすぎたんで研究職は兎も角教育職は増えてそうなんだけどね。。金工大みたいな偏差値高くないけど教育熱心な理系の大学が文系の大学潰してもっと増えても良いのかも知れない。理系の方が結構ポスト多い印象もあるんだけどねぇ。。

国立大学で若手研究者が減少、「40代でも先見えないのが普通」の声
https://thepage.jp/detail/20161026-00000008-wordleaf?pattern=4&utm_expid=90592221-74.MhE2FG9NSl20b_sEZ9nUtg.4&utm_referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.co.jp%2F
2016.10.27 12:08

 国立大学の教員に占める若手の人数が減っている。20年前と比較して40歳未満の教員は5000人以上減少した。在籍者も任期付きの雇用に集中している。研究者の入り口である博士課程に進む学生もこの10年間で2000人以上減少した。一方、教員の中で人件費がかさむ60歳代以上の割合は増加し、大学教員の平均年齢も上昇している。20年前は40歳代前半だったが、今では40歳代後半だ。

 若手教員は「優秀な人材が新たな研究領域を築こうとしてもポストを得ることが難しく、職を得にくくなっている」と危機感を募らせている。なぜこんなに若手が減ってしまったのか?

国立大学の人件費削減
人件費などに使われる国の交付金が減少

 若手研究者の減少の大きな要因と見られているのが、国が人件費などとして大学に交付する「運営費交付金」の減少だ。2004年度には1兆2415億円(全大学合計)だったが、今年度は1兆945億円で、2004年度から段階的に1470億円、11.8%減った。国立大学協会の担当者は「国からの運営費交付金が年々減っているなか、大学の規模に関わらず、任期なしで雇用する教員の人件費の確保に苦慮している」と話す。若手は任期付きのポストしか得られず不安定な身分に置かれている。そのため研究の世界に希望が持てず、進学しない人たちが増えているとみられる。

過酷な若手研究者の実態

 「日本における若手のトップ1、2を争う研究者でもポストが得られず滞留している」中部地方の国立大学で任期付きの教員職を得ている男性(30歳代前半)は危機感を抱く。自身の専攻分野は競争率が高く、2年間知り合いの研究室に所属し、学生のアルバイト収入並の待遇の中、貯蓄を切り崩しながら公募を受け続けて、今の仕事を得ることができた。博士号取得後に無給の時期があるのも一般的で、アルバイトしたり、貯蓄を崩して生活するのが普通だという。「この時期の若手研究者が学術誌の査読や学会の運営をこなすことで日本の研究が支えられているといっても過言ではない」と話す。
 
 しかし、職を得た後も環境の厳しさをひしひしと感じている。40歳代になっても任期付き教員の職すら得られず、かといって年齢もあり民間企業へも行けない、そういった人たちが増えているという。

 博士課程に進む後輩も減っているという。「出身研究室(トップ層国立大)では、学部からの内部進学が減り、中堅私大からの進学が増えている。トップの学生は研究の道へ入るのを避け始めているのかも」と憂う。

 状況を改善するには国が人件費などとして大学に交付する運営費交付金を減らさないこと以外にはないと訴える。「国は運営費交付金を減らして競争的資金を増やしているが、競争的資金では3〜4年しか資金の見通しがなく、任期付きのポストしか作られないため、任期なしのポストは減る一方だ。今のままでは、最低限の教育研究の機能を維持するため伝統的な研究をする人だけで任期なしのポストが埋まってしまい、新しい研究を切り拓こうとする人ほど居場所がない」といい、「日本が経済力を維持したいなら、イノベーションを起こすことが大事。そのために畑に肥料を与える行為が運営費交付金をしっかり確保することだ。それを絞っているのは経済力維持を放棄していると言っても良い」と訴える。

 今後も大学や研究機関での研究職を希望している。「周りを見ていると、40歳代くらいまでは先が見えない不安定なポストで研究を続けるのも普通だ。勤務先の仕事以外にも多方面の仕事をしなければならず、突然死する人もいる。過酷な業界だが、日本の科学のため頑張りたい」と話した。

(取材・文/高山千香)

3082とはずがたり:2016/11/04(金) 22:51:14
底辺私大が金欠でも構わんが新潟大とか??帝國大學たる北大迄もが金欠ではあかんやろ。私大は高い学費でガンガン稼いでるんだから補助金全廃して国立大学へ回せよ。
ちゃんと5教科勉強する真面目な連中が安く行けるのが国立大でそれで高度成長を回してきたのだ。(私学出身の皆様スミマセンm(__)m)

国立33大学で定年退職者の補充を凍結 新潟大は人事凍結でゼミ解散
https://thepage.jp/detail/20161007-00000003-wordleaf?pattern=4&utm_expid=90592221-74.MhE2FG9NSl20b_sEZ9nUtg.4&utm_referrer=https%3A%2F%2Fthepage.jp%2Fdetail%2F20161026-00000008-wordleaf%3Fpattern%3D4
2016.10.08 11:05

 2015年度に国立大学86大学のうち、33の大学(38%)で定年退職した教員の後任補充を凍結する人件費抑制策が取られていたことがわかった。国立大学の人件費抑制策については、ノーベル賞受賞者を輩出するなど、高い研究力・教育力を誇る北海道大学が8月、国から交付される「運営費交付金」の減額などによる財政悪化を理由に、来年度から2021年度までに教授205人分に相当する人件費を削減するよう各部局に求めている。新潟大学も今年度から約2年間、教員人事を凍結する方針を打ち出し、ゼミがなくなるなどの影響が出ているという。大隅良典さんのノーベル医学生理学賞受賞決定に沸く日本だが、大隅さんの研究の舞台となったのも国立大であり、このまま教員が削減されれば国立大学が地盤沈下しかねない状況だ。

国大協は「実際には凍結している大学が33以上ある可能性がある」

 北海道大学が定年や任期満了などで退職する教員の補充を行わない形で、教授205人分の人件費を削減する提案を教員側に示していたことを受け、同様の人件費削減策を行った大学がほかにないか取材した。

 国立大学協会が、昨年、国立大学を対象に行った調査では、2015年度に「定年退職する教員の補充を一部凍結している」と回答した大学が33に上った。担当者は取材に対し、「自発的に答えた大学が33あったというだけで、やっている大学が他にもある可能性がある」と話す。

 後任人事を凍結する大学が増えている理由としては「国からの運営費交付金が年々減っているなか、大学の規模に関わらず、常勤雇用の人件費の確保に苦慮している。研究資金として期間限定の人材を採ることはできても、定年までの人件費を見込むとなると厳しいため、運営費交付金の確実な措置がなければ、人件費抑制が進んでいくと思われる」と説明する。

今年度から人事凍結した新潟大学では教員退職でゼミがなくなる

 新潟大学は人件費抑制のため、今年度から2年間、教員人事を原則凍結する方針を打ち出している。定年退職や年度途中で転出する教員が出ても新規募集を行わず、内部昇任も控えることで人件費を抑えようとしている。さらに今年1月からは、50歳以上を対象とする教職員の早期退職募集制度も始め、人件費の抑制策を進めている。

 新潟大学職員組合によると、人事を凍結した影響は学生にも及んでいるという。ある学部では、ゼミを担当していた教員が前期で退職し、他大学へ移ったが、後任が補充されないためゼミは解散になったという。学生は後期から他のゼミへ移動を余儀なくされた。「1人で1分野を担当している体制だと、担当教員が退職した場合、その分野の教育・研究が丸々失われる事態となっている。突然の退職があれば学生への影響も大きい」と説明する。

北大では文・理の部局が見直しを求めて総長に意見書を提出。徹底抗戦の構え

 北大では、大学側が示した人件費削減策に対抗する動きが出ている。大学の示した案では、医学部・歯学部・小部局を除く部局に一律、今年度比14.4%の人件費削減を2021年度までに行うように求められた。目標が達成できない場合は新規の採用や昇任人事が行えなくなるほか、部局への配分経費がカットされる。

 北海道大学教職員組合の光本滋書記長は、取材に対し「これまでこんな話はなく、一気に削減を突きつけられた。他大学と比べて教員数が突出して多いということもなく、困惑している。財政が厳しいのは理解するが人を切る前に、別の方策も考えるべき」と話す。

 同教組は9月中旬に方針撤回を求める声明を発表。文系の部局長と理系の部局長もそれぞれ連名で、削減案の見直しを求める意見書を総長宛に提出した。

3083とはずがたり:2016/11/04(金) 22:51:43
>>3082-3083
 北海道大学広報課は取材に対し、「削減案を示したのは事実。ただ、この件について、コメントするのは差し控えたい」と説明し、削減案を示した理由などに対する回答は得られなかった。10月中旬にも部局長等連絡会議が開催され、削減案について大学側と各部局が再度協議する予定だ。

運営費交付金は12年間で1470億円減少

 様々な大学が財政難になった理由にあげている運営費交付金とはどのようなものか。運営費交付金とは、国が人件費・物件費など大学の基盤となる経費として渡す交付金。国が各大学から提出される次年度の収入と支出の見積もりを積み上げて、収入の不足分を予算として計上する。運営費交付金は国立大学の収入の3?4割を占めている。国立大学は運営費交付金のほか、授業料や病院収入等を合わせて運営している。

 2004年に国立大学が法人化されて以降、運営費交付金はほぼ毎年度減額されている。2004年度には1兆2415億円(全大学合計)だったが、今年度は1兆945億円で、2004年度から段階的に1470億円、11.8%減った。

 今年度からは交付金を大学の取り組みごとに差をつけることも始めた。大学を目的別に3分類し、取り組み内容に応じて交付金の一部を再配分する。これにより運営費交付金がさらに減るところも出てきている。

運営費交付金の0.8%?1.6%をあらかじめ減額し、捻出した約100億円を評価によって再配分。86大学のうち42大学が増額、43大学が減額となった。(1大学は配分を要望しなかった)。最も増えた大学(和歌山大など)では118.6%の配分を受けられたが、最も少ない京都教育大では75.5%の配分にとどまった。

 北海道大学の場合は、取り組みが評価され100.2%の再配分を得たものの、その配分の原資になる資金を元々の交付金から1.6%減額されたため、厳しい財政状況を変えるまでには至っていないとみられる。北海道大学の今年度の運営費交付金は362億2680万円で、前年度から7億4950万円減っている。

文部科学省「学費値上げの検討、必要な場合も」

「人件費削減策が相次いでいることは認識している」と文科省の担当者は話す(アフロ)
 文部科学省国立大学法人支援課の担当者は「経費削減などの効率化を図る大学が一部にはあると認識している」と話し、複数の国立大学で人件費削減策が取られていることを把握しているとした。運営費交付金の減額が影響しているのではとの問いに対し、「財務省に増額を要求しているが国の財政事情を踏まえると理解が得られるかというところだ」と説明する。来年度の概算要求についても運営費交付金など大学の基盤経費として前年度比485億円の増額を要求しているといい、「大学がしっかり教育・研究ができるよう基盤的経費を確保することに努めたい」と話す。

 足りない運営費をどう補えばいいのか。寄付の確保や民間資金の導入なども考えられるが、すぐにできる策として考えられるのが学費の値上げだ。国立大学の授業料についてはほとんどの大学が標準額(学部・大学院53.6万円)に固定されている。2007年度から、大学の裁量で120%までの引き上げが可能となっているが、標準額で運営している大学が大半だ。同課の担当者は「標準額そのものを引き上げることは影響が大きすぎるので難しいが、どうしても財政上厳しい大学はその制度を使うことを検討してもよいのでは」などと話した。

3084とはずがたり:2016/11/04(金) 22:54:41
博士(パズル学)なんて出せないだろ。博士(人間環境学)か?まあ人環は変わった事やるには適してるかもね。

世界初「パズル学」で京大博士号を取得 東田大志さんを駆り立てる「情熱」
https://thepage.jp/detail/20160512-00000002-wordleafv?pattern=4&utm_expid=90592221-74.MhE2FG9NSl20b_sEZ9nUtg.4&utm_referrer=https%3A%2F%2Fthepage.jp%2Fdetail%2F20161007-00000003-wordleaf%3Fpattern%3D4%26page%3D3
2016.05.12 12:39

東田大志さん(31)は、この春、京都大学大学院人間・環境学研究科で、「パズル学」を研究し世界初の博士号を取得した。「パズルは、暇つぶしなど軽いものと見られがちだが、その奥深さについて、美学・哲学・社会学の観点から研究した」という。「美しいパズルとは何か」について、美学の観点から論じ、「パズルとは何か」について、哲学的・社会学的に分析した。今回の研究で、「パズルは、社会からの”逃避”と見られがちだが、実は社会から必要とされていると分かった」という。

3085名無しさん:2016/11/06(日) 16:50:52
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20161104-00000933-fnn-soci
いじめ訴え自殺 学校側、遺族に説明なく「通学途中の事故」と申請
フジテレビ系(FNN) 11/4(金) 21:08配信
2016年8月に、いじめを訴えて自殺した、青森県の中学2年生・葛西りまさんについて、学校側が、遺族に説明なく、通学途中の事故として、給付金を申請していたことがわかった。
葛西りまさんの父・剛さんは「謝罪を求めているわけではなく、何があったのかを求めている」と話した。
文部科学省で会見した父親らによると、学校側は、遺族に十分な説明をしないまま、りまさんの自殺を「通学中の事故」として、日本スポーツ振興センターに、災害共済給付金を申請していた。
この制度では、学校の管理下で、子どもがけがをするなどした場合、保護者が医療費や見舞金を受け取れる。
申請は、事故後2年間有効だが、学校側は、FNNの取材に、「少しでも早く申請した方がいいと思った」としているが、遺族側は不快感を示している。
最終更新:11/4(金) 21:08

