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Tohazugatali Medical Review

4769名無しさん:2016/11/23(水) 15:24:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161121-00010001-yomidr-sctch
アトピー性皮膚炎に、ステロイドはアブナイ?
読売新聞(ヨミドクター) 11/21(月) 12:20配信

小児外科医・松永正訓
 何年前のことだったか正確に覚えていませんが、私のクリニックに1歳半の女の子が健診にやってきました。その子の全身の皮膚の状態は、ギョッとするようなありさまでした。頭髪から顔面、胸・おなか・背中から手足まで。赤くて( 紅斑(こうはん) )、ジクジクしており( 湿潤(しつじゅん) )、皮が剥がれ( 鱗屑(りんせつ) )、ひっかき傷があり( 掻爬痕(そうはこん) )、かさぶたができて( 痂皮(かひ) )、ぶつぶつしている( 丘疹(きゅうしん) )。全身が赤くて、目だけが白く見える。私は、なんと声をかけていいかわかりませんでした。

 するとお母さんの方から、自分の子にはステロイド軟膏を使いたくないこと、何としても自分の努力でアトピーを治したいと力説し始めました。おそらく、私がネグレクト(育児放棄)を疑うことを恐れたのでしょう。当然、私はアトピー性皮膚炎の標準治療をおこなうべきだと考えましたが、その日は、診療ではなく健診の日です。治療を巡って、何かを私が助言しても水掛け論になるだけでしょう。私は押し黙ってしまいました。ちょっと、ムッとした表情だったかもしれません。その後、この母子がうちのクリニックを受診することは一度もありませんでした。

 さて、最近受診した5歳の女の子は、皮膚科に通ってステロイド軟膏でアトピー性皮膚炎の治療を続けていたと言います。ところが、首の皮膚が厚くなり( 苔癬化(たいせんか) )、皮膚の色が黒くなってしまった(色素沈着)そうです。お母さんは、「皮膚科の先生はステロイドの軟膏を出すばかりです」と不満そうでした。そして「この首の皮膚の状態はステロイドの副作用ですよね? ステロイドを使わない治療はないでしょうか?」と尋ねてきました。私は「うーん」とうなりました。

アトピー性皮膚炎とは何か?
 アトピー性皮膚炎とは、

 1 慢性的に持続する(0歳児では2か月以上、それ以外では6か月以上)

 2 アレルギーの素因が(本人や家族に)ある

 3 かゆい

 ことを言います。最も重要な皮膚の異常は、皮膚が乾燥していることです。皮膚とはそもそも人間にとってどういう存在でしょう? それは体外と体内をわけるバリアです。皮膚の表面に近いところには角質層と呼ばれる構造があります。潤っている肌というのは、角質細胞の間をセラミドが埋めており、水分を保持しつつ隙間なくバリアとして機能している肌です。一方、乾燥肌というのは、このセラミドが不足しています。隙間だらけで水分に乏しく、外の世界からの異物が体内に侵入してきます。この異物がアレルギー性の湿疹・ 痒(かゆ) みを引き起こすわけです。異物のことを悪化因子とも言います。

 以上のようにアトピー性皮膚炎の本態を理解できれば、治療方法も自ずと明らかになります。それは次の3つです。

 1 悪化因子の除去

 2 スキンケア

 3 薬物療法(ステロイド軟膏など)

 では、順番に見ていきましょう。


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