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Tohazugatali Medical Review

4770名無しさん:2016/11/23(水) 15:25:22
>>4769

悪化因子を除去する
 悪化因子には、具体的にどういうものがあるのでしょうか? たくさんあります。すべての年齢のお子さんで共通しているのが、石けん・洗剤・衣服といった物理的な刺激、掻(か)くこと、汗、細菌や真菌です。

 2歳未満のお子さんでは、上記に加えて、食物の関与が大いに考えられます。食物アレルギーは、アトピー性皮膚炎として表れると前回書きました。逆から見れば、アトピー性皮膚炎の原因には食物アレルギーがあるわけです。両者は密接な関係にあります。離乳食開始前のお子さんで、アトピー性皮膚炎が治療によってもなかなか治らない時があります。母乳で育っているお子さんでは、お母さんの食事が原因のことがあり、お子さんから採血してみると、卵に対する免疫グロブリンE(IgE)が跳ね上がっていたりします。こういったケースでは、お母さんに卵料理を食べるのをやめてもらうことで、お子さんの湿疹が急激に改善することがあります。

 お子さんの年齢が上がっていくと、食物を悪化因子とするアトピー性皮膚炎は減っていきます。その代わりに、ハウスダストやダニ、ストレスが悪化因子になります。ストレスというのは親が想像している以上に大きな悪化因子になっている場合があります。まず、とにかく痒い。これは強烈なストレスです。皮膚がきれいでないこともストレスでしょう。睡眠不足も、(間違った)食事制限もストレスになります。

 ではどうやって悪化因子を除去するのでしょうか? ポイントを絞って説明します。

 ダニやハウスダストを減らすには、今以上に掃除をこまめにすることです。畳やじゅうたんは好ましくありません。フローリングがいいのですが、改修にはものすごいお金がかかってしまうので、やはり掃除が重要になります。

 ぬいぐるみは洗えるタイプを選び、冬季は極端に湿度を上げないことです。湿度が60%を超えるとダニが繁殖しやすくなります。カビも増えます。また、汗も強敵ですから、夏には1日2回のシャワー(入浴)はとても有効です。

 石けんは「敏感肌用」や「低刺激」のものを選び、石けんで洗うのではなく、石けんを泡立てて、泡で洗うことを心がけてください。洗った後は、泡を完全に洗い落とすことが重要です。


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