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Tohazugatali Medical Review

5193とはずがたり:2019/06/07(金) 21:12:47
>>5192
男性は医学博士になろうと大学院に進みましたが、実際は研究に充てる時間はほとんどなく、ほかの医師と同じくフルタイムで大学病院で診療にあたっています。

しかし給料はもらえず、健康保険や雇用保険などにも加入できません。

院生のため学費を支払う必要があり、週一日、外部の病院でアルバイトをして収入を得ています。

所属する大学は文部科学省による調査のあと、全くの無給状態から月に数万円程度が支払われるようになりましたが、実際は毎日働いているにもかかわらず、大学には、勤務は週一日だけ、とうその契約書を書かされたといいます。

男性は「勉強中だからお金がもらえなくて当たり前ということがこれまでまかり通ってきました。しかし、実際、医師として行っていることは通常の大学病院の業務です。当たり前にやっていることを当たり前のように認めてほしいです」と話していました。
大学病院医師「氷山の一角では」
国が初めて無給医の存在を認めたことについて、都内の大学病院に勤める30代の医師は「ようやく認められたかという気持ちです。これまで、業務命令を受けて医師として診療に従事しているのに、自分だけそれは『実習』だと言われて、無給で働く屈辱的な思いをしてきました」と話しました。

そのうえで「私の大学では医師個人には調査しておらず、調査結果の2000人は氷山の一角ではないでしょうか。国の調査後も待遇改善の兆しはありません。この調査で終わりにせず、行政には適切に対応してほしいです」と訴えていました。
専門家「若い医師が希望持てるよう解決策を」
国が初めて無給医の存在を認めたことについて、医師の働き方に詳しく厚生労働省の「医師の働き方改革検討会」の委員も務めた特定社会保険労務士の福島通子さんは「出るべくして出た結論だと思います。今まで手を付けられなかった医療という分野にさまざまな手が入り、医師は聖職ではなく、一人の労働者だという考え方が広まり始めたのではないか。昔からこうだから同じようなことを繰り返すという考え方はもう通らないと思います」と述べました。

そのうえで「調査されて実態がある程度把握できた今を好機と捉えるべきです。これからの将来を背負う若い医師が将来に希望を持てるよう、国、医療機関、国民も含めて総力を挙げて解決策を考えていかなければならない」と指摘しました。


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