3086とはずがたり:2016/11/07(月) 15:14:04
>>3068-3069

給食費滞納保護者の低いモラル 弁護士導入の先行自治体で効果
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20161027/Jijico_21648.html
ジジコ 2016年10月27日 15時00分 (2016年11月4日 06時47分 更新)

給食費の未納問題が社会問題となって久しいですが、平成24年度の統計によると、その額は約22億円にもなっているとのことです。
こういった状況に、弁護士に回収を委託する公共団体も増えているようです。

給食費支払い義務の法的根拠
「給食を食べているのだからその代金は支払って当然だろう」という感覚が一般的だとは思いますが、念のため法的な根拠についてご説明いたします。
学校給食法を?み砕いて説明すると、『給食のための施設や設備、運営にかかる経費以外の費用は給食を食べる児童やその保護者が負担すること』が定められています。
もっとも、学校給食法はこれ以外に規定が無く、給食費の賦課徴収に関しては学校や市町村に任せるというスタンスを取っています。
多くの学校では、現場の先生が保護者に督促していることが多いそうです。

未納となる原因
給食費は地域によって多少の差はありますが、月々平均すると約4000円です。
給食が出る日が毎月約20日とすると、一日あたり約200円で昼食が食べられるということになり、非常にリーズナブルな料金設定となっています。
そうであるにもかかわらず、未納額がこれだけの額となるのはなぜなのでしょうか。
これに関する公的な調査結果は見当たりません。
ですので、正確な原因は分かりません。
しかし、弁護士に未納給食費の回収を委託した練馬区のデータによると、一年間に約260万円あった未納額が、弁護士介入によって半額以下の約120万円まで下がったようです。このことから、「支払えない」のではなく、「意図的に支払っていない」という保護者が一定数存在するのではないかと考えられます。
こうなると、給食費未納問題の多くは『モラル的な問題である』と言い換えることができるように思います。未納問題の解決方法
モラルの低い保護者に対して、正論を説いて支払いを促すことは難しいと思われます。
そうであるならば、学校や市町村としては、一部の公共団体で実施されているように、回収の専門家に依頼をしてゴネ得を許さない姿勢を打ち出すべきではないかと考えます。
学校の先生などに回収の業務まで行わせることは、ただでさえ激務である上に効果的ではありません。
餅は餅屋。多少の費用が掛かったとしても、地道に人の道を説いて回るよりは、こと給食費の問題に関していえば早道なのではないかと考えます。
(河野 晃/弁護士)

3087とはずがたり:2016/11/07(月) 15:44:42
給食中止を撤回=市長「回数減らさぬ」-三重県鈴鹿市
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016110700381&g=pol

 三重県鈴鹿市の末松則子市長は7日の記者会見で、市教育委員会が野菜価格の高騰の影響で市立小学校などの給食を12月と来年1月の計2回、中止すると決定したことについて「回数を減らさないよう見直しの検討を指示した」と述べ、撤回する考えを示した。
【特集】懐かしい「昭和の学校給食」

 市によると、給食中止の発表以降「給食費の中で運用してほしい」「公費で対応できないか」など30〜40件の意見が寄せられたという。市教委は、市内30の小学校と13の幼稚園に、12月20日と来年1月12日の給食を中止する方針を伝えていた。(2016/11/07-13:48)

3088とはずがたり:2016/11/07(月) 19:44:02
全大学の3分の1、学力より学生数 河合塾などが調査
http://digital.asahi.com/articles/ASJC27F30JC2UTIL065.html?_requesturl=articles/ASJC27F30JC2UTIL065.html
片山健志
2016年11月7日10時45分

 入学者の学力よりも、学生数の確保を重視する大学が3割に上ることが、全国の大学を対象にした朝日新聞と河合塾の共同調査「ひらく日本の大学」でわかった。少子化が進み、学生を奪い合う競争が激化する中、特に小規模校で「学生数の確保」を挙げる大学が多い。

大学6割「記述式厳しい」 新共通テスト、事務負担懸念
 「学生数の確保より入学者の学力の保証を重視する」「入学者の学力の保証より学生数の確保を重視する」のどちらに近いかを選んでもらった結果、「学生確保重視」と答えた大学は32%。「学力重視」は61%、未回答が7%だった。

 大学の規模別にみると、「学生確保重視」は入学定員3千人以上の大規模校で4%にとどまるが、1千〜2999人の大学で20%、300〜999人で33%、300人未満だと40%と、規模が小さくなるにつれて上がっていく。また、国立大の16%、公立大の13%に比べ、学生数が経営に直結する私立大は37%と高くなっており、競争激化の切実さと大学の本音がうかがえる。

 文部科学省は地方に学生を分散させようと、首都圏や関西圏に多い大規模校に対し、入学定員の一定割合を超えて学生を受け入れると、翌年以降に定員を増やせなくなる規制の強化に乗りだした。今年の申請分から段階的に始めている。

 この規制強化について聞くと、「現状程度でよい」が64%で最多だった。ただ、規模別にみると、「さらに強化」という回答が3千人以上の大学でゼロだったのに対し、1千人未満の大学では27%。規制強化で、大規模校に入れなかった学生を確保したい小規模校の本音も垣間見える。

 調査は6〜8月に行い、国公私立大746校のうち88%の654校が回答した。(片山健志)

3089とはずがたり:2016/11/07(月) 19:48:21
なんと!信州大の経済学部結構まともな若手取ってたけど長期的に経済学のポストが減りそうだね。。

【大学受験2016】信州大学、2016年4月「経法学部」新設教育・受験 学校・塾・予備校 2015.9.7 Mon 18:45
http://resemom.jp/article/2015/09/07/26762.html

 信州大学は9月3日、現在の経済学部に変わり、2016年4月新たに「経法学部」を設置すると記者会見で発表した。社会で必要とされる力を身につける新カリキュラムが用意され、これまでの経済学部とは大きく生まれ変わるという。

 同大で新学部が設置されるのは36年前以来のこと。「経法学部」は、経済学を中心に学ぶ「応用経済学科」と法学を中心に学ぶ「総合法律学科」で構成され、現在の経済学部とはカリキュラムや教育内容が大きく異なるという。

 新カリキュラムの特徴は、行政や企業の採用担当者80名以上にヒアリングしたうえで、社会から求められる能力を身につける3つの柱「体系的な専門知識に基づく軸足性」「現場に直接活かせる実践性」「複雑な課題を読み解く学際性」を掲げたもの。

 具体的には、社会科学の双璧である最先端の経済学と法学、経済学と法学の理論を社会の現場で実際に使っている実践・実習系科目、同大の他学部の協力を得た他分野の幅広い科目が用意されている。また、現場に出て学ぶアクティブ・ラーニングを取り入れた教育手法を実践したり、講義中にオンタイムで現場と繋げる環境を整備するなど、充実した教育環境で学ぶことができるという。

 「経法学部」の入学定員は、応用経済学科が一般入試80名(前期60名・後期20名)と推薦入試20名、総合法律学科が一般入試70名(前期60名・後期10名)と推薦入試10名。私費外国人留学生入試は各学科で若干名。

 これまでは志願できるのが1学科のみであったが、新設後は第2志願学科を選択できるという。前期日程の両学科の志願者を併せて総合点上位者から合格判定を実施し、上位から第1志望の学科を割り当て一方の学科が定員を超えたら第2志願学科で合格となる。その場合、不本意な学科選択とならいよう、入学後一定の条件のもとで学科変更ができるなどの工夫があるという。

 そのほか、「経法学部」の各入試方法における日程や科目、出願資格などがホームページに掲載されている。
《荻田和子》

3090とはずがたり:2016/11/07(月) 21:37:40
信州大は法科大学院造って失敗してるけどその辺の尻拭いも関係してるのかな?

3091とはずがたり:2016/11/07(月) 21:41:32
信州大は法科大学院造って失敗してるけどその辺の尻拭いも関係してるのかな?

3092とはずがたり:2016/11/10(木) 19:19:52
神戸商科大学 管理科学科
http://www.orsj.or.jp/~archive/pdf/bul/Vol.30_08_509.pdf

昭和38年創設された。

当初「経営工学科」という名称が考えられていたが,これは工学部に属する学科の名称であって文科系の大学の学科名としては認められないという文部省の意向により,Manegement Scienceを訳した「管理科学」科が採用された

文科系単科大学においてOR,応用統計学,コンピュータ科学という数理的方法論にもとづき,システム的思考で問題解決志向の教育・研究を行うという,工学系学部の経営/管理工学科,情報工学科等と社会科学系学部の経営学科との橋渡し的役割を果たす学際学科という特色を有している。

しかしながら,このような本学科の目的・特色を認識して入学してくる学生はほとんどいない。

大多数の学生は,管理科学科では「何かコンピュータに関する研究・教育を行っているようだ」という漠然としたイメージしかもって入学してこないようである。

本学科の専門科目は,OR,情報処理,応用統計の3分野と,これらの各分野に立脚したより総合的な経営情報に大別される。

システム的思考で問題の解決にあたることのできる人材の養成という本学科の教育目的に鑑み,少なくとも各分野の専門基礎知識は修得して卒業するよう,管理科学概論,数理統計I,計算機械概論,情報処理論を必修科目として1年次および2年次に配当している。

それに加え,一般教育科目では,解析,線型代数と2年間にわたる数学演習を必修としており,こえらの数理的方法論の基礎となる科目の単位を取得していなければ3年次と4年次の2ヶ年にわたって配当される研究演習(ゼミ)を履修することができないようになっている。

管理科学概論は専門科目全体のイントロ且つOR概論としての役割も果たしている。

2年次配当の線型計画法とシミュレーション論も殆どの学生が履修している。

3年次配当の選択必修科目である経営意思決定論演習は企業や自治体の経営・管理に関する事例を教材にした問題解決指向の演習。OR,経営情報,情報処理系の教員全体で担当している。

3093とはずがたり:2016/11/12(土) 18:25:24
昔は教職は聖職と云われたもんだが,デリヘルを呼ぶとわw
しかも本番行為に及んで事情聴取とは┐('〜`;)┌流石に呆れる。

修学旅行中に小学校教諭が「デリヘル」利用、懲戒免職になった最大の理由は?
https://www.bengo4.com/internet/n_5337/

修学旅行の引率中にデリバリーヘルス(デリヘル)を利用した小学校教諭が、懲戒免職になったというニュースが話題になっている。

11月10日付で懲戒免職の処分を受けたのは、徳島県にある町立小学校の男性教諭(28歳)。10月27日から1泊2日で関西方面へ修学旅行をした際、初日の宿泊先だった大阪市のホテルに呼んだデリヘルの女性従業員とトラブルになった。同じフロアには、同僚や児童も宿泊していたという。

ネットでは、「なんで修学旅行の時ぐらい我慢できなかったんだよ」「修学旅行中に宿泊しとるホテルに風俗呼ぶか普通」などの批判とともに、「懲戒免職の決め手はなんだったのか」という疑問もあがっている。

どうして懲戒処分としたのか、徳島県教委に理由を聞いた。

●同意のない「本番行為」があった

県教委によると、具体的なトラブルとは「本番行為」だったようだ。男性が県教委に説明したところによると、デリヘル嬢がホテルの部屋に到着したのは午前1時ごろ。その後、男性は女性が「ムリ」と言っているにもかかわらず、同意のないまま性行為に及んだという。

女性は部屋を出てから店に連絡し、警察に相談。男性は大阪水上署に呼ばれ、任意聴取を受けた。女性とはその後、示談が成立したそうだ。

学校側が問題に気づいたのは、午前6時ごろ。男性の姿が見えないことから、校長が携帯電話で連絡して、状況を把握した。男性は旅行に戻れず、学校は児童に対して、男性が「体調不良」になったと説明して、旅行を続けた。

●4つの問題点

県教委は、今回の男性の行動が、4つの処罰規定に抵触すると判断した。

1)勤務時間中の職場離脱

深夜とはいえ、修学旅行の引率中は勤務時間になるという。男性は誰にも連絡せず、事情聴取で職場を離れた。

2)欠勤状態

男性は事情聴取などで2日目の旅行に戻れず、以降欠勤していた。

3)修学旅行の引率中に不適切な言動

デリヘルの利用などが該当する。ちなみに、修学旅行などではなく、通常時に風俗店を利用すること自体は、「はっきりとは言えないが、懲戒事由に当たらない可能性が高い」(担当者)そうだ。

4)同意のない性行為

一番重く見られたのがこれだという。男性は女性が「ムリ」と言っているのを認識していたのに性行為に及んでいた。

県教委はこれらを総合的に判断して、懲戒免職という決断をくだした。なお、男性は「後悔の気持ちでいっぱい」と話しており、処分に対する異議は申し立てていないという。

(弁護士ドットコムニュース)

3094とはずがたり:2016/11/14(月) 13:02:04
フランスネタは此処http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/1744-1745にも。
問題点は間接税率が20%ぐらい?

