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化学・薬品産業総合スレッド

1荷主研究者:2003/12/07(日) 23:23
これまで「石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=」で扱ってきた化学系のネタを独立させます。

社団法人日本化学工業協会
http://www.nikkakyo.org/

石油化学工業協会
http://www.jpca.or.jp/

化学工業日報
http://www.chemicaldaily.co.jp/

石油化学データベース
http://kaznak.web.infoseek.co.jp/new.htm

2376とはずがたり:2021/09/28(火) 22:36:45
武田は東京へ去ったが塩野義は未だ大阪の製薬メーカーだ。楽しみだ。(私が知らないだけかも知れないけど)今の所吉村が大騒ぎしてないのも好印象だ。鼻シュッで防疫できるのなら可成りお手軽だ。

塩野義製薬、鼻に噴霧するワクチン、22年度に治験入り
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF28BSF0Y1A920C2000000/
2021年9月28日 22:21

2377荷主研究者:2021/10/02(土) 17:08:09

https://www.sakigake.jp/news/article/20210909AK0012/
2021年9月9日 10時17分 秋田魁新報
東海能代精工、部品生産力を増強 業務移管受け大型機械導入

東海能代精工で製造している農業機械用のクラッチプレート

 炭素製品大手の「東海カーボン」(東京)の100%子会社「東海能代精工」(能代市扇田、増田浩文社長)は、大型の建設重機や農業機械などの部品生産力を増強している。東海カーボン湘南工場(神奈川)が他社に外注していた部品製造業務の移管を受けたためだ。増産態勢整備に向け、新たに機械を導入しているほか、5人を新規雇用した。本年度は約1億円、2023年度には約4億円の売り上げ増を見込んでいる。

 東海能代精工は、大型の建設重機や農業機械の動力伝達をコントロールする「クラッチプレート」と呼ばれる金属部品などを製造し、東海カーボン湘南工場と国内大手建設機械メーカーに納めている。今回の業務移管には、これまで外注していた業務をグループ企業で内製化することにより、経費削減を図る狙いがある。

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(全文 848 文字 / 残り 511 文字)

2378荷主研究者:2021/10/09(土) 15:23:59

https://www.minyu-net.com/news/news/FM20210922-656854.php
2021年09月22日 09時30分 福島民友新聞
浪江に国内最大級「蓄電池材料」拠点 福岡の企業、電解液生産

国内最大級のバナジウムレドックスフロー電池向けの電解液生産拠点となるLEシステム浪江工場

 大型蓄電池の電解液開発・製造のLEシステム(福岡県久留米市)は、浪江町川添に国内最大級のバナジウムレドックスフロー電池(VRFB)向け電解液の生産拠点を整備した。蓄電池は、再生可能エネルギーを安定的に利活用する上で必要な機器で、将来の需要増加に備えた生産体制の強化を検討している。28日に竣工(しゅんこう)式を行い、10月の本格稼働を目指す。

 VRFBは、電解液にバナジウムを利用した大容量の蓄電池。同社によると、ほかの方式の蓄電池に比べると長寿命で自由な設計がしやすいなどの利点があるという。「LEシステム浪江工場」は、そのVRFBに使われる電解液を製造する拠点で、旧浪江日立化成工場を改修して整備した。

 敷地面積は約5万2000平方メートルで、工場と倉庫、事務所などを設けた。稼働時の生産能力は年間約5000立方メートル。広大な敷地を生かし、市場動向によっては2倍以上の生産能力を発揮できるよう設計してある。工場整備の総事業費は約25億円で、地元を含めて約20人を新規雇用した。

 同社は久留米市に本社、茨城県つくば市に研究などを行う事業所を構えている。浪江工場は、電解液の量産化に向けて整備した初の自社工場となる。

 同社は「東京電力福島第1原発事故からの浪江町の復興と、再エネ普及拡大に産業面から貢献したい」としている。

浪江町、震災後に8社誘致

 浪江町を巡っては、LEシステムをはじめとする企業進出が相次いでいる。町によると、町が震災後に誘致した企業は8社。このうち、浜通りに新産業を創出する福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想に関連した企業が6社を占める。

 水素社会や脱炭素社会の実現など、町が原発事故からの復興に向けて打ち出した町づくりに共鳴する企業が多い。

 国の企業立地補助金制度など、手厚い支援策も誘致を後押ししている。

2379とはずがたり:2021/10/31(日) 18:01:37

まあ買ってからポートフォリオを調整するのは悪い事じゃあ無いし批判的に書く必要があるかどうかはわからない。小が大を飲む昭和電工の試みは成功して欲しいところである。

2021.03.25 06:00
企業・業界

昭和電工、日立化成「約1兆円」買収は失敗だった?
初の決算で赤字転落、巨額償却負担
文=編集部

【この記事のキーワード】武田薬品工業, 日立化成, 昭和電工
https://biz-journal.jp/2021/03/post_215771_2.html



 2021年12月期の連結決算は売上高が前期比31.5%増の1兆2800億円、営業損益は450億円の黒字、最終損益は140億円の赤字を見込む。同決算では昭和電工マテリアルズの業績が通期で寄与する。売上高は6100億円、営業利益は前期の棚卸資産の評価替えがなくなり100億円の黒字を計画している。全社の業績に占める昭和電工マテリアルズの割合は売上高で47%、営業利益では22%を占める。



