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Tohazugatali Medical Review

5850とはずがたり:2021/01/14(木) 10:33:34
>>5849
長崎大学熱帯医学研究所 森田公一 所長
「こういうふうにばらばらに違ったところに出てきていますね。こういうデータからは患者はその都度、東京あるいは大阪あたり。そのときに流行していたところからウイルスを長崎に持ち込んで感染した、持ち込まれて感染したという状況を示している」

県内では、2020年10月まではウイルスの系統が感染者ごとに異なっていました。

つまり、第2波のときは「市中感染」や「地域内での流行」はなかったことを意味しています。

ウイルスは増殖するたびに遺伝子が変化していきます。

その型を調べることで流行の状況を正確に把握でき、適切な治療や感染対策にもつながっていきます。

感染者が相次いだ2020年の年末「第3波」の結果も判明しました。

長崎大学熱帯医学研究所 森田公一 所長
「これが今の状況です。この点に見えますけど、ここに20人ほどのデータが入っています。要するに、非常に近い、あるいは同一の株で皆さん感染しているということ。こういう解析をすることによって流行の状況を把握できるし、クラスターがこっち、あっち出たという場合でもこれとこれは連動、連携しているとこういう情報を使いながら感染をどういうふうに防いでいくかということが考えられる。今、疫学的にも市中感染が起こっていると見られているんですけども遺伝子解析をしてもそれが裏付けられるということ」

1人の感染者から次に平均で何人に感染するかを示す「実効再生産数」という指標があります。

1を上回るほど感染は拡大し、1を下回ると収束に向かいます。

実効再生産数が「2」の場合、1人が2人にうつす状態が続くことになります。

全国では「1.11」、長崎県は「1.15」で、感染が拡大していることを意味しています。

森田所長は、三密を避ける、こまめに手洗いをする、マスクをつけるといった個人レベルの対策だけでは感染を抑えることができない状況だと指摘します。

長崎大学熱帯医学研究所 森田公一 所長
「この結果からも地域内での流行、市中感染が起こっているということなんです。この連鎖を断ち切るためには行政的により強い行動制限、移動制限というものをしないとなかなかこの連鎖を断ち切るということはできないんじゃないかと思います。これはもう極めて危険な状態に入っている。本当にしっかり対策をとらないといつ、ヨーロッパやアメリカのようになってもおかしくない。その前の状況にあると思います」

新型コロナウイルスは1年前、中国・武漢で確認され、最近、イギリスや南アフリカでは変異した新型コロナウイルスが報告されています。

長崎のウイルスはどこに由来するものなのかも伺いました。

長崎大学熱帯医学研究所 森田公一 所長
「ヨーロッパ系統の株の中でイギリスの中でどんどんどんどん変化していったのが今の話題の変異株になっているということです。こちらの株(ヨーロッパ系統の一種)については日本に入ってきて徐々に変化しながら国内で流行している。それが長崎に入ってきて今、大きな流行を起こしているという状況です」

長崎で広がっているウイルスはヨーロッパ系統の一種ではありますが、「最近、話題になっている変異ウイルスではない」ことが今回の解析で確認されました。

日本でも2020年12月以降、変異ウイルスの感染者が確認されましたが、海外から帰国した人などごく一部に限られています。

国立感染症研究所は、イギリスで見つかった変異ウイルスの感染力は「最大70パーセント程度増加することが示唆されている」と注視しています。


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