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製紙産業スレッド
1
:
荷主研究者
:2003/12/03(水) 00:45
業界の再編が進み、世界市場への進出と世界の上位を伺う日本の製紙産業。国内2強の王子製紙と日本ユニパックホールディングを筆頭に個性的な製紙メーカーも多い。また原料から製品まで鉄道貨物輸送との関連も深く興味深い産業である。
日本製紙連合会
http://www.jpa.gr.jp/
印刷関連リンク集(製紙メーカー、商社、インクメーカー等ある)
http://www.idek.jp/print/link.asp
619
:
とはずがたり
:2014/08/10(日) 09:11:50
世界の古くて新しい資源、森林の利用に異変中国で紙の使用が急伸、その他の国で横ばいが続く理由
藤原 秀樹
2014.04.21(月)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/40424
世界の森林資源を最も多彩な姿で提供してきたのが紙パルプ産業である。先進国の紙パルプ産業も構造的な変化を経て、将来を模索している。その1つがエネルギーへの応用である(参考:バイオ燃料で世界から取り残され始めた日本)。そして、新素材として有望視されているのがナノクリスタリンセルロースである。
特に後者は、日本、スウェーデン、フィンランド、米国、カナダなど、紙パルプ先進諸国で開発競争が行われている。
その背景として、先進国での紙の使用量の減少がある。なぜ、先進諸国で紙の使用量が減ったのであろうか。まず、ITの発達が考えられる。しかし、それだけではなさそうである。一方で、中国をはじめとするアジア諸国での急激な紙の生産増も特記に値する。
それらの現象を総括的に把握して、今後の動向を見ることは重要である。なぜなら、森林資源の有効活用につなげることが可能になるかもしれないからである。
中国が紙の生産で世界一に
さて、世界の「紙・板紙」の年間総生産量は2012年で約4億トンである。紙・板紙とは新聞用紙、印刷筆記用紙、板紙他の合計のことで、統計で使われる用語である。紙の回収のとき、新聞、雑誌、ダンボールを分別するが、それぞれ新聞用紙、印刷(筆記)用紙、板紙*に相当する。
*板紙:主に紙器や包装に使用される厚手の紙
21世紀初め、2001年の紙・板紙の総生産量は3億2000万トンであったから、2012年までの間に約8000万トン増加した(図1)。2008年、2009年はリーマン・ショックによる落ち込みである。伸びが2007年頃から伸びが緩やかになったように見えるが、減少した国も含む世界の合計であるからだ。
図1
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/paper/img_f45cb9a04c357d1e9b2fc37083d0167060486.jpg
図2のように中国とそれ以外の国とに分けて見ると、興味深いことにその他の国の合計は約3億トンで10年以上変わらない。
図2
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/paper/img_cffc5027fdb047dd02ae70c5bdb0f16a75705.jpg
一方、中国は約3000万トンから約1億トンに7000万トン増加した。日本は、現在、世界第3位で、年間生産量は2640万トン。つまりこの間に中国では日本の年間生産量の2倍以上増加したことになる。
図3に示したように、2000年には中国の生産量は3050万トンで第3位、日本は3180万トンで第2位、そして米国が8620万トンで第1位であった。それが、2012年には中国の生産量は1億250万トンで第1位になった。
図3
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/paper/img_ee8941b3e14ba370d0825035a9a6ddf584926.jpg
620
:
とはずがたり
:2014/08/10(日) 09:12:18
>>619-620
日米ともに生産量は落ち、それぞれ2640万トン、7550万トンとなった。図でお分かりのように、中国のみがその生産量を急激に伸ばしているように見える。「見える」としたのは、生産量はまだ少ないものの、比率では大きく伸びているベトナムのような国もあるからだ。
図4
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/paper/img_5ca4c850d0a0362fcd830e2d177b7e1594727.jpg
2012年と2000年の生産量の差を国別に表すと、図4のようになる。すなわち、中国の伸びが極めて大きく、それ以外の国の伸びは、生産量が減少した米国、カナダ、日本、フィンランドにより相殺されたのだ。
インドからポルトガルまでの増加分の総量が約2700万トン、一方、米国からフィンランドまでの減少分の総量が約2900万トンである。いずれにせよ、中国以外では、この10年余りで日本1国分の生産量が増えたり、減ったりしたわけである。
増える板紙の生産量
それでは、いったい何が増えたのであろうか。それは図5のように一目瞭然、「板紙他(以後、板紙とする)」である。
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/paper/img_6adc8c13dfae8c92f98ce4ef912f3a9953423.png
2000年には印刷・筆記用紙と新聞用紙の合計と板紙の比率が、1:1.35であった。それが2012には、1:1.91になった。すなわち、世界全体を見れば、あたかも板紙だけが増加し、印刷・筆記用紙はほぼ一定、新聞用紙は漸減しているように見える。
もちろん、印刷・筆記用紙、新聞用紙ともに増加している国はある。減少量と増加量の合計がほぼ同じだったに過ぎないことは前に述べたとおりである。
世界経済が発展していけば、紙・板紙の使用量は増える。以前(20年前)までの、ITが今ほど発達せず、また、先進国だけの経済を論じていればよかった時代には、紙と板紙の生産比率はほぼ1:1だったのだ。
それが経済の発展とともに板紙は伸びていくが、紙の使用量は一定のように見える。しかし、既にお分かりだと思うが、先進諸国、発展途上国、そして中国と分けて論じる必要がある。
先進諸国で紙・板紙の生産はどうなっているのか。発展途上国ではどうか。そして、中国でなぜ急激に伸びたのか、そしてその中身は・・・。
それを、これから解きほぐしていきたい。
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