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電力・発電・原子力スレ

1とはずがたり:2004/04/07(水) 04:36
原子力発電は根本的な欠陥を持つのではないかという疑念を晴らせないで居る。
太陽光・風力など自然エネルギー活用型社会への移行を目指すスレ

http://www.fepc.or.jp/index-f.html
電気事業連合会
http://www.fepc.or.jp/menu/link.html
同会リンク

http://eneken.ieej.or.jp/index.html
日本エネルギー経済研究所

1108名無しさん:2011/05/08(日) 20:20:29
停止「命令」じゃなく「要請」だから停止しなくても良いわけですが。
今回この要請を受けて中電が停止したのなら、それは菅の英断じゃなく中電の英断ですし。
菅がこれを手柄にしたけりゃ「30年以内の確率を考えれば緊急事態だ」とでも言って原子力緊急事態宣言して自分の責任で停止命令しなきゃ。

1109名無しさん:2011/05/08(日) 20:23:35
>>1104
> 浜岡だけなのか
だけ

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110509k0000m010057000c.html
浜岡原発:特別なケース…首相、他の原発運転停止を否定


 菅直人首相は8日、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)以外の原発の運転停止を求める可能性について「それはありません。浜岡原発は大きな地震が起きる可能性が特別に高い。特別なケースという位置付けだ」と否定した。中部電が浜岡原発の運転停止を求める政府要請への結論を持ち越したことに関しては「しっかり話をして、理解してもらいたい」と述べた。東京都内で記者団の質問に答えた。

 仙谷由人官房副長官も8日、NHKの討論番組で「現時点では30年以内に震度6以上の地震が起こる確率が1%以下のところがほとんどだ。特に日本海側、瀬戸内にある原発はまず心配ない」と述べ、浜岡以外への停止要請には至らないとの認識を表明。その上で「エネルギー政策としては原発を堅持する」と語った。【高橋恵子】

1110名無しさん:2011/05/08(日) 20:35:15
> 03年7月、耐震性に問題があり、国の地震想定も甘いなどとして、中部電力に1〜4号機の運転差し止めを求めて提訴。静岡地裁は07年10月、「安全評価に問題はなく、安全余裕は十分に確保されている」として住民側全面敗訴の判決を言い渡した。
> 訴訟は控訴審で係争中。ただ、控訴審中の09年1月、中部電力は1、2号機を廃炉にする方針を表明した。運転開始から30年以上経過し、耐震性確保に費用がかかるためにとられた判断だった。また3、4号機については05年10月、耐震補強工事を始め、1000ガルの揺れにも耐えられると説明。5号機も同様の対策をしている。

少なくても菅たちは静岡地裁の07年10月の「安全評価に問題はなく、安全余裕は十分に確保されている」というのは間違ってるとはっきり主張して欲しいね。
でなきゃ停止する必要ないんだからw

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110507k0000m040133000c.html
浜岡原発:停止訴訟、1審は原告敗訴 「同時故障ない」

廃炉になる(右から)中部電力浜岡原発1、2号機。隣接しているのは3号機(右から3番目)と4号機=静岡県御前崎市佐倉で2008年12月、本社ヘリから馬場理沙撮影

 浜岡原発を巡っては周辺住民らが03年7月、耐震性に問題があり、国の地震想定も甘いなどとして、中部電力に1〜4号機の運転差し止めを求めて提訴。静岡地裁は07年10月、「安全評価に問題はなく、安全余裕は十分に確保されている」として住民側全面敗訴の判決を言い渡した。

 訴訟では、福島第1原発で発生した「地震で重要設備が同時に壊れる事故」が起きる可能性も争点となった。中部電側の証人として班目(まだらめ)春樹・原子力安全委員長(当時・東京大教授)は07年2月、「非常用発電機2台が同時に壊れる事態は想定していない」と断言。判決は証言通りに「安全基準を満たせば、重要設備が同時故障することはおよそ考えられない」と認定した。

 訴訟は控訴審で係争中。ただ、控訴審中の09年1月、中部電力は1、2号機を廃炉にする方針を表明した。運転開始から30年以上経過し、耐震性確保に費用がかかるためにとられた判断だった。また3、4号機については05年10月、耐震補強工事を始め、1000ガルの揺れにも耐えられると説明。5号機も同様の対策をしている。

 津波については、1854年の安政東海地震の例から、満潮でも最大6メートル程度と判断し対策を進めていた。敷地の高さは6〜8メートル。さらに、敷地前面に高さ10〜15メートルの砂丘がある上、原子炉建屋の出入り口は防水構造で、中部電は「津波に対する安全性は十分確保している」としていた。

 福島第1原発事故を受け、中部電は高さ15メートルの防潮堤設置や非常用電源確保などに約300億円をかける緊急対策をまとめた。だが、原告側は「せめて防潮堤が完成するまで運転を止めるべきだ」として、6月にも運転差し止めの仮処分申請を行う方針だった。【北村和巳、飯田和樹】

1111栃木都民:2011/05/09(月) 13:19:51
一番の問題は今夏の電力供給でしょう、特に午後1〜5時での需要でしょう。
まずは、冷房全廃が望ましいのですが、そうも行かないので28度厳守、1度でも低い場合は平米当たりの課徴金。
TVの午後番組の休止、民放は1局が曜日を順繰りに担当し放送する以外は、休止。
新聞も、印刷が午後に当たるので夕刊を夏季休刊。
国会、省庁の公用車を夏季休止、自転車で移動。
その上で、原発ですが40年運転で安楽死、ではどうでしょう。その後は、運営委員に反対派の学者等も含めた廃炉処理の国営会社を創設して管理してはどうか。
異臭問題を起こしている家畜の糞尿については、LPガスと同レベルの補助金をつけて、メタンガス化。
風力は感受性によっては、公害になりかねないので、海上を中心に(漁業には影響?)建設を認める。
日本、韓国、中国、ロシア、アメリカで原子力の事故管理の研究、実行体を立ち上げる。

1112チバQ:2011/05/09(月) 22:31:00
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201105090031.html
風力発電、騒音と景観課題か 江津市の江津高野山風力発電所をめぐる騒音問題で、地元の住民団体「風力発電を考える会」(本藤凱生代表)は、風力発電に対する住民意識調査の結果をまとめた。結果を島根県の溝口善兵衛知事にも送付し、稼働停止などを求めている。

 調査は昨年7月から今年3月まで、高野山周辺にある江津、浜田両市の約135世帯を対象に実施。建設時の住民説明や夜間航空灯など10項目についてアンケートし、82世帯から回答があった。

 風車の騒音の影響についての質問では、「家の外で聞こえる」が39世帯で最多となった。次いで「室内で聞こえる」が22世帯、「うるさくて眠れない」が13世帯と続いた。景観については「影響ない」の35世帯に対し、「悪くなった」は17世帯。「威容に感じる」が19世帯に上った。

 同風力発電所は、県企業局が事業主体となり、高野山中腹(標高約200メートル)の約4キロ区間に風車9基を設置。2009年2月に運転を開始した。

1113栃木都民:2011/05/10(火) 11:30:20
〉1112
放射能でも感受性が高い子どもの被ばくが問題になりますが、低周波も感受性が高い人は大きな影響を受けます。
いわば、音に対する感受性が高い人ほど風力発電から悪影響を受けるのです。
また、風況が良い地域は当然に野鳥の渡りのコースが多く、野鳥にとっても風力発電は悪魔の風車です。しかし、原発であれほど反対運動を行う野鳥の会が、渡り鳥を殺す風力発電の反対運動に消極的なのはなぜ?

1114建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/05/10(火) 20:35:34
ひっでーパフォーマンス男www

菅首相、原発事故収束まで6月から歳費返上
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110510-00000877-yom-pol

1115建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/05/10(火) 22:34:13
ここで管直入の会見で我々が注意しなければならないのは次の2点だ。

>東京電力福島第一原子力発電所の事故に関して「事故を防げなかったことをおわび申し上げたい」←原発事故発生は自分の責任だと管が認めた
>とした上で、「事故の収束のめどがつくまでの間、6月から首相としての歳費を返上したい」←原発事故が収束(いつ終わるのかわからない)まで、総理のイスにしがみついてやるぞという意思表示
>と述べた。

要するに、給料いらねーから総理の職にしがみつかせてくれということだ。
管よ、原発収束はオマエではムリだ。一日も早く辞任してくれ。

1116名無しさん:2011/05/11(水) 01:08:22
菅首相、エネルギー基本計画の白紙見直し表明
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110510-OYT1T00978.htm
菅首相は10日、首相官邸で記者会見し、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けた今後のエネルギー政策について、「従来の計画を白紙に戻して議論する。再生可能エネルギーをより大きな力で推進する方向性が必要だ」と述べ、原発への依存を減らす方針を表明した。

2030年の総発電量のうち50%を原子力と想定したエネルギー基本計画を見直し、太陽光、風力発電などの再生可能エネルギーと、省エネ社会の実現を2本柱とする意向も示した。

 政府が近く設置する福島第一原発事故の検証委員会に関しては「独立性」「公開性」「包括性」を重視するとした。さらに「組織のあり方がどのような影響を事故に及ぼしたかも含めて包括的な検討が必要だ」と述べ、安全規制を担う原子力安全・保安院と、原子力を推進する立場の経済産業省の分離も議題とする考えを示した。
(2011年5月10日21時15分 読売新聞)

1117建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/05/11(水) 01:16:43
全国民を敵に回し、マスゴミを敵に回し、経済界も敵に回し、
管直入の運命もここまでか!w

1118建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/05/11(水) 01:17:34
>>1116
早速自爆のための地雷を敷設したとみていいなw

1119ミュウミュウ:2011/05/11(水) 17:18:46
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1120小説吉田学校読者:2011/05/12(木) 21:48:48
工程表の成就など夢のまた夢か。トラブル発生→深刻と把握→対処策発表→対処策失敗→トラブル発生→深刻と把握・・・

1号機燃料が一時全露出=圧力容器底部に溶融、漏出−福島第1原発・東電
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011051200959&j4

 福島第1原発事故で、東京電力は12日、1号機原子炉の燃料が東日本大震災後、すべて露出していた時期があった可能性が高いと明らかにした。燃料は溶融して圧力容器底部にたまり、一部は圧力容器を覆う格納容器に漏れ出たとみられる。
 東電によると、圧力容器の底では、配管の溶接部分が溶融した燃料の熱で損傷。数センチレベルの穴が開き、溶融した燃料や注入した水がこの穴から格納容器に流出したとみられる。燃料が溶融した割合や程度は分からないという。
 適正な測定ができなかった圧力容器の水位計を調整したところ、水位は本来の燃料集合体の頂部から5メートルより下を示した。圧力容器の高さは約20メートルで、水面の高さは最高でも底から4メートル程度にとどまる。
 東電は現在、圧力容器に毎時8トンの水を注入しており、これまでの総量は1万トン以上に上る。圧力容器は360トン、格納容器は7600トンで満水になることから、蒸発分を差し引いても、相当量の水が漏れているという。
 今後、格納容器を水で満たす冠水(水棺)作業のため、注水量の増加を検討するとともに、冷却水の循環システム構築についても見直しを進める。

1121建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/05/13(金) 01:11:17
進次郎キターーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
さすが、改革DNAは受け継がれている!!!!
__________
進次郎氏「Jヴィレッジ」炊き出し計画
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110513-00000007-sph-soci
スポーツ報知 5月13日(金)0時24分配信
 自民党の小泉進次郎衆院議員(30)が12日、福島第1原発事故に対応する自衛隊、東京電力社員らの活動拠点「Jヴィレッジ」(福島県広野町など)での炊き出し計画を明かした。

 原発から約20キロ離れた同所では除染作業を行う陸上自衛隊、事故対応の東電社員らが作業にあたる。
シャワーや風呂はなく、食事は施設外で作られたものやレトルト食品という現状に
「被災者だけでなく、原発にかかわっている人たちの支援をしたい」。

 ただ、放射線量は依然高く、施設外での炊き出しは不可能。地元・神奈川県横須賀市の後援会メンバーら
とともに今月中に現地に入り、室内で海軍カレーやまぐろ漬け丼などを振る舞う予定だ。

1122とはずがたり:2011/05/14(土) 22:04:17

「安全神話崩れた」蒲島知事が原発県内立地否定
2011年05月12日
http://kumanichi.com/news/local/main/20110512002.shtml

 蒲島郁夫知事は11日の定例会見で、東京電力福島第1原発の事故に絡み、県内への原発の新規立地について「今回の事故で原発の安全神話は壊れた。(原発の立地反対は)日本全体の民意がそうではないか」と述べ、認めない意向を示した。

 県内では天草地域で過去4回、原発や放射性廃棄物処分場の誘致話が浮上。天草市の安田公寛市長らは一貫して立地に反対を表明しているが、これまで蒲島知事は市民団体からの公開質問状などでも、原発への賛否を明らかにしていなかった。

 会見で、蒲島知事は原発の県内立地について「九州電力からの要請もないし、自身で考えたこともない」と明かしたが、「安全神話が崩れたのは重要な観点だ」と強調した。

 一方で、「短期的には原発なしで存続できるかというと大変疑問。県は原発の恩恵を被っており、立地自治体の悩みを共有して国民的な議論をすべきだ」と指摘した。

 蒲島知事は会見で、東日本大震災発生直後から取り組んでいる被災地支援にも言及。「医療保健や行政支援のチームを送っており、安定的に長く続けたい」と述べた。(福井一基)

1123とはずがたり:2011/05/14(土) 22:04:32
>>1120

1号機建屋地下に大量汚染水=原子炉格納容器から漏出―福島第1
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110514-00000079-jij-soci
時事通信 5月14日(土)18時6分配信

 福島第1原発事故で、1号機原子炉建屋の地下に床から天井の半分ぐらい汚染水がたまっていることが分かったと、東京電力が14日発表した。13日に社員 2人が建屋内に入って確認した。1号機では圧力容器内の燃料を冷やすため注入した水が蒸気となり、格納容器に出て水に戻りたまっているが、水位が上がらないことが問題視されていた。格納容器から地下に漏れていた可能性が高いという。
 東電の松本純一原子力・立地本部長代理は記者会見で、格納容器を水で満たす冠水(水棺)作業が遅れる要因の一つと指摘。炉心が溶融していたことと併せ、17日に発表する更新版工程表に反映させる考えを示した。
 今後、格納容器内の水位を確認するが、取水配管の位置まで水位が達していない場合、地下の汚染水を浄化して圧力容器に戻す循環にすることもあり得るという。
 地下の床から天井までの高さは約11メートルで、全容積は約6000立方メートル。汚染水が半分程度たまっている場合、量は約3000トンに上る。また、1号機圧力容器には累計1万トン超を注水したが、格納容器には約5800トン程度しかないとみられ、約5000トンの水や水蒸気が格納容器から漏れたと推定されるという。

1124とはずがたり:2011/05/14(土) 22:05:00
>>1123-1124

1号機は「メルトダウン」…底部の穴から漏水
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110512-OYT1T01114.htm
読売新聞

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/20110513-906794-1-L.jpg

 東京電力福島第一原子力発電所1号機で、原子炉内の核燃料の大半が溶融し、高熱で圧力容器底部が損傷した問題で、東電は12日、直径数センチ程度の穴に相当する損傷部から水が漏れていると発表した。

 溶融した燃料は圧力容器の底部にたまっていると見られ、東電は、この状態が、核燃料の「メルトダウン(炉心溶融)」であることを認めた。

 東電はこれまで、燃料の一部損傷などと説明していた。

 東電は、圧力容器の温度は100〜120度と安定しているため、事態がさらに悪化する可能性は低いと見ているが、圧力容器を覆う格納容器からも水が漏れだしている可能性が高く、格納容器を水で満たす「冠水(水棺)」など事故収束に向けた作業は難航も予想される。

 東電の松本純一原子力立地本部長代理は同日夕の記者会見で「燃料が形状を維持せず、圧力容器下部に崩れ落ちた状態」と現状を説明し、メルトダウンを認めた。

 東電によると、1号機では現在、燃料を冷却するため圧力容器内への注水(毎時約8トン)が続き、累積注水量はすでに1万立方メートルを超えている。ところが、10日に圧力容器の水位計を調整した結果、冷却水の水位が容器の底部から最大4メートル程度しかないことが判明。この漏水量から圧力容器の損傷を計算したところ、直径数センチの穴に相当することが分かった。
(2011年5月13日01時33分 読売新聞)

1125とはずがたり:2011/05/14(土) 22:12:41

1号機、冠水作戦窮地…4千t以上の水消えた
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110514-OYT1T00229.htm?from=nwla