 償却額は無形資産が161億円、のれん代が183億円、その他22億円の合計366億円。これが最終損益が赤字になる原因だ。今後も年間366億円見当の償却負担が重くのしかかる。



事業の切り売りで財務の悪化を食い止め


 日立化成を9640億円で買収した結果、悪化した財務内容の健全化や半導体部材などへの集中投資を行うため、2000億円相当の事業を売却する考えを示した。1月28日、飲料缶と電子部品に使うアルミニウム事業を米投資ファンドのアポロ・グローバル・マネジメントに売却すると発表。売却額は明らかにしていないが500億円超になるとみられる。21年8月以降に売却手続き完了する予定だ。



 売却するのはアルミ缶と圧延品。2つの事業の19年12月期の売上高は合計で約550億円。自動車部品などの機能性部材は昭和電工に残す。昭和電工のメーカー商社である昭光通商(東証1部)は丸紅系投資ファンド、アイ・シグマ・キャピタルに売却する。同ファンドが100%出資するSKTホールディングスが3月5日から4月15日までTOB(株式公開買い付け)を実施。買い付け価格は1株あたり796円。昭光通商株を44%保有する昭和電工は29%分を応募する。SKTの買い付け総額は75億円でSKTの持ち株比率は85%に高まる。TOBが成立すれば昭光通商は上場廃止になる。



 武田薬品工業は19年、6兆円超を投じてアイルランド製薬大手シャイアーを買収した。膨らんだ有利子負債を返済するために既存事業を売り払ってきた。20年8月にアリナミンなどを手掛ける一般用医薬品(大衆薬)事業を米投資ファンド、ブラックストーン・グループに2420億円で売却すると発表した。21年2月、糖尿病薬事業を帝人に1330億円で譲渡すると公表した。



 武田薬品は「選択と集中」による事業の絞り込みを名目に事業を切り売りしており、「かつての輝きが消えた」(武田薬品の元役員)。昭和電工は武田薬品と同じ道を歩み始めているのだろうか。昭和電工の「小が大を飲む」M&Aは失敗に終わることになりそうだという厳しい見方もある。

(文=編集部)

2380とはずがたり:2021/11/05(金) 21:13:14

沢井製薬、福岡・飯塚に新工場建設へ ジェネリック不足に対応
https://mainichi.jp/articles/20211015/k00/00m/020/071000c
毎日新聞 2021/10/15 10:17(最終更新 10/15 10:17) 409文字

 医薬品の製造販売などを手掛ける「沢井製薬」(大阪市)が福岡県飯塚市の「第二九州工場」敷地内に新工場を建設することが決まり、14日に同社と県、市による立地協定締結式があった。ジェネリック医薬品の生産機能を増強する狙いがあり、将来的に500人規模の雇用創出も目指す。2024年1月の稼働開始を予定している。

 同社によると、新工場は延べ床面積約2万9400平方メートル。ジェネリック医薬品業界では供給力不足などが課題になっているといい、生産能力は最終的に年間30億錠相当を予定している。

 服部誠太郎知事は「地域経済の活性化や人々の健やかな暮らしにつながる」。片峯誠市長も「若い人たちの『古里で活躍したい』という思いを実現できる可能性を感じている」と評価した。

 同社の沢井健造社長は「国民にとってなくてはならないジェネリック医薬品の安定供給を取り戻せるよう、生産能力を増大させなければならない」と意義を強調した。【光田宗義】

2381荷主研究者:2021/11/27(土) 22:50:28

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00614121?isReadConfirmed=true
2021/10/6 05:00 日刊工業新聞
富士チタン、チタン酸バリウム能力倍増 延岡工場に新生産設備

富士チタン工業の延岡工場(宮崎県延岡市)

 富士チタン工業(大阪市西区、野喜日出雄社長)は延岡工場(宮崎県延岡市)で、積層セラミックコンデンサー(MLCC)の原料「チタン酸バリウム」の生産能力を約2倍に拡大する。数十億円を投じて既存建屋内に新生産設備を完成済みで、2022年3月期中をめどに本格稼働する計画だ。電気自動車(EV)や第5世代通信(5G)向けに拡大が続くMLCC需要に対応する。

 チタン酸バリウムはMLCCの誘電体層の材料として用いられる。富士チタン工業は、延岡工場や日向工場(宮崎県日向市)を中心にチタン酸バリウムを製造し、国内外のMLCCメーカーに供給している。

 富士チタン工業の延岡工場は19年に完成した。さらに20年に新規設備を追加導入したが、コロナ禍の影響を見極めるため、電子部品の需要動向を精査していた。同工場はフル稼働の状態にあるため、新規設備の安定稼働を急ぎ、生産能力を約2倍に引き上げる。

 設備の本格稼働に向け、人員の確保を進めている。従業員数は現在の約70人から、今期中に約100人まで増やす計画。

 富士チタン工業は酸化チタンや農薬を手がける石原産業の子会社。富士チタン工業はチタン酸バリウムのほか、化学繊維用白色顔料として使用される酸化チタンを製造している。21年3月期の売上高は94億2500万円。

(2021/10/6 05:00)

2382荷主研究者:2021/11/27(土) 22:55:44

https://chemical-news.com/
2021年10月11日 日刊ケミカルニュース
東ソー ウレタン原料TDI、生産と販売を23年に停止

 東ソーは8日、ウレタン原料であるトリレンジイソシアネート(TDI)の生産と販売の停止を決定したと発表した。2023年4月にTDI製造設備(年産2万5000t)を停止し、TDIモノマーおよびTDI誘導品(トリマー、接着剤、熱硬化樹脂など)の販売を停止する予定。

