自民党の二階俊博幹事長は4日に放送されたBSテレ東の番組で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて停止中の政府の観光支援策「Go To トラベル」について「経済効果がある」として必要性を強調した。再開する場合の一定の感染リスクを認めつつも「恐れとったら何もできない」と述べた。
再開は困難ではないかと聞かれた際、二階氏は「全国旅行業協会の会長もやっているから、Go To トラベルばっかり『やれ、やれ』って言うわけにはいかない」としたうえで、トラベルについて「それぞれの地域、市町村、過疎、過密(の状態にかかわらず)あらゆる都市にくまなく、努力しただけの経済効果がある」と指摘した。
昨年の大型連休は、通りのほとんどの店が自主的に休業した。その後、政府の観光支援策「Go To トラベル」が始まり、さらに昨年10月以降に東京都が割引対象に追加されると、街はいったんにぎわいを取り戻す。ところが、感染が再拡大し、2回目の緊急事態宣言につながった年末年始ごろからは、もとの閑散とした状態に逆戻りした。