フランスで「小1の壁」に悩む母親はいない
やはり、働く女性にとって参考になる国だ
http://toyokeizai.net/articles/-/92878?utm_source=goo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&utm_content=related
国末 則子 :フリーライター 2015年11月19日

9月の新学期に続々と登校してきた生徒たち。夕方、低学年の子どもを迎えに行くのは親の役割だが、残業が多くないので働く親もOKだ(写真:ロイター/アフロ)

子どもが小学校に入学するとき、日本の働く母親が直面するのが「小1の壁」だ。午後7時、あるいはもっと遅い時間まで子どもを預かってくれる保育園から一転して、学童保育は通常午後6時まで。長期休暇中の学童保育には給食がなく、お弁当を持参させなくてはならない。入学式、保護者会やPTAの集まり、授業参観など平日の学校行事もある。子どもの小学校入学を前に悩む母親は多い。

フランスにはそんな「小1の壁」はない。まず、入学式はない。フランスの新学年が始まる9月、小学校に登校した1年生はホールに集まり、クラス分けが発表された後、担任とともにそれぞれの教室に入る。親も子も入学式用の服を用意したりしなくてよいのは、助かる。

充実した学童保育は長期休暇中の強い味方

1年生も初日から午前8時30分から午後4時30分まで授業がある。日本の小学校ではしばしば短縮授業があるが、フランスの学校は判で押したように、いつも同じ時間帯だ。午後6時まではエチュードという補習があり、低料金で預かってくれて宿題もみてもらえる。フランスの小学校では、低学年の子どもの送迎は保護者の義務となっている。残業の多い日本と違い、午後6時であれば、働く親も学校へ子どもを迎えに行くことができる。

長期休暇中には、サントル・ド・ロワジールという学童保育が、公立の小学校で運営される。保育時間は午前8時30分から午後6時30分ぐらい。料金は各家庭の所得に応じて払う。給食があり、バスに乗って森へピクニックに出かけたり、気球に乗ったり、プールで遊んだり、楽しいプログラムが用意されている。

フランスの学校では、万聖節(諸聖人の日)とクリスマスの休み、冬休み、春休みと、約6週間通学するごとに2週間の長期休暇がある。7〜9月まで2カ月の夏休みもある。いくら有給休暇の多いフランス人でも、すべての学校休暇に合わせて、仕事を休むわけにはいかない。強い味方がこのサントル・ド・ロワジールなのだ。祖父母も、働く親世代にとって頼りになる存在だ。長期休暇中は祖父母の自宅や別荘に出かけ、一緒にバカンスを過ごす子どももいた。祖父母と孫が関係を深めるよい機会になっている。

フランスの小学校では、そもそも学校行事が少ないのだが、保護者会は平日の午後6時ごろから開かれた。校内を自由に見学できる学校開放の日と、学年末のお祭りは土曜日だった。

公立の授業料は無料、少ない不登校

フランスの小学校は、家計にも優しい。公立の場合は、授業料は無料。給食代は所得に応じて支払う。また、年に数回、コオペラティヴという任意の援助金を学校に支払う。金額はいくらでもいいし、払わなくても構わない。この援助金は、生徒の課外授業費などに使われるということだった。課外授業では、映画を見に行ったり、観劇をしたり、美術館へ出かけたりした。豊かな文化のある国だけに、学校の外で学ぶこともたくさんある。

教科書は1年間無償で貸与される。代々の生徒が使うため、ビニールのカバーをかけて使う。何冊もある教科書に一つひとつ、カバーをかけるのはひと仕事だった。連絡帳や各教科で使うノートが学校で支給されたのには、驚いた。親は筆入れと鉛筆など最低限の学用品を用意すればよい。学校指定の上履きや体操着、体育館シューズもない。

日本では何万円もするランドセルを用意するが、フランスの子どもが背負うカルターブルという横長のかばんは安価だ。ナイロン製のカルターブルが数千円で購入できた。上等なカルターブルを子どもに持たせて、競い合うような雰囲気も皆無だ。

1クラスは20人程度なので、担任の目が行き届く。下校時には、担任が校舎の出入り口で迎えにきた保護者に子どもを引き渡す。毎日のように顔を合わせるので、保護者は心配ごとがあればすぐに相談できる。少人数教育のためか、頻繁な長期休暇のためか、フランスの学校は不登校の生徒が少なかった。アフリカ系、アラブ系、東洋系など、さまざまな背景を持った生徒がいるので「皆と同じようにしなくては」という同調圧力が少ないせいもあるだろう。周囲を気にせず、自分らしく振舞え、気楽な面もある。

3095とはずがたり:2016/11/14(月) 13:03:01
>>3093-3094
一方で、小学校では落第もあれば飛び級もある。勉強についていけなければ進級できず、再び同じ学年で学ぶ。優秀な生徒は1学年飛ばして進級する。自分に合ったレベルで学ぶことは、どの子どもにとってもいいことだろう。親も落第について、日本の親ほどの抵抗はない。勉強がわからないまま進級して、ますますわからなくなるより、同じ学年の勉強をやり直して進級する方が、わが子のためになるという考えなのだ。同級生も落第した生徒を偏見の目で眺めることはない。

教師は雑務少なく教えることに専念できる

職場として考えた場合も、フランスの小学校は働く母親に優しい。休み時間、教師は教室に鍵をかけ、生徒を外へ出す。寒い季節でも、生徒は校庭で遊ばなくてはならない。したがって真冬は、帽子に手袋、分厚いコートを身につけさせ、ブーツをはかせて、子どもを登校させなくてはならなかった。雨天の場合は、生徒はホールのような場所で過ごす。休み時間中、教師とは別の監視員が見守るので、教師は休憩できる。

午前11時30分から午後1時30分の昼休みには、生徒は専任のスタッフがいるカフェテリアで給食をとり、監視員の監督の下、校庭などで遊ぶ。教師は教師専用の食事室で昼食をとってもよいし、学校の外に出て昼食をとっても構わない。2時間ゆっくり休憩することができる。校内の掃除は専任のスタッフが担当するので、教師が掃除をさぼる生徒を注意したり、掃除の監督をしたりする必要もない。

入学式や卒業式、運動会はないので、その練習で授業時間が削られることもない。フランスの教師は、日本の教師よりも教えることに集中できる環境にある。休憩がしっかり取れることが示すように、労働者としての権利も守られている。筆者の滞在中には、教師のストライキもあった。同じ学校でも複数の労働組合があり、一部の組合のみのストライキだったため、あるクラスの担任はいないが、別のクラスの担任は授業をしているという、珍妙な事態が生じていた。

保護者にも外国人を受け入れる度量

フランスの学校には、フランス語がよくわからない外国人の子どもを受け入れる懐の深さもあった。筆者の子どもを含めた外国人の数人は週2回、別の授業を受けてフランス語を指導してもらっていた。また、小学校入学時の最初の保護者会の際には、会が終了した後、担任は自分が話した内容を記した紙を、筆者ともうひとりの外国人家庭にさりげなく渡してくれた。

同級生の保護者の中には、「何かわからないことがあればいつでも聞いて」と申し出てくれた母親がいた。別の母親はある日、「あなたは子どもの宿題をみるの、大変でしょう。うちの子と一緒に、私がみましょう」と声をかけてくれた。ちょうど、小学校の勉強も進んできて詩の暗唱や書き取りの宿題をみるのに困っていたときだった。その後、筆者の子どもは週1回、その同級生の家で宿題をするようになり、大いに助けられた。日本へ帰国する際には、20人の同級生が「日本でも頑張れ」などと一人ずつコメントを書いた寄せ書きを贈ってくれた。

働く母親や家計に優しいフランスの学校の仕組みを支えているのは、税金だ。フランスの付加価値税は20%もある。しかし、次の世代を育てるという意義のある目的のために使われるならば、高い税金も無駄ではないと言えるだろう。

3096とはずがたり:2016/11/15(火) 11:25:47
東大、女子学生に月3万円の家賃補助 来春に初めて導入
http://www.asahi.com/articles/ASJCG4WF3JCGUTIL030.html?ref=goonews
杉原里美2016年11月14日17時51分

 東京大学は来年4月から、一人暮らしの女子学生向けに月額3万円の家賃を補助する制度を初めて導入する。志願者、在籍者ともに約20%にとどまる女子学生の比率を高める狙いで、「まずは女子の志願者増につなげたい」(同大)という。

 対象は、自宅から駒場キャンパス(東京都目黒区)までの通学時間が90分以上の女子学生。主に1、2年生が過ごす駒場キャンパスの周辺に、保護者も宿泊でき、安全性や耐震性が高いマンションなどを約100室用意。家賃を月額3万円、最長で2年間支給する。保護者の所得制限もつけない。東大は現在、女子学生の40%が自宅以外から通っている。

 東大は、多様な人材による研究や教育力の向上を目指し、高校訪問や女子高校生向けのイベントを開くなど女子の受験を呼びかけてきたが、ほとんど増えなかったという。地方の入試説明会などで、女子の安全な住まいについて心配する保護者が多かったため、こうした支援に乗り出した。(杉原里美)

3097とはずがたり:2016/11/16(水) 14:21:32
!?状況が解らない>勝手にアイドルに出演依頼

勝手にアイドルの文化祭出演を依頼…教諭を減給 都教委
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASJCG4SY9JCGUTIL02S
11月15日 00:39朝日新聞

 元教え子の女子生徒と性行為をしたなどとして、都教育委員会は14日、公立学校教員3人を懲戒処分とし、発表した。

 都教委によると、都立特別支援学校に勤務する男性教諭(32)は3月、以前勤めた特別支援学校の女子生徒と性行為をしたとして懲戒免職になった。都教委は、生徒が特定される恐れがあるとして教員名を伏せている。

 23区内の都立高校に勤める男性主幹教諭(56)は、校長の指示に反して独断でアイドルグループを9月の文化祭に出演させようとし、芸能事務所に準備させ、結果的に出演中止となる騒動を起こした。減給10分の1(6カ月)とされた。また、酒に酔って自転車を盗んだとして、23区内の男性中学教諭(27)が停職6カ月とされた。

3098とはずがたり:2016/11/16(水) 16:03:02
阪大って割りとお金にルーズな先生が多い様な気がする。商都故の雰囲気とかあるんかねぇ??

業者と無断共同研究繰り返す 収賄容疑の阪大院教授
http://www.asahi.com/articles/ASJCJ320NJCJPTIL008.html?iref=com_alist_8_07
2016年11月16日13時47分

 大阪大と民間企業の共同研究をめぐる贈収賄事件で、収賄容疑で逮捕された阪大大学院工学研究科教授の倉本洋(ひろし)容疑者(57)=兵庫県宝塚市=が、3年前から大学に届けないまま、贈賄側の建設会社2社と共同研究をしていたことが大阪府警への取材でわかった。府警は特定業者との癒着が長期間続いていた可能性があるとみて、さらに金銭の授受について捜査する。

 倉本容疑者は2014年10月から今年4月の4回、耐震性能をめぐる共同研究に参加させ、研究データを提供する見返りに、2社側から計約210万円を受け取った疑いがある。贈賄容疑で逮捕されたのはいずれも東証1部上場の「東亜建設工業」(東京都新宿区)主任研究員の樋渡健(ひわたしたけし、43)=神奈川県藤沢市=と「飛島(とびしま)建設」(東京都千代田区)トグル事業部担当部長の久保田雅春(57)=さいたま市南区=の両容疑者。

 捜査2課によると、倉本容疑者と両社は11年度から、鉄筋コンクリートの柱や梁(はり)の耐震性能を調べる共同研究を始めた。阪大の規定では、民間企業と共同研究をする場合、担当教授が大学に申請し、大学と企業との間で契約を結ぶ必要がある。12年度までは規定に従い、大学に共同研究を申請。大学と両社が共同研究の契約を結び、両社が学内の実験施設を使う時は大学の許可を得ていた。

 しかし、13年度以降は大学に申請しないまま研究データの提供を継続。さらに、学内の実験施設を使わせ、受け持ちの学生に共同研究の論文のまとめを手伝わせていた。府警はこうした便宜の謝礼として現金が支払われたとみている。両社は、倉本容疑者が管理する複数の銀行口座に振り込んでいたという。

 飛島建設によると、耐震技術の…

3099とはずがたり:2016/11/17(木) 17:47:26

「飛び入学」園芸学部でも 初導入の千葉大が18年度から
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201611/CK2016111602000123.html
2016年11月16日 朝刊

 高校二年修了時に大学に進学できる「飛び入学制度」を全国で初めて導入した千葉大は二〇一八年度から、現行の文学部、理学部、工学部の三学部に加え、園芸学部でも飛び入学の学生を受け入れる。「受験勉強に時間を費やさず、早く本物の研究に触れられる」と志望を呼び掛けている。
 千葉大によると、園芸学部では、バイオテクノロジーを学ぶ応用生命化学分野が対象。理学部や工学部でも受け入れ先を拡大する。一八年二月二十五日の筆記試験と三月中旬の面接で合否を決める。
 千葉大は優秀な研究者を養成しようと、一九九八年に飛び入学を導入。飛び入学した学生は入学料約二十八万円の免除などの特典がある。これまで八十四人が入学。卒業生六十三人のうち五十五人が国内外の大学院に進学している。
 同大先進科学センター長の加納博文教授は十五日、千葉県庁で記者会見し「将来は社会科学系など、全ての分野で飛び入学を導入したい」と話した。
 文部科学省によると、今年四月段階で、飛び入学制度を導入しているのは、千葉大をはじめ名城大や東京芸術大、京都大など八大学。うち志願者がいたのは五大学。九八年からこれまでに飛び入学を利用し計百二十人が入学した。

3100名無しさん:2016/11/19(土) 23:56:52
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111700657&g=pol
横浜市教委を批判=菅官房長官

 菅義偉官房長官は17日午後の記者会見で、東京電力福島第1原発事故で福島県から横浜市に避難してきた当時小学生の児童がいじめを受けた問題に関し、「学校や教育委員会が適切に対応しなかったのは大変問題だ」と批判した。政府の対応については「市教委に対し、生徒や保護者の意向も踏まえ、適切に対応するよう指導している」と説明した。(2016/11/17-17:03)