 同社は、1962年に旧日本ポリウレタン工業の南陽工場でTDIの製造を開始し、半世紀以上にわたり事業展開を行ってきた。これまで継続的に収益改善策を実施してきたが、近年は事業を取り巻く環境がより一層厳しさを増している。同社は、今後も事業環境が好転する可能性がないと判断し、TDI事業の継続を断念した。

2383荷主研究者:2021/11/27(土) 22:56:08
>>2382
https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=801947&comment_sub_id=0&category_id=113
2021/10/20 13:00 中国新聞
東ソー、塗料向けウレタン原料TDIの生産停止へ 23年4月

 総合化学メーカーの東ソー(周南市)は、塗料や接着の硬化剤などに使われるウレタン原料のトリレンジイソシアネート(TDI)の生産を2023年4月に停止する。中国など海外勢が増産し、収益性が落ちていた。

 東ソーは主力の南陽事業所(周南市)でトルエンや硝酸を反応させてTDIを製造している。年産能力は2万5千トン。人員は配置転換で雇用を続ける。跡地の活用は未定。

 旧日本ポリウレタン工業の南陽工場が1962年にTDIの製造を開始。東ソーは同社を14年に合併した。東ソーは「今後も事業環境が好転する可能性がないため、事業の継続を断念した」と説明している。(川上裕)

2384荷主研究者:2021/11/27(土) 22:56:38

https://chemical-news.com/
2021年10月14日 日刊ケミカルニュース
東亞合成 名古屋工場のカセイカリ設備を能増、来春完成

 東亞合成は13日、名古屋工場(名古屋市港区)でのカセイカリ(液体・フレーク)の生産能力増強を決定したと発表した。増強規模は非公開。投資額は約14億円。2022年春の完成を予定する。

 カセイカリは液体洗剤や医薬品、化粧品、電子部品などの原材料として幅広く使われている。同社は今後の需要拡大を見据え、安定供給を維持するために、既存設備(年産3万t)からの生産能力増強を決定した。また同能増に併せ、充填設備などの合理化投資も行うことで、事業規模の拡大と収益力の強化を図っていく考えだ。

2385荷主研究者:2021/12/12(日) 15:24:47

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF232PG0T21C21A0000000/?unlock=1
2021年11月9日 9:00 日本経済新聞
大阪有機化学、半導体材料で世界シェア7割 特殊品強み
なぜ強い中堅企業解剖①

2386荷主研究者:2021/12/12(日) 15:40:49

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC129U90S1A111C2000000/
2021年11月12日 19:59 日本経済新聞
AGC、福井の医農薬工場で生産能力増強 100億円投資

2387荷主研究者:2021/12/27(月) 23:19:24

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00619494?isReadConfirmed=true
2021/11/25 05:00 日刊工業新聞
日本ゼオン、光学フィルムの生産能力倍増 大型液晶パネル用

【福井】日本ゼオンは福井県敦賀市の生産拠点で大型液晶パネル用の光学フィルムの生産能力を2倍に増強する。投資額は数十億円で、2022年4月に着工し、23年10月から本稼働を予定。高水準が続く55インチ超の大型テレビ画面向けの需要に対応する。

 同拠点では20年4月に世界最大幅の2500ミリメートル級の光学フィルムの生産設備を稼働。今回2系列目の導入を決めた。生産能力は同じ年5000万平方メートルで、これで年1億平方メートル体制にする。

 生産するのは液晶パネルの裏表に張り、視野角の広がりや反射防止性の機能を出す位相差フィルム。中国の顧客向けを中心に、高水準で需要が推移しており、すでに第1系列はフル稼働している。

(2021/11/25 05:00)

2388荷主研究者:2021/12/27(月) 23:41:40

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00619959?isReadConfirmed=true
2021/11/30 05:00 日刊工業新聞
日本カーバイド、AGC生産を国内移管

中国、規制強化・人件費上昇

 日本カーバイド工業は医薬や農薬の中間体、電子材料用途などで使われる重炭酸アミノグアニジン(AGC)の生産を中国から国内に移管する。中国では企業への環境規制強化の動きが活発化し、人件費も上昇傾向にある。そのため国内回帰で安定供給体制の維持・拡大と品質向上を図るとみられる。

 機能化学品などを手がける魚津工場(富山県魚津市)内に設備は導入済みで、今後本格稼働する。日本カーバイド工業はコストの抑制などを理由に、2004年からAGCの生産を中国国内で生産委託。これまで中国でのみ生産してきた。国内回帰で安定供給体制の強化を図るほか、研究開発センター(同滑川市)との距離を近づけることで、AGCを使った新規化合物の開発力強化などを進めるもよう。

 日本カーバイド工業のAGCは高純度なのが特徴で、デジタル化を背景に電子材料需要が高まる中、好調に推移。国内回帰を弾みに今後も高純度なAGCが求められるハイエンド向けのシェア獲得で顧客の裾野を広げる。

 同社は道路標識やトラックといった車体マーキングなどに用いる再帰反射シートも22年度下期から中国での生産の一部を早月工場(同)に移管することを決定。サプライチェーンの見直しによる生産体制の最適化を進めている。

(2021/11/30 05:00)

2389荷主研究者:2022/01/09(日) 16:10:41

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00621105?isReadConfirmed=true
2021/12/9 05:00 日刊工業新聞
宇部興産、新工場を建設 ポリイミドフィルム増産

