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労働運動
1125
:
名無しさん
:2016/04/16(土) 16:06:16
>>1124
自分のことを支援してくれる相手には、人は心を開く。その相手がこういったミッションを実現しようと言っているのであれば、快くその実現のために動こうとする。
こういった返報性が働き合う信頼関係を作っていくことが、リーダーシップの核となるものであり、サーバントリーダーシップはこういった信頼関係作りを促すリーダーシップのスタイルである。
リーダーとしての影響力を、職位や肩書きを振りかざすことで発揮する人もいれば、信頼関係を作ることで発揮する人もいる。
独立、転職、退職などでその職位や肩書きがなくなると、部下に対していずれの影響力の発揮の仕方をしてきたかによって、元部下の反応は大きく変わる。
私は冒頭の社長を見た時に、このサーバントリーダーシップに近いリーダーシップを発揮していると感じた。
■ 好感度増す従業員自慢
父親である先代社長は「俺についてこい!」の牽引型のリーダーだったが、2代目のこの社長は「自分にはそんなカリスマ性はないですから」と、牽引型のリーダーシップではなく、社員一人ひとりの気持ちを汲み取った経営を行っている。
この社長は壮大なミッションを掲げているわけではないが、会社を維持存続させていくことに関しては、とても強い熱意を持っており、これが彼のミッションである。
「自分にはカリスマ性がない、自分は社長としてはまだまだだ」。そう言って謙遜されるが、私は社長として素晴らしいリーダーシップを発揮していると感じている。
「私はまだまだな社長なんですが、従業員は本当によくやってくれるんですよ」
こういった従業員自慢をこの社長からよく聞く。私はこの社長の従業員自慢を聞くのが好きだ。従業員自慢ができるほどに従業員がよく動いてくれているのは、社長が従業員の心を掴むリーダーシップを発揮できている現れであろう。
ピーター・ドラッカーはこう言っている。
「リーダーにカリスマ性が必要とは限らない、リーダーとしてやるべきことをやっているリーダーが組織に繁栄をもたらす」
また、著書「ビジョナリーカンパニー」では、3M、アメリカンエクスプレス、ソニー、P&G、IBMなど18社の主要企業を対象として歴代の経営者を分析した結果、組織を大きく成長させた経営者の中には、謙虚、控え目、思慮深いという性格のリーダーが少なくないということが分かったとし、世間の注目を集めるカリスマ的なスタイルが、優れた企業を作るうえで不可欠だとは言えないと述べている。
職人気質のベテラン従業員のために、彼のフィールドを守る。数字だけ見ればその彼を無理やり異動させてでもやめるべき事業かもしれない。しかし、従業員一人ひとりを大切にするこの優しさこそが、彼のリーダーシップの源であり、そこから生まれた信頼関係がこの会社の強みである。
■ 社長の優しさが会社の強み
その社長のこんな一言が印象に残っている。
「そのベテランの彼はね、こっちが挨拶しても言葉では挨拶を返してくれないけど、必ずちらっとこちらを見るんです。その時、目で挨拶してくれているような気がするんです。だから、その目が見れればいいんです」
この会社は着実に利益を積み上げているが、決して楽な状況だとは言えない。社長は目が回るような忙しさである。それでも、彼はとにかく人に優しい。
それこそが彼の最大の強みであり、会社の強みでもある。数字には表れない会社の強さがここにある。
藤田 耕司
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