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/20110514-928684-1-L.jpg

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/20110514-928695-1-L.jpg

 東京電力福島第一原子力発電所の事故収束に向け、最も復旧作業が進んでいた1号機で、大量の燃料が溶融し、圧力容器の底部にたまる「炉心溶融(メルトダウン)」が判明するなど工程表の見直しを迫るトラブルが相次いでいる。

 事故から2か月経過した今になって、こうした想定外のトラブルが発覚したのはなぜか。背景を追った。

 ◆メルトダウン◆

 「(全炉心溶融は)想定しなかった。認識が甘かった」

 細野豪志首相補佐官は13日開かれた政府・東電統合対策室の記者会見で見通しの甘さを認めた。

 福島第一原発1〜3号機は、東日本大震災によって冷却機能を喪失、水で満たされているはずの燃料が露出した。必死の注水作業を続ける東電は、「燃料の一部は溶融したが、メルトダウンはしていない」としてきた。経済産業省原子力安全・保安院も同様の見方で、先月17日に東電が発表した原子炉安定化に向けた工程表は、これを前提にした作業計画だった。それだけに、12日判明した1号機の炉心溶融は関係者に大きな衝撃を与えた。原子炉を冷やすため、格納容器に水を満たす冠水(水棺)作業は、順調に進んでいると思っていたからだ。

 現実は違った。炉心溶融は、原子炉建屋内に作業員が入り、水位計を修理・調整したことで判明。圧力容器内(高さ19メートル)の水位は底部から最大で4メートルしかなかった。燃料が崩壊した底部の穴やすき間から漏出したと考えられる。格納容器側の水位も想定より低く、これまで注水された1万トンのうち、少なくとも4000トン以上の水が「消えた」ことになる。

 ◆消えた水◆

 なぜ、トラブルの発見が遅れたのか。

 水位計を調整する前、圧力容器と格納容器の圧力に差があったため、東電は「容器の損傷はない。格納容器にも着々と水がたまっている」と見込んでいたからだ。

 しかし、見通しが甘かった。建屋内の高い放射線が水位計の調整を阻んでいたとはいえ、事故直後から数値がほとんど変化しなかったことを重視しなかった。水位計などの故障や炉心溶融の可能性が指摘され、東電は「調整後、水位低下は予想していたが、それを大幅に上回った」と語る。

 消えた水の行方も注目される。高濃度の放射性物質で汚染された水が、圧力容器の穴から外へと漏れ出す恐れがあるからだ。滞留先として最も疑わしいのは、原子炉建屋の地下だ。作業員が階段を下りようとしたところ、高い放射線でその先に行けなかった。
(2011年5月14日09時52分 読売新聞)

1126建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/05/14(土) 22:34:47
で、どうすんだよ
__________
1号機建屋たまり水3千トン 冠水計画、事実上断念
2011年5月14日20時35分
http://www.asahi.com/national/update/0514/TKY201105140387.html
 東日本大震災に被災してメルトダウン事故を起こした福島第一原発1号機で、
東京電力は14日、原子炉建屋地階に大量のたまり水があると発表した。
原子炉を冷やすために注いだ水が汚染されて漏れ出しているとみられ、
東電は格納容器に水をためて冠水させる作業を事実上断念し、別の方法で原子炉を冷やす検討を始めた。
事故収束に向けた工程表の大幅な見直しが迫られる。

1127建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/05/14(土) 22:51:15
今回の原発事故は実質管直入による人災であることが判明いたしました。
__________
福島原発事故「多くが人災」=原子力専門委員が指摘
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110513-00000155-jij-pol
時事通信 5月13日(金)20時14分配信
 原子力委員会の青山繁晴専門委員は13日の参院予算委員会に参考人として出席し、
東京電力福島第1原発事故について
「津波の直撃を受けた段階では、原子炉建屋はまだしっかりとしていたが、その後の判断ミス、
対応の遅れによって水素爆発が起き、放射性物質が漏えいした。
全てではないが多くのものが人災だ」
との見解を示した。自民党の衛藤晟一氏への答弁。
 青山氏は4月下旬に福島第1原発を視察し、吉田昌郎所長らから聞き取り調査を行った。
菅直人首相が東日本大震災発生翌日の3月12日に原発を視察したことに関し、
青山氏は格納容器から気体を放出するベントの指示の9分前に首相視察に関する指示が
東電本社から現場にあったと説明。
「(ベント)作業に加えて首相を迎える準備が必要だったことは間違いない」
と述べた。

1128小説吉田学校読者:2011/05/15(日) 08:11:49
いつ穴が開いたんでしょうか。ベントとの関連は?
水冷方式を採用したということは、「穴はない」と信じ込もうとしていたんでしょうか。もしそうだったら、絶望的に甘い。

東日本大震災:福島第1原発事故 1号機汚染水、納容器から漏出か
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110515ddm002040095000c.html

◇核燃料、炉心溶融で穴
 東京電力福島第1原発1号機の原子炉建屋地下1階で14日、行方が分からなくなっていた冷却水が大量に見つかった。1号機では燃料が炉心溶融し、圧力容器、格納容器とも穴が開いていると見られており、東電は同日の記者会見で「格納容器やその下部の圧力抑制プールから漏れた水がたまっているのではないか」と推測した。
 東電によると、建屋地下のたまり水は東電社員が13日に1階北西側の階段を下りた際に確認した。水は地下1階部分(高さ11メートル)の半分程度に達していることから、推計で3000立方メートル程度あるとみられる。
 放射線量などは不明だが、直近の階段上部で毎時72ミリシーベルトあった。地下1階部分には格納容器の下部や、格納容器につながる圧力抑制プールがある。
 1号機炉心へはこれまでに1万立方メートルの水を注入したが、このうち5000立方メートル程度の行方が分からなくなっていた。東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「水の所在が分かったという意味では前進。高線量ならたまり水の処理を早急に進める必要があるが、現在進めている冷却装置の設置作業を見直す段階ではない」と述べた。
 一方、東電は14日、1号機の原子炉建屋外に設置する冷却装置の搬入作業を公開した。装置は長さ2・3メートル、幅3・6メートル、高さ4メートルで重量は2100キロ。空冷方式で、格納容器内にたまった水を内部で循環させ、その間にファンで水の熱を除去する仕組み。
 建屋内にある冷却装置の復旧に時間がかかるため、当面は仮設の冷却装置でしのぐ方針。17日までに計10基導入する予定で、現在は2基の設置作業を進めている。ただ、冷却稼働には、格納容器内の水が配管の位置まで達している必要がある。1号機では格納容器から水が漏れている可能性があるため、東電は水位の確認作業も急いでいる。【中西拓司、八田浩輔】

1129建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/05/15(日) 13:43:41
>>1128
無脳疫病神スッカラ管が視察行ったときじゃないんですか?

1130荷主研究者:2011/05/15(日) 14:15:57

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20110507/CK2011050702000106.html
2011年5月7日 中日新聞
もんじゅの今後、不透明 運転再開から1年

◆迫られる地震、津波対策/機器落下の復旧長期化

運転再開から1年を迎えた「もんじゅ」。今後の出力試験などには、課題も多い=敦賀市で、本社ヘリ「おおづる」から

 日本原子力研究開発機構(原子力機構)の高速増殖原型炉もんじゅ(敦賀市)が14年5カ月ぶりに運転を再開し、6日で1年を迎えた。第1段階の性能試験は計画通り終えて停止したが、昨夏の機器落下事故の復旧が長期化。東京電力福島第1原発の事故で、新たな津波対策も急務となった。国は原子力重視のエネルギー政策を見直す方針も示しており、今後の試験工程は不透明感が強まっている。

 ■完了まだ数カ月先

 1995年12月、ナトリウム漏れ事故で長期停止した「もんじゅ」。運転再開後、機器のトラブルが相次いだが、低出力で原子炉の反応を確かめる試験は昨年7月、当初の計画通り終了した。しかし、第2段階の試験に向けて燃料交換を終えた同8月、原子炉容器内で重さ3・3トンの炉内中継装置が落下。同容器上ぶたの一部撤去など、大掛かりな復旧作業を余儀なくされた。

 原子力機構は、メーカーの工場で回収用の装置を製造。作業の訓練も重ねており、外部専門家の検証委員会の了承を得た上で、5月中にも回収に入りたい考えだ。完全復旧は数カ月先で、費用は総額約17億5000万円に上る見通し。もんじゅの近藤悟所長は「安全を最優先に作業を進める」と力を込める。

 ■全て喪失「想定外」

 福島の事故を受け、すべての電源を失っても、炉心などの冷却機能を保つ対策が重要課題に浮上。同機構は非常用発電機や冷却用ポンプの代替設備などを進める一方、冷却材にナトリウムを使うもんじゅ特有の「安全性」を強調する。

 水で冷やす通常の原発と違い、もんじゅは全電源喪失時でも、熱の働きでナトリウムが配管内を自然に循環し、空気で冷却できる。解析上、100%出力で運転中に緊急停止しても、炉心を十分に冷やせ、放射能の流出は防げるという。

 ナトリウムが流れる二次系配管は3系統ある。もんじゅの弟子丸剛英技術部長は「1系統でも機能していれば、空気冷却できる」と説明。ただ、3系統すべての機能が失われる事態は「想定していない」と話す。

 ■国は見直しに着手

 第2段階の性能試験となる40%出力試験。同機構は本年度内の開始を目指し、機器落下事故の復旧作業と並行して、発電に使う水・蒸気系機器の点検などを進めている。

 しかし、福島の事故で原発への不安が一気に広がった。西川一誠知事は、もんじゅの試験継続には「福島の事故を踏まえた新しい基準が必要」と発言。河瀬一治敦賀市長も「慌てて工程通りにすることはない」と地震、津波対策を慎重に見極める姿勢を見せる。

 「地元の理解がないと進められない」と同機構の幹部。政府は、原発推進をうたうエネルギー基本計画の見直しに着手した。もんじゅを所管する文部科学省の西田亮三・敦賀原子力事務所長は「今後、もんじゅをどうするかは、国の原子力政策との関係で決まる」と話している。

 (平井一敏、立石智保)

1131荷主研究者:2011/05/15(日) 14:23:04

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20110508/CK2011050802000102.html
2011年5月8日 中日新聞
地元は経済効果期待 尾鷲の火力発電所運転再開見通し

尾鷲市が稼働率アップを要望する中電の尾鷲三田火力発電所(7日、本社ヘリあさづるから)

 中部電力が浜岡原発(静岡県御前崎市)全面停止の対応策として、運転再開を視野に入れていることが7日、明らかになった尾鷲市の尾鷲三田(みた)火力発電所。現在は電力需要がピークに達する夏場を除いてほぼ停止状態で、地元の岩田昭人市長は「フル稼働すれば地域への経済波及効果が大きい」と期待する。

 三田火力は1964年に1、2号機が運転開始。漁業や林業に代わる尾鷲の基幹産業となったが、最近は原油高や発電効率の悪さから運転の抑制が続いた。2号機は2004年に廃止、1号機も08年に停止した。現在は87年に運転開始した3号機が電力不足時だけ稼働しているが、昨年度は年間1割しか運転されなかった。

 財政難にあえぐ同市の岩田市長は7日、本紙の取材に「稼働率が上がれば、発電所内で使用する水道使用料や、原油を積んだタンカーの入港料など、市への収入が増え、経済効果が期待できる」と話す。「早急に中電から詳細を聞きたい」と要望し「全面的に協力したい」と期待感を示す。

 また、民主党県連代表の芝博一参院議員は同日、津市内で開かれた党県連幹事会後の会見で「例えばの話だが」と前置きし「尾鷲で止まっている火力発電所を動かすとかいろいろな方法で対応し、夏場の電力需要を乗り切ってもらえると信じている」と述べた。

 浜岡原発がすべて停止した場合、計361・7万キロワットの電力が失われる。エアコンの使用が増える夏場を中心に供給力不足が懸念され、中電は停止中の火力発電所の運転再開の検討に入った。三田火力のフル稼働には1号機のメンテナンスが必要だが、2つの発電機で最大87万5000キロワットを確保できる。

 同日の中電の臨時取締役会で原発の全面停止は結論が出なかったものの、中電三重支店の広報担当者は「社内での調整はこれから」と断った上で「浜岡原発を停止した場合は火力発電所の再稼働が必要で、尾鷲も候補地に含まれる」と予測。しかし「発電効率が悪く規模も小さいなどの課題もある」と話している。

 (鈴木龍司)

1132建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/05/15(日) 20:16:56
>>1128
吉田君、マジだったな
______
地震翌朝、全燃料落下か=炉心溶融の1号機−福島第1
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2011051500190
 福島第1原発事故で、東京電力は15日、炉心溶融が判明した1号機の原子炉圧力容器内の燃料の大部分は、
大震災発生翌朝の3月12日午前6時50分ごろ、底部に落下したと推定されると発表した。
圧力容器下部に大規模な破損はないという。
 また東電は、これまで原因がはっきりしなかった4号機原子炉建屋上部の大破について、
3号機原子炉で発生した水素が4号機と共通の排気管から4号機側に逆流し、
爆発した可能性があるとの見方を示した。(2011/05/15-19:36)

1133建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/05/15(日) 22:20:24
>>1128
無脳疫病神スッカラ管直入がふぐすまさ向かっているときに燃料が落下してしまいました。
__________
首相動静―3月12日
http://www.asahi.com/politics/update/0312/TKY201103120502.html
 【午前】6時8分、官邸で記者団にコメント発表。
14分、陸上自衛隊ヘリコプターで官邸屋上ヘリポート発。寺田首相補佐官、班目春樹原子力安全委員長ら同行。
                   ←←←ココの間に落下
7時11分、福島県大熊町の東京電力福島第一原発。
19分、重要免震棟。
23分、東京電力副社長の武藤栄原子力・立地本部長による説明。池田経産副大臣同席。
8時4分、陸自ヘリで同原発発。

1134とはずがたり:2011/05/17(火) 11:12:38

発送電分離も選択肢=東電は一層リストラを―枝野長官
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110516-00000044-jij-pol
時事通信 5月16日(月)12時8分配信

 枝野幸男官房長官は16日午前の記者会見で、玄葉光一郎国家戦略担当相が15日の民放テレビで、送電部門を分離するなど東京電力の事業形態見直しに言及したことについて「選択肢としては十分あり得る」と述べ、今後の検討対象になり得るとの認識を示した。
 東電が退職金や企業年金の減額をリストラ策の対象としていないことには「東電が置かれている社会的状況を理解していないと感じた。(東電の資産査定などを行う)第三者委員会で内部状況を政府としても把握し、国民と共有していきたい」と述べ、一層のリストラを求めた。

1135建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/05/20(金) 01:53:46
「SPEEDIを自分のために使い、住民のためには使わなかった」極悪人スッカラ管直入!!!!!!!!!
しかも視察に向かってる途中で1号機メルトダウン
_______________
菅首相視察前、官邸に予測図=放射性物質の流れ確認? 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110519-00000166-jij-pol
時事通信 5月19日(木)22時16分配信
 東京電力福島第1原発事故の発生直後の3月12日未明、放射性物質が原発の海側に向かうことを示す
「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」(SPEEDI)の予測図が首相官邸に届けられていたことが19日、
分かった。民主党の川内博史衆院科学技術特別委員長や政府関係者が明らかにした。
 川内氏らによると、予測図は3月12日午前1時12分、経済産業省原子力安全・保安院からファクスで送信された。
第1原発1号機で格納容器の蒸気を外部に放出する「ベント」を行った場合、同3時から同6時までの間、
放射性物質が全て海に向かうことを示す内容だった。
 3月12日朝に首相は第1原発を視察。SPEEDIの予測図は住民には長く公表されなかったものの、
首相の視察前に放射性物質の流れを知るため利用されたのではないかとの疑念の声もある。
川内氏は「首相はSPEEDIを自分のために使い、住民のためには使わなかったのではないか」と話している。

1136とはずがたり:2011/05/20(金) 13:24:46
与謝野はもともと日本原電かなんかに勤めてたしねぇ・・。

福島原発事故は「神の仕業」=東電の責任否定―与謝野経財相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110520-00000050-jij-pol
時事通信 5月20日(金)11時12分配信

 与謝野馨経済財政担当相は20日の閣議後会見で、東京電力福島第1原発事故は「神様の仕業としか説明できない」と述べた。同原発の津波対策に関しても「人間としては最高の知恵を働かせたと思っている」と語り、東電に事故の賠償責任を負わせるのは不当だとの考えを重ねて強調した。
 今回の原発事故をめぐっては、安全対策の不備や人災だとの指摘が国内外から出ている。「最高の人知」や「神による異常な自然現象」という論理で東電を徹底擁護する主張には、「原発は安全」と説明されてきた地元住民らからも批判が出そうだ。