 宇部興産は8日、ポリイミド(PI)フィルム「ユーピレックス」の新工場を宇部ケミカル工場(山口県宇部市)内に建設すると発表した。2024年10月に試運転を開始する計画で、生産能力は現行比20%増加する。液晶テレビやスマートフォン向け有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)ディスプレーの回路基板用途の需要増加に対応する。

 宇部興産のPIフィルムは、原料にビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)を使う独自製品。他社品に比べ耐熱性や機械的特性、寸法安定性に優れており、チップ・オン・フィルム(COF)用途で高いシェアを持つ。新工場では生産性を向上させる新技術を導入し、さまざまなグレードを機動的に生産できるようにする。

 また、同社は原料のBPDAの工場増設を進めており、23年下期に稼働を予定する。原料とフィルムの両方を増産し、安定供給体制を強化することで、PI事業の拡大を図る。

(2021/12/9 05:00)

2390荷主研究者:2022/01/09(日) 17:19:25

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00621795
2021/12/16 05:00 日刊工業新聞
ダイセル、播磨再構築に100億円 火薬応用品組立拠点に

来年11月に播磨工場内に竣工する研究所兼事務所棟

 ダイセルは自動車用エアバッグなど向け火薬の生産拠点である播磨工場(兵庫県たつの市)を、2025年頃までに火薬を応用した自社製品など組み立て加工の中核拠点に再構築する。そのため約100億円を投じ、新工場などを新設。播磨工場の主力生産品である自動車エアバッグ用火薬「ガス発生剤」は、海外生産の拡大にともない縮小。さらに23年3月には防衛事業からの撤退も完了予定で、同工場では生産品目の再編が課題となっていた。

 ダイセルでは既に薬液の投与デバイスや電流遮断器など火薬を応用した自社製品を開発しているが、ガス発生剤の生産縮小や防衛産業の撤退で生じたスペースや人員を活用することで生産を本格化。さらに新工場を建設し、自社技術を応用した新製品の開発、生産を加速する。播磨工場では新工場のほか、研究所兼事務所棟も30億円かけて22年11月に新設。小河義美社長は「播磨工場は数年で火薬工場から、新しいデバイスやモジュールの工場に生まれ変わる」と話す。

 組み立て加工の新工場では、生産ラインのレイアウトを柔軟に変更できる仕様とし、ライフサイクルの短い製品でも収益を確保できる生産体制とする。ダイセルは21年上期に、これまで外注していたスマートフォン向け樹脂製レンズを成形する量産ラインを播磨工場に完成して内製化に踏み切っているが、将来はモジュール生産まで取り込みたい考えだ。

 エアバッグは自動車1台当たりの搭載が増える見通しで、ダイセルが手がけるインフレーターやガス発生剤も中長期に需要拡大が見込まれる。ただ同社は収益改善や世界シェア拡大を目的としたコスト低減施策を進めており、タイや中国での生産にシフトしている。

(2021/12/16 05:00)

2391荷主研究者:2022/01/09(日) 18:15:12

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC263HT0W1A221C2000000/
2021年12月27日 17:17 日本経済新聞
KHネオケム、エアコン向け機能品原料の生産能力を5割増

2392荷主研究者:2022/01/09(日) 18:16:33

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC232PA0T21C21A2000000/?unlock=1
2021年12月28日 18:45 日本経済新聞
千葉の資源を世界へ、K&Oが子会社名にヨウ素 事業再編

2393とはずがたり:2022/03/14(月) 13:31:33

稀ガスはどこでやろう??ここかな?

ウクライナの半導体製造用ガス2社が生産停止、世界供給の約半分カバー
3/14(月) 7:51配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/32a91eba1b917ce8dec122a75f62c3a3956697a4
ロイター

3月11日、ロシアによるウクライナ侵攻が激しさを増す中、半導体製造用ガス「ネオン」を生産するウクライナの主要メーカー2社が操業を停止した。写真は半導体。2月撮影(2022年 ロイター/Florence Lo)

[ワシントン 11日 ロイター] - ロシアによるウクライナ侵攻が激しさを増す中、半導体製造用ガス「ネオン」を生産するウクライナの主要メーカー2社が操業を停止した。2社でネオンの世界の供給量の約半分を占める。

ウクライナ企業のインガス(Ingas)とクライオイン(Cryoin)は、半導体製造に使われるレーザー光の生成に必要なネオンの世界供給の45─54%を生産している。

2394とはずがたり:2022/04/01(金) 17:46:34

ロシアが硝酸アンモニウム輸出を4月まで禁止
https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/02/5e3114819fa3da94.html
(ロシア、CIS)

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モスクワ発

2022年02月07日

ロシアは2月2日から硝酸アンモニウムの輸出を禁止した(2022年2月1日付連邦政府決定第82号)。4月1日までの時限措置。硝酸アンモニウムは窒素肥料の主要原料の1つ。ガスプロムバンク経済予測センターのシニアアナリスト、ニナ・アダモワ氏は「ロシア産の硝酸アンモニウムは世界市場の流通量の45%を占めている」として、この時限的な措置が世界の硝酸アンモニア価格を上昇させる可能性があると述べた(「コメルサント」紙1月27日)。

