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鉄鋼・非鉄金属スレッド

1266とはずがたり:2014/04/08(火) 15:38:09
>>1265-1266
 そのため、ここへ来てアルミメーカーは事業縮小を迫られている。ロシアのアルミ大手UCルサールは、シベリアに生産能力75万トンという世界最大級の製錬所を建設する計画だったが、先月これを延期すると発表した。昨年には生産量を7.6%(31万6000トン)減らし、今年はさらに65万トン減らしたいと考えている。

 アルコアは今年に入ってオーストラリアとニューヨーク州北部で製錬所を閉鎖すると発表したほか、ブラジルでは42万1000トン(総製錬能力の約10%)を減産した。

 中国も減産の動きに加わろうとしている。中国政府は昨年、効率の悪い製錬所の電気料金を引き上げることで最大300万トンの生産能力縮小を見込んでいると発表した。電気料金はアルミ生産コストの半分近くを占める。ただ、中国政府はこれまでにも同様の目標を掲げたことがあるが、地方政府が地元の雇用を守るために製錬所の操業継続を強く望んだため、実現しなかった。

 野村のアナリスト、カート・ウッドワース氏は、中国が減産しても向こう3年間は引き続き中国の生産過剰分が、アルコアなど中国以外のメーカーによるわずかな減産分を上回るとみている。

 アルコアを含むアルミメーカーは、14年には需給が均衡するか供給量が不足すると予測しているが、ゴールドマン・サックスは、世界のアルミ市場では供給過剰の状態が続くとみている。ただ余剰分は54万6000トンから19万8000トンに縮小すると予想している。

 2人の著名なアルミ業界アナリストは先週発表したメモで、依然としてアルコアには懐疑的だとし、同社株は過大評価されていると主張した。

 懐疑的な理由の1つは、アルコアが最近サウジアラビアに新設した大規模な製錬所にも力を入れていることだ。同社が25%出資しているこの製錬所の今年の生産量は55万トンと、昨年の19万トンから増加する予定だ。アルコア関係者は、この製錬所は世界で最も低コストの施設の1つで、会社全体のコスト低減に寄与すると強調している。

 さらに、工場閉鎖や人員削減に関連するコストがアルコアのバランスシートを圧迫する見通しだ。オーストラリアでは製錬所1カ所と圧延工場2カ所の閉鎖で最大2億7000万ドル(1株当たり0.25ドル)のコストが発生するとし、このうち約60%を1-3月期に計上すると明らかにした。

 調査会社アーガスリサーチのウィリアム・セレスキー氏は、少なくとも需要は「安定している。衰えてはいない」と述べた。今年の世界需要は7%増加する見通しだ。


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