1138とはずがたり:2011/05/20(金) 14:59:33

石炭運搬船、小名浜港に…火力用石炭荷揚げ再開
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866918/news/20110520-OYT1T00475.htm

震災後初めて再開された火力発電所向け石炭の荷揚げ(20日午前、小名浜港で)=中嶋基樹撮影

 東日本大震災後初めて、石炭運搬船が20日、福島県いわき市の小名浜港に接岸し、火力発電に使う石炭の荷揚げを再開した。

 接岸した運搬船は「日興丸」(3112トン)。北海道・苫小牧港から石炭6000トンを運んできた。石炭は、3基が被災し停止している常磐共同火力勿来発電所(同市)に搬送され、7月に予定される発電再開で使用される。

 小名浜港の岸壁は震災の被害が大きく、岸壁に設置されている大型クレーンは使えない。このため、この日はクレーン車2台を使い、石炭を船から岸壁にいったん降ろし、トラックに次々と積み込んでいた。
(2011年5月20日13時19分 読売新聞)

1139とはずがたり:2011/05/20(金) 15:01:29

浜岡停止で火力再稼働、歓迎と注文が交錯の地元
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866922/news/20110509-OYT1T00232.htm?from=nwla

中部電力の主要な火力発電所
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/20110509-827647-1-L.jpg

 中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の全面停止に備え、同社は代替電力源として休止中の火力発電所の再稼働を検討している。

 休止中の炉がある火力発電所を抱える自治体からは、「地元経済への波及効果が期待できる」と歓迎の声が上がる一方、「付近住民の安全や環境対策には十分留意してほしい」との注文もつけられた。

 三重県尾鷲市の尾鷲三田火力発電所は、出力37・5万キロ・ワットの1号機が休止中。中部電力に対し、日頃から発電所の稼働率アップを求めてきた岩田昭人市長(60)は、「稼働率が上がれば、尾鷲港に入港するタンカーの数が増えるなど、地元経済への波及効果があるだろう」と期待を寄せる。

 一方、同発電所が海の近くにあることから、「大きな地震や津波が起きた際、燃料貯蔵タンクの安全が保てるか心配だ。防火対策に万全を期すよう要望したい」と話した。

 愛知県内には知多、武豊、西名古屋(飛島村)、渥美(田原市)の4火力発電所に休止中の炉がある。再稼働させれば、出力は約150万キロ・ワットに上る。県幹部は「休止炉を稼働させれば、二酸化炭素の排出量が増える。環境への負荷をどう抑えるか、中部電力には適切な対応を求めたい」と懸念を示した。そのうえで、「緊急的な措置であれば、環境問題だけで語れない部分もあり、何とも悩ましい」と打ち明けた。
(2011年5月9日09時50分 読売新聞)

1140とはずがたり:2011/05/20(金) 15:03:33

海老名市役所、水曜午後休み土曜午前開庁…夏季
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1038805069/2942

1141とはずがたり:2011/05/20(金) 15:05:25

浜岡5号機、炉内流入の海水は約5トンに
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866922/news/20110518-OYT1T01302.htm

浜岡原発5号機の原子炉に流入した海水の流れ
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/20110519-019983-1-L.jpg

 静岡県御前崎市の中部電力浜岡原子力発電所5号機で、運転停止作業中に原子炉に流入した海水量が約5トンに上ることが18日、分かった。

 タービンを回す水蒸気を水に戻す「復水器」の配管が何らかの理由で破損し、配管内の海水が流入した疑いが強く、経済産業省原子力安全・保安院は配管の傷が予想以上に大きいとみて、中部電に詳しい原因調査を求める方針だ。

 復水器内に漏れ出た海水量は400トンに上ることが判明しているが、中部電が原子炉内の冷却水に混入した不純物の量を分析した結果、炉内に流入した海水は5トンに達する可能性が高いことが分かった。同社は異常に気づいた14日夕、復水器から原子炉へ給水するポンプを停止したが、それ以前に原子炉内に海水が浸入してしまったらしい。

 復水器内の古くなった配管に傷が生じた例は、過去にも他の原発であるが、浜岡原発5号機は2005年に運転を始めた比較的新しい原発だ。中部電は配管計約2万1000本を対象に破損部を特定する調査を始めたが、破損の詳しい原因はわかっていない。
(2011年5月19日03時04分 読売新聞)

1142とはずがたり:2011/05/20(金) 15:06:11

浜岡5号機、補助建屋排気ダクトで「ヒ素76」
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866922/news/20110518-OYT1T01041.htm

 中部電力は18日、運転停止作業中に冷却水に海水が混入するトラブルが起きた浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)5号機に隣接した補助建屋の排気ダクトの出口で、ごく微量の放射性核種「ヒ素76」を検出したことを明らかにした。

 周辺環境への影響はないという。

 同社は、トラブルの影響で、海水中に存在する「ヒ素75」が原子炉内で放射化したものとみている。

 また、同社は同日、トラブルの原因調査に向けた点検作業に着手した。混入が確認された「主復水器」内部の水抜きを行った後、混入経路や原因を調べるという。

 同社によると、14日午後、原子炉を冷やす「冷温停止」状態への移行作業中に海水約400トンが混入するトラブルが発生。放射性物質の外部への漏えいはなかった。
(2011年5月18日21時14分 読売新聞)

1143とはずがたり:2011/05/20(金) 15:06:55

10億円減…浜岡原発停止で御前崎市への交付金
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866922/news/20110518-OYT1T00429.htm

 菅首相の要請で中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)が全面停止したことや6号機建設計画の中断で、御前崎市など地元4市への2011年度の原発関連交付金が、当初予定より10億6500万円(38・30%)減少して17億1600万円になる見通しとなった。

 県企画広報部が17日、発表した。減少額のうち、御前崎市だけで大半の9億9600万円を占めている。

 全面停止で影響を受けたのは、県の核燃料税の2割を交付している「周辺地域振興対策交付金」。4市への交付金額は計1億9400万円を予定していたが、5分の1以下の計3600万円に減少する。

 東日本大震災の影響で、新設予定だった6号機の建設計画が中断したため、御前崎市のみ予定していた「初期対策交付金」9億8000万円は1億4000万円に減少した。御前崎市はすでに、11年度当初予算を全面的に組み替えて、6月議会に提案する方針を明らかにしている。

 前々年度の発電電力量などに応じて原発立地市に支払われる「長期発展対策交付金」は、予定通り10億7900万円の見込み。全面停止の影響が出るのは、再来年度以降とみられるが、石原茂雄御前崎市長の要望に対し、政府は全額補償する方針を示している。

 また、4号機でのプルサーマル発電が見送りになったことで、掛川市を除く3市が予定していた「核燃料サイクル交付金」計6700万円はゼロになった。
(2011年5月18日11時39分 読売新聞)

1144名無しさん:2011/05/20(金) 16:15:02
東電社長に西沢常務が昇格、勝俣会長は続投
読売新聞 5月20日(金)15時31分配信
役員人事では、6月28日付で、清水正孝社長(66)は退任し、後任に常務の西沢俊夫氏(60)が就任する人事を発表した。勝俣恒久会長(71)は続投する。

またまたエリートの企画畑が社長に、配電や料金あたりでお客様に怒られたことも無い方。またまた、病院に直行か?
元東電の労組委員長で、連合会長もやった笹森清氏が、叙勲とか、大綬章ということらしいが、時期は最悪というもっぱらの話。

1145とはずがたり:2011/05/20(金) 20:14:41

1〜4号機廃炉、7〜8号機増設計画中止…東電
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110520-OYT1T00106.htm

 東京電力の清水正孝社長は20日午後の記者会見で、福島第一原発1〜4号機の廃炉、及び7、8号機の増設計画の中止を決めたと発表した。

 同原発5、6号機と、福島第二原発は冷温停止状態を当面維持することとした。

 経営合理化方針については、保有不動産など電気事業遂行に不可欠なものを除いて売却するほか、厚生施設を全廃するなどして計6000億円以上の資金を確保。さらに、投資、修繕費用など2011年度で5000億円以上の削減を行うことを明らかにした。

 人件費については、代表取締役については、給与を全額返還し、常務取締役は60%削減することにした。

 また、社長を退任することについては「大変なご迷惑をおかけし、経営責任を明らかにするべきと考えた」と理由を述べた。
(2011年5月20日16時04分 読売新聞)

1146とはずがたり:2011/05/20(金) 20:17:06

福島2号機で「循環注水冷却」整備工事を開始
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110520-OYT1T00526.htm

 東京電力は20日午前、福島第一原子力発電所2号機で、放射性物質と塩分を取り除いた汚染水を冷却水として原子炉に戻す「循環注水冷却」の整備工事を始めた。

 タービン建屋に作業員が入って「給水系」と呼ばれる配管を加工し、浄化した冷却水を原子炉に戻す配管を接続する。作業は25日までの予定。タービン建屋地下には放射線量の高い汚染水が大量にあるが、今回の作業現場は1階で、大きな支障にならないという。

 東電は17日に公表した新工程表で、1〜3号機の冷却について、格納容器を水で満たして原子炉を強制冷却する「冠水」(水棺)を当面延期し、循環注水冷却を優先する方針に変更した。3号機ではすでに同様の配管工事が終わっている。

 また、1号機の原子炉建屋に20日、作業員が入り、地下にたまった汚染水の水位計測を行った。建屋内の詳細な放射線量測定も実施する。低濃度汚染水を一時貯蔵する大型浮桟橋「メガフロート」は同日夕、福島・小名浜港を出港し、21日朝、福島第一原発に到着する見通しだ。
(2011年5月20日12時32分 読売新聞)

1147チバQ:2011/05/21(土) 10:01:54
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110521/biz11052109090042-n1.htm
東電、甘い「けじめ」 既定路線、トップに本命起用
2011.5.21 09:07 (1/2ページ)
 東京電力が清水正孝社長の辞任を決めたことで、同社として福島第1原子力発電所事故に対する一つの責任を示した。ただ、事故後に体調が悪化して入院していた清水社長の辞任は既定路線でもあった。新社長となる西沢俊夫常務は「次の次」と目されたエースで、就任が早まっただけとの冷めた見方もある。勝俣恒久会長が留任し路線は踏襲。事故収束までの期間が長引き、電力不安も消えない中での「けじめ」は決して厳しい内容とはいえない。


会長主導変わらず


 これまで清水社長は、自らが経営責任を取る時期について「原子炉の冷却安定化などに取り組んだ段階」などと説明していた。そのめどが立たない中での辞任表明について20日の会見では「経営責任を社長の私がまずとるのが筋だ」と強調した。ただ、清水社長の辞任は時間の問題でもあった。震災発生後の帰京が遅れ、事故対応の判断に遅れが出たと批判されたほか、その後の入院でわかった健康不安により、指導力そのものが疑われていたためだ。

 昇格する西沢氏は、行政当局との折衝に従事してきた企画畑出身。資材部門出身の清水社長が補償問題などで政府対応にてこずっただけに、業界関係者も「役所との太いパイプ」に期待を寄せている。西沢氏は会見で「先頭に立って取り組むことが天命と思って引き受けた」と語った。ただ、清水社長が「(勝俣会長は)これからも難しい問題に取り組む選択をした」と残留理由を説明したように、今後も原発対応を指揮するのは、同じ企画畑出身の西沢氏を直系の部下としてきた実力者の勝俣会長となる。

 今回の人事では清水社長のほか、原子力部門を統括してきた武藤栄副社長も引責辞任するが、勝俣体制のもとで基本的な経営路線は変わりそうになく、トップ交代も事実上の首のすげ替えに終わりかねない。

 そもそも政権内には、公的管理下に入る東電への外部からの人材登用を求める声もあった。破綻した日本航空が京セラ創業者の稲盛和夫氏を会長に迎え、過去最高の営業利益を上げたことなどを踏まえたもので、「東電が純血主義ありきの布陣を続ければ、この難局を乗り切れない」(アナリスト)とも指摘された。

 これに対する東電の“回答”は「社内業務に通じた経験知見を重視した」(清水社長)というものだ。


募る政権への不信


 東電があくまでもエースをトップに据えた背景には、賠償責任を東電だけに負わせようとする政権への不信感もある。人事についても、同社幹部は「政府に相談する必要などない」と態度を硬化させていた。

 これに対し枝野幸男官房長官は「一義的には民間企業としての判断だ」と突き放し、海江田万里経済産業相も「株をもっていない段階で、人事についてあれこれ言うことはできない」と述べるにとどめている。二人三脚で事故への責任を果たすべき政府と東電の溝は、今後も事故対応をめぐり足並みが乱れ続ける可能性を示唆している。(吉村英輝)

1148名無しさん:2011/05/21(土) 13:52:43
首相の浜岡停止要請 県議の評価割れる 本社調査(5/21 08:13)
http://www.at-s.com/news/detail/100029951.html中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の全原子炉停止を要請した菅直人首相の政治判断について、静岡新聞社が全県議69人を対象にアンケート調査を実施したところ、首相の判断の評価は党派で大きく割れた。浜岡原発の運転再開については「安全対策を国だけが判断するのでなく、県や地元が独自判断すべき」が35人と過半数を占めた。
 アンケートは19、20の両日、聞き取りや質問用紙への記入方式で実施。菅首相の要請を「高く評価する」としたのは5人で、いずれも民主党・ふじのくに県議団(以下民主)の議員。「評価する」28人(うち14人が民主)と合わせ、33人が肯定的に評価した。
 「あまり評価しない」は21人で、うち15人が自民改革会議(以下自民)、4人が公明党。民主、志士の会各1人。「まったく評価しない」は13人で全員が自民だった。
 民主県議の一人は「国民の安全を最優先した。自民党には絶対できない判断」と指摘。一方、自民県議は、要請までの過程が不透明で、経済への影響も考慮されていないとし、「政権延命が狙い」と断じる。
 浜岡原発の運転再開について「県や地元が独自判断すべき」とした35人は、16人が自民、12人が民主、5人が公明で、党派に偏りはみられなかった。川勝平太知事が県独自に判断する姿勢を示したことも影響しているとみられる。
 津波対策を前提に「再稼働を認めるべき」としたのは9人、「国が基準を引き上げ、対策を強化させるべき」が8人。廃炉を求めたのは4人で、内訳は自民3人、みんなの党・無所属クラブ1人。「2年後に判断」などその他も13人いた。
 全炉停止による懸念を自由に回答してもらったところ、大半が電力不足と経済活動への悪影響を挙げた。使用済み核燃料の処理や県のイメージダウンを不安視する声も目立った。

1149チバQ:2011/05/21(土) 21:52:40
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011052101000840.html
東電、顧問21人に約2億円 うち省庁出身4人
 東京電力は21日、顧問は現在21人で、年間報酬の総額は2億1900万円と明らかにした。

 21人中4人は中央省庁出身で、国土交通省が川島毅氏と藤川寛之氏の2人、経済産業省が東電副社長も務めた白川進氏、警察庁が栗本英雄氏。ほかは東電OBが16人と国際協力銀行出身の近藤純一氏。

 6月末にこのうち11人が退任し、新たに清水正孝社長や武藤栄副社長ら3人が無報酬で顧問に就任する予定。顧問は13人となり、報酬総額は9800万円になるという。

 東電によると、顧問は「専門的な深い知識や経験に基づき適宜、アドバイスをする」という立場。

2011/05/21 21:09 【共同通信】

1150チバQ:2011/05/21(土) 21:55:55
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110521/bsg1105211727007-n1.htm
「誰もやりたがらない」 東電社長ドタバタ交代劇の裏側
2011.5.21 17:18

 注目されていた東京電力の役員人事。福島第1原発の事故直後、体調不良で入院するなどトップ不在の異常事態を招いた清水正孝社長(66)が、6月28日の株主総会で引責辞任することになった。後任には西沢俊夫常務(60)が昇格するが、「会社がこんな状況では誰もやりたがらない」(東電関係者)と水面下では、やはりスッタモンダがあったようだ。(夕刊フジ)

 20日午後3時半、都内の本店。水色の作業着姿の清水社長が次期社長に内定した西沢常務ら役員4人とともに会見場に現れた。カメラのフラッシュが一斉にたかれるなか、清水社長は深々と頭を下げ、福島第1原発事故の被害者に謝罪。「広く社会に迷惑をかけたことを鑑み、経営の責任を取った」とこのタイミングでの辞任を疲れ切った表情で説明した。

