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高速道路・地域高規格道路・自動車専用国道

4868荷主研究者:2021/12/28(火) 00:00:29

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/619233?rct=n_hokkaido
2021年12/05 10:01 北海道新聞
高速道延伸で鉄路は縮小 道北のJR存廃に影響も

http://tohazugatali.web.fc2.com/road/20211205hokkaido03.JPG

 4日で開通から50年となった道内高速道路の総延長は、1971年の建設当初の47キロから、2021年には1180キロ(高規格幹線道路を含む)になった。自動車の普及などを背景に延びてきた高速道に対し、鉄道は同期間で3961キロから4割減の2372キロに縮小。高速道の延伸計画がある道北では、JR北海道が単独で維持困難とする路線と重なる地域もあり、今後の鉄路の存廃に影響する可能性がある。専門家は、北海道の交通体系全体の中で、高速道路と鉄路の位置付けを再検討すべきだと指摘する。

 道内の鉄道は石炭輸送などを目的に、小樽―札幌間が1880年(明治13年)に初めて開業。しかし、エネルギーの主流が石油に代わると、鉄路による石炭輸送の重要性は低下した。1987年には旧国鉄が分割民営化されJR北海道が発足。JRは2016年、単独で維持困難とする路線を発表し、21年4月には日高線鵡川―様似間が廃止になるなど路線縮小は続いている。

 一方、道内の高速道は71年の開通から19年後の90年に札幌と旭川、40年後の2011年に札幌と帯広が直結。今後も24年度に阿寒IC―釧路西IC(17キロ)、25年度に仮称・音威子府IC―同・中川IC(19キロ)などが開通する予定だ。JRが維持困難とする路線の一つ、宗谷線名寄―稚内の沿線でも、高速道の開通が予定されている。

 道内の交通政策に詳しい北大理事・副学長の吉見宏氏は「道路の延長に伴い鉄道需要が減ると、鉄路の維持はますます難しくなる」と予想。一方で近年増加する豪雨災害で、主要都市を結ぶ複数の交通網を確保する重要性は高まっている。吉見氏は「道路と鉄道を二者択一で選ぶのではなく、どちらも活用できる仕組みを模索することも必要だ」と指摘し、戦略的な交通体系再編を提言する。(三坂郁夫)


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