3101名無しさん:2016/11/20(日) 14:12:44
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161117/k10010772961000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_042
官房長官 原発避難いじめで教育委員会への指導徹底の考え
11月17日 19時29分
菅官房長官は午後の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所の事故で、福島県から横浜市に自主避難してきた生徒が、いじめを受けていたことは大変問題だとしたうえで、生徒や保護者の意向も踏まえて、教育委員会への指導を徹底する考えを示しました。
この問題は、原発事故で福島県から横浜市に自主避難してきた現在、中学1年の男子生徒が、転校してきた小学校で名前にばい菌の「菌」をつけて呼ばれるなど、いじめを受けていたものです。

これについて、菅官房長官は午後の記者会見で、「生徒がいじめを受けたにもかかわらず、学校や教育委員会が適切に対応しなかったことは、大変問題であると受けとめている。本日、全国の教育委員会の担当者を集めた会議において、原子力発電所事故の避難者である児童・生徒に対するケアについて、改めて指導したところだ」と述べました。

そのうえで、菅官房長官は「文部科学省において、引き続き、横浜市教育委員会に対し、当該生徒や保護者の意向も踏まえ、いじめ防止対策推進法にのっとり、適切に対応するよう指導している」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161117/k10010773261000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_038
いじめ防止法 見直しの必要性含め与野党で検討へ
11月17日 21時27分
いじめに対して学校などが組織的に対応することを義務づけた法律の施行から3年がたったものの、依然として、いじめによる自殺などが相次いでいるとして、与野党の国会議員が会合を開き、法律の見直しの必要性を含めて検討していくことを確認しました。
いじめ防止対策推進法は、大津市の中学2年生の男子生徒がいじめを苦に自殺したことなどを受けて、平成25年に施行されたもので、いじめに対して学校などが組織的に対応することを義務づけています。

法律の施行から3年がたったことを受けて、与野党の国会議員が会合を開き、法律の見直しが必要かどうか対応を協議しました。

この中では、「法律を施行したものの、依然としていじめによる自殺などが相次いでいる」といった指摘や、「教育現場の対応が変わったのか分析が必要で、法律の内容を理解させるために、教員の研修にも取り入れるべきだ」といった意見が出されました。

そして、会合では、今後、いじめが原因で自殺した子どもの遺族らからもヒアリングを行うなどして、法律の見直しの必要性を含めて検討し、来年の夏をめどに対応策をまとめることを確認しました。

3102名無しさん:2016/11/20(日) 14:12:59
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161118/k10010773791000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_027
原発避難いじめ問題 横浜市に文科省幹部派遣へ
11月18日 11時19分

松野文部科学大臣は、東京電力福島第一原子力発電所の事故で福島県から横浜市に自主避難してきた生徒がいじめを受けていた問題について、学校や教育委員会の対応が不適切だったとして、近く、省の幹部を派遣し、実態の把握と指導を行う考えを明らかにしました。
この問題は、原発事故で福島県から横浜市に自主避難してきた、現在中学1年の男子生徒が、転校してきた学校で名前にばい菌の「菌」をつけて呼ばれるなどいじめを受けていたものです。

これについて、松野文部科学大臣は閣議の後の記者会見で、「生徒がいじめを受けたにもかかわらず、学校や教育委員会が適切に対応しなかったことは極めて遺憾だ」と述べました。
そのうえで、松野大臣は「被害者側・加害者側と報道されている、それぞれのサイドからの聴取内容に関して、意見が一致している状況ではないと聞いている。文部科学省としては、近いうちに幹部を派遣し、事態の把握と今後の対応について指導を行う」と述べました。

3104とはずがたり:2016/11/20(日) 20:01:44
>MBAプログラムはこの50年以上にわたってほとんど変わっておらず、重大な欠陥を抱えており、総合的なマネジメント教育とは言えない。

>ビジネススクールでは、「分析至上主義」を助長する理論やフレームワーク、ツールを山ほど教える。経営の本質ではなく、経営を単純化させる「薄っぺらいテクニック」ばかりが強調されるのだ。

>知識は豊富だが、経験に乏しい人間にテクニックだけを教えると、テクニックに操られ、暴走してしまう。

>2000年代に入り、日本でもビジネススクールが全国で次々に設立され、現在、その数は大学数で約80、プログラム数で約100にも上る。それらのMBAプログラムから世に送り出されるMBA取得者の数は、毎年約5000人規模にもなっている

日本企業で問題化する「なんちゃってMBA」 毎年5000人が誕生!そのムダと弊害
http://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/bizskills/toyokeizai-144128.html
11月16日 09:00東洋経済オンライン

経営コンサルタント気取りの「フレームワーク」を使いまくり、表面的なデータ分析が大好きで、「横文字」の経営コンセプトを連発するビジネスパーソンたち……。あなたの会社の隣にも、そんな人がいませんか?

なぜ、日本企業でそうした人材が大量発生しているのでしょう? その背景に「なんちゃってMBA」の急増があることを、戦略系コンサルファーム、ローランド・ベルガー日本法人会長で、2016年3月まで日本を代表するビジネススクールでも教鞭を執った遠藤功氏(新著に『結論を言おう、日本人にMBAはいらない』があります)は指摘します。

かつてビジネスで成功する最強ツールと言われたMBAの実態はいま、どうなっているのか? 法科大学院をはじめ専門職大学院の苦境は広く知られるようになりましたが、ビジネススクールは大丈夫なのか? 誰もが口を閉ざしてきたその現状を知れば、逆に仕事にとっていちばん大切なことが、浮かび上がってくるはずです。

ビジネススクールで強調される「薄っぺらいテクニック」
2004年、米国でビジネススクール関係者を震撼させる衝撃の書籍が出版された。原題は『MANAGERS NOT MBAs』。その2年後に『MBAが会社を滅ぼす』(日経BP社)と題されて日本でも出版され、関係者のあいだで大きな話題になった。

著者のヘンリー・ミンツバーグは、カナダ・マギル大学の教授であり、経営学者。米国経営学会から優秀研究者に選ばれるほどの実績を上げている。ミンツバーグの主張は明快だ。MBAプログラムはこの50年以上にわたってほとんど変わっておらず、重大な欠陥を抱えており、総合的なマネジメント教育とは言えない。「間違った人間を間違った方法で訓練し、間違った結果を生んでいる」と辛辣に批判したのだ。

MBAという学位を初めて設けたのは、ハーバード大学。1908年だから、100年以上前のことだ。以来、米国でビジネススクールは増加の一途をたどり、現在では、600〜800ものビジネススクールが存在すると言われる。ビジネススクールの増加とともに、MBA取得者の数も増加。1964年に6400人だったMBA取得者は、1976年には4万3000人に達した。

ミンツバーグは「アメリカだけでも、10年で100万人近くのMBA取得者が経済界に送り出されている」と言う。そしてMBAは「あらゆる場で悪影響を生んでいる」と指摘し、「破滅的な影響」という言葉まで使っているのだ。

もちろん、海外トップスクールのMBAをとることは、それ自体が「狭き門」をくぐり抜け、熾烈な競争を勝ち抜き、落第せずに学位を取得するという一つの実力と可能性を証明している。それ自体を私は否定しているわけではない。

しかし、ビジネススクールでは、「分析至上主義」を助長する理論やフレームワーク、ツールを山ほど教える。経営の本質ではなく、経営を単純化させる「薄っぺらいテクニック」ばかりが強調されるのだ。

知識は豊富だが、経験に乏しい人間にテクニックだけを教えると、テクニックに操られ、暴走してしまう。ミンツバーグの指摘から数年後、そうした人たちによって引き起こされたのがリーマン・ショックという金融資本主義の暴走であったことを、私たちは思い出すべきだろう。

「MBA粗製乱造」のきっかけは「専門職大学院制度」
ミンツバーグの警告から十余年。よもや米国のような事態になることなどないと思われていた日本で、MBAが問題化しつつある。1990年代まで日本のビジネススクールは、わずか数校にすぎなかった。しかし2000年代に入り、日本でもビジネススクールが全国で次々に設立され、現在、その数は大学数で約80、プログラム数で約100にも上る。それらのMBAプログラムから世に送り出されるMBA取得者の数は、毎年約5000人規模にもなっている。

3105とはずがたり:2016/11/20(日) 20:03:28

問題の本質は、毎年生み出される5000人ものMBA取得者の「質」である。私は2003年から13年間、早稲田大学ビジネススクール(WBS)で教鞭を執り、中国やシンガポールでも教えた経験がある。日本経済の未来を築くエンジンとなる次世代ビジネスリーダーを育てる一助になりたいと思い、自分なりに奮闘努力してきた。しかし現在の日本のMBA教育が、MBAという学位に値し、次世代ビジネスリーダーとしての基礎教育をしっかり受けた人材をどれほど輩出しているかといえば、甚だ疑問なのだ。

多くの学生は、仕事のかたわらビジネススクールに在籍し、捻出した限られた時間のなかで与えられた教科書を読み、現実感の乏しいケーススタディをこなし、卒業に必要な最低単位を取得し、MBAを手に入れる。そこで「なんちゃってMBA」が、日本で急増しているのである。

こうした「MBA粗製乱造」のきっかけとなったのが、「専門職大学院制度」の創設だ。文部科学省は2003年度に「社会的・国際的に活躍できる高度専門職業人養成へのニーズの高まりに対応するため、高度専門職業人の養成に目的を特化した課程」(専門職学位課程)を創設した。そこで「ビジネススクールブーム」が到来し、2015年度の専門職大学院としてのビジネススクールは、31大学、33専攻にまで増加、入学者数は2274人に上った。

しかしいま、専門職大学院は岐路に立たされている。2004年度からスタートした法科大学院は、当初、法曹界をめざす社会人たちが殺到。しかし、弁護士資格を取得するための実質的なメリットが少ないことがわかると、志願者は大きく減少した。法科大学院への入学者数は2010年度には4122人だったが、5年後の2015年度には2201人とほぼ半減し、新規募集を停止する大学が急増している。

法科大学院などの惨憺たる状況に比べると、ビジネススクールは堅調にみえる。ビジネススクールへの入学者数は、2011年度の1861人に対し、2015年度は先にみたように、2274人と2割ほど増えた。しかし、それはあくまで全体の話にすぎない。日本の多くのビジネススクールは学生集めに苦労し、歴史ある名門校すら受験者が集まらず、ほぼ全入という状況なのである。

企業に務める人なら、そうした「なんちゃってMBA」の弊害を理解している人も多いのではないか。経営の知識を体系的に学んだと思い込み、経営コンサルタント気取りの「フレームワーク」(経営分析ツール)を使い、表面的なデータ分析だけですべてわかったように勘違いし、「横文字」の経営コンセプトを連発する人。あなたの隣にもいないだろうか――。

経営に必要な知識を体系的に学べる――多くのビジネススクールがMBAの価値をそうアピールする。営業、経理、生産管理しか知らない、そんな狭い範囲での知識と経験だけでは、有能なマネジャー、辣腕経営者にはなれない。だから、若いときに経営に関する多面的な知識を体系的に学ぶことが大事だ、とあおるのだ。

3106とはずがたり:2016/11/20(日) 20:03:41
>>3104-3106
経営を“切り刻んだ”講義で、本質が学べるのか
経営に関する知識を教えるためには、経営を分解する必要がある。経営戦略、マーケティング、ファイナンス、財務会計、組織、人事など、経営を“切り刻み”、専門の教員がその切り刻まれた科目を教える。しかし、切り刻めば刻むほど、経営そのものがみえなくなっていくのだ。

知識を詰め込み、頭でっかちになった彼らのなかには、経営やビジネスが「解った」と勘違いする人も多い。WBSの遠藤ゼミの卒業生に、とても勉強熱心な学生がいた。誰よりも経営書やビジネス書を読み、知識は豊富だった。しかし、本から得た知識だけが独り歩きし、さも自分が考えたかのような「受け売り」の発言がゼミで目立つようになった。私は、彼に「今後、経営書やビジネス書は一切読むな!」と通告した。「自分の頭で考えねばダメだ」と伝えたかったのだ。

MBAを志向するような人は、企画や戦略という言葉に弱い傾向がある。若いときは経営企画部や事業戦略部のような、頭脳労働にみえる仕事に対するあこがれもあるだろう。しかし、企業の屋台骨はオペレーション、わかりやすく言えば「現場」だ。日々のルーチン業務を確実・効率的に遂行することで、企業は価値を創造している。

反復のようにみえるルーチン業務のなかで問題をみつけ、知恵を絞り、創意工夫しながら問題を解決する術を身につける。仕事の質にこだわり、「のめり込んで」いく地道な努力こそが、ビジネスパーソンとして力をつける絶好の場なのだ。そうした仕事の「本質」を、「なんちゃってMBA」が急増し、問題化しているいまこそ、思い出すべきではないだろうか。

私自身、BCG(ボストン コンサルティング グループ)に転職し、駆け出しのキャリアを歩み始めたころ、「どんなプロジェクトでもやります」と担当のオフィサーに伝えて徹底的に現場に「のめり込んだ」。その一年後、「最も活躍したコンサルタント」として表彰されたのだ。コンサルタントとしての「基礎」を、そうした現場を通じて手に入れたのである。

3107名無しさん:2016/11/23(水) 15:27:47
世界が真似できない日本の秘密兵器、「和算」
JBpress 11/17(木) 6:40配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161117-00048405-jbpressz-sctch

3108名無しさん:2016/11/23(水) 15:28:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161121-00000059-zdn_n-sci
「AIの性能を上げている場合ではない」──東ロボくん開発者が危機感を募らせる、AIに勝てない中高生の読解力
ITmedia ニュース 11/21(月) 14:31配信