 清水社長の辞任は経営責任というより「退かなくてはいけないほど体力、精神面で疲弊していたため」(民主党関係者)と、体力面での限界が真相だった。

 勝俣恒久会長(71)は当面留任し、事故対策にあたるが、新社長人事が固まるまでモメにモメたという。

 「こんな時期に社長になりたいなんていう役員はいない。外部からの招聘案もあり、一時は資生堂の相談役の名も挙がったようだが、結局、内部昇格させるしかなかった。西沢さんはいずれは社長になるとみられていたが、それは事故前の話。本人としてもまさかこのタイミングで…と思っているはず」と東電関係者は語る。

 西沢常務は、勝俣会長の右腕として企画部門を歩み、電力自由化が進む中で、経営戦略の立案の中心になってきた。経済産業省を中心に、霞が関や政界に広げた人脈にも定評があり、清水社長は「課題が山積する中で粘り強い信念を持って取り組んでくれる」と起用の理由を説明した。

 見えない事故の収束、難航を極める賠償問題、2011年3月期連結決算で1兆2473億円という巨額赤字に陥り大揺れの経営…。粘り強い信念の持ち主とはいえ、この課題を一体、どうクリアしていくのだろうか。

1151小説吉田学校読者:2011/05/23(月) 19:24:53
個人的な感想を言います。
1 原子力安全委員長が「再臨界の可能性、ゼロではない」と言ったら、政府はおろか、東電だってびびるでしょう。
2 危機時にもかかわらず臨界を「危険性」ではなく「可能性」と言い、時間がたってからも、発言の有無ではなく、ニュアンスにこだわりを持つ斑目委員長の感覚にもビビりました。
3 政府は、時系列にまとめて、整理してから答弁してほしい。野党も「注水中断がどのような影響があったか、または、起こり得たか」を示して欲しい。当然、双方とも、嘘偽り大げさ、隠し立てはなく正々堂々の論戦を。
4 東電は、今のうちに、事象を整理しておくこと。

福島第1原発:海水注入中断…首相が指示否定 衆院復興委
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110523k0000e010041000c.html

 菅直人首相は23日午前の衆院東日本大震災復興特別委員会で、東京電力福島第1原発1号機の炉心冷却のための海水注入が3月12日に55分間中断した問題について「私や首相官邸の会議のメンバーが注水を止めたということは全くない」と述べ、首相が東電に中断を指示したとの見方を否定した。内閣府原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長は、海水を注入すれば「再臨界の危険性がある」と発言したと一時発表されたことに関し「首相から海水注入の問題点を洗い出せと指示があり、『再臨界の可能性はゼロではない』と申し上げた」と説明した。
◇「開始報告なし」
 復興特別委は、政府の復興基本法案や自民党の対案などを審議するために設置され、23日が初の実質審議。自民党の谷垣禎一総裁らは海水注入の中断が事態悪化を招いた可能性もあるとして、首相の責任を追及した。
 これに対し、首相は3月12日午後6時から官邸で行われた会議で、海水注入の開始まで1時間半程度かかると東電から指摘を受けたと説明した。実際には東電は午後7時4分に海水注入を始めていたが、官邸で検討が続いているとして同25分に中断。首相は自らの関与について「注入を始めたという報告は(東京電力から)私や官房長官、副長官に上がっていなかったので、(政府が注入を)やめろとか、やめるなとか言うはずがない」と否定した。
 一方、首相は復興基本法案について「自民党案のいい部分はしっかり受け止めたい」と述べ、修正協議に前向きな姿勢を示した。額賀福志郎氏(自民)が「今国会に2次補正予算案を提出すべきだ」と求めたのに対して、「今後どういう施策が必要か、皆さんの提案も受けて検討したい」と述べるにとどめた。【

1152小説吉田学校読者:2011/05/23(月) 19:29:51
>>1151(続き)
「でたらめ」とか言うのは言い過ぎだと思いますが、確かに修羅場の言葉ではない。

国民新党:班目委員長発言 亀井氏「修羅場の言葉でない」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110524k0000m010051000c.html

 国民新党の亀井静香代表は23日、大阪市内で開かれた共同通信社のきさらぎ会で講演し、福島第1原発1号機への海水注入をめぐり原子力安全委員会の班目春樹委員長が「再臨界の可能性はゼロではない」と述べたことに関し「でたらめ委員長が修羅場でそんなことを言ったと胸を張って発表している。修羅場で言うべき言葉ではない」と痛烈に批判した。
 同時に「審議会の場で言うならまだしも、危機を迎えた場で安全委員会の責任者がそういうことしか菅直人首相にアドバイスできないのはいかがか」と指摘した。
 内閣不信任決議案の提出を視野に入れる自民党については「この期に及んで、ばかげた党利党略ばかり考えている党に明日はない」とけん制した。

1153小説吉田学校読者:2011/05/23(月) 19:41:17
ポスト原発の流れは止まらないと思いますが、現実に理想を加味する形で検討して欲しい。
社民党案ですと、2050年までに原発も火力も全廃。驚きはあとに取っておくけど、大丈夫か。まだ、サイトには上がっていないんですが、「大口需要を抑制することで」とか「省エネのライフサイクルを徹底し」とか抽象的な文言が並んでいるのみだったら、何のために、与党経験していたのか。
なんか、既視感。特会改革で増税なしとか。あ、2年前の民主党(以下略)

社民党:20年までに原発全廃 行動計画を提出へ
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110524k0000m010038000c.html

 社民党は23日の党会合で、2020年までに国内の原発を廃止し、2050年までに風力や太陽光などの自然エネルギーへの転換を目指すとの行動計画を決定した。福島瑞穂党首が24日、菅直人首相に提出する。
 計画では、福島第1原発事故を受け「もはや原子力に固執する選択肢はあり得ない」と強調。現在総発電量の約3割を占める原発の全廃のほか、地球温暖化対策のため石油などの火力発電も50年までに停止する方針を盛り込んだ。
 東日本大震災で被災した東北地方については、自然エネルギー推進のモデル地域とし、他の地域よりも早い20年までの完全転換を目指すとした。

1154小説吉田学校読者:2011/05/26(木) 19:48:05
何が本当か本当でないか。なんで吉田所長が、情報を隠していたのか、動機が知りたい。指示無視か、実は指示なしか。
邪推の妄想なので、どうでもいいんで読み飛ばしてもらって結構なんですが、「津波襲来前に電源喪失」報道→「津波襲来時の映像公開」、「すでに炉心溶融していた」→「事実を知らずに鋭意努力をしていたのに、政府は止めた」の関係、賠償問題と絡んで、裏がありそうでなさそうな・・・・

海水注入「中断しなかった」、東電が訂正
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4734900.html

 今度は事実の根幹部分で訂正です。震災発生の翌日、福島第一原発1号機への海水注入が「一時中断した」とされていた問題で、東京電力は、これまでの説明は誤りで、「実際には中断していなかった」と訂正しました。
 先週金曜日に明らかになった海水注入の中断問題。26日、東京電力が会見を開き、衝撃的な事実を明らかにしました。
 「発電所長の判断で海水注入は継続していた」(東京電力 武藤 栄 副社長)
 震災翌日の3月12日に行われた1号機への海水注入について、政府や東電はこれまで、次のように説明していました。
 午後7時4分に海水注入開始、7時25分に注入停止。その後、菅総理らの指示があり、午後8時20分に再開。この「55分間の中断」が、誰の、どういう判断で生じたものなのかが焦点となり、この問題は国会でも取り上げられました。
 「海水注入をめぐって、総理の指示で中断をしたのではないかというような報道がある」(自民党 谷垣禎一 総裁、23日)
 「少なくとも私やそのメンバーが(海水注入を)止めたことは全くありません」(菅首相、23日)
 大きな問題となったのを受け、東電は、24日から25日にかけて改めて関係者からヒアリングしたところ、福島第一原発の吉田所長が実際は海水注入を停止していなかったことを明らかにしたということです。
 「(吉田所長は)注水の継続が何より重要だと」(東京電力 武藤 栄 副社長)
 また、東電の武藤副社長は海水注入をめぐる経緯について、当時の状況をより詳しく説明しました。
 「(官邸に詰めていた東電関係者から)『首相の了解が得られていない』と。責任者である首相のご判断がない中で実施はできない雰囲気だと」(東京電力 武藤 栄 副社長)
 この報告で東電本店と現場の発電所がテレビ電話で注水停止で合意しましたが・・・
 「所長の吉田が無視したというよりも、注水を継続したほうがより安全だろうと(判断した)」(東京電力の会見)
 吉田所長は、「国際原子力機関の調査があり、事実を報告する気になった」と話しているといいますが、東電は吉田所長の処分を検討していることを明らかにしました。
 重要な事実が曲げて報告されていたことに枝野官房長官は・・・
 「国民の皆さんが疑問・不信に思う。正確な事実関係の把握のうえで、正確な報告をしてほしい」(枝野幸男 官房長官)
 また枝野長官は、今回の東電の「訂正」は意図的なものではないという認識を示しています。しかし野党側は、東電にこうした対応を許した政府に対しても批判の矛先を向けています。
 「あまりの事実説明の迷走に開いた口がふさがらない」(自民党  谷垣禎一 総裁)
 こうした中、海水注入にあたっての「再臨界の危険性」に関する発言内容をめぐって一時焦点となったこの人は・・・
 「(海水)中断がなかったら、私はいったい何だったんでしょう・・・。教えてください・・・」(原子力安全委員会 班目春樹 委員長)
 いずれにせよ、極めて重要な事実が関係者の間で伏せられていたという事態は、国民の信用のみならず、国際的な信用もさらに損ねたと言えそうです。(

1155小説吉田学校読者:2011/05/26(木) 20:02:37
私は、一部で取り沙汰される「吉田所長英雄説」に若干の疑問符を抱くものではありますが、逆命利君を地で行っていると言って良い。究極の結果オーライ、さて処分はいかに。

注水継続の吉田所長、処分も検討…東電副社長
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110526-OYT1T00740.htm

 東京電力の武藤栄副社長は26日午後の記者会見で、福島第一原子力発電所1号機の海水注入の一時中断を見送った吉田昌郎所長の処分について、「それも含めて検討する」と述べた。
 武藤副社長は、海水注入を継続したことについては「原子炉を冷やすうえで大変正しい判断をした」としたが、「報告の在り方やその後の対処について、これで良かったか検討する必要がある」と述べた。処分の内容、時期については「慎重に考えたい」とした。

1156名無しさん:2011/05/27(金) 03:20:25
もう全面的に(本当の)第三者に調査させるしかないでしょ。
東電つぶれようが社員から自殺者とか続出しようが、一端あそこが抱え込んでるもん全開してからじゃなきゃ何もできんよ。

1157栃木都民:2011/05/27(金) 10:21:31
>>1155
国鉄と東電も体質が同じ。超エリート様は地方店所に1〜2年いっても現地でドロにまみれることもなく、気の効いた老臣が面倒を見て、問題なくトコロテン式にステップアップしていく。
そして、経営幹部になっていくわけですが、職場実態なんてわかりません。営業、集金、配電など泥臭い現場のたたき上げはおりません。み〜んな東大、慶応のお坊ちゃま。
まあ国鉄と東電の差は組合でしょう、海千山千で政治色が強い国鉄労組、物分りの良い東電労組。もっと労組が経営に圧力をかけてれば、少々のトラブルで倒れるような社長は出なかった。
ですから、火力と原子力の違いも分からない東電幹部が適切な判断を出来るわけがない、と現場は考えたのでしょう。
これで、吉田所長を妙な扱いにすれば、国鉄のマル制で経営陣が責任を下に押し付けて、敵前逃亡をした時のように、職場モラルは崩壊します。

1158名無しさん:2011/05/27(金) 16:28:23
ネットショップサイトが開店です、コスプレ、抱き枕、着ぐるみ、ファション服、着ぐるみなどの商品が備えております、 www.chinazonejp.com

1159建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/05/30(月) 00:22:59
青森県内「原発中止を」48% 朝日新聞世論調査

2011年5月29日23時26分
http://www.asahi.com/national/update/0529/TKY201105290389.html?ref=rss
 朝日新聞社が28、29の両日実施した青森県民対象の世論調査(電話)によると、
県内で建設中の原子力発電所2基について、「建設を中止するほうがよい」という人が48%を占め、
「建設を進めるほうがよい」の25%を上回った。

 県内では下北半島で電源開発の大間原発と東京電力の東通原発1号機の計2基が着工しているが、
東日本大震災をうけて工事は中断している。

 県内には東北電力東通原発1号機や核燃料サイクル施設がある。
これに伴い「県民が受ける利益と不利益では、どちらが大きいか」と聞くと、「利益のほうが大きい」が43%で、
「不利益」32%を上回った。施設が集中する下北半島を中心とする地域では、
利益51%、不利益26%で利益のほうが大きいと感じている人が多い。

1160マルクス・エンゲルス:2011/05/30(月) 12:47:53
太平洋戦争末期、国を憂える若者を煽って特攻隊に襲撃させた司令官で責任を負って自決したのは数人。
大西中将はその代表。
振り返って、貧しく、将来も見えない若者を宗教的情熱であおり、死んだら天国にいけるといって、自分は安全な処を求めて彷徨う。
そうとしか感じないね、この人物には。
そういえば、戦前の共産党の幹部は、その多くが地方の世間知らずなお坊ちゃま、お嬢様が多く、額に汗して働いたことの無い、高等遊民が多かった。
ガマンを知らないから、捕まれば余計なことまでペラペラと喋ってしまう。
確か、この方もいわゆるええ所のお坊ちゃまだねえ。

1161マルクス・エンゲルス:2011/05/30(月) 12:50:17
ごめん、間違えた。

1162名無しさん:2011/05/31(火) 05:30:11
未来の子供達を守るなら、原子力やめれば・・

1163昭和30年代に返ろう:2011/05/31(火) 10:34:44
原子力のバックアップ用の火力、揚水をそのまま、風力、太陽光のバックアップ用にスライドすれば良い。
ただし、原子力は発電量の増減が読めるけど、太陽や風力は発電量の増減が読めないので、日本全国で無風、曇り空になった場合、計画停電はありうるね、まあ、年に1回あるかどうかだろうけど。
それより、風力については感受性の高い人間もいることを無視して立地規制がないことが問題、新たな公害源になる。
太陽光も四季がある日本で、メガソーラーは土地の利用効率の面ではどうなのだろうか、その辺は金儲けの上手い孫さんの方がプロだろうが。
それより、根本的な問題は電力を今のように垂れ流し消費を続ける事でしょう。
昼間の消費を減らすため、夕刊の廃止(印刷は午後、夕刊紙は別)TV放送の13〜17時の休止・・・、高層ビルの全面に太陽光発電設置義務化。
そして、永田町、霞ヶ関地域での車の全面禁止(歩くか自転車で移動させる)
というのはどうかねえ、夢か?

