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法学論集
1204
:
とはずがたり
:2008/06/30(月) 03:44:11
>>1203-1204
24日の公判では、被告人質問が行われた。
検察官「あなたは起訴事実にある昨年8月25日、帰宅した際何を」
被告「覚えていません」
検察官「その日何をしていたのか」
被告「途中までは覚えてますけど、あとは覚えてません」
検察官「午後3時35分まで仕事で、仕事から帰る途中だったはずですよね」
被告「覚えてないんですよ。何度も言わせないでください」
検察官の執拗(しつよう)な質問に被告はいらだった様子で声を荒らげた。それでも検察官は粘り強く尋問を続けた。
検察官「だれかに会うとかも」
被告「覚えてません」
検察官「『死ね』とか言ってませんか」
被告「先に言ってません」
検察官「先にってどういうこと」
被告「間違っただけです」
検察官「では言ってないってことですか」
被告「覚えてません」
検察官「住人に『死ね』と」
被告「ありません。一度も」
検察官「(検察官作成の)供述調書を示します。住人に『殺されたいんか』と言ったと。こんな風になってますけど。ここに判押してありますね」
被告「早く帰りたかったからです。20日も勾留(こうりゅう)されて攻撃されて、判断できる状態じゃなかった」
検察官「(供述調書を)読み聞かせられたんじゃないですか」
被告「全部聞いていません。言ってもないことをパソコンで勝手に書き換えたんじゃないですか。そちら(検察側)に問題があるんじゃないですか。犯人に仕立てあげようとしたじゃないですか」
感情が高ぶるのか、被告は検察官の質問を遮って答えることが多く、裁判官から何度も注意を受けた。だが弁護側の質問では一転、取り調べのことを聞かれると、「もう辛くて死にたいと思いました」と泣き出した。
× × ×
裁判官の質問に移った。
裁判官「第2回公判で被害者から提出されたCD−ROMを再生しましたが、その声を覚えていますか」
被告「覚えてません」
裁判官「今から再生します。思いだしてもらいたいんですけど」
被告「思いだしたくないので拒否します」
裁判官「でも再生します。聞いてからもう一度聞きます。答えたくなければいいですから」
用意されたパソコンでCD−ROMが再生されると、静まり返った法廷内に激しい金属音と「殺したろか」「痛い目にあわせたる」などと叫ぶ女性のかん高い声が響き渡った。
CD−ROMの声は、法廷で聞く被告の声と酷似していた。傍聴人の多くもそう思ったに違いない。
約5分間の再生が終わると、裁判官が再び被告に質問した。
裁判官「だれの声だか分かりますか」
数秒間の沈黙の後、小さな声で被告が答えた。
被告「分かりません」
裁判官「…。では、質問を終わります」
この日の公判はあっけなく閉廷した。
検察官の質問にはけんか腰、弁護人の質問には「女の涙」。変幻自在に態度を変え、暴言の存在については最後まで「知らぬ存ぜぬ」で押し通した被告。検察側は次回の8月5日、論告求刑を行う。(津田大資)
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