 「東ロボくんの性能を上げるよりも、中高生の読解力向上が直近の課題」――国立情報学研究所(NII)が14日に開催した人工知能(AI)開発プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」の2016年成果報告会で、中心メンバーの新井紀子教授が警鐘を鳴らした。

 NIIの調査によれば、中学生よりも(文脈を理解できない)AIのほうが文章を読めているという事例があるという。「正直言って、東ロボくん(AI)の性能を上げるよりも中高生の読解力を向上させるほうが国民としては直近の課題だ」(新井教授)。

●8割の高校生がAIに敗れた理由

 同プロジェクトが発表した2016年の結果によれば、東大の2次試験を想定した論述式模試「東大入試プレ」(代々木ゼミナール)の理系数学で、東ロボくんが偏差値76.2という高スコアをマーク。その他の科目も安定して偏差値50以上を取れるようになったという。

 しかし、同プロジェクトは「選択と集中」を理由に東大合格を断念。NIIは「AIは意味を深く理解しなくてはいけない問題が苦手。論理的に解こうとしたときの限界がある」(新井教授)といった理由から、今後はAIが得意なことを伸ばして産業応用への道を目指すと発表している。

 新井教授が問題視するのは「AIが問題文の意味を理解していないにもかかわらず、どうして8割もの高校生がAIに敗れてしまったのか」という点だ。

 1つの考え方として「AIが得意とする計算や暗記が人間は苦手」というものがあるが、新井教授は「中高生も、AIと同様に教科書や問題文が読めていないのでは」という懸念をもとに、全国1万5000人の中高校生を対象として「日本語の文を読んで意味が理解できているか」という調査を2015年から開始した。

 例えば「仏教は東南アジア、東アジアに、キリスト教はヨーロッパ、南北アメリカ、オセアニアに、イスラム教は北アフリカ、西アジア、中央アジア、東南アジアにおもに広がっている」という例文から「オセアニアに広がっているのは(   )である」という文の空欄にあてはまるものを選ぶ問題がある。

 文章をしっかり読めば、答えがキリスト教であることは明白だ。しかし、全国約1000人の中高生のうち、約3割が正答を選べなかったという。他にも問題文に回答が書いてあるような同様の問題で、文章を正しく読み取れない生徒が一定の割合で存在しているという。

 これらの問題は、文を理解する必要があるためAIも同様に解くことが難しいものだ。その一方で、AIが得意とする「計算」や「暗記」といった問題は、中高生も比較的正答率が高くなるという。つまり、中高生とAIの得意分野と苦手分野が重なってしまっていることになる。

●AIが苦手なことは、中高生も苦手

 新井教授はこの結果に対してショックを受けたという。「計算の正確さと暗記の正しさで人間がAIに負けることは何も問題はなく、人間はAIを使って生産性を上げていけばいい。しかし、(AIが苦手な読解力を伸ばさずに)AIが得意とする分野で人間が対抗しても勝てないだろう」(新井教授)。

 AIが進歩して社会に浸透していくなかで、人間は人間らしい読解力や意味理解を深めることで差別化していく必要がある。このままでは社会に格差や分断が広がるのではと新井教授は危機感を募らせる。これに伴い、NIIは文章を正確に読み取る力を測る「リーディングスキルテスト」(RST)を開発・提供すると7月に発表している。

 「例えば原子力発電所の業務マニュアル。教科書より難しいことがマニュアルや仕様書、指示書には書いてあり、読めない人が作業をしたらリスクがある。これは資本・民主主義の危機ではないだろうか」(新井教授)。

3109名無しさん:2016/11/23(水) 20:47:09
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20161122-00000046-ann-soci
居酒屋のトイレで女性に“集団乱暴” 千葉大生3人
テレビ朝日系(ANN) 11/22(火) 18:39配信
 女性に集団で乱暴したなどとして、千葉大学医学部の男子学生3人を逮捕です。

 千葉大学医学部5年の20代の男3人は9月下旬、千葉市中央区の居酒屋のトイレで20代の女性に集団で乱暴し、けがをさせた疑いが持たれています。捜査関係者によりますと、男らは店を出た後に女性を1人の自宅に連れ込み、さらに集団で乱暴したということです。男らは容疑を否認しています。警察は男らの氏名について明らかにしていません。一方、千葉大学は会見を開き、謝罪しました。大学は事件について今後、調査するとしています。

3110とはずがたり:2016/11/24(木) 17:42:47
欠勤迄はしてなくてもまともに働かずに報酬だけ貰ってる創業者一族は学校法人のみ成らず医療法人・福祉法人等何所にでも居る筈だ。腹立たしいなぁ。

欠勤の短大役員に報酬3千万円
http://this.kiji.is/174378783880495108
岐阜・高山
2016/11/24 13:38

 岐阜県高山市で短大などを運営する学校法人高山短期大学は24日、2009年から勤務実態のない元常務理事の男性(45)に、報酬として少なくとも計約3千万円を支払っていたと発表した。同法人は既に文部科学省に経緯を報告しており、第三者委員会を設置して調査するとしている。

 同法人は、自動車整備などが学べる高山自動車短大や幼稚園を運営。法人によると、15年度は国や県、市から計約1億8670万円の補助を受けていた。

 法人によると、男性は中村実理事長(82)の次男で、09年4月に常勤の常務理事に就任。同年9月から辞任する今年10月まで無断欠勤していた。

3111名無しさん:2016/11/27(日) 22:51:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161126-00000507-san-soci
小池百合子都政 東京の大学はダメ? 小池知事が他知事の新設制限案を批判
産経新聞 11/26(土) 9:52配信

 全国知事会が28日に開く会合で、東京への人口集中の是正策として東京23区での大学・学部の新増設を制限するよう政府に求める緊急決議案が出されることが25日、都への取材で分かった。小池百合子都知事は同日の定例会見で「大学の経営に大きな影響を及ぼす決議だと懸念している」と批判した。

 都によると、この緊急決議案は岐阜県の古田肇知事が本部長を務める地方創生対策本部が取りまとめている。「地域経済を支える若者の東京への移動に歯止めをかけるため」として、大学・学部の新増設の制限などを求める内容になる見通し。

 こうした“包囲網”について小池氏は「次代を担う学生を育てるのは(大学が)どこの場所にあるかではなく、学校の方針や教育カリキュラムが重要だ。東京対地方の構図には当てはまらない」と指摘した。決議案は28日の会合で採択され、全国知事会が国に対応を求める方針。

3112とはずがたり:2016/11/28(月) 12:44:21
大久保で増殖!中国人向け「予備校」の衝撃
日本の大学に入りたい学生が1校で1200人
http://toyokeizai.net/articles/-/138383
中島 恵 :ジャーナリスト 2016年10月08日

日本の一流大学を目指す中国人向けの「予備校」

東京・大久保――。コリアンタウンとして有名なこの小さな町に、近年、中国人向けの大学受験予備校が乱立しているのをご存じだろうか??夕方になると、飲食店に向かう日本人たちと逆行するように歩く中国人の若者たちがいる。中国人専門の予備校に通うためだ。

「大久保には、日本の一流大学を目指す中国人がいっぱい通っている学校があるらしいよ」

ちょうど『中国人エリートは日本をめざす』の取材をしていた今年5月ごろのことだった。友人からこんなうわさを聞きつけて訪れたのは名校志向塾という予備校。来日した留学生が日本の大学受験のために通う日本語学校とは違い、英語や数学など、日本の大学受験科目を専門に学ぶところだ。

聞けば、名校志向塾以外に、行知学園など、いくつもの中国人御用達の予備校があり、日本人の間ではまったく知られていないが、在日中国人には「有名な存在」だという。早速、同校を訪ねてみると、豊原明社長がインタビューに応じてくれた。帰化して日本名を名乗っているが、中国人の若手経営者だ。

「中国人留学生が1200人ほど在籍しています。彼らは昼間、日本語学校に通っていて、うちに通うのは平日の夜と週末だけですね。理系と文系に分かれていて、大学か大学院かなど、コースはいろいろなのですが、学費は年間で70万円くらいかかります。大学入学前の留学生は日本語学校などに通わないとビザが下りませんので、昼と夜のダブルスクールということになり、学費だけでも年間140万円くらいになりますが、みんな志望校を目指してがんばっていますよ」

雑居ビルの中を改装した校舎を見渡すと、壁一面に、これまでに同校の学生が合格した大学名と氏名がズラリと貼り出してあった。ざっと見渡したところ、東京大学、早稲田大学、東京工業大学、京都大学、名古屋大学、一橋大学、慶應義塾大学などの名前が目につく。いずれにしても、日本を代表する有名大学ばかりだ。毎年、これらの有名大学や大学院に合格者を多数輩出していると聞き、私は驚いた。

教師はアルバイトを含めて約150人。その他に事務スタッフなどもかなりいるが、特徴的なのは、運営も顧客もすべて“中国人”だけで成立しているということ。授業も日本語(科目)を教えるときも含めて、ほとんど中国語で行っていて、教科書も中国で日本の大学受験のために出版された教科書を使用している。雑然とした事務室の雰囲気はさながら、中国にある塾をそのまま再現しているかのようだ。

私が取材に訪れた日、ちょうど化学の授業をやっていたので、後ろから見学させてもらった。学生は20人くらい。現役の大学院生がアルバイト教師として教壇に立ち、中国語で説明しているところだった。教師はホワイトボードに次々と難しい公式を書き、声を張り上げて説明していく。学生たちは熱心にノートを取っている。

「ここは東大、東工大などの難関校を受験する進学クラスです。理系のほうが言語のハンディキャップがないせいか、偏差値の高い大学に受かりやすい傾向がありますね」と豊原社長。豊原社長自身も元留学生で、東大大学院で情報理工学の博士号を取得しているエリートだ。

豊原社長がまだ東大大学院に在学中、中国人学生たちから「どうしても東大に入りたいので、ぜひ受験勉強を教えてもらえませんか?」という声を掛けられることが多くなり、このビジネスを思いついたという。今では、大久保にこうした予備校が大小合わせて10校以上もあるほど“需要”がある。

約1200人の学生中、約50人が「VIPコース」を選択

フロアを案内してもらっていると、1畳半くらいの広さしかない、極端に小さい部屋がいくつかあった。ドアに「VIPルーム」と書いてある。マン・ツー・マンで指導する文字どおりVIPコースの学生向けの教室で、約1200人の学生中、約50人がこのコースを選択しているという。かなり高い比率だ。

「学費に上限はありません。その学生の要望や志望校によって、臨機応変に対応して特別カリキュラムを組みます。200万円くらいおカネを出すという親はザラにいますし、400万円払うので、半年間の特訓で早稲田に合格させてもらえますか??というあからさまな要求をしてくる親や学生もいます。1時間当たり1万円から1万5000円くらいの敏腕家庭教師をはりつけて勉強させる場合もありますね」

そこまでして、どうして……?という疑問が浮かぶが、「どうしても日本の有名大学に入りたい」という中国人の学生やその両親からしてみれば、「安いもの。全然たいした金額ではない」ということらしい。

3113とはずがたり:2016/11/28(月) 12:44:59
>>3112-3113
冒頭で紹介した河南省出身の留学生は、中国の高校を卒業後、中国の大学入学試験(通称、高考〈ガオカオ〉)を受験せず、最初から日本留学を目指して来日した。両親も賛成してくれたという。

「爆買い」ならぬ「爆留学」

中国の大学入試は、日本のように私立大学があるわけではなく、全国統一の一発試験のみ。滑り止め受験をしたり、AO入試で受験できたり、浪人したりといった柔軟性はない。同校のスタッフによると「最初から“いい大学”に行ける学力がないことがわかっていて、親に経済力もある場合、何も無理して中国国内で大学受験せず、日本やアメリカに留学する道を選択したらいいじゃないか、留学すれば“箔もつく”しカッコいい、と考える人が最近、急増しているんですよ」という。

中国政府の統計を見てみると、確かに近年、日本や欧米への留学生が増えている一方で、国内での「高考」の受験者数は減少しつつある。中国情報サイト「中国教育在線」が2016年6月に発表したデータによると、大学入試の志願者数は08年(1050万人)をピークに減少している。とくに顕著なのは、北京市や江蘇省など都市部の志願者数が減少している点だ。経済力や情報力がある都市部の中国人のほうが、留学志向ということの表れなのかもしれない。

同校のスタッフによると「中国で希望の大学に落ちて絶望し、仕方なく日本に来る学生、中国でいったんは大学に入ったけれど、専攻が自分と合わなかったといって中退してくる学生など、理由はさまざまあります。中国の受験戦争があまりにも厳しいのと比べて、日本の受験は(日本のアニメなどの楽しそうな学園生活の場面をよく見ているので)、けっこう楽勝なんじゃないか、と勘違いして、現実逃避で日本にやってくるという学生もいます。ただ海外に行きたい。どこでもいいから、留学できれば周囲に自慢できると思っている学生もいます。もちろん、甘い考えの学生は、なかなか日本の有名大学には受からないんですけどね……」

日本人にはちょっと衝撃的な内容だが、それだけ人口が多い中国社会は競争が激しく、国内で戦いに勝ち抜いて人より抜きん出ることは難しいということなのだろうか。「爆買い」ならぬ「爆留学」は、日本人があずかり知らないところで、静かに、じわじわと進行している。

中国人を東大・京大に多数送る「驚異の学校」
京都にある日本語学校の凄まじい合格率
http://toyokeizai.net/articles/-/139993
中島 恵 :ジャーナリスト
2016年10月15日