今回の決定は、南連邦管区と北コーカサス連邦管区で早ければ2月から始まる春まきで国内の硝酸アンモニウム需要が高まることを見越してのもの。ドミトリー・パトルシェフ農業相は「輸出禁止によって硝酸アンモニウムの需要が最も高まる1〜3月に十分な量を国内農家に供給し、価格上昇を抑える」とした。また、アンドレイ・ベロウソフ第1副首相は、輸出禁止措置は需要のピークが過ぎる4月になれば禁輸措置は解除されることを強調した(「ベドモスチ」紙2月1日)。

ロシア政府は既に2021年11月に、同年12月1日から2022年5月31日の間、ユーラシア経済連合域外への硝酸アンモニウムを含む窒素肥料に輸出割り当てを設けている(2021年11月3日付連邦政府決定第1910号)。

硝酸アンモニウムとともに窒素肥料の原料の1つとなる尿素の輸出の減少も懸念される。尿素も政府決定第1910号で輸出割り当ての対象品目になった。ジェトロが2021年12月にロシアの窒素肥料メーカー12社に尿素の日本向け輸出可能性についてヒアリングを行ったところ、うち10社からは、世界的な尿素の需要増を受けて既に他社と長期供給契約を締結しており、輸出割り当ても導入されたことから、日本向けの追加供給は難しいとの回答だった。

(菱川奈津子)

(ロシア、CIS)

ビジネス短信 5e3114819fa3da94

2395とはずがたり:2022/04/12(火) 18:32:26

>「防衛装備は大半がロシア製で、肥料も依存している」とインド側の事情
肥料産業なんて尖端技術でもないしロシアに代わる生産国を育成すべきだなぁ。

http://www.jaf.gr.jp/faq.html
>肥料の原料は何ですか。資源がなくなることはないのですか。
>肥料の原料は、石油・石炭などのエネルギー原料、リン鉱石、カリ鉱石などです。国産の原料はほとんどなく、輸入に依存していますので、肥料の効率を高くし有効に使わなければなりません。
>窒素肥料の大部分はアンモニアが原料です。アンモニアは大気中の窒素と水素を高圧下で反応させて作ります。窒素は無尽蔵ですが、水素を作るためにはエネルギーが必要です。今は天然ガスが主な原料です。石炭・石油・余剰電力などを使うこともできますが、コストが問題です。

アンモニアを天然ガスから造るからロシアが産地なんかな?
もしそうなら天然ガス開発と肥料産業育成を同時に支援すると一石二鳥である。

米、インドに募る不満 対ロ関係めぐり温度差―ウクライナ侵攻で浮き彫り
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022040900340&g=int
2022年04月10日07時09分

 「国連での棄権は懸念を抱かせるものだ」。ミークス米下院外交委員長は6日の公聴会で、国連安保理での対ロ非難決議の採決で棄権したインドの姿勢に疑問を呈した。出席したシャーマン国務副長官は「賛成票を投じてほしかった」と本音を語った。一方で「防衛装備は大半がロシア製で、肥料も依存している」とインド側の事情を説明。関係強化の必要性を訴えた。

2396とはずがたり:2022/04/13(水) 11:16:32
アンモニア(窒素)だけじゃなくて塩カリもやばいのか。。
wikiだと
>鉱物として自然産出もし…主要産地は、ベラルーシ、イスラエル、ヨルダン、アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、チリ、ブラジルで、旧共産圏が圧倒的な埋蔵量をもつ。
となっている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A1%A9%E5%8C%96%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0

https://twitter.com/daisycutter7/status/1510792933879865348
○イジー
@daisycutter7
作物肥料の3大要素 リン カリ 窒素 の内、カリが塩化カリウムの形で日本は全量輸入に頼ってる。65%がカナダで23%がロシアとベラルーシ。この23%は多分すでに禁輸?そうでなくともウクライナの港封鎖で値上げがすごい事になってるらしい。ヤバいなってマクドの女子高生が言ってた
午前10:34 ・ 2022年4月4日・Twitter Web App

2397とはずがたり:2022/07/02(土) 12:14:46
日本は化学肥料の原料のほぼ100%を輸入に頼るのだそうな。リン鉱石・カリ鉱石ともに一部の国に偏在してるけど賦存は十分らしい。
窒素(アンモニア)が生産時に石油・天然ガスを使うらしいがこの辺が今のネックかねぇ。。アンモニアは発電でも注目されてるし力を入れてきたい。
また2008年にも世界的な肥料の高騰があって2010年のこのレポート発表の時点でも高止まりしてたらしい。


肥料、値上がり分7割補助 店頭価格への効果不透明 農業者支援策
https://www.asahi.com/articles/DA3S15341722.html
有料会員記事
2022年7月2日 5時00分

 政府は1日、物価高対策の一環として、化学肥料の値上がり分の7割を補助する農業者への支援策を発表した。6月に購入した肥料の分までさかのぼって対象とする。価格の高騰に苦しむ農業者には一定の救いとなるが、農産物の価格がどれだけ抑制できるかは不透明だ。…

化学肥料原料の資源問題と食料安全保障
https://www.nochuri.co.jp/periodical/soken/contents/2010-09.html

1 はじめに
2006年末から08年半ばにかけて国際穀物価格が高騰したが、08年からは穀物生産にとって不可欠な生産資材である化学肥料の原料のリン鉱石、カリ鉱石、尿素の国際価格が高騰した。その結果、肥料原料の多くを輸入に依存している日本の化学肥料価格も上昇し、現在も高止まりしている状況が続いている。

