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合成樹脂スレッド
7
:
荷主研究者
:2004/01/18(日) 22:07
【山九:サンアロマー向け樹脂の3PL】
http://www.transport.or.jp/butsuryu/yusonews/honbun.html
#kiji9
●「輸送経済新聞社」 '04. 1.13更新
樹脂の3PL好調 サンアロマー向け、今年度30億円超予想/山九
山九(本社・東京、中村公一社長)が昨年四月に開始した、ポリオレフィン樹脂PP(ポリプロピレン)の製造販売を手掛ける「サンアロマー」向け3PL(サードパーティー・ロジスティクス)事業が好調だ。山九ではサンアロマーからの今年度の売り上げを三十数億円と予想。また、新規案件の獲得も図っていく方針で、昨年十二月の経営会議では、三カ年計画として取り組む3PL事業の最終年度(平成十七年度)の売り上げ目標を、三百二十億円から三百八十億円に上方修正した。
山九が手掛けるのは、サンアロマーが製造する、燃やしても有害ガスが発生する心配のないプラスチックを材料とした包装用フィルムなどに使われる「ポリプロピレン」の物流。生産量は平均して月間約二万六千〜二万八千トン。品目は約三千。現在、生産がフル稼働で出荷量も拡大。昨年十一月は約三万トンに達した。
山九では、大分市と川崎市にあるサンアロマーの工場で製造されるポリプロピレンを、全国十四カ所のSP(ストックポイント)である販売DC(ディストリビューションセンター)に集約。全国約八千ある納品先への配送まで請け負っている。
また、一昨年九月からサンアロマーの本社(東京)内に「コントロールセンター」を設置し、3PL業務開始の準備を進めてきた。サンアロマーの受注センターから入ってくるオーダーを、コントロールセンターが、「山九3PLシステム」を通して、納品先によって、どのSPから出荷するのがよいか指示を行っている。
一日平均のオーダー件数は約五百件。オーダーは午前八時から午後八時までに入り基本的には翌日納品。一部当日納品もあるという。
基本的には、大分工場からは関西以西への出荷になるが、品目によって川崎では生産しておらず、大分から関東のSPに納めることもあることから、トラックだけでなく、内航船や鉄道を利用するケースも。
山九では、生産が拡大しているサンアロマー向け3PLの実績をベースに、石油化学業界をターゲットに新規案件を拡大させたい考えだ。
新システム導入既存取引も拡張
山九が手掛ける3PLとしては、P&Gやマックスファクターなどもある。それぞれ約四十億円規模の売り上げ実績。同社では今後、マックスファクターの物流で、口紅などのバラピッキングシステムも導入。また、滋賀県のDCから全国規模で、正午までに受け付けたオーダーを翌日午前中に配送する体制も整える。
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