今年のノーベル賞を東京工業大学の大隅良典栄誉教授が受賞した。東工大といえば日本の理工系大学のトップ。やや地味な印象もあるが、日本を代表する数々の有名研究者や大手企業のエンジニアを輩出してきた伝統校である。

その東工大を含めて、有名大学の教授たちが、毎年秋になると、ひっそりと京都にある日本語学校を訪ねている。そして、「中国の学生さん、ぜひ、当大学を受験してください!」と切実な表情で訴えている、と聞けば、多くの日本人は「まさか!?」と驚くのではないだろうか。

国内の有名大学に合格者を出す「日本語学校」

その日本語学校の名前は、関西語言学院という。関西では有名な“日本語学校”だそうだが、私はこれまでその名前を聞いたことがなかった。調べてみると、東京大学や京都大学を始め、国内の有名大学に合格者を出すなど異色の存在だという。

日本語学校は、日本に住む外国人が日本語を学ぶところだ。1年か2年、日本語学校で学んだ後は、日本の大学や専門学校に入学する留学生が多い。だが、なぜ、日本語を教えることが目的の日本語学校で学んだ留学生が、日本人でも合格が難しい東大や京大に次々と合格者を出すことができるのだろうか??その疑問を解決すべく、同校に取材を申し込み、京都へと足を運んだ。

JR京都駅から地下鉄烏丸線に乗って3駅目。「くいな橋」という小さな駅の改札を出て歩くこと約5分。のどかな住宅地に同学院があった。外観は何の変哲もない普通のビルだが、普通の専門学校と違うことといえば、留学生の全員(約800人)が中国人で、各教室をのぞくと、彼らが一心不乱に机にかじりついて勉強しているところだろうか。

取材に応じてくれたのは同校の創立者であり校長の松尾英孝氏。これだけ中国色が強いと、もしかしたら松尾校長はこちらの記事と同様、中国人なのでは?と思ったが、松尾は京都出身の日本人で、元高校教師だった。松尾氏と中国を結ぶものは何もなかったが、80年代に独立し、ピアノ調律師を養成する専門学校を開設したことから、中国との縁がつながっていった。

3114とはずがたり:2016/11/28(月) 12:45:29
日本で学べるルートを作りたい

「たまたま中国の遼寧省にある音楽学院の方から『うちの学生を受け入れてくれないか』という問い合わせがあったのが最初だったんです。当時、中国ではピアノの調律技術を習得できる学校はほとんどなく、日本の専門学校で学びたいということだったんですね」(松尾氏)

驚くことにその学生が非常に優秀で、以後、継続して留学生を受け入れるようになった。そして、91年に関西語言学院という日本語学校を設立。本格的に中国人を受け入れるようになったのだが、すぐに悩みが噴出した。当時、留学生とは名ばかりで、就労目的の中国人が多く、来日後に姿をくらましてしまうなどトラブルが続出した。

ブローカーを使えば中国人学生を簡単に集められるが、このままでは優秀で学習意欲のある中国人よりも日本で働きたい中国人ばかりになってしまう。

そう悩んだ松尾氏は、最初に学生を受け入れた遼寧省瀋陽にある日本国総領事館に相談。そこで日本語教育に熱心だった東北育才学校を紹介された。同校と交流していく中で、「本気で日本に行って勉強したい、と思っている中国人が中国にはごまんといる」(松尾氏)ことを知る。その現実に驚くとともに、彼らの期待にもっと応えたい、日本で学べるルートを作りたいと思い、瀋陽に自ら学校を設立することを決めた。

松尾氏が建てたのは東北育才外国語学校という中高一貫校だ。学生数は1学年約200人。中国の都市部では1学年800人以上というマンモス校も珍しくないので、同校は少数精鋭の学校だといえる。「日本への留学」を看板に学生を募集すると、瞬く間に優秀な学生たちが集まってきた。学費は寮費を加えて年間で約30万円。中国の公立高校の学費は(寮費は含まないが)年間で約1万4000円ほどなので、公立高校の20倍以上という高額だが、応募者は絶えないという。

日本への留学を希望する学生は、ここで高校3年まである程度日本語を習得し、その後、関西語言学院に入学するというルートを構築した。来日後、同学院でさらに日本語を学ぶだけでなく、日本の大学受験に必要な科目の学習を積み重ね、日本の大学を受験するシステムにした。

このような仕組みを作ったところ、東北育才の評判は一気に高まった。また、関西語言学院は東北育才だけでなく、中国各地にある有名進学校とも提携を結び、高校卒業後に、日本の同学院に入学できるように制度を整えた。提携先の高校には日本語コースや国際コースがあり、それらのコースから選ばれた学生が同学院にやってくるという流れだ。

中国から一定レベル以上の学力を持つ学生を日本に送り込む制度を採るようになってから、関西語言は「いわゆる普通の日本語学校」とはかなり趣を異にするようになり、日本の難関校へ進学する予備校的の側面を強く持つようになった。それが、同学院や東北育才が、留学生を欲する大学関係者の間で有名になった理由だ。

関西語言学院の学費は年間で約74万円。ほかに寮費、食費などがかかるが、「ほかの日本語学校とは全然違う。関西語言に通えば、日本の一流大学に入学できる」と夢見る学生が押し寄せている。

16年3月の合格実績は、有名大学では、東京大学12人、京都大学26人、大阪大学8人、名古屋大学25人、東北大学10人、東京工業大学24人、私立大学では早稲田大学8人、慶應義塾大学17人など。単年度で約600人が現役で日本の大学への合格を果たすという驚異の数字を叩き出している。

実績がモノをいうのか、まだ来日してもいない東北育才の在学中から、日本の複数の財団が優秀な高校生に奨学金まで出し、“ツバをつけている”というから驚きだ。私も取材の際、東大や早稲田など、日本の有名校の教授の前で東北育才の名前を出してみると、必ずといっていいほど「あそこからきた学生は優秀ですね」という声が聞こえてきた。

そんな評判が評判を呼び、毎年秋になると、同学院には、冒頭で書いたように有名大学の教授や職員らが学生募集の“勧誘”に訪れるという。「わざわざ京都の日本語学校にまで大学の説明会に来てくれるので、とてもありがたいです。日本では深刻な少子化や理系離れが叫ばれていますが、優秀な学生の確保に、大学の先生方も一生懸命なのだな、と感じます。留学生たちも大学のきれいなパンフレットなどに目を通し、どこの大学に進学しようか、興味津々の様子です」(副校長の大川浩美氏)

少子化の影響で、全国の大学どこでも優秀な日本人学生の獲得が難しくなってきた現在、各大学が日本語学校にアプローチするという動きがあることを、私は初めて知ったが、同学院の流れを聞いてみれば、さもありなんと納得した。

3115とはずがたり:2016/11/28(月) 12:45:48
>>3113->>3115
松尾氏の切なる願い

最後にひとつ、取材で感動したエピソードを紹介したい。取材が一通り終わり、雑談をしていたときに、松尾氏が自分の夢を語ってくれた。

それは第2、第3の周恩来を育てることだ。周恩来といえば、中国建国の父、毛沢東の右腕として長年国務院総理をつとめた人物。中国で最も尊敬される政治家であり、日本でも「日中国交正常化」の立役者の一人として、よく知られている。

だが、その周恩来も日本留学していたことは、中国に詳しい人以外にはあまり知られていないのではないだろうか。短期間だったが明治大学に在籍していたことがあり、東京で生活していた。それによって彼の日本への理解が深まり、日中関係によい影響を及ぼしたともいわれている。

「私が作った東北育才外国語学校の姉妹校である東北育才学校は、実は、周恩来元総理も一時期学んだことがある学校なんです。そんなご縁もありますが、日本にやってきた留学生たちが日本の大学で学び、いつか周元総理のように日中の将来に貢献できるようになったらいいですね。若いうちに日本を見て、素直な心で日本社会を見れば、きっと日本が好きになります。勉強だけでなく、私はこの日本語学校で、そんな学生たちを育てていきたいと思っています」

長年、京都を拠点に中国人留学生の教育に力を注いできた松尾氏の切なる願いだ。

中国人学生が偏差値牽引!ある高校の「選択」
都内・有名進学校でも中国人高校生が増加
http://toyokeizai.net/articles/-/141135
中島 恵 :ジャーナリスト 2016年10月22日

中国人学生を積極的に受け入れ、東大などに多数合格者を出す暁星国際高校
前回と前々回の記事で、日本の大学進学を目指す中国人専門の受験予備校と、日本語学校について取り上げた。「日本の大学に進学したい!」と切望する中国人の需要に呼応する形で生まれ、成長する教育ビジネスの実際は、中国について長年取材をしてきた私にとっても知らないことばかりで、驚きの連続だった。

普通高校でも中国人の学生を受け入れ

取材の過程で、こうした「在日中国人向けビジネス」とは異なり、日本の普通高校でも「中国人の学生を受け入れたい」と考える高校がけっこうある、という話を小耳に挟んだ。少子化で生徒集めに苦心する学校も多い中、若く優秀な中国人留学生(高校生)を受け入れて、日本の有名大学に次々と合格者を出している高校が存在するという。千葉県にある暁星国際高校だ。

千葉県西部にあるJR木更津駅で下車し、暁星国際高校に向かった。駅から離れていてバスも少ないということで、タクシーに飛び乗った。運転手さんに「ちょっと不便ですけど、中国人のお客さんも乗りますか?」と聞いてみると、「いますね。きっと中国人の親や教育関係者だと思いますよ。紙に日本語で行き先を書いて渡してくれます」という答えが返ってきた。

山あいの道をかなり走って到着したのは20万平方メートルという広大な敷地を持つ学校法人、暁星国際学園だ。キリスト教の精神に基づき、1979年に設立。当初は東京・九段にある暁星学園とのつながりがあった。小中高校までが同じ敷地内で、多くは寮生活を送っている。同校で長年教鞭をとり、中国人留学生の対応に奔走してきた寺井義行教頭を訪ね、話を聞かせてもらった。

寺井教頭によると、暁星国際高校の生徒は全部で400人。その4分の1、つまり約100人が中国からやってきた留学生たちだ。各学年ともにレギュラーコース(特進コース)、インターナショナルコースなど特色ある4つのコースに分かれており、中国人は全員レギュラーコースに在籍している。中国の高校で1年目を終えたあと、日本の1年生に編入し、日本語とともに日本の各教科を勉強する。

中国の高校で基礎的な日本語は学んでくるが、まだ流暢に話せるわけではない。それでも、羽田や成田に到着した翌日には、高校の授業に放り込むという。授業は朝7時半から午後3時過ぎまで。放課後は補講を受けたり、図書館や寮で夜10時過ぎまで勉強したりする。

すべて日本人と同じ条件で寮生活を送っており、異なることといえば、休日に親から渡された銀聯カード(中国のクレジットカード)で買い物することや、まとまった休暇に中国に帰省することくらいだという。未成年である10代の中国人高校生を受け入れることは心配な気もするが、「これまでに一度もトラブルはないです。むしろ、校内の活性化、偏差値向上に一役買ってくれています」と寺井教頭は笑顔を見せる。

3116とはずがたり:2016/11/28(月) 12:46:18
それもそのはず、彼らの進学実績はめざましい。東大、京大、大阪大、名古屋大、東工大、早稲田、慶應、東京理科大……。同校がこれまであまり卒業生を送り込めていなかった大学に、中国人留学生らが続々と入学するようになった。

暁星国際高校の授業の様子
特に東大には毎年2〜3人合格者を出し、同校の進学実績をぐっと引き上げている。今ではその評判が千葉県内外にじわじわと広がるようになり、全国の高校から「参考にしたい」「どうしたらいいのか」と視察にやってくるほどになったという。

なぜ、同校は日本のごく普通の私立高校でありながら、中国の高校生とつながることができ、このような実績を叩き出せるまでになったのだろうか?