4 肥料原料の資源状況
(1) 窒素
窒素肥料に含まれる窒素成分そのものは空気中の窒素由来であり、その点では資源制約の問題はない。しかし、窒素肥料を製造する過程で天然ガス、ナフサ等の化石燃料を使用するため、窒素肥料のコスト、価格は化石燃料の資源動向に強く影響される構造になっている。

(2) リン鉱石
リン酸肥料の原料であるリン鉱石資源を有する国は、中国、モロッコ、米国、ロシア、ヨルダン、ベトナムなど一部の国に偏っており、リン鉱石の埋蔵量はモロッコ、中国の2カ国で世界全体の6割を占め、08年の生産量は、中国(30%)、米国(19%)、モロッコ(17%)の3か国で全体の3分の2を占めている。特に、輸出については、モロッコ1国のみで世界全体の4割を占めている。

リン鉱石の埋蔵量は、現在の年間使用量の90年分があり、技術が向上すれば280年分の採掘が可能であると試算されている(農林水産省資料)。したがって、リン鉱石の資源量自体は、当面、枯渇する懸念はないが、リン鉱石の資源国と輸出国が一部の国に偏在しているため、これらの資源保有国が供給を制限するとリン鉱石価格が高騰するという構造にある。

(3) カリ鉱石
カリ鉱石も、リン鉱石と同様に一部の国に資源が偏在しており、カナダのみで埋蔵量全体の53%を占めている。08年の生産量は、カナダ(31%)、ロシア(19%)、ベラルーシ(14%)の3か国で3分の2を占めており、その他の生産国はドイツ(10%)、イスラエル(7%)、中国(6%)、ヨルダン(3%)である。
カリ鉱石の埋蔵量は、現在の年間使用量の230年分あるとの試算があり、当面、枯渇の懸念はないが、一部の国に資源が偏在していることが問題である。

2398とはずがたり:2022/07/02(土) 12:17:21
>>2397
>日本は化学肥料の原料のほぼ100%を輸入に頼るのだそうな
窒素源としてはアンモニアであるが,アンモニアは天然ガスから造っていて,日本だとメーカー6社と見かけたが一社は商社っぽい。
川崎・富山・宇部・大阪・新潟で造っているようだ。
まあ円安が厳しい日本に拘ることはない。豪州辺りに石炭からアンモニア造るプロジェクトに乗っかって肥料も増産と行きたい。

【2022年版】アンモニア メーカー6社一覧
https://metoree.com/categories/6161/

昭和電工(株)川崎事業所
https://www.sdk.co.jp/work/basicchemicals/industrial_chemicals.html
https://www.sdk.co.jp/products/42/51/1038.html

日産化学(株)→富山工場?
https://www.nissanchem.co.jp/products/chemicals/industrial.html

宇部興産(株)ナイロン・ファイン事業部/ファイン・工業薬品営業部
https://www.ube.com/contents/jp/chemical/industrial_chemicals/ammonia.html
宇部ケミカル工場(藤曲地区)宇部アンモニア工業
https://www.ube.co.jp/ube/jp/corporate/office/office_j.html

三菱ガス化学(株)
https://www.mgc.co.jp/products/nc/ammonia.html
https://www.mgc.co.jp/company/basic-chemicals/#ac01
天然ガスの資源開発に始まり、メタノール、アンモニア、その誘導体である有機化学品類等、幅広い事業を展開
https://www.mgc.co.jp/corporate/access/nf.html
新潟工場:メタノールとアンモニアの誘導品、メタキシレンジアミン、MXナイロン、バイオ関連製品
MGC新潟工場では豊富な天然ガスを原料として、アンモニアの生産を行っています。

三井化学(株)大阪工場
https://jp.mitsuichemicals.com/jp/corporate/group/domestic_04.htm

三井化学ファイン(株)→工場はなし?
https://www.mkf.co.jp/basic/derivative/ammonia/

2399とはずがたり:2022/07/18(月) 22:11:21
■…改訂済
□…未改訂
×…未調査

■大坊谷
■久々野ダム
■朝日ダム
■秋神ダム
■高根第二発電所
■高根第二発電所
■黍生谷
■高根第一ダム
□末川取水口①
□西野川堰堤②
×管沢
□床並
□鹿ノ瀬川(取水口)③
□湯川④
×寒原
□白崩川⑤
□白川⑥
□御岳発電所
□牧尾ダム
×薮原
×三郎沢⑦
×鱒沢⑧
×大又沢⑨
×溝口川⑩
□鈴ヶ沢⑪
×千沢⑫
□(無名の沢・氷ヶ瀬)(19)
×小俣川⑬
×?川⑭
□?川導水路導水橋
×小谷沢⑮
□濁川取水堰⑯
□下黒沢⑰
■王滝川ダム管理所
×王滝川ダム⑱
□滝越発電所
□白川林道
■三浦ダム・三浦発電所入り口
□常盤ダム
□三尾発電所
□常盤発電所
□黒川ダム

2400とはずがたり:2022/09/24(土) 20:41:02
燐って稀少資源になりつつある気がしてたけど価格暴騰すれば幾らでも手に入るんだなw

>特に「リン酸」の原料であるリン酸アンモニウムは、約90%が中国からのものだ(った)。
>中国に代わる輸入元としてアフリカのモロッコなどから手配しようと奔走している。
>輸送コストが上昇するので、リン酸の輸入価格は2年前と比べると3倍近くになっている。

