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高速道路・地域高規格道路・自動車専用国道
782
:
荷主研究者
:2008/03/30(日) 23:37:59
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/02/20080204t71016.htm
2008年02月03日日曜日 河北新報
利用低迷、冷める沿線 道路整備3地点ルポ・福島
2010年度の全線開通を目指し、工事が進む「あぶくま高原道路」=福島県玉川村
東北自動車道の矢吹インターチェンジ(IC)から東へ「あぶくま高原道路」が延びる。平日の昼、走行車両は上下線合わせても数台しか視野に入らない。
矢吹ICと磐越自動車道の小野ICを結ぶ全長36キロの高原道は1994年、福島空港のアクセス向上や地域間交流の拡大などを目的に、自動車専用道路として整備が始まった。総事業費1300億円余り。県の調査によると、既に開通した22.2キロの通行量は部分開通時の想定も大きく下回る。
「福島空港に降りた観光客の多くは高原道を利用せず、県道を通って会津方面を目指す。その方が近いからだ」。空港の地元玉川村の草野亀雄副村長が解説する。北関東からの空港利用も見込んだが、肝心の旅客数は減少が続く。
高原道は、県汚職事件で収賄罪に問われた佐藤栄佐久前知事が力を入れた首都機能の誘致をにらんだインフラ整備の側面もあった。首都機能移転の論議は停滞し、前知事も失脚。一連の捜査では、高原道の受注をめぐる県内業者同士の談合も判明し、近年は逆風ばかりが目立つ。
沿線に住む自営業男性(64)は「県南最後の大型事業で食いつないだ建設業者は多いが、住民は通勤などで使える一部の人を除けば冷めているよ」と明かす。
1月25日、最後の工区となる飯野三春石川IC(仮称)―下蓬田パーキングエリア(同)間が着工した。10年度の全線開通に向け事業は終盤だ。
県土木部の高木明義総括参事は「地域振興や交流人口の拡大に資する役割は変わらない」と意義を強調。「全線がつながってこそ本当の効果が出る」と最後まで優先的に整備を続ける方針だ。
07年度の県の関係事業費は国補助分を含め約50億円。道路特定財源などを充てる道路予算の約1割を占めるが、県議会内は「途中で止める方が無駄な道路と言われてしまう」(自民党県議)と工事継続を容認する空気が大勢だ。
県と沿線町村は全通後をにらみ、温泉地への誘客など活用策の検討を始めたが、関係者の多くは効果に確信を持てずにいる。
高原道沿線の石川町は暫定税率が廃止されると、土木費の6割近い1億円超の減収が見込まれる。役場も町民も影響を心配するのは、高原道よりも山間部の町道の方だ。(白河支局・野村哲郎、福島総局・佐藤崇)
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