「きっかけは20年以上前、1994年頃でした。中国と仕事で関係のある日本人の保護者から、『日本の高校に留学したいといっている知り合いの中国人の子どもがいるのですが、受け入れていただけないでしょうか』という問い合わせが入ったことでした」

半信半疑だったが、当時の校長が中国に飛び、詳しく事情を聞いてみると、確かにそのような要望が多いという。その頃からすでに中国人には経済的な余裕ができ、子どもを欧米に留学させようという気運が徐々に高まっていたが、教育レベルが高く、距離的にも近く、安全な日本は「高校生の留学先として最適」だと考えている父兄がかなりいることを知った。

来日早々、模試で好成績

そこで、まず北京の清華大学付属高校、東北師範大学付属高校などから3人の学生を受け入れてみたのだが、来日早々、寺井教頭は彼らに度肝を抜かれた。

「いやぁ、とても驚きました。まだ日本語がろくにできない時期でしょ。それなのに、最初の全国模試でいきなり数学や物理で偏差値70以上を取ったんですから」

2年後、その留学生のひとりが同校の東大合格者の第1号となった。以後、蘇州高校、上海の復旦大学付属高校、大連育明高校などの進学校と提携を結び、中国から続々と高校生を受け入れるようになった。近年は提携校に限らず、他の保護者や中国人卒業生からの紹介、留学エージェントなど複数のルートも構築し、ますます太いパイプができてきたという。

高校生たちはアニメやアイドルなどの影響で、もともと日本に対する好印象を持っていることや、「できるだけ早い段階から海外で学ばせたい」という両親の勧めによって日本留学を決めるという。彼らの場合、私が以前の記事で書いた受験予備校などを経るケースとは違い、中国でいい大学に進学できないから日本を選ぶのではなく、より幅広い選択肢の中で、チャンスを求めてやってくる。

寺井教頭は言う。

「希望すれば誰でも日本に来られるわけではなく、提携校での選抜試験などをくぐり抜けてやってくる優秀な生徒たちです。日本人と少し違うな、と思うのは、何事にも積極的でパワーがあり、よく勉強すること。どちらかというと理系の大学を目指す生徒が多く、学校としても、それに対応して、数学と理科の授業に力を入れています」

日本人学生にもよい刺激を与えている

寺井教頭が特に彼らを「頼もしい」と感じるのは、英語の授業の時だ。日本人の学生はネーティブの教師が話しかけると恥ずかしがってなかなか答えられないが、中国人学生は臆することなく、積極的に手を挙げて英語で発言するという。

暁星国際高校の学生寮
「春節(中国の旧正月)の時期、中国人学生が一斉に帰国してしまうと、授業が急に静かになってしまい、先生方は困ってしまうそうです。中国人学生がいることで授業全体が活気づき、日本人学生にもよい刺激を与えているのかもしれませんね。これこそ、私たちの狙いのひとつですが、日本人も負けずに頑張って、切磋琢磨してほしいです」

これは日中両国の高校生がともに学ぶ教室での象徴的なエピソードだろう。

3117とはずがたり:2016/11/28(月) 12:46:34
>>3115-3117
同校が中国人学生を受け入れるのは、何も偏差値を上げることや少子化対策ということだけではない。中国の勉強熱心な学生が飛び込んでくることによって、日本の高校生に刺激を与え、「よし、自分たちも頑張ろう!」という学習意欲が湧けばという思いがあるのだ。

また、違うバックグラウンド(背景)を持つ学生と一緒に生活する中で、知らず知らずのうちに異文化交流ができるようになり、国際的な視野を持った子どもに育っていくという効果も生まれる。むしろ、こちらのほうが、日本人の子どもたちにとっても、同校に通う大きな魅力となるかもしれない、と私は思った。

実は、取材を進めていく過程で気がついたことだが、同校に限らず、日本の有名進学校にはかなりの中国人学生がいるという。学生の国籍別データはないものの、進学校として名高い筑波大学附属駒場高校や開成高校、灘高校などにも、中国出身(両親の仕事の都合で子どもの頃に来日)の学生などが増えているという話をあちこちで聞いた。

子どもが都内の有名難関校に通っている私の知人はこういう。

「うちの子どもの学校では、中間試験や期末試験が終わるたびに、廊下に優秀な生徒の成績が貼り出されるんですが、つねに優秀者の上位に名前があるのは日本人ではないようなんです。中国人や韓国人っぽい名前だとか。ここ数年、とくに顕著らしく、父兄の間でも評判になっていますよ」

私は驚くとともに、十分あり得る話だなと思った。中国人学生は、本人が留学生のビザを取得してきている場合もあれば、両親が10〜20年前に留学や駐在員として来日し、そのまま日本で育ったというケースもある。中国人は子どもの教育にとりわけ熱心だ。国籍がどこであれ、日本で育てば日本語はネーティブになり、日本人と何の違いもない。日本の有名進学校に進学し、そこで頭角を現す子どもがいても、何の不思議もないだろう。

また、中国人高校生の日本への留学も増える傾向にある。文部科学省の最新データ(2013年度)によると、中国から日本へ3カ月以上留学する高校生の数は1年間に536人だった。調査を開始した1992年には43人だったが、2006年には371人、2008年には504人で、東日本大震災の年を除いて、ずっと伸び続けている。3カ月未満の短期留学も増えており、全国の高校で、短期・長期の中国人高校生の受け入れが積極的に行われているのである。そういえば、私が数年前に取材した北京の有名高校、中国人民大学附属高校でも、毎年、東京の武蔵高校に短期留学生を送り込んでいる、と話していた。

留学の低年齢化

さらに、「留学生のさらなる低年齢化」という新しいトレンドも押し寄せてきている。

法務省によると、これまで「留学」ビザの在留資格が与えられるのは高校生までだったが、2014年に法律が改正され、小中学生にも認められるようになった。親類など保護責任者が日本にいるなど一定の条件を満たせば、小中学生にも「留学」ビザが下りるようになったのだ。

私の知り合いに「留学」ビザで小中学生の子どもを来日させている中国人はいないが、子どもの日本での教育を視野に入れて、日本にわざわざ法人を作り、子どもを都内の区立小学校に通わせている友人はいる。彼女は日本留学を経て、日本で働いた経験があったが、結婚後帰国し、現地で日本関係のビジネスを開始。以前は中国を足場に日本に出張する生活を送っていたが、子どもの教育を考え、昨年、都心の一等地に新居を構えた。

彼女は「中国の画一的な詰め込み教育よりも、日本で伸び伸びと過ごさせてあげたいと思ったのです。日本に来れば日本語もできるようになるし、中国の子どもたちとは違う経験をさせてあげられる。日本は空気もおいしいし、生活環境すべてにおいて質が高いので、ここで生活するのが子どもにとって幸せだろう、と考えました。日本語も英語も勉強させて、将来は日本でも、欧米の大学でも、どこでも好きなところに行かせてあげたい」と話していた。

暁星国際高校のように、中国人高校生の留学が増えている、というだけでも私には驚きだったが、今後さらに低年齢化は進んでいくのではないだろうか。

3118とはずがたり:2016/11/28(月) 12:47:16
>>3112-3117

「爆留学」時代、就活で勝ち抜くための方策 増える外国人留学生は日本でこう就職する
http://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/bizskills/toyokeizai-145012.html
11月21日 06:00東洋経済オンライン

日本で就職する外国人留学生が増加しています。さる10月28日、法務省が発表した調査「平成27年における留学生の日本企業等への就職状況について」によると、日本で就職するために在留資格変更許可申請を行った留学生は、昨年比20.6%増の1万7088人、許可数も20.8%増の1万5657人となりました。

就職先の職務内容は、「販売・営業」が3809人、「通訳・翻訳」が3747人、「技術開発(情報処理分野)」が1218人、「経営・管理業務」が1180人となっています。

国籍・地域別許可数の上位は、中国が9847人で1位、以下、韓国1288人、ベトナム1153人、台湾649人、ネパール503人の順で、アジア諸国が全体の94.9%を占めました。最終学歴は大学卒が7383人、大学院卒が4931人で、両者合わせて全体の78.6%を占めています。

「爆買い」ならぬ「爆留学」
日本企業でもグローバル人材が求められる中、政府も「留学生30万人計画」の実現を目指し、日本再興戦略として外国人材の活用を掲げ、外国人留学生の日本国内での就職率を向上させようとしています。グローバル企業での活躍はもちろん、訪日外国人観光客(インバウンド)が初めて2000万人を突破する中で、日本国内でのインバウンド対応の就職需要も増えています。

留学生総数も着実に伸びています。今年3月に独立行政法人日本学生支援機構が発表した「平成27年度外国人留学生在籍状況調査」では、昨年5月1日時点での留学生総数は、前年比13.2%増の20万8379人。大学生が2.4%増の6万7472人、大学院生が3.5%増の4万1396人、専修学校が32.3%増の3万8654人、日本語教育機関が25.2%増の5万6317人でした。

国籍・地域別では、中国が9万4111人で1位、以下、ベトナム3万8882人、ネパール1万6250人、韓国1万5279人、台湾7314人と続き、アジア地域からの留学生が全体の92.7%を占めています。インバウンド消費では中国人観光客の「爆買い」が流行語になりましたが、日本の有名大学を目指す中国人留学生が増えているとして、「爆留学」なる造語も生まれているほどです。

今後、日本人学生にとっても、留学生は就活の強力なライバルとなりえます。企業説明会やグループ面接などで同席する可能性もあるでしょう。ただ、それは新しい発見のチャンスでもあります。ぜひ、仲間としてお互いに、Win-Winの関係を築きたいものです。

就労ビザへとどう変更するか
留学生が日本で就職する場合、直面するのがビザの問題です。入国管理局は、3月卒業で4月就職という通常のケースであれば、例年12月より、「留学」から「技術・人文知識・国際業務」等の就労ビザへ、在留資格変更許可申請の受け付けを開始します。

申請をするためには、まず大前提として、就職先が決まらなければなりません。就職先が決まっても、職務内容が単純労働とみなされれば許可を得ることはできませんし、日本人が従事する場合に受ける報酬と同等額以上の報酬を受ける必要があります。

また専攻科目と業務内容の関連性も求められます。実務では、大卒の場合は関連性について比較的緩やかに判断される傾向がありますが、専門学校卒(専門士)の場合は厳しく判断されるので注意が必要です。海外の大学等を卒業した場合は申請時に卒業証明書が必要になりますが、日本の大学等を卒業する場合は卒業見込み証明書で申請を受け付けてもらえます。

3119とはずがたり:2016/11/28(月) 12:47:43
>>3118-3119
ただし、審査完了の通知が届いても、正式な卒業証明書原本を提示できるまでは許可を受けることはできません。4月1日の入社日から就労を開始するためには、卒業後すぐに許可を受け、新しい在留カードを取得する必要があります。

また、たとえ留学生本人が入国管理局に行かず、行政書士等が申請を取り次ぐ場合でも、留学生本人が申請日と許可日には日本に滞在している必要があります。卒業休みを利用して帰国や旅行を計画している場合、スケジュールを考えて余裕を持った申請をお勧めします。

もし、卒業までに内定を得られなかった場合は、どうすればよいでしょうか? 日本人学生であれば卒業を見送り、留年して次年度の新卒として就活する場合が多いのではないでしょうか? ところが留学生の場合、ビザの問題で留年は難しく、就活目的での更新は認められません。「留学」のビザは大学等で勉強するために付与されています。修学状況が不良とみなされたり、アルバイトのやり過ぎではないかと疑われたりすれば、在留期間の更新が不許可になるリスクが高くなります。

ただし、卒業すれば大学等から推薦をもらって、原則1年間は就職活動をするため在留資格を「特定活動」に変更して、日本に引き続き滞在することも可能になります。その場合、学生時代と同じように資格外活動許可を取得し、週28時間以内のアルバイトをすることもできます。

卒業後1年間の特定活動の期間に内定を得られれば、内定した企業が内定者と一定期間ごとに連絡をとり、内定を取り消した場合は、遅滞なく入国管理局に連絡するなどの誓約書を提出すると、採用までの期間(内定後1年以内かつ卒業後1年6カ月以内に限る)は滞在が可能になります。

また、内定を早々と取得したがすでに9月に卒業し、来春の入社まで期間が開いてしまう場合も、在留資格を特定活動に変更して日本に引き続き滞在することができます。この場合も資格外活動許可を取得することによって、週28時間以内のアルバイトをすることが可能なのです。

なお「留学」の在留資格の場合、たとえ在留期間が残っていても、卒業後は資格外活動許可を使ってアルバイトをすることはできません。正当な理由がなく、3カ月以上継続して本来の留学活動をしないで日本に滞在すると、たとえオーバーステイになっていなくても、在留資格取消事由に該当することになるため注意が必要です。

留学生もハローワークを利用できる
東京外国人雇用サービスセンターは、外国人留学生や専門的・技術的分野の在留資格を所持し仕事を探している、外国人を支援する公的機関です。留学生の利用が全体の8割以上を占め、場所は西新宿の小田急第一生命ビル21階で、東京新卒応援ハローワークと同じフロアにあります。

留学生が東京外国人雇用サービスセンターを利用するためには、まず窓口で「求職申込書」を記載して登録する必要があります。地方在住の場合は最寄りのハローワークから登録できます。特色としては留学生が応募できそうな採用情報を厳選してファイリングしている点でしょう。パソコンで職種検索や「グローバル」「日本語検定」などのキーワードで検索することもできます。

留学生を対象とした応募書類作成、模擬面接、企業研究、筆記試験対策など、各種セミナーやミニ面接会なども随時開催しています。まだ来春の内定が取得できていない留学生は、ぜひ一度活用してみてはいかがでしょうか?