>神戸市東灘区の東(ひがし)水環境センターでの下水を処理するときに出る汚泥からリン酸を抽出する取組みが注目を集めている。同センターは、神戸市内に住む151万人のうち約37万人分の生活排水を処理
>「こうべ再生リン」は年間130トンの生産能力がある

>福岡市に七つある下水処理施設の一つ、東区の和白(わじろ)水処理センター。
>年間に最大で150トンを見込める
>再生リンを使った肥料は従来品より2〜3割価格を低く抑えられる

2022/08/25 18:00
下水処理場の汚泥から抽出 資源循環型の肥料「こうべ再生リン」に注目
https://forbesjapan.com/articles/detail/49821
多名部 重則 ,
OFFICIAL COLUMNIST
地方発イノベーションの秘訣

ロシアによるウクライナ侵攻は、食料を特定の国からの輸入に頼っていると、輸出の制限が行われたりしたときに「食の安全保障」が直ちに脅かされることを世界の人々に知らしめることとなった。

そんな「食の安全保障」の問題が、いま食料そのものではないが、農業で使われる「肥料」でも指摘されている。

肥料は、「窒素、リン酸、カリ」という3つの主な成分で構成されている。肥料が詰められる袋の表面には「3-18-10」などと、それぞれが何パーセントずつ含まれているのかが、大きな文字で記載されているのが通例だ。これは国内だけでなく万国共通している。

日本では、化学肥料の原料のうち3成分とも、ほぼ全てを輸入に頼っているのが現状だ。特に「リン酸」の原料であるリン酸アンモニウムは、約90%が中国からのものだ。化学肥料以外にも、たい肥などの有機肥料もあるが、国内での使用量は限られている。

肥料メーカーからの引き合いも増加

昨年10月、中国政府が肥料原料の輸出規制を強化すると、日本へのリン酸の輸出はほぼ停止した。この背景には、穀物の国際価格が上昇したので、自国での食料生産を維持するために、中国国内で使用する肥料の確保を優先したからとみられている。

そのため、現在、日本政府や国内の肥料メーカーは、中国に代わる輸入元としてアフリカのモロッコなどから手配しようと奔走している。しかしリン酸アンモニウムの原料となるリン鉱石は産出国が限られていて、事態は容易に進展していない。また、中国と較べると輸送コストが上昇するので、リン酸の輸入価格は2年前と比べると3倍近くになっている。

そんななかで、神戸市東灘区の東(ひがし)水環境センターでの下水を処理するときに出る汚泥からリン酸を抽出する取組みが注目を集めている。同センターは、神戸市内に住む151万人のうち約37万人分の生活排水を処理する大規模な下水処理場だ。

なぜ下水道の汚水からリン酸が取り出せるのかというと、生活排水である人間のし尿にリン酸が含まれているから。もともとは食べ物に含まれていたリン酸なので、それを肥料にしてコメや野菜といった農作物に取り込まれ、再び食べ物になるというのは、自然の摂理にかなっている。

2年前までは、下水からリン酸を取り出すコストが輸入価格の3倍もかかった。これを販売価格に転嫁していたので、肥料メーカーからは見向きもされなかった。ところが、リン酸アンモニウム自体の入手が難しくなり、輸入価格が高騰するいま、肥料メーカーからの引き合いが増えているのだ。

下水処理場で、どうやって汚水を海や川に放流できるまできれいにしているのかといえば、まず汚水に含まれる固形物を沈めて取り除く。そのあと水に溶けている有機物(汚れ)を微生物が食べて分解する。やがて微生物は固形物として沈むのでそれを除去すると、自然の水と変わらないレベルにまで浄化されるというわけだ。

ただ、沈んだ固形物は汚泥のような状態で、臭いもきつく衛生的にも良くない。そこで、消化タンクと呼ばれる大きな容器に入れて、空気と光を遮断し約30?40日間、約40度で加温する。

すると、メタン菌の働きで汚泥の中の有機物が分解されるので、メタンガスと二酸化炭素を含んだガスが発生し、臭いも取れてこれ以上の化学変化が起きにくい物質になる。通常であれば、これを絞って水分を減らし、焼却することで下水処理の工程は終わる。

2401とはずがたり:2022/09/24(土) 20:41:25
>>2400
ところが、これを水分を減らす前に特殊な容器に入れて、水酸化マグネシウムを加えて化学反応を起こさせる。すると、リン酸とアンモニウム、さらにマグネシウムを含んだ物質が取り出せるのだ。神戸市はこれを「こうべ再生リン」と名付けて、肥料の原料として売却してきた。

アンモニウムは肥料の3大成分のうち「窒素」に当たる。マグネシウムは植物の光合成に必要な葉緑素をつくりリン酸の吸収を手助けするので、肥料の原料としてしばしば使われている。なので、こうべ再生リンにカリウムを加えて、成分をうまく調節すると一般に使われている肥料と同じものができあがるというわけだ。

一般にも園芸用肥料として販売

この事業に着手したのは、いまから10年前のこと。汚泥を運ぶ配管にリン酸が付着して詰まらせてしまうので、それを避けるために汚泥に含まれるリン酸を除去しようとしたのだ。

そのあと、これが肥料として使えることから、神戸市内の農家でつくられるキャベツやスイートコーンなどの「こうべ旬菜」というブランド野菜や、市立小学校の給食で出される「きぬむすめ」という品種の米の栽培に使われてきた。

「こうべ再生リン」は年間130トンの生産能力があるのだが、実際に使われているのは25トン程度にとどまっていた。製造コストが輸入リン酸の価格を大きく上回っていたからだ。

