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労働運動

882名無しさん:2015/02/08(日) 17:07:46
>>881

× こうして、夫は会社で滅私奉公、嫁は家庭で専業主婦というロールモデルが一般化することとなった。

○ 昔から女性が家庭の仕事をするのは世界中で一般的だったが、国による程度の差はあれ近代、現代になるにつれて女性が社会進出をするようになった。

寝ていた子供が起きたので議論を端折るが、日本だけが家事を嫁がやる社会ではなく、程度は違うが時系列で見るともともと女性が家事をやるのは一般的で、それが近代化が進み社会の多様性が広がるほどに女性の社会進出が広がった形です。というか、女性が専業主婦であることと勤務形態が終身雇用であることには関連が無さそうです。

OECDの29カ国調査では、経年調査で見ても女性の家事に従事する時間自体は中位国です。FTEに抄録のグラフが載っているのでご参考までに。

Internationally, Women Still Spend More Time Doing Chores(Five Thirty Eight 14/5/7)

ぶっちゃけ、日本人女性の家事に費やす時間の平均はイタリア人と同程度ですが、イタリア企業が終身雇用だという話は聞いたことがありません。

読み取れることは「日本人男性は家事をしないカス」という話だけで終身雇用無関係そう

時系列でも現在値でも「嫁は家庭で専業主婦というロールモデル」とかいう謎の言説を裏付けるデータはどこにもなく、城繁幸さんの思い込みによる産物としか思えません。もともと女性が家事をするのは世界共通だったとしても、生活の都市化、近代化と共に女性の社会進出が進み、技術が進歩した結果が女性の家事に費やす時間の減少を促した、と考えるのが自然です。

個人的には、城さんの問題意識も分からないではないのですが、ありもしない終身雇用が引き起こした少子化や大学のレジャーランド化を批判するよりは、個別の問題をもう少し掘り下げ、意味のある批評をして欲しいと切に願うところであります。


山本一郎
個人投資家
投資業務とコンテンツ開発が仕事のメイン、独立17年め。イレギュラーズアンドパートナーズ株式会社代表取締役。仕事と家庭を両立させながら、40歳になんなんとする人生の節目を感じつつ一歩ずつ坂道を登って生きたいと思います。


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