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製紙産業スレッド

105とはずがたり(1/2):2006/04/07(金) 19:00:36
国際紙パルプ商事、服部紙商事/10月に合併、業界第2位へ
http://www.st-times.co.jp/news1_log.htm#060302-2

 紙流通業界第3位の国際紙パルプ商事(KPP)と同9位の服部紙商事が10月1日付で合併する。両社は2月20日早朝にそれぞれ臨時取締役会を開催して合併の承認を決議、引き続き10時より両社の社長が立ち会って合併覚書に調印した。「対等の精神で合併する」(覚書)としているが、合併比率は1.1(KPP)対1(服部)だが、存続会社はKPPとなり、服部は解散する。また新会社の社名もKPPのままなので、合併比率はともかく規模の面からすると実質的には吸収合併の色彩が強い。
  合併覚書では、このほか新会社について
○会長は河野賢二(服部紙商事社長)、社長は鈴木光(国際紙パルプ商事社長)とする、
○本店所在地はKPPの本店所在地とする、
○従業員の処遇については勤続年数通算のうえ引き継ぐ、
○合併業務の遂行と速やかな目的達成のため合併委員会を設置する――などが謳われている。
  存続会社のKPPは今日に至る流通再編の口火を切る形で、99年に大永紙通商と日亜が合併して発足したが、昨年10月に新生紙パルプ商事が誕生したことで業界第2位の座を譲り渡していた。一方、服部は万治2(1659)年の創業以来、純血を保ってきた老舗中の老舗で、3年後には創業350年を迎えることになっていた。
  04年度の実績をベースに、単純合算で合併後の業績を見るとKPPの海外部門子会社(DPIC)を加えた売上高は3,675億円に拡大する。同じく、旧大倉三幸と旧岡本の業績を単純合算した新生紙パルプ商事(SPP)の04年度業績は3,507億円なので、新会社はわずかながらSPPを抜いて、再び業界第2位の座に返り咲くことになる。
  ちなみに、業界トップの日本紙パルプ商事(JP)は04年度の個別売上高が4,124億円なので、代理店上位3社の合計売上高は1兆1,300億円超に達する。またJPを100とした場合の売上高は新KPPが89、SPPが85である。代理店業界の再編はまだ途上とも言われるが、実質的には3強の体制が出来上がりつつある。
  ただしトップのJPと2〜3位の間には収益性という点で、なお大きな隔たりがある。すなわち先ほどと同様、JPの04年度個別経常利益(43億7,400万円)を100とすると、新KPPは49(21億6,200万円)、SPPは54(23億4,100万円)でしかない。つまり現状から判断する限り、規模はともかく収益性の点では3強とは言い難い。
  この格差が、今までトップと差がありすぎたことによる仕入・販売面でのハンデから来るものだとすれば、規模の拮抗に伴って徐々に解消されていくだろう。この辺りはメーカーの代理店政策によっても大きく変わってくるはずだ。


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