3120とはずがたり:2016/11/29(火) 14:38:55

日本の大学の世界ランクはなぜ落ちる一方なのか
アメリカの博士課程教育を内側から見てわかったこと
http://webronza.asahi.com/science/articles/2016072100002.html
古井貞煕
2016年08月01日

 6月に発表された英タイムズ・ハイアー・エデュケーション(Times Higher Education:THE)の「アジア大学ランキング」で、3年連続アジア1位だった東京大学が7位と大きく順位を落としたことが話題になっている。世界全体では、上位はほとんどアメリカの大学によって占められ、日本の大学のランキングは下降の一途をたどっている。

 筆者は、3年余り前から、アメリカのシカゴにあるToyota Technological Institute at Chicago (TTIC、豊田工業大学シカゴ校)の学長を務めている。日本人でアメリカの大学の学長を務めるのは、筆者が初めてではないかと思う。その経験を踏まえ、なぜ日本の大学のランキングが低下するばかりなのか、原因を探ってみたい。

 TTICは豊田工業大学とシカゴ大学が協力して、トヨタ自動車からの基金をベースに2003年に開学した、計算機科学の博士課程のみの大学院大学である。シカゴ大学のキャンパスの中にあり、シカゴ大学と密接に連携している。トヨタ自動車の社会貢献として位置づけられており、機械学習、あるいは人工知能(AI)に関する理論と応用を中心とする教育と研究での、世界トップレベルを目指している。

 TTICの現在の構成は、教員23名、学生27名で、それぞれ30名体制を目指している。アメリカの大学の博士課程は、前期・後期一貫した課程になっており、中途段階で修士の学位を与えられることはあるが、あくまで博士号を取得するまでのプロセスの一部に過ぎず、日本の修士論文に相当するものはない。博士課程前半では、研究テーマは決めず、専門分野の基礎知識の習得を目的としたコースワークの履修が重視される。各科目について、毎週8時間くらいかかる宿題が出される。よい宿題を出さないと、学生から苦情が出る。学生による厳しい授業評価があるので、教員も授業の準備を含めて、真剣にならざるを得ない。学生の成績が公平につけられているかどうかも、学生から評価される。

 アメリカの一流大学の博士課程は、学費を徴収せず、給料(stipend)を支給するのが普通であり、TTICも同様である。学生は、しっかり勉強して、研究の成果を上げ、博士号を取得する見込みがあれば継続できるが、その見込みがないと判断されると、退学させられる。このため、学生は、ものすごく勉強する。入学してから2年後を目安に、研究基礎力試験(Qualifying Examination=QE)を経て、博士候補者(Ph.D Candidates)が選抜され、その後個別研究テーマへと焦点化されていく。Candidatesになってから脱落する学生の割合を減らすため、厳しいQEが行われる。アメリカの一流大学の計算機科学で、博士の学位が取得できるのは、入学した学生の半分くらいである。

 各授業には、他の教員1名が評価者として指名されており、学生の授業評価も考慮しながら、各授業の評価会議を行い、改善のためのアドバイスをする。このような評価システムそのものの評価と見直しも常に行われている。

 日本に比べて、アメリカの大学の博士課程教育は、教員も学生もはるかに真剣に取り組んでいることが、以上の説明からもおわかりいただけるだろう。これが、アメリカの科学技術の進歩を支えている。高いレベルの研究を進める上で、博士課程の学生の研究が果たしている役割は極めて大きく、大学の高いステータスを確立する上でも、博士を取得する学生の質を高く維持していることが、極めて重要である。

 そのため、学生の成績評価は教員全員で取り組む。年に2回、全教員が集まる評価委員会が開かれ、各学生の履修状況や成績、研究の進捗状況をチェックし、今後の指導方針を確認する。これはアメリカの大学では当たり前のやり方で、 ・・・続きを読む
(残り:約981文字/本文:約2567文字)

3121とはずがたり:2016/11/29(火) 14:39:19

アメリカの大学の身分も結構不安定だぞと知り合いがfacebookで突っ込んでた。
アメリカの場合,不安定さが研究・教育の質を高める方向に働くけど日本の場合は事務と教員の仕事負担割合が教員に不利で特権階級ではない教員が色々働かされている(嗚呼,日本民主主義!)からな気してたが古井先生の意見もそれをサポートして呉れてんだな。

>日本で教員がよく言う「雑用」は、アメリカでは専任(プロ)の事務職員がやるので、教員は指示を出せばよい。例えば、定期的に行われる外部評価のための膨大な資料の作成は、基本的に学務担当の事務職員の仕事で、教員は、事務職員の進行管理に従って、意見をまとめたり、新たな提案を行ったり、自らに関係する資料を提出すればよい。日本では、そのほとんどを教員がやる必要がある。
>大学での新たな制度やプログラムの設置に関しても、教員だけでなく、事務職員からも提案が出され、それに必要な法律や外部の実績などの調査や規則作りは、基本的に事務職員が行う。
文科省は形だけ取り入れてそれを日本の教員に押しつけるから学内が停滞するんだな。まあ惰眠貪ってる教員も多いんだろうけど。

「忙しさ」に自滅する日本の大学
アメリカの教員と、これほどの落差
http://webronza.asahi.com/science/articles/2016112400003.html?vcode=1M3AhqpZEtJ4gKSJejp9cUuqDb0cf9O8xI5exxVRF59kj6iVpqGuadFnMc68q6T%2F&iref=wr_fbpc
古井貞煕
2016年11月28日

 日本の大学の教員と話をしていると、口をそろえて「雑用が多すぎて、教育や研究に十分な時間がかけられない」と言う。筆者も、東京工業大学で教授をしていた時には、そう感じていた。

 一方、筆者が現在、学長を務めている、アメリカのシカゴの大学の教員をみていると、拙稿「日本の大学の世界ランクはなぜ落ちる一方なのか」に書いたように、日本の教員よりも、たっぷり時間をかけて教育に取り組んでいる。真剣に教育していないと、学生から苦情が出る。教育の内容については、日本の大学よりも、基礎学力の教育に重点が置かれており、教員全体が協力して、学位取得者の品質保証をする仕組みができている。研究にかけている時間も長い。

 なぜ、このように日本とアメリカの教員の置かれた状況が違うのだろうか?

学生、教員、事務職員の数

 下記の表に、代表的な日本の大学(東京大学と東京工業大学)およびアメリカの大学(シカゴ大学とスタンフォード大学)について、大学院と学部の学生数、教員数(日本は研究員以外の特定有期雇用教員を含む)、事務職員数(医療系職員を除く。日本は非常勤職員を含む)、教員1人当たりの学生数、教員1人当たりの事務職員数を示す。いずれも日々変動しているので、概数で示す。東工大の事務職員には、週29時間以下の非常勤職員(600名)を含む。東大の非常勤事務職員の時間数の内訳は不明。

http://tohazugatali.we b.fc2.com/education/2016112400003_1.png

 日本では、正規の教員以外に、常勤でありながら、特定有期雇用教員というカテゴリーで年限を限って雇われている、いわゆる「特任教授」などと言われる教員が多数いて、研究と教育において、正規の教員と同様の業務を担っている。アメリカでは、ポスドク研究員は沢山いるが、正規の教員と同様の教育を担うということはない。日本における、不安定な立場の特任教員の増加は、非常勤事務職員の増加とともにゆゆしき問題で、これも正規の教員が忙しくなる原因であるが、これについてはここではこれ以上触れない。

3122とはずがたり:2016/11/29(火) 14:39:32

専門性で教員を支えるアメリカの事務職員

 この表を見てわかることは、日本とアメリカの大学で、教員1人当たりの学生数は大差ないが、教員1人当たりの事務職員が、アメリカでは5人くらいいるのに対して、日本では1人あるいはそれ以下で、極めて大きく異なることである。

 その上、アメリカの大学の事務職員は、それぞれ、経理、学務、人事、ITなどの専門家であるのに対し、日本の大学の、特に国立大学の事務職員は、ローテーションで仕事が変わることが多く、専門家になることが期待されていない。


拡大スタンフォード大学の学位授与式=同大提供
 アメリカは契約社会なので、ポリシーやミッションを明確化し、明文化することが極めて重要である。組織内での権限、責任分担が明確化され、仕事が効率的に進められる仕組みになっている。業務に関しては、ジョブ・ディスクリプション(各人の職務内容と、誰が上司かを記述したもの)が基本で、これによって仕事が決まり、それをどれだけ達成したかによって、評価され、昇給が決まる。もちろん、そこに書いてあることだけをやっていればよいというものではないが、書いてあることが基本である。

 アメリカでは、人は組織に就くのではなく、仕事やポジションに就く。職は自分で決める。組織が求める技能を持った者に、ポストが与えられる。仕事がなくなったら、その人は不要になる。自分の専門と違う仕事をする部署に移るということはあり得ない。つまり、日本のような「人事異動」はない。労働の形としてシンプルで、基本的に「同一労働同一賃金」である。ただし形式的に同じ仕事でも、本人の能力によって期待される業務内容は変わるので、賃金(給料)は個別に決定される。

「雑用」は実は大事な仕事だ

 アメリカでは、それぞれが転職によってキャリアアップしていく。筆者の大学の事務職員も、若くてもそれなりに、それぞれ経理、学務、人事、ITなどの専門家で、常に、成果を上げて他の大学などへキャリアアップすることを考えている。プロとして十分に能力があり、訓練を受けている事務職員を雇っていることが、大学の評価項目に入っている。

 日本で教員がよく言う「雑用」は、アメリカでは専任(プロ)の事務職員がやるので、教員は指示を出せばよい。例えば、定期的に行われる外部評価のための膨大な資料の作成は、基本的に学務担当の事務職員の仕事で、教員は、事務職員の進行管理に従って、意見をまとめたり、新たな提案を行ったり、自らに関係する資料を提出すればよい。日本では、そのほとんどを教員がやる必要がある。

 大学での新たな制度やプログラムの設置に関しても、教員だけでなく、事務職員からも提案が出され、それに必要な法律や外部の実績などの調査や規則作りは、基本的に事務職員が行う。

3123とはずがたり:2016/11/29(火) 14:39:47
>>3121-3123
プロによる大学の組織運営

 日本の大学では、公募の形で、21世紀COE、グローバルCOE、リーディング大学院などの莫大な予算を用いた大学単位のプロジェクトが行われ、それぞれ、特定の研究分野の推進、博士課程学生やポスドク研究者のサポートなどで効果を上げているが、真の大学改革に結びついていない。応募するときには、どこの大学も、終わったら自己資金で継続すると言うが、どこの大学も予算の余裕がないので、実質的な継続はできるわけがない。これらに関する業務も、正規の事務職員のサポートがほとんど得られないので、教員の「雑用」を増やすことになる。

 アメリカと日本の大学の組織運営の効率性の違い、ひいては教員の「雑用」を増やすもう一つの理由は、組織運営の責任者がプロであるかそうでないかということである。

 大学の学長・副学長や、研究所の所長、研究科長(学部長)などは、人の流動性が乏しい日本では、持ち回りでなる「とりまとめ担当」のようなものだが、アメリカではプロである。組織を運営する経営者であり、ボスであり、リーダーである。戦略を作り出し、指導していくことを期待されているので、情勢を判断し、方針を決断する力が必要であり、その訓練を受けている。ハーバード大学のディレク・ボク元学長は、1971年に41歳で就任してから、1991年まで20年間学長を務めていた。

忙しい上に給料差は2倍

 下記の表に、日本の国立大学の教員の年収の平均値と、アメリカの筆者の分野であるコンピューターサイエンスの教員の給料の中央値を示す。いずれも丸めた数値で、1ドル=105円で換算した。

http://tohazugatali.we b.fc2.com/education/2016112400003_2.png

 アメリカの主要大学はほとんどが私立なので、私立だけの場合と、公立を含めた場合を分けて示す。また、アメリカの教員の給料は1年の内の9カ月分しか払われないので、その値を示している。それ以外の3カ月分は、多くの教員が、グラント(競争的研究資金)から、自分の給料を出しているので、多くの教員の実際の年収は、表に示されている9カ月の給料の33%増しになる。
 この表で日本とアメリカの教員の給料を比較すると、アメリカの教員の給料が9カ月であることを考慮すると、2倍近く違うことがわかる。アメリカの教員が9カ月の給料で1年を過ごしたとしても、日本の大学の教員の約1.5倍の給料をもらっている。アメリカの大学の教員には、さらに、子弟の大学の学費の半額補助などがある。

国際標準に近づけよ

 拙稿「アメリカの私立大学の学費が高い理由」と「日本はAI研究のグローバル化を目指せ」に書いたように、アメリカでは「いいものは高い」のだ。つまり、トップレベルの大学の教員は、国と社会の発展のために、教育と研究で重要な役割を果たしているので、それに対しては、十分なサポートと対価が払われて当然という考えが徹底している。その分、トップレベルの大学の、テニュアつまり終身雇用の教員になるためには、厳しい競争を勝ち抜く能力と実績が必要である。

 日本の大学の教員のサポート体制を、急に変えるのは不可能だろう。しかし、日本の大学での教育と研究が、厳しい国際的競争の中で存在感を保っていくためには、少しずつでも改革していく必要がある。そうでないと、外国から優秀な教員を招聘しようと思っても、日本の教員の置かれている現状を知ったとたんに、拒否されてしまうであろう。

3124とはずがたり:2016/12/02(金) 13:01:23

安倍の無意味な日教組圧迫政策だろ。更新性なんかやめろよなあ。。

<茨城県>県立高2教諭 免許更新怠り失職 生徒の単位有効
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20161202k0000e040197000c.html
11:08毎日新聞

 茨城県教育委員会は1日、県立高校の男性教諭2人が教員免許の更新手続きを怠り、失効状態で勤務していたと発表した。2人は失効翌日付で失職した。再び教諭として教壇に立つには採用試験を受け直す必要があるという。

 水戸工高の工業科教諭は、1994年4月に高校工業、2004年9月に高校情報の免許を取得。14年9月末の失効前に更新手続きを行う必要があったが、12年6月に別の高専工業の免許を取得したことで自動延長されたと勘違いした。11月22日に本人が校長に相談して発覚。失効までさかのぼり、14年10月1日付で失職とした。

 鉾田二高の社会科教諭も、新たな免許を取得したことで自動延長されたと思い込み、16年3月末の失効前に更新手続きを行わなかった。水戸工高のケースを受け、県教委が全県立高に免許の確認を行うよう求め、判明。男性教諭は16年4月1日付で失職となった。

 各校長は免許失効期間の授業を適切な内容だと判断し、生徒の単位は有効とした。また失職後に支払われた給与の返還は求めない。

 教員免許の更新制度は09年度に導入された。更新には大学などで計30時間の講習を自費で受ける必要がある。はじめに取得した免許が09年度以降か前かで更新方法が異なる。

 09年度以降取得の新免許は、10年間ごとの有効期限が決められ、複数の免許を持つ場合は最も遅く満了になる免許の期限に自動で統一される。一方、導入前の旧免許には有効期限がなく、決められた期間までに講習を受けなければ失効する。複数の免許を持つ場合でも、講習期間は自動統一されず、申請が必要だという。

 県教委は「免許更新が必要との意識があまり浸透していない。制度がややこしいため注意喚起を徹底したい」と話している。【山下智恵】


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板