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不動産・土木・建設・土地建物等綜合スレ
1310
:
とはずがたり
:2013/11/12(火) 16:57:33
>>1309-1310
大手ゼネコン各社が大震災被災地の瓦礫処理などの大型受注で一息ついている中で、竹中だけが赤字に沈んだため、一際目立ったのである。
さらに、赤字のもうひとつの原因として関係者があげるのが、土木部門を担当する子会社、竹中土木の業績不振だ。もともと東北地方に弱いこともあり、瓦礫処理の案件をほとんど取れなかった。竹中土木は“グループのお荷物”と酷評されている始末だ。
竹中工務店は江戸時代前期の1610年に、織田信長の家臣であった初代竹中藤兵衛正高が尾張国名古屋で、寺社仏閣の造営に携わったのが始まり。明治になりヨーロッパの建築技術を導入し、1899(明治32)年、14代竹中藤右衛門が神戸に進出した。この時を創立元年としている。
戦後、14代藤右衛門の息子である錬一氏(15代)が大阪本社の社長、弟の宏平氏(16代)が副社長として東京に常駐、竹中土木社長も兼務した。竹中兄弟コンビが、在阪ゼネコンであった竹中工務店を鹿島、清水建設、大成建設、大林組と並ぶスーパーゼネコンに成長させた。現在の竹中工務店の社長は、錬一氏の長男、統一氏(69)、竹中土木社長は、宏平氏の長男、康一氏(62)が務めている。
竹中には公共工事から連想させる談合のイメージがない。工事のほとんどを民間からの建築工事の受注で占めるためだ。競争入札以外の契約は、民間では特命工事と呼ぶ。竹中は特命の民間建築工事が主力で、ここがほかのスーパーゼネコンと決定的に異なる点だ。
ただし、民間工事でも競争入札が普通になった。これは、と思う重要なプロジェクトで竹中は安値受注も厭わない、といわれてきた。竹中が07年に竣工した、三菱地所が建築主の「新丸の内ビルディング(通称新丸ビル)」(丸の内)や、三井不動産などの「東京ミッドタウン」(六本木)も安値受注したといわれている。竹中は「いずれもランドマーク的な建物。戦略的にとった。建築は赤字でも、オフィスのメンテナンスで20年かけて回収するビジネスモデルになっている」と反論した。非上場の同族経営だからできる離れ技であることは確かだ。
竹中と大林組の、関西のスーパーゼネコン同士で東京の再開発ビルの受注を競った「竹林戦争」は有名だが、今は差がついている。東武鉄道が江戸情緒を色濃く残す下町・押上につくった、東京の新名所、東京スカイツリーは大林組の施工だ。スカイツリーの工事現場を企業関係者に見学してもらい、自社技術を紹介するショールームのように活用してきた。
17代当主である竹中統一社長の在任期間は32年にも及ぶ。18代となる長男の勇一郎氏(37)は、今年執行役員に昇格したばかり。竹中家の人材不足が言われて久しい。同族経営の限界が見えてきたのかもしれない。
(文=編集部)
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