1164とはずがたり:2011/06/01(水) 16:51:56

中電が「電力需給班」設置
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201105110067.html

 中国電力は10日、中部電力など他の電力会社への電力融通を検討する「電力需給班」を、中電の東日本大震災緊急対策本部に設置したと発表した。中国地方での需要状況などを基に、融通できる電力を調べる。

 需給バランスの調査や燃料調達を担当する7部門で構成し、9日付で設けた。中国地方で安定供給を確保した上で、浜岡原発(静岡県御前崎市)を全面停止する中部電や、その他の電力会社へ融通ができるか検討する。

 中電から隣接する関西電力に送れる電力は、電力各社の取り決めでは最大400万キロワット。中電は「電力需要の動向や燃料需給の状況などを注視しながら、慎重に対応する」としている。

1165とはずがたり:2011/06/01(水) 16:54:32

福島3号機、地震で配管破損か 1、2号は格納容器に穴
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011052501000251.html

破損が疑われる3号機の配管
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/20110525kyodo01.jpg

 東京電力福島第1原発3号機で、緊急時に原子炉を冷却するシステムの配管が地震で破損していた可能性があることが東電の解析結果から25日、明らかになった。1、2号機では原子炉格納容器に7〜10センチ相当の穴が開くなどの破損があり、高濃度の汚染水が漏れ出た可能性の高いことも判明した。

 地震の影響について東電は同日午前「配管に漏れがあるという(前提で)解析をすると実際に合う。可能性は否定できない」とした。3号機では、一部で耐震指針の想定(基準値)を超える揺れを検出。地震で重要な配管が傷んだとすれば、全国の原発の耐震設計の見直しにも影響する事態となる。

 同原発では1号機でも3月11日の地震発生当夜に原子炉建屋内で極めて高い放射線量が計測され、揺れによる機器や配管の破損が疑われた。東電はこれまで、津波の到達まで主蒸気配管の破断など重大な損傷はなかったとの見解を示していた。

 3号機で破損が疑われるのは原子炉の水位を保つための緊急炉心冷却システム(ECCS)の一つ「高圧注水系」。原子炉から出る蒸気の圧力を利用してポンプを動かし、原子炉に注水する仕組みで、配管は安全上最も重要な設備に区分され、津波の被害を直接受けない建屋の中にある。

 3号機では、3月12日午後0時半ごろ起動されたが、その直後から圧力容器と格納容器の圧力が低下。配管から蒸気が漏れた可能性が高い。東電によると、計器の異常の可能性も残るが、配管から蒸気が漏れると仮定して解析すると、実際の圧力変化とおおむね一致するという。

 一方、1号機では、地震から18時間後に直径約3センチ相当の穴が開き蒸気の漏れが発生、50時間後に約7センチに広がったと想定。2号機でも、地震から21時間後に高温などにより約10センチ相当の穴が開いたと想定すると、実際のデータによく合うことが確かめられた。気密を保つ部品が高温で壊れた可能性があるという。
2011/05/25 13:12 【共同通信】

1166とはずがたり:2011/06/01(水) 17:26:15

福島原発で海水浄化装置を導入 東電、セシウム除去
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011053001001038.html

 福島第1原発事故で東京電力は30日、放射性物質で汚染された海水を浄化する装置を設置すると発表した。6月2日に通水試験を行い、問題がなければそのまま稼働させる。

 浄化装置はセシウムの除去が目的で、一辺約2・3メートルの立方体。内部には放射性物質を吸着する鉱物ゼオライトが詰められており、ポンプでくみ上げた海水を通し、上澄みを海に戻す。1時間あたり約30トンの海水処理が可能で、東電のテストでは1回で約30%のセシウムが除去できたという。

 装置は2号機と3号機の取水口の中間に設置。事故を受けて東電が新たに設計した特注品で、効果は運転しながら確認する。今後、増設も検討している。
2011/05/30 22:05 【共同通信】

1167とはずがたり:2011/06/01(水) 17:27:14

東電、海水浄化装置の試運転延期 電源盤の不具合で
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011060101000341.html

 東京電力は1日、福島第1原発付近の海水を浄化するため同日試運転を始める予定だった海水浄化装置について、電源盤の不具合が見つかったため、試運転を2日以降に延期すると発表した。

 装置にはセシウムを吸着する鉱物ゼオライトが詰まっている。ポンプで海水をくみ上げ、フィルターで藻やごみを除去した上で、上澄みを海に戻す仕組み。2号機と3号機の取水口の間に2台設置、高濃度の汚染水がたまっている防波堤内側の海水浄化を目指す。

 1台で1時間当たり約30トンの海水を処理する。東電は稼働後にほかの種類の放射性物質も減っているか調べ、装置の増設を検討する。
2011/06/01 11:38 【共同通信】

1168とはずがたり:2011/06/01(水) 19:58:51

節電してもいい施設「動く歩道」65% 400世帯調査
http://www.asahi.com/national/update/0601/TKY201106010180.html
2011年6月1日13時0分

 家のエアコンはいつもの半分で我慢するけれど、電車や商業施設の冷房を止めるのはやめて――。大手時計メーカーの「シチズンホールディングス」(東京)が首都圏と近畿圏に住む既婚の計400世帯を対象にした「節電と生活時間」に関する意識調査で、こんな結果が浮かび上がった。

 有効な節電対策でトップだったのは「エアコンの設定温度を上げる」(44.3%)で、「LED照明への切り替え」(36.5%)、「サマータイム制の導入」(34.0%)より多かった。約8割が家でのエアコンの使用時間を短くすると回答。平均で一日6時間使っていたのを3時間ほど縮める、との結果になった。

 街中で節電してもいい施設を聞いたところ、「動く歩道」(64.8%)、「ネオンや店舗の広告灯」(60.5%)を挙げる人が多かった。逆に「電車の空調」「商業施設の空調」はともに2.8%と少なかった。

1169とはずがたり:2011/06/03(金) 00:25:28

ブラジル、原発4基の建設計画見直し 閣僚が意向
http://www.asahi.com/international/update/0602/TKY201106020599.html
2011年6月2日23時1分

 ブラジルのロバン鉱業・エネルギー相は1日、建設が計画されている4基の原子力発電所について計画を見直すと記者団に語った。リオデジャネイロで稼働中の2基と建設中の1基については「世界で最も安全」と述べ、稼働や建設の停止はしない意向を示した。

 ロイター通信や地元メディアによると、ルラ前政権は、2030年までに北東部に2基、中南部に2基の原発建設を表明していた。計画を見直すのはこの4基で、東日本大震災による福島第一原発の事故を受けた措置。アマゾンなど豊かな河川を抱えるブラジルは、電力の8割を水力発電でまかなっている。

 急速な経済成長による電力需要の伸びや渇水による電力不足に備えて、水力発電をさらに増やす構想もあり、環境省・環境再生可能天然資源院(IBAMA)は1日、完成すれば世界3位の規模となる「ベロ・モンテ水力発電所」計画を認可した。このためのダム建設計画は、先住民や環境保護団体が生態系を壊すとして、反対している。(リマ=平山亜理)

1170チバQ:2011/06/05(日) 12:11:05
http://www.asahi.com/politics/update/0605/TKY201106040549.html
原発推進姿勢を堅持 国家戦略室のエネルギー戦略素案2011年6月5日1時38分

 政府の国家戦略室がまとめた「革新的エネルギー・環境戦略」の素案が明らかになった。東京電力福島第一原発の事故を受けた今後の政府のエネルギー政策の方向性を表したものだが、「重要戦略」の一つに原子力を明記。事実上、原発推進路線を堅持する姿勢を示した。

 菅直人首相は、原発事故をきっかけにエネルギー政策を「白紙から見直す」ことを表明。見直し作業は、エネルギー政策を担当する経済産業省ではなく、国家戦略室が事務局の「新成長戦略実現会議」に移した。この会議のもと、国家戦略相を議長とする「エネルギー・環境会議」を近く発足させる。ここには、民主党からは党成長戦略・経済対策プロジェクトチーム座長の直嶋正行元経産相が加わる。

 国家戦略室がまとめた素案によると、福島第一原発事故を受け、「エネルギー・環境会議」が「踏まえるべき基本方針は何か」としたうえで、重要戦略に、省エネルギー、再生可能エネルギー、電力システム、原子力など六つを列挙した。

1171荷主研究者:2011/06/05(日) 21:40:12

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20110511/CK2011051102000122.html
2011年5月11日 中日新聞
原発発電量が2年連続1位 全国シェア26.6%、県内13基

 県内の商業用原発13基が2010年度に発電した電力量は、都道府県別で26・6%(前年度比0・8ポイント減)と、2年連続で1位だったことが分かった。県が10日、経済産業省原子力安全・保安院の集計結果を基に公表した。

 県原子力安全対策課によると、県別の割合は減ったが、13基の総発電量は767・2億キロワット時で、前年度より5・7億キロワット多かった。いずれも計画通り運転したためという。

 2位は福島第1、第2原発で計10基を抱える福島県で、県別割合は18・8%。3位は柏崎刈羽原発がある新潟県(10・3%)、4位は浜岡原発のある静岡県(8・4%)。

 県が毎年4月中旬に公表している県内原発の運転計画は、福島第1原発事故の影響で、定期検査が長引くなどしているため未発表。同課の担当者は「再起動の時期も読めない状況なので、11年度の見通しは不透明」と話している。

 (原田晃成)

1172荷主研究者:2011/06/05(日) 22:23:55

http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20110511/CK2011051102000103.html
2011年5月11日 中日新聞
移動電源車を増産 大垣・神鋼造機、震災後に問い合わせ殺到

被災地で活躍した神鋼造機製の移動電源車=神鋼造機提供

 東日本大震災後、移動電源車を製造する神鋼造機(大垣市)に、電力会社や企業などから問い合わせや注文が相次いでいる。同社は4月以降、増産態勢を敷き、通常の倍の年間約40台を出荷する。

 移動電源車は、トラックに発電機などを搭載し、災害や停電時の非常電源として使用される。1963年に同社が開発し、電力会社やNTTに計約800台を納めてきた。

 同社によると、福島第1原発事故で、東電が現地に集結させた移動電源車約50台のうち、半数が同社製。同社が阪神大震災で被災した神戸製鋼のグループ会社ということもあり、震災後はいち早く、24時間体制の相談や技術者派遣など、サポートを強化してきた。

 今回、福島第1原発が津波で電源を喪失し、深刻な被害を招いたことから、国は電力各社に原発の代替電源の確保を指示。夏場の電力不足を見込んだ需要もあり、電力会社のほか、企業や病院などからも電源車の引き合いが増えている。これまで年間約20台の受注生産だったが、9月から3月まで月産4〜6台、計約40台を出荷する。

 同社は、工場や病院などで用いられる定置式発電機も製造。関東方面からは「原油高で休止していた発電機を電力不足に備えて再稼働したい」との問い合わせや、工場、産廃施設などで発生する蒸気を効率的に活用できる発電機などへの注目も高まっている。

 同社は「浜岡原発の停止決定で、今後の電力需給によっては、発電装置関連の問い合わせが増える可能性もある」とし、「できる限りの対応をしたい」と話している。

 (小椋由紀子)

1173荷主研究者:2011/06/05(日) 22:39:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110517t13014.htm
2011年05月17日火曜日 河北新報
東北電、女川原発に防潮堤 建屋浸水対策も実施

 東北電力は16日、女川原発(宮城県女川町、石巻市)の浸水防止策として防潮堤や防潮壁を新設すると発表した。青森県の原子力施設には外部電源確保対策として送電回線を1回線新設することも決めた。

 防潮堤は海岸沿い、防潮壁は変圧器などの電気設備周辺に設ける。規模や建設時期は検討中。原子炉建屋など発電施設も扉を改修するなどの浸水対策を実施する。

 青森県の施設では同社の東通原発(東通村)や日本原燃の使用済み核燃料再処理施設(六ケ所村)、電源開発の大間原発(大間町、建設中)に外部から電力を供給する送電線を1回線増やす。東北電力の上北変電所(七戸町)が故障しても支障が出ないよう同変電所を経由せず、青森市方面から送電する。2014年度内に新設する方針。

 東北電力は広域停電の防止策として、青森県七戸町―宮城県加美町間に整備した基幹送電線「十和田幹線」(延長114キロ)と「北上幹線」(184.4キロ)の使用開始を、当初予定の13年10月から今年6月末に前倒しすることも発表した。ともに超高圧の50万ボルト2回線で、建設工事は昨年11月にほぼ終了した。

1174荷主研究者:2011/06/05(日) 22:45:36

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110519/bsc1105190500002-n1.htm
2011.5.19 05:00 Fuji Sankei Business i.
【アジアの目】日本の原発輸出 気をもむ国々

昨年10月31日、ベトナムで建設予定の原子力発電所を日本が受注することなどで合意し、握手する菅直人首相(左)とベトナムのグエン・タン・ズン首相=ハノイ(共同)

 東日本大震災に伴う福島第1原発事故を受けて、日本政府が原発などインフラ輸出について、当面、凍結する方針を表明したことで、ベトナムなどすでに日本からの原発導入を決めた国は戸惑いを隠し切れないようだ。ベトナムではレアアース(希土類)採掘や日本からの新幹線導入もあり、いずれもロシアや韓国、中国などが高い関心を持っているだけに、日本は原発輸出をめぐる政府としての姿勢を早急に明確にすることを迫られている。

◆日本の対応次第

 ベトナムのグエン・タン・ズン首相は今月4日、ハノイを訪れた野田佳彦財務相との会談で、昨秋、菅直人首相と合意した同国中南部にあるニントアン第2原発の建設に関連して、協定の早期締結に強い期待を示した。ベトナム通信(VNA)によると、野田財務相はベトナムを重要なパートナーと位置づけるとともに、ベトナムの要望にこたえ、大型プロジェクトに協力する考えを表明した。

 もっとも、日本側の説明ではグエン・タン・ズン首相の原発に関する発言はもっと曖昧で、首相は日本とベトナムの原子力協定の発効に向け双方が努力していくよう述べただけだ。さらに原発導入について、日本側は「しばらく様子を見ようという発言はなかった」と説明している。

 そもそも原子力協定の発効は、日本側は国会での承認が必要だが、ベトナム側は大統領(国家主席)が署名すれば済む。つまり、日本側の対応次第であって、グエン・タン・ズン首相は日本に早期批准を求めたに過ぎない。つまり、今回の会談でベトナム側は明確に原発輸出に向け、首脳会談での合意の履行を求めたのに、日本側の腰が引けていたようだ。

◆成果が水泡に?

 ベトナムに対し、日本政府は、新経済成長戦略のうちアジア展開のための「パッケージ型インフラの海外展開」の柱ともいえる原発と新幹線を、セットで売りこんできた。なかでもニントアン第2原発は、日本が官民あげて取り組んだもの。レアアースの日越両国での共同開発に道筋をつけたことと合わせ、民主党政権下での数少ない成果のひとつだった。

 もっとも、それもこのままでは水泡に帰しそうだ。日本政府は、玄葉光一郎国家戦略相が4月下旬、福島第1原発事故を受け、原発輸出戦略を見直す考えを表明したが、判断基準や見通しは明らかにしなかった。

 結果次第では原発輸出をやめることもあるのか、少なくとも、首脳会談で合意した以上、ベトナム側にきちんと説明すべきだろう。

 ベトナム政府はいまのところ、日本との原発契約に関して変更する方針などは示していない。しかし、ロシアに発注したニントアン第1原発の建設契約の調印式は、菅直人首相が喜色満面でベトナムとの合意を発表した同じ昨年10月31日にやはりハノイで行われた。日本がこのまま何もしなければ、ベトナム政府がロシアや、原発輸出に力を入れる韓国に発注する可能性も出てくるだろう。

 ベトナムに限らず、原発導入を計画する新興国にとって、原発はエネルギー需要を満たす以上の意味がある。日本でも原発推進の背景には「政治的にはともかく、技術面だけ考えれば、いざとなれば核を持てるという意識があった」(閣僚経験者)ことは否定できない。

 日本がもう、安全な原発は作れないと判断し、原発輸出をやめるというならそれでもいい。ただ、日本が輸出をやめてもリスクを含めて原発を必要とする国はあるし、そこに売り込む国があるという現実があることを、知る必要はある。(宮野弘之)

1175名無しさん:2011/06/07(火) 00:46:22
> 一方、放射性物質の推計総放出量を、保安院が4月の段階で示した37万テラベクレル(テラは1兆)から77万テラベクレルに引き上げたことに関しては「2倍ぐらいの誤差は、議論の過程であり得るだろう」と理解を示した。

> 37万テラベクレル(テラは1兆)から77万テラベクレルに引き上げ
> 2倍ぐらいの誤差は、議論の過程であり得るだろう

1割2割ですらどうかと思うんだが11割の誤差って世間一般で認められるとは到底思えないのだが。

【社会】

事故の解析結果公表、遅いと苦言 原子力安全委員長
2011年6月6日 21時28分
 原子力安全委員会の班目春樹委員長は6日、経済産業省原子力安全・保安院が発表した福島第1原発事故の解析結果について、公表が遅れたとの認識を示し、「あらあらでもいいから炉心はどうなっているかを検討し、事故収束(作業)に結び付けてもらいたかった」と苦言を呈した。
 東京電力は事故収束に向けた当初の工程表で、原子炉冷却のため外側を水で満たす「冠水」を目指していたが、班目委員長は記者会見で「解析結果を見たら、(1〜3号機すべてで)冠水方式はあり得ないということを言っているに等しい」と指摘。これを認めた保安院の見通しが甘かったとの見方を示した。
 一方、放射性物質の推計総放出量を、保安院が4月の段階で示した37万テラベクレル(テラは1兆)から77万テラベクレルに引き上げたことに関しては「2倍ぐらいの誤差は、議論の過程であり得るだろう」と理解を示した。
(共同)

1176名無しさん:2011/06/07(火) 00:47:05
>>1175
失礼、URL忘れました。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060601001143.html

1177名無しさん:2011/06/07(火) 01:27:22
ドイツってこういうとこ(民意の反映や決断力)凄いよなぁ、とか思うんだが、一方でそういう部分の行き過ぎこそが髭伍長みたいなのの台頭許すことにもなったんかなぁとか思う。
まぁ国外で吠えるだけだったり閣議すっとばして記者会見しちゃうトップよりは圧倒的に良いでしょうけど。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011060600392
22年までの脱原発を閣議決定=福島事故で方針転換−ドイツ
 【ベルリン時事】福島第1原発の事故を受け、脱原発へと大きくかじを切ったドイツ政府は6日、原子力法改正案など関連法案を閣議決定した。国内にある原発17基の2022年までの全廃が柱で、太陽光や風力をはじめとする再生可能エネルギーへの早期転換を目指す。
 米国やフランスのほか、新興国の中国などが福島の事故後も原発推進の立場を堅持する中、ドイツは反原発の世論の高まりを受け、異例の早さで脱原発に転じた。
 法案では、福島の事故後に安全点検のため運転を停止した旧式7基と、故障が多発している1基の計8基はこのまま再稼働しない。残る9基は15年と17年、19年に1基ずつ、21年と22年に3基ずつ、稼働開始時期が古い順に閉鎖する。(2011/06/06-19:57)

1178栃木都民:2011/06/07(火) 10:34:25
自分とこは原発やめてもいざとなれば、フランスやスイスから電力を買えば良いし、安全保障上の問題はあるけどロシアからLNGを買えば良い。
気楽なものだよ。
日本は韓国、ロシア、中国から大直流送電とかいう金の亡者がいるけど、気に食わなければいきなり、送電を切ることを覚悟しなければ。

1179とはずがたり:2011/06/09(木) 22:37:37
5月の記事。どうなったんだ?

