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製紙産業スレッド
767
:
荷主研究者
:2016/08/28(日) 16:11:04
http://toyokeizai.net/articles/-/114559
2016年04月20日 東洋経済
また震災被害の日本製紙、今度は早期再開へ
八代工場の復旧を急いだ理由とは?
大滝 俊一:東洋経済 記者
東日本大震災では主力工場の一つ、石巻工場(宮城)が津波で壊滅状態となり、製紙業界で最悪の震災被害を受けた業界2位の日本製紙。今回の熊本地震でも、熊本県八代市にある八代工場が被災している。
地震の影響により、紙を造る巨大設備である抄紙機(しょうしき)の全機稼働停止を余儀なくされた。4月15日中には4台ある抄紙機がいずれも再稼働に至ったが、16日未明の“本震”で再び全機が停止する。余震や悪天候が続く中で手こずったものの、19日には新聞用紙向け抄紙機を皮切りに再度の稼働へのメドをつけた。数日内に、4台すべての再稼働にこぎ着ける公算だ。
最初の抄紙機が再稼働するまで半年かかった石巻工場に比べ、八代工場の再稼働は数日単位。日本製紙は「同じ震災でも性質が違う。石巻は津波で動力部分が全滅し、がれきも流れ込んだ。石巻でも地震後は抄紙機を止めたが、津波がなければスムーズに再稼働できたはず」と説明する。
■新聞用紙では九州唯一
日本製紙にとって、石巻工場と八代工場には復旧を急がねばならない共通点があった。
石巻工場は、印刷・情報用紙の生産量では、北越紀州製紙の新潟工場(新潟)や大王製紙の三島工場(愛媛)に次ぎ、国内有数の規模。中でも単行本、文庫本、コミック本向けなどの「出版用紙」は大きなシェアを誇る。
東日本大震災では、石巻工場同様に出版用紙でのシェアが大きかった三菱製紙の八戸工場(青森)も稼働停止となったため、『週刊少年ジャンプ』が発行延期に追い込まれるなど、出版業界に大きな影響を与えた。
一方、八代工場は印刷・情報用紙の生産量では日本製紙内で四番手にすぎず、同じ九州域内でも王子製紙(王子ホールディングス傘下)の日南工場(宮崎)や中越パルプ工業の川内工場(鹿児島)と、規模は大して変わらない。
被災した八代工場の全景
しかし、新聞用紙の生産拠点としては、八代工場は九州で業界唯一の存在だ。地元の新聞業界への供給責任を果たすためにも、まずは新聞用紙向けの抄紙機を立ち上げることは不可欠だった。
今回の熊本地震の業績に対する影響について、日本製紙は「現時点で不明」と発表。八代工場は建屋に若干の損傷を受けたものの、「窓が外れるなど、抄紙機の再稼働には影響しない程度のもの」(同社)という。
■業績への影響は限定的か?
抄紙機は通常、一度止めると再開までに時間がかかり、生産効率も落ちるため24時間動かしている。それを今回、一時的に止めたことによる生産ロスなどが発生した可能性はある。ただ、直接的な損失は、東日本大震災時の820億円(2011年3月期〜2012年3月期に計上した震災損失特損の合計額)に比べれば、極めて限定的な金額にとどまりそうだ。
八代工場の再稼働のメドはついたものの、今後大きな余震があれば再度の稼働停止となる可能性もある。万一、稼働停止が長引いた場合は、北海道の釧路工場がバックアップ体制を取って、新聞用紙の供給責任を果たすことになりそうだ。
また、生産再開にこぎ着けても、製品を顧客にスムーズに届けられない事態もありうる。九州域内での物流はトラックが主流だが、高速道路も一般道も寸断される中、物資の輸送は生活必需品が優先されており、「物流の手配には苦労している。消費地の倉庫にある在庫も使いつつ、運べるものは運んでいく」(同社)という。
八代工場の生産活動が正常化するには、今しばらくの時間が必要といえそうだ。
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