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2004年米国大統領選スレ

1952とはずがたり:2014/02/01(土) 19:32:43
>>1951-1952
 では、ピューや連銀の調査結果を祝福すべきなのか、それとも嘆くべきなのか。サンフランシスコ連銀のエコノミスト、メアリー・デーリー氏は厄介で一筋縄ではいかないと話す。

 生まれながらに持つ権利の生得権がベースとなっている経済――インドの古いカースト制度を考えてほしい――では、全ての個人は自分が生まれた階層にとどまる。一方、「平等な機会」をベースにした経済では、社会経済的なステータスは不規則だが予測可能な方向に変化する。20%の人が同じ階層にとどまり、残りの80%が20%ずつ他の4つの階層に移動する(100個のボールが入ったくじ引きの機械があり、20個ずつランダムに5つの階層に入れられるようなものだ)。

 対照的に米国は名目上、才能や勤勉さが表向きは報われる実力主義社会だ。デーリー氏は「パーセンテージで言えば、真の実力主義社会はどれくらいのものをもたらすのか」と疑問を投げかけ、「正しい基準が何かを理解するのは難しい」と話した。

 しかし、「無一文から大金持ち」という神話にとりつかれた米国人は、諸外国の方が持たざる者の間で、より大きな流動性があることを知って落胆するかもしれない。

 スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、デンマークそして、英国では、最下位層にとどまる人の割合が25〜30%だ。一方、米国では44%だ。

 デーリー氏は「これは私たちが『ペアレンタル・ペナルティー(親世代の報い)』と呼ぶものだ」と述べ、「(米国では)最下位層に生まれたら、底辺にとどまる可能性がかなり高いということだ」と語った。

 ピューの調査では、ほかのいくつかの要素が所得上位層への移動を助けていることが分かった。

 結婚やパートナーシップが流動性にとっては有効であることが分かった。自分に加えて配偶者もしくは同じ世帯の誰かが働いている貧困層の84%が最下位層から上位層へ移動していることが分かった(一方、働き手が1人だけの世帯で上位層へ移動したのは49%だった)。

 アフリカ系米国人の貧困層で上位層への移動を経験したのは45%で、白人では68%だった。また、継続して雇用されていた貧困層のうち64%が上位層へ移動した。それに対して、どこかの時点で失業していた貧困層で上位層へ移動したのは34%だった。

 ピューの調査員ダイアナ・エリオット氏は、調査によって貯蓄や住宅といった資産の重要性が浮き彫りになったと述べた。最下位層から上位層へ移動した米国人はそうでない人に比べて少なくとも9倍の資産を持っていた。最下位層にとどまっていた人の資産は8892ドルで、1つ上の階層へ移動した人の資産は7万8005ドル。少なくとも中間層まで移動した人の資産は9万4586ドルだった。


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