東電5千億円超の資産売却へ 政府は新機構設立に大筋合意
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011051001001265.html

 政府は10日、東京電力福島第1原発事故の賠償支援をめぐる閣僚協議を開き、東電に公的資金を投入するための新機構設立で大筋合意した。賠償総額に上限を設けず、リストラ強化などを促す6条件を東電に提示。東電も5千億円を上回る資産売却の検討に入り、政府側の要求を受け入れる見通し。賠償支援の枠組みをめぐる交渉は事実上決着し、政府は週内にも発表する。

 東電が負担する賠償総額は数兆円に上る見込み。「聖域なき合理化を進める」(清水正孝社長)としており、原発事故で避難などを強いられている周辺住民や、出荷制限で収入を失った農家、漁業関係者らへの賠償に充てる。

 新機構は特別立法で設立する。将来の原子力事故の発生に備える保険の機能を持たせ、原発を運転する電力9社から資金拠出を受ける。政府も新機構にいつでも現金化できる交付国債を割り当てる形で公的資金を投入。東電の賠償負担を支える。

 東電は保有しているKDDI株などの株式や債券、不動産などを売却する。保養所や社宅なども対象にする。電力事業と関わりが薄い国内外の子会社も売却する方針。既に一部の事業に関しては、大手商社や投資会社などに引き受けを打診している。

 5〜10年間は普通株を無配とし、利益流出を抑える方向で検討し、株主にも賠償のための協力を求める。閣僚の間で株主責任の明確化を迫る意見があったことを考慮した。

 社員の給与引き下げや、広告宣伝費の縮小などのリストラも急ぐ。2年間で3500億円以上の経費を削減する考えだ。政府は東電に資産売却や経費節減の徹底を求めており、東電は一層の上積みを目指す。

 政府内には、東電に融資している銀行も支援に協力するべきだとの意見があり、東電に金利減免を銀行団に要請するよう水面下で促した。

 しかし金利減免を受けた企業は不良債権に区分されるのが原則であるため、東電は「今後の資金調達に支障が出る恐れがある」と、慎重に検討している。

2011/05/11 02:32 【共同通信】

1180とはずがたり:2011/06/09(木) 22:40:13

東電、賠償除き赤字5700億へ 12年3月期の試算
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011060401000862.html

 2011年3月期連結を発表する東京電力の清水正孝社長=5月20日、東京・内幸町の本店

 東京電力が予想を非公開としている12年3月期の単体業績を試算した内部資料が4日、明らかになった。福島第1原発の停止や火力発電への切り替えに伴い燃料費が8300億円増加。今後見込まれる巨額の賠償金を計上していないが、純損失は約5700億円に上り、前期の1兆2585億円に続く大赤字となる。

 社債発行による資金調達が困難になるため、ことし3月末に約2兆1千億円あった現預金は急速に流出し、12年3月末に1千億円を割り込む計算で、手元資金がほぼ枯渇状態となる。数兆円規模に達するとされる賠償金支払いのためには、銀行団の一段の融資や政府支援が不可欠な財務状況に陥る。
2011/06/05 02:02 【共同通信】

1181とはずがたり:2011/06/09(木) 22:40:43

東電株、一時148円 下落に歯止めかからず
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011060901000331.html

 東京電力の株価下落に歯止めがかからない。9日の東京株式市場で一時、前日終値比52円安(下落率26%)の148円に急落し、2日連続で上場以来の最安値を更新した。原発事故に対する政府の賠償支援策の国会審議が進まず、経営の先行き懸念が高まっているためだ。支援策の早期実現が難しいとの見方が強まれば、一段の株価下落につながりそうだ。

 東電株は取引時間終了にかけて下げ幅を縮め、9日の終値は前日比8円安の192円。売買高は約4億株と東京証券取引所の調査が可能な1986年以降で最多となり、マネーゲームの様相を呈している。
2011/06/09 19:07 【共同通信】

1182とはずがたり:2011/06/09(木) 22:43:18

原発62キロ先でストロンチウム 福島県11地点で検出
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011060901000448.html

 自衛隊ヘリから撮影した福島第1原発。(手前から)1号機、2号機、3号機、4号機=4月26日(防衛省提供)

 文科省は9日までに、福島第1原発から62キロ北西の福島市など、福島県の11地点の土壌から微量の放射性ストロンチウムを検出したと明らかにした。原子力安全委員会は「直ちに健康への影響があると心配される数値ではないが、体内への取り込みに注意すべきだ」としている。

 文科省によると、62キロ離れた福島市杉妻町で4月27日に採取した土壌からストロンチウム89を1キログラム当たり54ベクレル検出。最も高かったのは原発から24キロ北西の浪江町赤宇木で5月6日に採取した土壌で、同1500ベクレルだった。飯舘村や川俣町、広野町などでも検出。
2011/06/09 12:55 【共同通信】

1183とはずがたり:2011/06/09(木) 22:45:53
なんとヒマワリにそんな効果が!(;゚Д゚)Σ

2011年6月9日(木)
福島へヒマワリを 土壌の除染に活用
http://www.saitama-np.co.jp/news06/09/06.html

英国のインファントスクールの教諭で、同校児童が制作した絵画やブレスレットを持参したドワイヤー・コールマンさん(右)とともに、ヒマワリの種を植える園児たち=1日午前、坂戸市清水町の坂戸あずま幼稚園

 「成長過程で放射性物質を吸い上げるとされるヒマワリの特性を活用し、福島第1原発事故で汚染された土壌を改良したい」―。そんな思いで始まった「ひまわりプロジェクト」の活動に協力しようと、坂戸市清水町の坂戸あずま幼稚園(鈴木悦子園長、園児数292人)が、ヒマワリの栽培に取り組んでいる。収穫した種は福島県内の牧場に送る予定で、同プロジェクトは集まった種を栽培し、有効性を検証するという。鈴木園長は「きれいな土壌づくりに協力したいという気持ちで参加している。埼玉でも輪を広げていきたい」と話している。

 プロジェクトを進めているのは、茨城県の日本ベトナム友好協会茨城連合会(下山田虎之助会長)と茨城ベトナム経済交流会(同会長)。

  両団体の理事で、運送業を営む茨城県稲敷市の大塚則昭さん(52)によると、ヒマワリは成長過程で茎や葉に放射性物質を吸収する。成長後は1500度以上で焼却するなどして、吸収した重金属を取り出す方法もある。ロシアや米国では検証論文も発表されているという。

  大塚さんは「茨城には東海村があり、県民は福島の原発事故に大きな関心を寄せている。ヒマワリの特性は以前から知っていたが、これに放射性物質を減少させる特性があるとされるフルボ酸を使用すれば、吸収した放射性物質が減少する可能性もある。それらを検証したい」と話す。

  鈴木園長は今年5月、仕事を通して知り合った大塚さんからプロジェクトの話を聞き、同園として協力することを決めた。園児たちはこれまでに数回、同園が所有する近くの畑でヒマワリの種をまく作業に参加し、その成長と種の収穫を楽しみにしているという。

  また同園には、4年前から園児同士で文通するなど交流を続けている英国ノーリッジ市のインファントスクール(小学校)「チャペルブレイク」から、被災地の子どもたちのために、同校の児童が制作した花の絵200枚とビーズ製ブレスレット300個が届けられている。

  鈴木園長は「夏までにヒマワリの種を20キロ以上収穫し、牧場に送りたい。チャペルブレイク校では、教師をはじめ児童、保護者らが被災者を心配しており、児童が制作した絵画やブレスレットを被災地の子どもたちにプレゼントさせてほしい」と話している。

  問い合わせは同幼稚園(電話049・281・8715)へ。

1184とはずがたり:2011/06/09(木) 22:51:04

夏の電力供給力が11%減 西日本5社、原発停止で
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011060801000837.html

 経済産業省が、定期検査中の原発を再稼働できなかった場合、関西、北陸、四国、中国、九州の電力5社の8月の供給力が想定より880万キロワット、11%減少するとの試算をまとめたことが、8日分かった。需要に対して供給力の余裕度を示す予備率は0・4%にとどまり、必要とされる3%を大きく下回る。

 特に関電と九電の需給逼迫が顕著で、東日本大震災で発電施設が被害を受けた東京電力、東北電力ばかりでなく、西日本での電力不足の様相が浮き彫りになった。海江田万里経済産業相は再稼働に向けた環境を整えるため、現地を訪問し安全対策を説明する意向だ。
2011/06/08 18:26 【共同通信】

1185とはずがたり:2011/06/10(金) 01:49:00

一足早くやってきた放射性廃棄物処分問題。。

放射性がれき、福島に最終処分場 環境省方針、県は拒否
http://www.asahi.com/national/update/0609/TKY201106090534.html
2011年6月9日23時40分

 東京電力福島第一原発から20キロ圏外で放射性物質に汚染されたがれきの処分方法について、環境省は9日、6月中に焼却を始め、福島県内に新設する最終処分場に埋め立てたいとの方針を同県に伝えた。

 佐藤雄平知事は、県民の理解が得られないとして、県内での最終処分受け入れを拒んだ。候補地選定の難航が予想される。

 南川秀樹・環境事務次官が佐藤知事を訪ね、同省で検討が進むがれきの処分法を説明した後、報道陣に方針を明らかにした。

汚染水処理に伴う放射性廃棄物、2千立方メートル見通し
http://www.asahi.com/national/update/0609/TKY201106090624.html
2011年6月10日0時0分

 東京電力は9日、福島第一原発で増え続けている高濃度の放射能汚染水を浄化処理した残りかすとして生じる放射性廃棄物が、2千立方メートルになるとの見通しを明らかにした。25メートルプールで4〜5杯分の量にあたる。

 同原発では汚染水の浄化装置の試運転を10日にも始め、15日から稼働させる予定だが、放射性廃棄物の処理法は決まっていない。

 装置では、セシウムやストロンチウム、ヨウ素などの放射性物質を薬剤で沈殿させたり、吸着剤(ゼオライト)で取り除いたりする。この過程で、放射性物質の沈殿物が放射性廃棄物として生じる。放射能の濃さは高濃度汚染水の100倍以上になる見込みで、遠隔操作で扱うことになる。

1186とはずがたり:2011/06/10(金) 12:43:17

菅首相、原発の再稼働に向け現地説明を検討
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110610-00000529-san-soci
産経新聞 6月10日(金)10時28分配信

 東京電力福島第1原発事故の後、定期検査を終えた全国の原発が再稼働できなくなっていることを受けて、海江田万里経済産業相は10日の閣議後会見で、地元の合意を得るため、菅直人首相自らが立地自治体に赴き安全性を説明することを「菅総理とも相談しているところ」と述べ、検討中であることを明らかにした。

 海江田経産相は「地元の自治体、とりわけ県知事にご理解いただくのは今、大事な要素となっている。どういう形で政府の後押しをすればよいかを話している」と説明した。

 このまま再稼働できなければ、今夏は西日本にも電力不足が拡大。使用電力を強制的に制限する電力制限令を西日本で発動する可能性については「考えていない」とした。

 福島第1原発事故を受けて、国は3月30日に緊急安全対策の実施を各電力会社に要請し、すべての原発で「再稼働に問題ない」との評価を下した。しかし中部電力の浜岡原発だけは、東海大地震の発生確率が高いとして運転停止を要請。中部電力はこれを受けて運転を停止したが、立地自治体は「説明に整合性がない」として、国の安全基準に不信感を強めている。

1187とはずがたり:2011/06/10(金) 23:35:23
>>1185

環境省が県内に最終処分場を整備方針 高放射能のがれき、知事は拒否 
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9854670&newsMode=article

 東京電力福島第一原発事故により高いレベルの放射性物質が付着したがれきの処理で、環境省が県内に最終処分場建設を検討していることが9日、明らかになった。南川秀樹環境事務次官が同日、県庁で佐藤雄平知事と会談し伝えた。佐藤知事は断固拒否する考えを示すとともに強い不快感を表した。同省の方針はこれまで県などに一切伝えられておらず、今後、反発が起きるのは必至だ。

■次官「福島以外考えられず」
 南川事務次官は佐藤知事との会談で、東日本大震災と原発事故からの復旧・復興に向けては放射性物質の付着したがれき処理は急務と説明。その上で「最終処分場の建設場所として福島県以外は考えられない」とした。
 これに対し、佐藤知事は「県として受け入れられない」とし、今後、最終処分場建設についての要望、提案を一切受け付けない考えを強調した。
 会談後、取材に応じた南川事務次官は、最終処分の方法が決定していない状況では初期段階の撤去は進まないと指摘。「県民感情をさかなでするつもりはないが、福島県以外に建設場所は考えられない」として、引き続き本県への処分場の建設を目指す考えを示した。

■知事「ありえない」 断固拒否、不快感表す
 佐藤知事は会談後、記者団に「(本県への最終処分場の設置は)ありえないと今日まで明確に言ってきた。原子力政策は国策であり、国がしっかりと考えてほしい」と述べた。
 内堀雅雄副知事は「今後、最終処分場の議論が県内でなされることは1%もない」と強調した。
 放射性廃棄物は、原子炉等規制法に基づき低レベルの場合は青森県六ケ所村の貯蔵施設に埋め立て処分される。しかし、同法は、今回のがれきのように原子力関連施設外で大量に汚染ごみが発生することを想定していない。一方、災害ごみは廃棄物処理法で埋め立てや焼却処理されるが、同法では放射能を帯びた廃棄物は対象としていない。
 こうした中、環境省は警戒区域や計画的避難区域を除く県内全域のがれきについては、放射性物質が付着していても焼却や埋め立て処分を認める方針を決定。
 省内に組織を設け、最終処分場の設置場所や規模、処理する放射性物質の濃度の基準などの検討に入っている。最終処分までの工程を確立し、がれき撤去に早急に着手することで、農産物や工業製品を含めた風評被害の払しょくにつなげる狙いがあるという。
 3日時点の環境省の推計では、本県の震災によるがれきは288万トン。16%が仮置き場に搬送されているが、原発周辺の自治体では処理が全く進んでいない。
(2011/06/10 12:29)

1188チバQ:2011/06/11(土) 13:17:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110611-00000109-san-soci
震災3カ月 大停電は防げるか 原発稼働54→19基夏の電力綱渡り
産経新聞 6月11日(土)7時56分配信


拡大写真
電力9社の夏の供給余力(写真:産経新聞)

 ■関電…足りない183万キロワット

 エアコンの利用などで消費電力が高まる夏を前に、電力各社は綱渡りの供給力確保を強いられている。東京電力福島第1原子力発電所事故の影響で、原発の運転停止が全国的に広がり、全国の原発54基中、稼働が19基にまで減ったためだ。関西電力、東北電力、北陸電力は、ピーク時の需要に供給が届かない見通しだ。

 東電が予測する夏の最大消費電力は5500万キロワット。火力発電や水をくみ上げて水力として使う揚水発電を総動員し、供給力を7月末に5520万キロワット、8月末に5620万キロワットへ引き上げてカバーする計画だった。だが、関電などから融通される100万キロワットが見込めなくなり、停電リスクが高まっている。

 被災地を抱える東北電の需給見通しはさらに深刻だ。3火力発電所が津波などで損壊し、原発は保有する全4基が停止中だ。復興需要で8月の最大消費量は1380万キロワット程度に増加する見通しだが、供給力は8月に1370万キロワットまで引き上げるのが限界だ。まだ10万キロワット足りない。東電から電力融通を受ける予定だが、保証はない。