一方で農林水産省では、食料の生産力向上と持続性を両立させようと、昨年5月に「みどりの?料システム戦略」を策定し、輸入を減らして資源の循環利用やたい肥の活用を進めようとしている。下水からのリン酸の抽出は、まさしくこの資源の循環に当てはまる。

神戸市は、現在はJAを通じて農家だけに供給されていた「こうべ再生リン」を、一般の人たちが家庭菜園や園芸で使えるように小分けし肥料商品として販売しようと検討している。

久元喜造市長は、「循環型社会の実現や農業経営の安定化につながるだけでなく、食料安全保障の観点からも貢献できる先駆的な事業です。全国的展開に繋がるように国にも支援をお願いしたい」と話している。SDGsにも結びつくこの取組みをさらに広げていきたい考えだ。

ちなみに神戸市の東水環境センターでは、先に述べた消化タンクから発生したメタンガスからバイオガスをつくってその全量を活用している。発電や自動車の燃料など使うことで、年間約6200トンのCO2削減の効果を生んでいる。

下水汚泥からリン酸を抽出するこの事業は、処理するのにコストがかかっていた汚泥の有効利用を一歩進めたといえる。ただ、これまでは肥料としての活用がけっして十分ではなかった。だが、食料安全保障の問題から、この事業が持っている意義を、もういちど見つめ直す好機なのではないだろうか。


下水から抽出した、無臭の白い結晶…正体は? 農家向けに販売
https://mainichi.jp/articles/20220924/k00/00m/040/087000c
毎日新聞 2022/9/24 11:33(最終更新 9/24 14:44) 643文字

 福岡市に七つある下水処理施設の一つ、東区の和白(わじろ)水処理センター。積み上がった白い結晶を職員に両手のひらですくってもらうと、指の間から砂のようにさらさらとこぼれ落ちた。臭いも全くない。

 結晶の正体は「再生リン」。窒素、カリウムと並ぶ化学肥料の3要素の一つのリン酸を、市民生活で出た下水から回収、抽出したものだ。市は博多湾の水質汚濁を防ぐため、1996年にリンの回収事業をスタート。さらに、国土交通省が開発した回収技術を今年4月に導入したことで回収量が15倍になり、年間に最大で150トンを見込めるようになった。

 回収量が増えたのを機に福岡市は、JA全農ふくれん(同市)と共同で、再生リンを使った肥料の製品化に取り組むことにした。従来商社に販売していた再生リンは肥料メーカーに渡り、堆肥(たいひ)に配合して肥料に生まれ変わる。ふくれんが8月末から福岡県内で農家向けに販売を始めた。

 日本は肥料に欠かせないリン酸のほぼ全てを輸入に頼っているが、価格はロシアのウクライナ侵攻などで高騰している。そうした中、再生リンを使った肥料は従来品より2〜3割価格を低く抑えられるといい、肥料の値上げに悲鳴を上げる農家にとっては朗報だ。

 約9万7000人の下水処理人口を抱える和白水処理センターの佐々木友幸所長は「海外のリン市場価格に左右されず、農家に安定的に肥料を提供できるシステムにしていきたい」と意気込む。白く輝く結晶のいくつかは、畑と食卓を経て、やがてこの場所に再び巡ってくる。【津村豊和】

2402atmoppy:2023/05/31(水) 13:21:53
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2403とはずがたり:2023/07/04(火) 16:22:48
https://twitter.com/kei_sakurai/status/1675508627002781697
Keiichiro SAKURAI
@kei_sakurai
ノルウェーで世界最大のリン鉱石鉱床発見、埋蔵量は少なくとも700億トン。世界の他の全ての確認埋蔵量710億トンに匹敵。肥料、蓄電池、半導体、太陽電池等々の需要100年分以上。

「需要100年分以上」は、既存の確認埋蔵量と合わせて、今の年間需要100年分以上、との趣旨だそうです。
https://euractiv.com/section/energy-environment/news/great-news-eu-hails-discovery-of-massive-phosphate-rock-deposit-in-norway/

ちなみに2位はモロッコ(500億トン)、3位が中国(32億トン)。

2404とはずがたり:2023/09/29(金) 22:31:14

2022.02.13 05:45
退学率50%超も…薬学部の異様な修学状況が判明、入試の簡易化で学生の質低下か
文=吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト

ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2022/02/post_278901_2.html
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https://biz-journal.jp/2022/02/post_278901_2.html

2405とはずがたり:2023/11/08(水) 19:00:55
硫酸製造の化学工場で火事「煙突の点検中に炎」 消火活動続く 日産化学名古屋工場
https://news.yahoo.co.jp/articles/1894c1d145c506f46f459f9226bffdfcaee2ccc2
11/6(月) 17:27配信
メ?テレ(名古屋テレビ)

日産化学の工場(名古屋・港区)

6日夕方、名古屋市港区の硫酸を製造する工場で火事があり午後5時現在、消火活動が続いています。


 消防によりますと午後4時半ごろ、名古屋市港区の日産化学名古屋工場の関係者から「工場の煙突の点検、修理中に炎が出た」と消防に通報がありました。

 煙突から火が出ているのが確認されましたが、けが人の情報はないということです。

 消防車両22台が出動し、現場で消火活動が続いています。

 日産化学によりますと、工場では硫酸を製造しています。

 工場の外部に硫酸が流出するような被害があったかどうかについては、確認中だということです。


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