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法学論集

225片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/20(木) 22:28:54
>>220
弁護ではあまり事例が多くないかもしれないですが、たぶん捜査のほうでは裁判実際多いでしょうね。
捜査についての国家賠償訴訟では、現実的には、あとあとの客観的な目から見て捜査員にミスが一応認められるだけで賠償を命じる、ってことはないんじゃないでしょうか。特に、動かないほうの場合は、因果関係で普通は苦労するでしょうから。
弁護士だと、依頼者と契約しちゃったら、警察みたいにやったふりしづらそう。
↓のような事件も国賠ですが、過失が難しいですね。

MMR接種禍、2審も国の過失を認定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060420-00000308-yom-soci

 新三種混合(MMR)ワクチンの接種後に死亡したり、重度の障害が残ったりした子供3人の家族らが、国に計1億2000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が20日、大阪高裁であった。

 横田勝年裁判長は、違法な製造変更を行ったワクチン製造者に対する国の指導監督義務違反を再び認定。そのうえで、1審被告の製造者が既に賠償金などを支払ったことで損害は補てんされたとして、3家族の請求を棄却した。国は形式的に勝訴したため上告できず、国の過失責任を認めた司法判断が確定する。

 横田裁判長は判決で、「予防接種の実施主体である国」が、ワクチンを製造した財団法人「阪大微生物病研究会(微研会)」(大阪府吹田市)などに対して、「薬事法に基づく立ち入り検査などをすべきだったのに何もしなかった」と、国の過失を指摘。1審で請求棄却の兵庫県の男児(死亡当時1歳6か月)についても、接種と死亡との因果関係は認めなかったものの、副作用に関する国の責任を認定した。

 3家族は1993年12月と96年4月、国と微研会を提訴。2003年3月の1審判決は、大阪府の木下大輔ちゃん(死亡当時2歳11か月)と、重度の障害が残った岩手県の上野花さん(16)について、両者の責任を認定、連帯して約1億6900万円を支払うよう命じた。

 3家族と微研会は、訴訟外で計約2億7000万円の支払いによる和解が成立。国と兵庫県の男児の両親がそれぞれ控訴、勝訴した2家族も付帯控訴していた。

 MMR接種は、はしか、おたふくかぜ、風疹(ふうしん)の3種類の混合ワクチン。旧厚生省が89年4月、任意接種を開始したが、副作用の多発で93年4月に中止。認定被害者は、1040人にのぼる。
(読売新聞) - 4月20日22時13分更新


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