 東電と東北電に融通している北海道電力は、夏の電力に170万キロワットの余力がある。ただし本州への連系線の容量は60万キロワットで、これ以上は増やせない。

 浜岡原発が政府からの要請で全面停止に追い込まれた中部電力は、供給力が2574万キロワットに落ち込み、最大電力の2637万キロワットを下回った。使う予定のなかった火力を使うなどして供給力を引き上げるが、余力を示す予備率は適正水準の8〜10%に届かない。

 北陸電も保有原発2基の停止などで夏のピーク電力をまかなえない見通しだ。

 関電は八木誠社長が10日、7月1日以降に15%程度の自主的な節電を要請するとともに、他社への電力融通を中止すると表明した。原発11基中4基が定期検査中であるうえ、7月末までにもう2基が検査に入り、再稼働にもめどがたたず、7月末には183万キロワットが供給不足になる見込みのためだ。各社の電力確保は一層厳しくなる。

1189名無しさん:2011/06/11(土) 14:14:26
こういう嘘がいまだに出るマスコミというのはゴミだね。


エアコンの利用などで消費電力が高まる夏を前に、電力各社は綱渡りの供給力確保を強いられている。
東京電力福島第1原子力発電所事故の影響で、原発の運転停止が全国的に広がり、
全国の原発54基中、稼働が19基にまで減ったためだ。
関西電力、東北電力、北陸電力は、ピーク時の需要に供給が届かない見通しだ。



54基稼働していたことなど一度も無いのに。
54基⇒17基に減少(70%減)と錯覚させるためのデマだね。

1190名無しさん:2011/06/11(土) 14:15:41
修正
54基⇒19基に減少(65%減)と錯覚させるためのデマだね。

1191荷主研究者:2011/06/11(土) 18:11:50

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/23352.html
2011年5月25日 新潟日報
東新潟火力港1号機、31日営業運転 最終確認大詰め

 今夏の電力不足対策のため、東北電力(仙台市)は25日までに、東新潟火力発電所港1号機(聖籠町)の営業運転を31日から開始することを決めた。当初の予定より10日余り早めた。25日は試運転の様子を報道陣に公開。所員は燃料の液化天然ガス(LNG)を燃やすボイラーの内部をモニターで確認するなど、最終チェックを進めた。

 港1号機は最大出力が35万キロワット。1972年に運転を開始し、老朽化などで昨年4月に停止した。しかし東日本大震災で太平洋側の発電所が被災したため、電力供給力の確保に向け運転を再開することにした。3月22日に点検を始め、今月21日に試運転を開始した。

 同社は今夏の需要を1300万〜1480万キロワットと想定するが、港1号機の稼働後も供給力は1230万キロワットにとどまる。同発電所の吉村純一副所長は「設備をフル稼働し、お客さまから節電へのご理解もいただきながら夏を乗り切りたい」と話した。

1192荷主研究者:2011/06/11(土) 18:35:04

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20110526c
2011/05/26 08:44 秋田魁新報
秋田火力にガスタービン発電設置へ 来年7月運転、東北電力

 東北電力は25日、秋田火力発電所(秋田市)の敷地内に出力33万3千キロワットのガスタービン発電機を設置すると正式に発表した。東日本大震災後、太平洋側にある複数の原子力・火力発電所が停止しており、電力供給不足を補うための緊急措置。今年7月着工、来年7月の運転開始を目指す。

 ガスタービンは、秋田火力敷地内の南側にある倉庫跡地に設置する。現在、2?4号機合わせて約130万キロワットある発電能力を約160万キロワットに引き上げる。今夏に予想される電力不足には間に合わないが、来年以降の電力需給も不透明なため、同社は設置を決めた。八戸火力(青森県八戸市)、東新潟火力(新潟県聖籠町)にもガスタービンを設置する計画。

 一方、1、2号機合わせて120万キロワットが稼働している能代火力(能代市)には、大量の電力を貯蔵できる10万キロワット級の「NAS電池」の新設を検討、年内の運用開始を目指している。

1193荷主研究者:2011/06/11(土) 18:49:31

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/294568.html
2011年05/24 13:00 北海道新聞
道内−本州 電力融通1・5倍 北電 90万キロワットに増強へ

 北海道電力は、道内と本州を結ぶ北本連系(北海道・本州間電力連系設備)の最大送受量能力を現在の60万キロワットから90万キロワットに増強する。道内へ電力を安定供給するのが狙い。さらに東日本大震災で本州の電力不足が長期化する懸念もあり、北電は早期着工を目指す考えだが、完成まで10年前後かかる見込みだ。

<北海道新聞5月24日朝刊掲載>

1194荷主研究者:2011/06/11(土) 18:52:27

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/244357
2011年5月28日 00:44 西日本新聞
玄海原発1号機 想定超す劣化 九電は「安全」強調

 九州電力玄海原子力発電所1号機(佐賀県玄海町)原子炉の「脆化(ぜいか)」と呼ばれる老朽化が、従来想定を超えていることが27日分かった。九電は想定データを上方修正した上で「想定を超えているが、安全性は保たれている」と説明している。

 玄海1号機は1975年10月運転開始。現在事故や定期検査などで停止せず稼働中の国内原発では、関西電力美浜原発2号機(福井県、72年運転開始)に次ぎ、2番目に古い。原発の長期運転をめぐる議論に影響が出ることが予想される。

 核反応で中性子を浴び続ける原子炉内にある測定用の鋼鉄片の温度から脆化の状況が分かる「脆性(ぜいせい)遷移温度」が、2009年4月時点で従来想定を最大20−30度程度上回る98度だった。

 九電が過去測定した温度は35度(76年)、37度(80年)、56度(93年)。運転開始30年を前にした03年、国に提出した高経年化技術評価書のグラフでは、09年前後の時点での温度を誤差を含め70度前後に想定していた。九電は09年の測定結果を受け、測定値に沿った想定に上方修正したという。

 温度が高いほど脆化が進んでいることを示し、緊急時に冷却水を注入する際に炉心が損傷を受ける恐れがある。ただ、九電は原子炉そのものの現在の遷移温度は80度程度、60年運転を続けたとしても91度と予測。新設原子炉の基準である93度を下回っているとしている。

■「絶対安全」ではない

 京都大原子炉実験所の義家敏正教授(照射材料工学)の話 鋼鉄製の圧力容器は約500トンの重さで厚さは10センチある。予想を超えた脆性遷移温度がただちに緊急の炉心冷却時に問題となるとは考えないが、メーカーが言うような「絶対安全」ではないだろう。長期の中性子照射による炉心劣化は研究者でも不明な点が多い。福島第1原発事故でも一時、緊急冷却された。その影響を検証し、今後の高経年化原発の評価につなげていくべきだ。

=2011/05/28付 西日本新聞朝刊=

1195荷主研究者:2011/06/11(土) 19:54:56

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110523/CK2011052302000136.html
2011年5月23日 中日新聞
2.8メートルの隆起跡 浜岡原発2キロ東

「国想定とは別の活断層」

 運転を停止した中部電力浜岡原発(御前崎市)の約2キロ東側で、地震により最大2・8メートルが一気に隆起した跡があることが、産業技術総合研究所などのボーリング調査で分かった。中電は、東海地震の原発への影響について「浜岡原発の敷地はなだらかに1メートル隆起する」と説明するが、十分に調査されていない。専門家からは、停止を機に精緻な地質調査が必要との指摘も出ている。 (皆川剛)

 問題の隆起跡が見つかったのは、二級河川の筬川(おさがわ)を挟んで原発から約2キロ東に位置する御前崎市白羽地区。同研究所などが2005〜08年にかけて9カ所の段丘を5〜13メートル掘ったところ、表層は砂だったが、その下からは海岸線近くにしか生息しない生物の化石(マカロニクナス)が出た。この地点がかつては波打ち際だったことを示す。

 段丘の各地点を調べると、約5000年前に最大2・7メートル、約2400年前には最大2・8メートル、約1000年前には最大1・6メートルの海底が大地震によって一度に持ち上がり、現在の段丘を形成していることがわかった。

 度重なる隆起について、同研究所の藤原治主任研究員(地質学)は「国の中央防災会議が想定するタイプの東海地震とは別の活断層があり、1000年周期で局地的に大きくずれている」と解説。調査結果を原発の安全性を評価する原子力安全基盤機構に報告した。

 国の見解では、浜岡原発を含む静岡県沿岸は、次の東海地震で均等に約1メートル持ち上がるとされている。その後はプレートが年数ミリ程度沈み込み、隆起した分が帳消しになるとされてきた。

 中電はこの見解を採用しているが、段丘調査を受け、段丘につながる断層があるのか、存在するならどう広がっているのかを特定しようとした。地中に向けて人工的に地震波を送り、返ってくる波(エコー)を計測する手法で地中の様子を調べたが、隆起を起こす断層の姿は十分に解明できていない。

 地震予知連絡会会長などを歴任した大竹政和・東北大名誉教授(地震学)は「断層の角度と規模によっては、浜岡原発に揺れとずれの両面で影響を及ぼしうる」と指摘する。

 立石雅昭・元新潟大教授(地質学)は「同じ年代のマカロニクナスがどう分布しているか、原発が停止している間に、原発直下も含めて調べるべきだ」と話している。

1196荷主研究者:2011/06/11(土) 19:58:27

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110528/CK2011052802000123.html
2011年5月28日 中日新聞
浜岡原発停止で恩恵が重荷に 御前崎市施設にかさむ維持費

原発の交付金で建てられた市民プール。奥にはウオータースライダーも見える=20日、御前崎市で

関連財源が年々減少

 中部電力浜岡原発の全面停止を受け、お膝元の御前崎市では、原発の恩恵で建てられた市営施設の存在が住民の不安を助長している。市は財源の4割を原発関連の交付金や税金に頼っているが、その額は年々減り続け、原発再開の見通しも立たず。一方で市営施設の維持管理費は少なくとも年間十数億円に上り、将来的に重荷となりかねない。 (原田遼)

 浜岡原発4号機の交付金で建てられた御前崎市の市民プール「ぷるる」の年間利用者は16万人。菊川市や掛川市など周辺から車で通う利用者も多い。

 「サウナでみんなで話してたの。これから料金高くなるんじゃないのって」。プールから出てきた御前崎市の女性(67)は不安そうに話す。

 施設の魅力は豪勢な設備と安さ。温水の屋内プールに加え、夏はウオータースライダー付きの屋外プールが開放される。さらにスポーツジムにスタジオ、浴室、サウナが完備。会費は3カ月で大人1万円と、民間のスポーツジムの半額程度だ。

 運営するのは市振興公社。プールを含めた六つの市営施設の管理委託費として市から年間3億円が支払われている。

 浜岡原発が稼働した1970年代以降、市は交付金で図書館や病院、陸上競技場、公民館、体育館など大規模施設を次々と建てた。

 市は原発で建てた施設に限っての維持管理費はまとめていないが、昨年度に発行した原発の啓発資料を見ると、病院、図書館、給食センター、保育園・幼稚園・学校の人件費だけでも交付金から毎年10億円程度が支出されている。

 御前崎市の2011年度当初予算168億円のうち交付金が25億円、固定資産税が46億円と4割を原発関連が占める。

 だが、震災により原発が全面停止となった上、固定資産税は減価償却に伴い、毎年3億円ずつ減っている。

 市が期待していた6号機の新設計画も頓挫。11年度から15年間で136億円の交付金を見込み、完成すれば、固定資産税も年間数十億円が増額されるはずだった。震災後の脱・原発ムードの中、新たな原発を造れるかは不透明だ。

 市原子力政策室は「(統廃合など)施設の整理はこれまで検討していなかったが、今後必要になってくるだろう」と話し、ハコモノ行政も転換期を迎えている。

 将来的に負担が回るのは次世代の子どもたちだ。旧浜岡町と合併前の旧御前崎町地区に住む3児の母(38)は「各地区に立派な公民館や体育館があるけど、必要ない。子どものためにも、もうハコモノは造らないでほしい」と訴える。合併前は旧浜岡町と比べて公共施設が圧倒的に少なかったが、うらやむことはなかったという。「合併当初は旧御前崎町がお荷物扱いされたけど、これからは逆になるのでは」と、将来を悲観視する。

1197荷主研究者:2011/06/11(土) 21:57:58

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110601/CK2011060102000136.html
2011年6月1日 中日新聞
浜岡原発、砂丘の津波耐久 根拠なし 中電幹部明かす

中電が防潮堤の役目を果たすと主張する原発沿いの砂丘。後方は浜岡原発=御前崎市で(福沢和義撮影)

 政府の要請を受け入れ全面停止した浜岡原発(御前崎市)で、中部電力が津波対策の柱に位置付ける砂丘が、東海地震時の津波にどの程度えぐられ耐えられるのか、具体的な検証をしていないことが分かった。中電幹部が明らかにした。東日本大震災では多くの防潮堤が津波で全半壊しており、専門家は模型などで砂丘の強度を検証する必要性を指摘している。

 砂丘は原発敷地全体の海岸側にあり、高さ10〜15メートル。文部科学省の地震調査研究推進本部が今後30年間に87%の確率で起きるとする東海地震で、中電は最大8・3メートルの津波が起きると想定する。砂丘を越えることはないとして「安全性に問題はない」と国に報告書を提出している。

 しかし、中電土木建築部幹部は本紙に「どの程度砂丘が削られるか計算はしていない」と証言し、安全性の確証はないことを明らかにした。それでも「砂丘には植栽もあり、よく締まっていて、幅もある。津波で削られるのは数十センチ程度だろう。全部なくなることはないと考えている」と強調する。

 中電は「津波の破壊力に砂丘は耐えられるのか」との問いに、震災後も「安全」と繰り返してきた。一方で「さらに安心のために」と前置きし、砂丘と原発の間に高さ15メートル級の防波壁を設け、2、3年後に原発の再稼働を目指している。

 海岸工学を専門とする喜岡(きおか)渉名古屋工業大教授は「宮城や岩手の沿岸部では、砂浜が大きく削られた所もある。砂丘がどれだけ削られるかをシミュレーションする手法は確立されていないが、模型などを使って実験することは可能だ」と指摘する。

 同じく青木伸一豊橋技術科学大教授は「中電の想定通り、砂丘をのみ込むほどの津波が来なければ、砂丘がごっそりと消えることはないだろう。ただ、原発を守りきれるかどうかは分からない」と話す。

中電が浜岡断層報告書を保安院に提出

 中部電力は31日、浜岡原発周辺の断層に関する報告書を経済産業省原子力安全・保安院に提出した。

 保安院は4月下旬、東日本大震災で大きな地殻変動が観測されたため、全国の原発事業者に断層の影響の再検討を指示。断層と関連があるとされる「リニアメント」という直線状の地形など、現在の耐震指針で「考慮する必要がない」と判断している断層も含めて報告を求めた。

 中電は、同県掛川市北部など浜岡原発の半径30キロ以内にある3カ所のリニアメントと、海底で地表に変位が生じている2カ所を報告。5カ所とも中電が国の新耐震指針に照らし、2007年に作成した浜岡原発の耐震安全性評価報告書に記載済みの内容で、今回も「敷地への影響は小さい」などと活動性を否定した。

1198荷主研究者:2011/06/11(土) 22:17:21

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201105310042.html
'11/5/31 中国新聞
ウランれんが、来月中に搬出

 日本原子力研究開発機構(茨城県東海村)が鳥取県湯梨浜町方面(かたも)地区に放置したウラン残土で製造した計145万個のれんがが、6月末に同県三朝町の加工場から全て搬出される見通しであることが30日、分かった。加工場は稼働を終え、残ったれんが4万個の搬出を待つだけとなった。方面地区のウラン残土問題は放置の発覚から23年がたち、一定の区切りを迎える。

 同機構人形峠環境技術センター(岡山県鏡野町)によると、れんがは平均0・22マイクロシーベルトの放射線量を含み、1個90円で市販のれんがとほぼ同じ。花壇や歩道などに使う。

 機構はこれまで、東海村の本部など全国の機構の事業所へ58万個を無料で搬出、一般の個人・法人向けに83万個を販売した。販売件数は計1800件。その約10%の販売先が岡山県内とみられる。

 販売が続く理由について、センターは「東日本大震災後もそれ以前と変わらず注文を受けている。『もの珍しさ』なども購入の動機になっている」と説明している。

【写真説明】加工場内で山積みに保管されたれんが(鳥取県三朝町)

1199チバQ:2011/06/12(日) 11:57:23
http://www.asahi.com/politics/update/0610/TKY201106100678.html
原発事故調「骨抜き」の動き 経産省画策、首相が拒否2011年6月11日3時0分
 東京電力福島第一原発の事故調査・検証委員会(事故調)について、政府の国家戦略室が経済産業省の影響下に置く構想を菅直人首相に提示していたことがわかった。首相の辞任表明後に提示したもので、首相は原発を推進してきた同省が事故調の「骨抜き」を画策したとみて拒否した。

 同戦略室は民主党政権下で新設された組織で各府省の職員が出向し、内閣官房に置いているが、エネルギー政策については経産省の影響力が強い。今回の動きは、経産省が事故調の調査結果に影響力を行使しようと巻き返しを図った形で、今後、新政権が事故調の中立性をどう担保するかが問われそうだ。

 菅内閣は5月24日の閣議で事故調の設置を決定。事故調は内閣官房に置いて独立性と中立性を確保し、東電の監督官庁である経産省から離れた形で検証させるようにした。

1200とはずがたり:2011/06/13(月) 01:11:28
さるORの専門家と喋っていたら東電は軽視してORの専門家を抱えておらず,そのせいであのグダグダな計画停電の惨状となったそうであります。
東電には鳩山でも押しこんどけw

1201とはずがたり:2011/06/15(水) 21:56:50
<福島第1原発>安全基盤機構検査ミス 東電頼み、まん延 設定圧力「妥当」うのみ
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20110615ddm041040005000c.html
2011年6月15日(水)13:00

 ◇負担500円で2000円の弁当

 原発の法定検査に疑問符が浮かんだ。東京電力福島第1原発3号機の安全弁を巡る「原子力安全基盤機構」の検査ミス。東京電力のトラブル隠し(02年)を受け、検査強化を目的に設立された機構だが、東電からの指摘でやっと自らのミスに気付いた。「東電に頼り過ぎた」。検査員はそう反省したという。昼食代の一部を企業側に負担させてから検査に取りかかるケースもあり、元検査員の一人は「ガチンコ(真剣勝負)の検査員は多くない」と明かした。【酒造唯、川辺康広】

 08年12月、北九州市門司区のバルブメーカー工場。機構の検査員2人は、検査手法や手順を記した機構備えつけの「要領書」を手に、東電やメーカーの担当者に機器を操作させ、検査を開始した。

 検査は、通常運転時に安全弁が圧力容器から放射性物質を含んだ規定量以上の水蒸気を漏らさないかどうかをチェックするもの。水蒸気の代わりに窒素ガスを使い漏えい量の測定を行うため、窒素ガスの圧力が水蒸気であればどの程度の気圧に相当するか換算する式が必要だ。ところが、要領書には肝心の換算式を記載していない不備があり、検査員は東電側がかけた圧力を妥当だと思い込み検査を終えた。ところが約1カ月後、東電から「圧力が低過ぎた」と連絡が入った。検査員らは機構の内部調査に「東電とメーカーに頼り過ぎた」と答えたという。

 「東電の言い値で検査しているだけでは」。記者の質問に機構の工藤雅春検査業務部次長は「そう言われればその通り。忸怩(じくじ)たる思いはある」と答えた。

 ◇「職員の能力不足も」

 「国の代わりに検査する建前なのに、ガチンコの検査員は多くない。なれ合い検査がまん延している」。10年3月に退職した元検査員の男性(62)は明かす。

 機構の検査部門には百数十人の職員が在籍する。このうち約6割は専門性を高めるために雇用した原子力関連メーカー、電力会社、民間検査会社などの出身者たちだ。それでも▽九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)など原発4基で点検すべき事項を点検しなかった「確認漏れ」(07年発覚)▽日本原燃ウラン濃縮工場(青森県六ケ所村)で要件を満たしていないウラン貯蔵容器を「合格」と判定(10年発覚)――などのミスが相次いできた。

 男性は「専門知識が不足している職員がいる。内部で研修はしているが、知識や経験が乏しく、厳しくチェックしようにも能力不足で不可能だ」と言う。

 通常、検査は午後に実施される。検査前の昼食には検査員、検査先のメーカー、電力会社社員らが一堂に会する。1500〜2000円程度の弁当が出るが、検査員は500円を支払うだけ。「差額分は『接待』だが固辞する検査員は少ない。『なあなあ』の検査の象徴」と男性は語った。

1202とはずがたり:2011/06/19(日) 22:41:07

米国:福島と同型原発…「稼働延長否決」巡り混乱
http://mainichi.jp/select/world/news/20110620k0000m030062000c.html

 【ニューヨーク山科武司】東京電力福島第1原発事故の事態収束の道が見えないなか、同原発と同型の原子炉格納容器「マーク1」がある米東部バーモント州のバーモント・ヤンキー(VY)原発をめぐる混乱が急速に広がり始めた。VY原発を運営するエンタジー社が、稼働延長を否決した同州の決定差し止めを求めた訴訟が23日に始まるのを前に、南隣のマサチューセッツ州はバーモント州の決定に支援を表明。州を超えた「反原発」のうねりが広がっている。

 一方でVY原発の20年間稼働延長を決めた原子力規制委員会(NRC)は、重大事故対応ガイドラインについて「基準に合致している」との報告書をまとめた。

 VY原発を巡っては昨年2月、バーモント州上院が、12年3月で期限切れとなる運転免許の更新を否決した。同州は全米で唯一、州憲法で原発の稼働への否決権を規定しており、1972年から稼働し、近年は事故が続くVY原発に「ノー」を突きつけた。

 だが今年3月、NRCは免許の20年間延長を裁決・承認。エン社は4月に同州ブラテルボロの連邦地裁に提訴した。地元紙によると、州は法廷に(1)02年にエン社はVY原発を購入した際には、免許の12年失効を了解していた(2)放射性物質の安全性に懸念がある(3)稼働が続くと、使用済み核燃料の保管問題が深刻化する−−などと主張。エン社側は(1)02年の州との覚書は状況が変わり無効(2)原発の安全性は連邦政府の管轄(3)廃炉は地域経済に深刻な影響−−などとしている。

 今月13日、マサチューセッツ州の司法長官が法廷助言者として書証を提出。VY原発の廃止には踏み込まなかったが「州境の原発の管理能力に非常に関心がある。核に関する独自の法律は守られるべきだ」などと述べ、NRCの決定より州の決定が優先されるべきだと指摘した。

 地元紙によると、バーモント州のシャムリン知事はNRCから、「法的権限を超えたことはしない」と伝えられたという。

 一方でNRCは今月6日、VY原発の重大な事故対応ガイドラインが「基準に合致」との報告書を公表。10年の運転状況の査定も合格点だったとした。この結果に関する公聴会が22日、ブラテルボロで開かれる。VY原発の停止を求める州民たちは裁判が始まる23日夜、同州北西部バーリントンで原発停止を訴える集会を開く。

毎日新聞 2011年6月19日 20時39分

1203とはずがたり:2011/06/20(月) 00:30:58

原発:夏前ありき「安全宣言」…再稼働要請へ
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110619k0000e040002000c.html

国内の原発稼働状況。6月17日現在
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/20110619k0000e040006000p_size8.jpg


 海江田万里経済産業相が18日、「各原発ではシビアアクシデント(過酷事故)対策が適切に取られている」とし、再稼働を地元自治体に要請する考えを示したのは、放置すれば電力不足が深刻化し、日本経済や生活に重大な影響が出ると判断したためだ。だが、肝心の原発の安全性については地元の疑問や要望に応えておらず、再稼働への道筋は見えていない。【野原大輔、中西拓司、久野華代】

 ◇政府、電力不足恐れ

 「(今回の対策が)行われた上でもなお再稼働できない場合には、関東、東北だけではなく、中部、関西、西日本においても産業の停滞、国民生活の不安が出てくる」

 海江田経産相は18日の緊急会見でこう訴え、原発の立地自治体に再稼働への理解を求めた。口調は穏やかながら、半ば「脅し」とも取られかねない厳しい発言の裏には、全国的な電力不足への強い危機感がある。

 定期検査などで停止中の原発のうち、本来なら今夏までに再稼働するはずの原発は11基。定期検査は13カ月ごとに義務付けられており、待つほど稼働中の原発は減ることなどから、「ドミノ的に電力不足が広がる」(電力関係者)懸念がある。

 海江田経産相は原発の所管大臣である一方、産業振興の担当でもある。全国的な電力不足に陥れば生産などに大きな支障が出る経済界からは「国が責任を持って国民に説明し、再稼働を図ってほしい」(日本商工会議所の岡村正会頭)などのプレッシャーが集中している。電力消費がピークを迎える真夏まで残された時間はほとんどなく、これ以上の日本経済への打撃を避けるためには、自ら乗り出して再稼働を働きかけるしかないと判断したとみられる。

 さらに、海外向けに日本が原発の安全対策に最大限取り組んでいることをアピールするという意味もある。海江田経産相は、20日からウィーンで開幕する国際原子力機関(IAEA)閣僚級会議に出席し、原発対応を報告する。会議前に発表するために原発の現地調査などを急いだとみられるが、「スケジュールありき」で進められた側面は否めない。

 しかし、地元自治体が再稼働に応じるメドは立っていない。政府が中部電力浜岡原発の停止を要請した際、「国策として協力してきた地元への説明がなく、信頼関係がなくなった」(福井県敦賀市)ことが響いており、今回の再稼働要請に対しても「国は責任ある説明が必要」(高橋はるみ・北海道知事)など慎重姿勢を崩していない。

 地元は全国一律の安全基準以外に、それぞれの事情に応じた対応策を求めている。例えば、福井県は運転開始から40年以上を経過した高経年化原発へのより厳しい安全基準の必要性を指摘している。だが、海江田経産相が、各自治体の要望に沿った対策を持っていくのは「時間的に無理」(経産省幹部)とみられ、国と自治体の間にある「不信」という溝は埋まりそうにない。

1204とはずがたり:2011/06/20(月) 00:31:19
>>1203-1204
 ◇事故対策…対症療法否めず

 原発の安全規制を担う経済産業省原子力安全・保安院は、福島第1原発事故のようなシビアアクシデント対策について7日に調査を始めてからわずか11日で原発の「安全宣言」を出した。だが、今回の点検項目は、水素爆発対策など第1原発の事故に関係した5項目だけで、それ以上については「今後の検討課題」(保安院)。現地立ち入り検査もたった2日間で終え、発表を急ぐ政府に配慮して「お墨付き」を与えた格好になった。

 「保安院は(再稼働について)地元同意を得るためにやっているのではない」。保安院の山本哲也・原発検査課長は18日の会見でこう述べたが、会見には資源エネルギー庁幹部も同席。「(電力供給不足による)産業空洞化は今そこにある危機」とするエネ庁作成の資料も配布され、「一体感」は否めなかった。

 保安院は11事業者に対して、福島第1原発1〜3号機で発生した水素爆発対策、中央制御室の非常用換気装置の電源確保などを求めたが、いずれも第1原発の事例をなぞった「対症療法」。より過酷な事故対策については「どういう事態を想定するかも含めて中長期課題で取り組む」と述べるにとどめた。

 各事業者の取り組みも「津波浸水を想定し、2017年度ごろまでに内線電話交換機電源を高所へ移設」(関西電力美浜原発1〜3号機)▽「今後3年程度で水素ガス抑制装置を設置」(九州電力玄海原発1〜4号機)−−など、緊急性を優先しているとはいえない。

 「人類が経験した原発事故をすべて考えて対応した。今回の対策をやっている原発は安全だ」。西山英彦・保安院審議官は18日夜の記者会見で力説した。

 ◇原子力安全・保安院が実施した調査の流れ◇

 7日 国際原子力機関(IAEA)閣僚会議に提出する政府報告書を受け、電力各社など11事業者に「水素爆発などの過酷事故」を想定した対策の報告を指示
14日 11事業者から報告書を受理
15日 関電、九電などの各原発を立ち入り検査
16日 東電福島第2などの各原発を立ち入り検査
18日 全事業者について「対策は適切に実施されている」との調査結果を公表。海江田万里経産相が現在停止中の原発の再稼働を要請
20日 IAEA閣僚会議に海江田経産相が出席、国内の取り組み状況を報告へ

毎日新聞 2011年6月19日 9時06分(最終更新 6月19日 11時00分)

1205名無しさん:2011/06/22(水) 17:44:28
> 福島第1原子力発電所事故を検証する非公開の事務レベル作業部会が行われ、政治介入が現場の事故対応を無用に混乱させたとの指摘が相次いだ。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110621/erp11062120280008-n1.htm
IAEA福島事故検証作業部会、菅首相の政治介入を批判
2011.6.21 20:27 (1/2ページ)
 【ウィーン=木村正人】原子力安全に関する国際原子力機関(IAEA)閣僚級会合で20、21日、福島第1原子力発電所事故を検証する非公開の事務レベル作業部会が行われ、政治介入が現場の事故対応を無用に混乱させたとの指摘が相次いだ。原子炉への海水注入や格納容器のベント(弁開放による排気)をめぐって介入を繰り返した菅直人首相を批判した格好だ。

 作業部会で、日本での調査を担当したIAEA調査団長のウェイトマン英原子力主席検査官が162ページに及ぶ報告書を発表し、原子力安全規制をめぐる「日本の複雑な体系と組織が緊急時の意思決定の遅れを招く恐れがある」と指摘した。

 今回の事故では、原子炉への海水注入は菅首相の言動を受けて一時中断したとされたが、東京電力の同原発所長が本店の意向に反して独断で継続していたことが判明している。

 報告書は「現場責任者は(規制当局や政府といった)広範囲の利害関係者の要求に応えるより、事故の初期対応に集中する必要があった」と指摘した。

 ウェイトマン団長は「原子力安全に関する一義的な責任は規制当局や政府に移譲されるものではない」として、福島第1、2原発の現場担当者はその責任を自覚していたと報告した。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110621/erp11062120280008-n2.htm
2011.6.21 20:27 (2/2ページ)
 その上で、原子力安全の責任や事故の対応は事業者(東電)が負い、規制当局の原子力安全・保安院は東電の対応を監督、政府は適切な規制の枠組みを用意するという役割と責任の明確化を求めた。作業部会では、参加者から「現場の判断でできることもハイレベルの判断を仰ぎ、いたずらに時間が浪費された」などの意見が述べられた。

 IAEAは2007年に日本を調査した際にも、原子力安全・保安院の独立性を確保するよう助言していた。規制当局の独立は政治や業界からの圧力を防ぐ仕組みだが、日本ではその後も原子力行政と安全規制の垣根があいまいなままで、今回の事故でも、震災対策の陣頭指揮に立つ菅首相の介入を排除できなかった。

 事故の教訓を受け、海江田万里経済産業相は20日のIAEA閣僚級会合で、原子力安全・保安院を経済産業省から独立させると表明した。前IAEA事務次長で米ハーバード大上級研究員のオリ・ハイノネン氏は産経新聞に対し、「日本の原子力安全規制と緊急時対応システムの徹底的な見直しが不可欠だ」との見方を示した。

1206チバQ:2011/06/22(水) 21:55:10
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110622-OYT1T00970.htm
東電の電力需要、猛暑で震災後初4千万kw超

 東京都心部が真夏日となった22日、東京電力管内の最大電力需要は冷房の使用が広がったため、東日本大震災の発生後では初めて4000万キロ・ワットを超え、ピークの午後4時台には4129万キロ・ワットに上昇した。


 同日の東電の電力供給力は最大4730万キロ・ワット。約13%の供給余力を確保したものの、本格的な猛暑が到来すれば電力需給は一段と厳しくなる恐れもある。

 東電が22日午前8時半に発表した予想最大電力(3990万キロ・ワット)を実際の電力使用は大きく上回った。23日の予想最大電力需要は4150万キロ・ワットと22日を上回る見込みで、供給力(4780万キロ・ワット)に対する余力は22日と同程度となる見通しだ。

(2011年6月22日21時31分 読売新聞)

1207チバQ:2011/06/23(木) 21:16:10
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/06/23/kiji/K20110623001074760.html
女性との親密交際報道で…西山審議官に厳重注意
 海江田万里経済産業相は23日、週刊誌で女性問題が報じられた西山英彦官房審議官(原子力安全・保安院担当)を口頭で厳重注意した。

 西山審議官は、福島第1原発事故対応の説明などを担当。原発事故についての23日の記者会見で「(報じられた)事実関係は個人的なことなのでコメントしない」とした上で、「仕事に身が入っていないとの誤解や懸念を与えたとしたら申し訳なく、被災者のことをよく考え、事故の収束や情報の提供などの職務に全力で当たりたい」と説明した。

 西山審議官は、経済産業省職員の女性との親密な交際を週刊誌に報じられた。


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